そこあには、HOTCAST WAVEの制作でお送りいたします。
ディープじゃなく、そこそこアニメを語るラジオ、そこあにー。 そこあにー。
今月の予定が狂っちゃいましたね。 そうですね。映画が一本延期になりましたからね。
一応、この後の予定を言っていきましょうか。
はい。来週24日は2021年冬アニメ新番組青田街特集です。 そしてその翌週31日が映画インタマザーファイナルを特集します。
はい。この31日は別の映画でしたね。本来ならね。 そうですね。
まあまあまあ、こういう時勢ですからね。仕方ないですね。 そうですね。仕方がないかなという感じですけれども。
そのおかげでやれるようになったインタマザーファイナルということで、 この作品らしいっていう入り方かなと私は思ってるんですけれども。
前もほら、インタマの映画特集やってますから、 テレビシリーズ実は私まともに見てないんですけれども、
多分楽しめるに違いないと思って特集することにしました。 ファイナルだしね。
そうですね。見ておかないと。 そうそう。映画シリーズの2本は見てるんですよ。
テレビシリーズはパラパラ見てました。 っていうぐらいの初心者ですけれども、
多分楽しめるに違いないと思って参加します。
青田街は通常よりも早い。 あ、そっか。そうですかね。
本来なら31日。 なんでこのスケジュールになってるかって、
ぶっちゃけ新エヴァンゲリオンが31日にやりたいということで、 前に振り上がってるんですよ、この青田街が。
はいはい。そうでしたね。 そう。本来なら31日が青田街だった。
でもまあ、もうこれでいこうかっていうことでスケジューリング組んでたので、
まあみんなね、休みの問題とかその辺もね、あると思うので、
もうじゃあいいよ。24日にそのまま青田街をやろうということで、
まあそのままいいじゃん。みんな早く。分かりやすいし。
青田街という言葉にはふさわしいでしょうし。 そうですよね。
5話とかまでになっちゃったらそれは青田街じゃないしね。
まあ5話までならないでしょうけど。
まあ例年より一周早いので。 そうそう。2話ぐらい。
2、3話ぐらいな感じでね。
これがおすすめですよって言えるっていうのは、まあ本来の青田街ですから。
みなさん準備をしておいてください。
はい。ということで、いきましょう。
今日の特集は。
僕、細田守監督の狼子供の雨と雪という作品で受監督やってたんで、
映画がどういうふうな感じなのか、作り方としてね、どういうものなのかっていうのは、
ある程度イメージはできてたんですけど、
メロからやっぱり立ち上げのところはずっと立ち上がってなくて、
何から始めたらよいのか、ずっと苦労しましたね。
企画の段階、このタイトルにジョゼット・ドラゴン作品を選ぶところからスタートしたぐらいだったので、
制作代謝で実際に絵を描く作業に入るまでの間というか、
そこまでってちょっとよくわからなかったんですよ。
だから本当に暗中模索だったというか。
作品によってはやっぱりプロデューサーさんが小説とか原作漫画を持ってきてというタイプもありますけれど、
今回結構田村監督がいろいろな作品の中から選んだというふうに言われていますよね。
他の媒体でも説明してはいるんですけど、
最初にまず文芸作品を株価さんの方で文芸映画にしようという流れがあって、
最近やってなかったんでそろそろやりたいねっていう話があって、
じゃあちょっと僕興味ありますんで一口乗らせてくださいという形でお話しさせていただいて、
じゃあどの作品にしようかというふうに探してた時に、
このジュゼット・トラと魚たちに出会ったという感じなんですね。
だから本当に純粋に原作小説を読んでいて、
これちょっといいかもなと思ってみんなで話をしたところ、
これをじゃあ映像化しようかという話になったの。
すでに先行して実写作品があったっていうのが、
僕はあまり詳しくなくてですね、不勉強なもので。
方向性どうするっていう話がちょっと当然出てきたんですけど、
僕は見ていなかったんで、じゃあこのまま見ないまま作りましょうと。
脚本に担当された桑村さやかさんは、
この実写の作品の間でいらっしゃったんですけど、
僕自身はちょっと見てないまま作り始めたという感じですね。
だから結果的に方向性が全然ちょっと異なるものになったっていうのは、
ちょっと面白いものになったかなと思っております。
車椅子の女の子、キービジュアルのところでわかっていらっしゃると思うんですけど、
ただやっぱり原作小説が出版されたのは85年、1985年で、
それこそ車椅子の人に対する社会の見え方とかも変わっているところだったと思うんですね。
それを2020年の今の現代に公開するにあたって、
主人公のジョゼという女の子、そしてツネオですよね。
この2人の主人公キャラクターをどんなふうに理解、再確認というか、
どのように構築していったのかっていうところを教えていただけますか。
そもそもですね、1985年に出版されたと思うんですけど、
執筆された小説は1984年だと思うんですね。
多分ダッシュに掲載されたのはどのぐらいだったと思うんですけど、
ちょっとですね、後から調べた範囲での話なんですけど、
多分当時としてもですね、少しジョゼと虎と魚たちの世界観は、
84年当時よりも少し昔のイメージの作品なんですよ。
だから84年でイメージしている感じよりもさらに古いから、
そうなるともう40年以上前のイメージぐらいになっちゃうんですね。
主人公がまず、スネ夫もジョゼも2人とも20代前半っていうところがあるじゃないですか。
その2人の話っていうことを考えると、
まずは同じ20代前半の人たちに見てもらいたいよなっていうのが大前提としてあったんですね。
同世代にまず共感してもらわないと、
話としてはちょっと弱いかなと思いまして、
20代前半の話って、
アニメ映画作品ではあまりないといえばないなと思ったんですよ。
確かに結構10代後半、高校生とか大学生頭とかは題材にされやすいですけど、
ちょっと大人ですよね。
みんな制服売ってたりするじゃないですか。
そういうのじゃなくて、大学生とか新社会人のイメージですかね。
この辺の世代の人たちにまず見てもらいたいというのがあって、
それがちょっと面白いなって思ったのは、
本当にもう大学生、新社会人って社会と向き合わなきゃいけない。
今後将来どうするっていうのがぼんやりしてはいけない世代じゃないですか。
本当にまず社会への第一歩を踏んでこなきゃいけない世代だなと思って、
そこに寄せ寄せのある作品っていうのがあってもいいよなと思ったんですよね。
ちょうど原作を読んだときに、
女性が家から基本的にあまり出ない生活をしているっていうのもあったので、
社会に対する巣立ちの時期であるっていうのと、
それから女性が外に出るっていうこと、
それが僕の中ではイコールとして結びつけられそうだなと思って、
いろんな方に共感してもらえる構造になりそうだなと思って、
この作品を選んだ感じだったね。
そうなってくると、40年ぐらい前のイメージの作品をそのまま映像化すると、
どうしても昔はこうだったよねって話にしかならないと思って、
そうすると今の自分たちに重なってみるのは難しいかもなと思って、
だから40年ぐらい前のイメージではなく、
もうスマホもあるような現代、2010年のイメージで描いて、
今の自分たちの話なんだっていうふうに受け取ってもらえると嬉しいなっていうところが大きかったですね。
クレープ食べたりとか、若者アイテムもすごく可愛らしいのに、
結構ジョゼの家が昭和じゃないですか。
そうなんですよね。
そこもすごくビジュアル的に面白いなと思って。
そんな中で色彩のすごく美しかったし、3Dシリーズとかもすごく細かい部分で使われているなっていうのを、
様々な見どころが画面的にもあったなというふうに思うんですけども、
絵作りの面で特に意識されていたことっていうのはどうなことがありますか?
見やすさみたいなのはすごく気にしてやってたかなと思いますね。
あまりカタックルしい作品に見えたくなかったので、
ある程度カッコいいとか可愛いとか、そういうファーストインプレッションは大事にしつつ、
それでいて苦毒ないっていうバランスをちょっと模索してキャラクター開発とかをしていった感じですね。
背景に関しては背景込みで考えてたんですけど、
映像を見てる間はなんとなくリアルな雰囲気が漂ってるんだけど、
映像を例えば一時停止したりとか、
止めてみた時に、よく見るとこれはやっぱり絵だなってわかる、
そこら辺のバランスというか、過剰にリアルすぎない、
あくまで絵だなっていう風な雰囲気を残すバランスのリアリティみたいなのをちょっと模索しましたね。
それすごくなるほどなと思いました。
この作品結構絵本とか、ジョゼが絵を描くことがかなり大事なキーポイントだったりするじゃないですか。
なんかそこがすごく手触り感があって、
最近のアニメってどんどん綺麗になっていって、
CGとかもどうやって二次元に馴染ませていくかっていうところで模索される作品も多いのかなと思うんですけれど、
本当にジョゼってアニメだったなっていう感覚があって、
ただあれですよね、車椅子とかすごく細かいですよね。
あれ3Dで組んでますよね、たぶんあれ。
本当プロップの部分も見どころ満載で目が追いつかなかったですね。
しっかりディティールを入れないと説得力はないよなと思っていて、
車椅子はやっぱり非常に難しいんですよね、描くのが。
今まで車椅子のキャラクターが出てくる作品っていうのはいっぱいあったと思うんですけど、
主役に据える作品っていうのはやっぱり数えるぐらいしかなくて、
それというのもいっぱい出てこられると、描くのが大変っていうのがあったと思うんですよ。
本当に車椅子って描いてみると分かるんですけど、ものすごく大変で、
だから車椅子作品、別に皆さん、アニメ界隈の人たちがやりたくないとかいう、
あれではモチーフとしてやりたくないとかいうことを思ったことは全然なくて、
絵を描くにあたってすごく描きづらいっていう。
ディティールがいっぱいあるっていうだけじゃないんですよね。
車椅子って要するに車輪で動くから、動きとしてはレールの移動になるんですよね。
軌道に沿ったまっすぐの動きをするのが車椅子なんですよ。
ところがそれに乗っかるキャラクターはまっすぐの動きをしないわけですよ。
人間だったらそうですよね。
そう、キャラクターは自由に動くわけですよ。
それがいっぺんに動かなきゃいけないわけですよ。
移動するときは自由に動く人間のキャラクターと、
軌道に沿った動きをする車椅子っていう2つを同時に動かさなきゃいけないので、
これが本当に難しくて。
そうやって聞くとすごく難しそうってことがようやく分かりました。
組み合わせるのが非常に難しくて、
実際3Dで作っているところはたくさんあるんですけど、
実は手書きで車椅子を描かざるを得なかったところもいっぱいあるんですよ。
何が難しいっていうのは、CGAと手書きを両方組み合わせるのが難しいんです。
なるほど、シーンごとに分かれていれば編集的にも融合しやすいけれど、
確かに素材と素材を組み合わすってなるとすごく難しそう。
そうなんですよね。だから結局部分的にですけども、
キャラクターごと3Dにし合ったカットもありますね。
本当にちっちゃいサイズとかですけど、
よく見ると実はキャラクターもCGだっていう風にしてあったりとか、
また逆にCGで作ってそうでいて、
それはあたりにしか使っていなくて、
結局全部手で車椅子を描いてしまったっていうか、
そういうこともありますね。
本当、車椅子描写もそうですし、
車椅子が割とすごく難しい描写なんだよってことを押し出したりすると、
本当に当たり前にその社会に溶け込んでいるっていうところも
すごく現代だなっていうふうに思ったりします。
そうですね。そこはすごく気遣いましたかね。
車椅子であるから特別だっていうふうにはしたくなかったので。
それはすごくキービジュアルからも感じたんですよ。
女性がすごく笑顔じゃないですか。
車椅子に乗っていることに何も後ろめったさみたいなものは感じてないよっていうのが出ているところだなと思って。
明るくてすごく素敵なポスターだったと思ったんですけど、
このシーンって厳密には作品内にないのかなって思って、
このシーンっていうのはなくて、
でもきっとこんな場面もあったんだろうな的なカットかなと思って。
そうですね。
このビジュアルっていうのはどんな思いを込めてこういうポスターカットにしたんですか。
これはデザイナーさんと一緒にどんな構図がいいかっていうのをいろいろ試したんですよ。
その中で車椅子なので、
ツネオが女性を押している構図っていうのもちょっと考えてみたりもしたんですね。
個人的には朝ドラの夏空にご出演されていたお二人だったりもしたり、
あと木原かやさんは台風のノルダというスタジオコロリドの短編アニメですよね。
結構前になるんですけれども、そこで主演されられていたりもしたので、
アニメの声優ご経験もあったりしていたので、
結構合うんじゃないかなとは思っていたんですけれど、
本当にこのジョゼのキャラクターにドハマりなんでしょうね。
すごく良かったですね。
すごくジョゼでしたね、本当にね。
ここまでって感じ。
不執着な感じとか。
いや、今後もやって欲しいよね。
アニメの吹き替えねって思うぐらいに合う方でしたよね。
朝ドラというところでは木原さん2021年春からの朝ドラ主演の予定ですからね。
そこもちょっと今後見ていきたい俳優さんでもあるなというふうに思っています。
たかちゅうさんからのコメントです。
大阪が舞台の作品ってなぜ少ないのだろう。前から疑問でした。
日本全国つつ裏裏、今やいろんな地域がアニメ作品の舞台になるのに、
大阪を舞台にした作品となると片手で事足りるくらい。
なんか少なすぎない?
そんな不満を解消してくれる作品にやっと出会うことができました。
作中に出てくるのは今の大阪を代表する観光スポットの数々。
そして本作のもう一つの魅力が大阪弁。
多くの人が大阪弁と聞くとテレビなどで耳にする
あの癖の強い話し言葉を思い浮かべるでしょう。
しかしながら今回ジョゼ役の清原茅さん、
そして地図役の松寺千恵美さんの台詞には
きれいな話し言葉として大阪弁が持つ魅力が存分に詰まっていました。
特にラストシーンのジョゼの台詞は胸に響きました。
大阪弁ってこんなに艶っぽかったっけ?と不思議な感覚でしたね。
改めて地元の魅力を認識させてもらいました。
ありがとうございました。
不思議な舞台設定というか、最初大阪なのかわからなかった部分はありました?
そうですね。関西なのかな?でも、
赤島とか兵庫の辺りなのかな?海があるんだったらとか、
まあまあその辺りは結構ぼやかしながら物語序盤が進んでいくのが
非常に面白い構成だなっていうふうには思いました。
舞台設定もそうだし、キャラクターたちの年齢感とかも、
常は大学生かな?とかはもちろん分かるけど、
ジョゼに関しては仕掛けだったりもしたり?
そうですね。ジョゼは24歳ですからね。
そういうあんまりはっきりとさせないまま物語が進んでいくけど、
分かんないよっていうのは全然違和感とかストレスにはならないから、
面白い素敵良い運び方だなっていうふうに思いながら見てました。
なるほどね。私はおばあちゃん逆に思ってたかもしれないです、そう考えると。
いざそのおばあちゃんが亡くなった後って本当に女性一人で生きていけるのかっていうことを考えたら、
何かしら社会に携わるようなことをちょっとずつ外に出してあげるべきだったんじゃないのかなとも思ってたから、
おばあちゃんの過保護もわかるけどどうだったんだろうって思ってたんで、確かに悪い人から守ってたのかな。
なんかすごいあのおばあちゃんの描き方、私はむしろ木で全然、
まあ過保護に見せかけてっていうタイプだったよなっていうふうに解釈して、
ちゃんと後押しを何とかしてあげたいと思っていたんだろうし、
女性が出たくないのなら女性の思いを汲んでいるだけなのかなっていうふうに私は割と見えたかな。
これはね難しいとこだと思うんだよ。どっちでも取れるから。
しかもおばあちゃん亡くなるつもりはなかったと思うからね。
女性かってこと?
おばあちゃんは死ぬ気だったでしょうって言ったんだけど、もう自分の死期は見えてたんじゃないかな。
そうかな。あんなチャキチャキばあさん、自分がいつかは死ぬっていうのはわかってても、
それがもうすぐだっていうのを理解してたのかどうなのかは、これはわからないですよね。
今回コメントにいただいたみたいに、もしかしたら何かもうすでに本人が病気に気づいていて、
薬を飲んでたから寝てたのかどうなのか、パチンコだったんじゃないかとかいろいろわからないです、その辺はね。
本当にわかんないんですけど、描かれてない部分だからね、はっきり言えばね。だからわからないんだけれども、
もし病院だったとしたら、死期を悟っていたっていう可能性はありますよね。
だからそうなった時に、誰かに託せる人、頼れる人を探して、でも探していたわけではないじゃん、偶然じゃん。
そこはそうだと思います。
見る目があったんだろうし、ちゃんと外に出て行ってることわかってるけど、
もう本当にジョゼはやんちゃな女の子で、みたいなふうに思いながらもほっといてあげてるっていうのもすごく、
なんて素敵なんだって思ったりするし、本当にいろんな憶測ができるキャラクターに描かれていますよね。
こればっかりわかんないよね、本当にね。
本当はどうだったのか。
顔も結構怖いじゃないですか。
そのあたりもすごい絶妙だなと思って。
優しい顔したばあちゃんじゃない。
そのバランス感がすごい好きです。
つねしんさんからのコメントです。
ボンズがどんなものを作ったのか予備情報を入れずに見に行きました。
物語も絵もキャラクターも良かった。
バイト先の同僚2人もそれぞれを支えていて、じんわりと優しさが伝わっていました。
おばあちゃんはジョゼに反発してほしかったのかなと思っていましたが、
確認するように退場し、さらに物語が深まるなど見る時間があっという間でした。
ボンズも多くの仕事をしてますね。
はい、ありがとうございます。
そうなんですよね。
ボンズなんですよ、これは。
アクションが売りの。
いやいや、でもアクションすごかったじゃないですか。
最初の出会いのシーンは超センセーショナルだったのはボンズだからこそだと思いますよ。
それはね、確実にあれはアクションシーンだと思いながら私は見てました。
あと、家を壊すシーンとかね、川本さんがやられてるっていう話でしたし、
すごくいろんなところのこだわりにボンズらしさっていうのが実は出ているんだろうなっていうのは感じさせてくれますよね。
今後もね、ぜひこういうラブストーリーでもボンズらしさを出しながらきれいなものっていうのを作ってほしいなと。
これできるんだからね、仕事また増えちゃうよっていうふうに思いながら見てましたけれども。
これ原作読んだことあります?
いや、ないんですよ、私。
私もないです。
昔の作品っていうのは昔の作品なんで、私ももちろん読んだことなかったんですけれども、
あらすじだけ読んだんですが、これ違いますよね、全然。
インタビューの中でも語られてましたけれども、原作って結構暗い終わり方をするんですよね。
暗いというか、結構田村監督が別のインタビューではすごく試されている結末だなと思ったっていうふうな感想をおっしゃっていて、
これを幸せとというか、それはもう本当本人次第ですよね、人それぞれ解釈を委ねられているタイプの小説ですよね。
その幸福は幸せな幸福なのか、それとも死なのかっていう、そういう物語なんですよね、原作の方は。
だからいわゆるラブストーリーのハッピーエンドでは一切ないように感じる。
見方によってはハッピーエンドなのかもしれないけれど、みたいなそんな終わり方をする物語だし、
今回出てきたツネオのダイバーの設定とか、そういうのないですからね。市役所に就職が決まった大学生ですからね。
なんか全然設定が違くてびっくりしました。
だからあえてほぼキャラクターはそうだけど、オリジナルに近いストーリー展開をしているみたいですね、今回はね。
そういう意味で、やっぱりツネオは最初ジョゼを助けてあげるという目線だったところが、
もうその時効期に一気に、もうジョゼよりも下からの目線になるぐらい下がったと思うんですよ。
だからもう、すごく立場が変わっていく人であって、ただ彼の性格だとか年齢感であったりとか、
それが最終的に前向きなものへ進んでいくんだなっていうのは見ていて、感動的でしたよね。
そこがあったから、2人の愛がちゃんと前に進めたのかなっていう気がするんだよね。
一歩間違えば同情になりかねなかったわけじゃない、ツネオの愛が。
それが同情なのか、愛なのかっていうのが、あのぐらいの頃に本当に自分の中で理解できるのかっていうところがあると思うんだよ。
だって、ほっとけるかっていうところがあるじゃない?
あんな風におばあちゃんが亡くなったジョゼ、一人ぼっちになったジョゼを、あそこまで関係を持っちゃったツネオがほっとけるのかっていう部分が、めっちゃつらいところだと思うんだよ、ツネオの中では。
ツネオの中でもそうですし、さっきの自分の話にするなら、ジョゼの目線も絶妙に合わない、
ツネオとずっと合わないものが本当に最後に、これはすごく奇跡的なことだと思うんですよ。
どうしてもツネオが愛だと思っても、ジョゼ側が愛だと受け入れられなかったら、そこはもうずれっぱなしじゃないですか。
そう、同情だって思っているんだっていう風に思えばね、そう。
愛と思いたいけど、それはでも同情まじりの愛じゃないかっていう風に思いかねないわけですからね。
でもそれじゃあ、あの二人はうまくはいかないわけじゃない。
で、そこが結果的にあの事故をもとにして、二人の愛がちゃんと結ばれていくようになるっていうさ。
もちろんそれは、各自がちゃんと自立しながら、そしてその後結ばれていく物語になっていくに違いないという見せる、見せ方。
そうですね。
そこが良かったんですよね。だから彼はジョゼの横にずっといたわけじゃないわけだからね。
自分の夢には向かって行ったわけじゃない。
良かったですよ、ちゃんとメキシコに行ってくれて。
そう。あれがジョゼのためにずっとこっちにいるってなったら、そこはなんかやっぱ違うと思うんだよね。
行くよってすごい好きでした。メキシコにも行くし、ジョゼのことも好きだっていうのが。
で、それがやっぱりジョゼを後押ししたと思うんだよ。その社会に出て行くっていう部分に対して。
釣り合わなきゃいけないわけだから。