【10月2日】イスラエル行き旅客機、操縦士が同僚刺し墜落図る-乗客ら突入し阻止
2026-10-02 05:37

【10月2日】イスラエル行き旅客機、操縦士が同僚刺し墜落図る-乗客ら突入し阻止

\【このPodcastについて】 News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演: 野上英文(Bloomberg Managing Editor, Japan Digital Lead) https://twitter.com/Hi_noga3

▼出演番組 Big Take Asia:ユニクロ・柳井正氏に直撃、アメリカ内陸部制覇の執念(Podcast) https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-04-09/TD7WYFKIUPT000

▼支援プログラム「Chronicleサポーター」については、こちらをご参照ください。 https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース:(いずれもブルームバーグ)イスラエル行き旅客機、操縦士が同僚刺し墜落図る-乗客ら突入し阻止 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-30/TM6JUGKIUPS900#gsc.tab=0

流血の操縦室、響く悲鳴-急降下するフライドバイ機救った一瞬の決断 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-30/TM6Z58KK3NY800?srnd=jp-homepage#gsc.tab=0

パイロットが意図的に墜落させた旅客機、過去の事例を振り返る https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-10-01/TM6TRYT96OSL00#gsc.tab=0

Passengers Avert Crash on Flight From Dubai to Tel Avivhttps://www.bloomberg.com/news/newsletters/2026-09-30/passengers-avert-crash-on-flight-from-dubai-to-tel-aviv

Passengers Avert Crash by Subduing Pilot Who Stabbed Captainhttps://www.bloomberg.com/news/articles/2026-09-30/dubai-tel-aviv-flight-lands-in-saudi-arabia-after-on-board-issue

Did an Act of Bravery Foil an Act of Terrorism?https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2026-10-01/did-an-act-of-bravery-on-flydubai-plane-foil-an-act-of-terrorism?srnd=phx-economics-v2

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サマリー

フライドバイ1073便で、飛行中に副操縦士が機長を襲い、機体が急降下する事件が起きました。重傷を負った機長がコックピットのロックを解除し、乗客のヤニブ・ハユンさんらが操縦室に突入して機体を立て直しました。非番のパイロットも操縦を引き継ぎ、機体はサウジアラビアのタブーク空港に緊急着陸しました。事件の動機は不明ですが、操縦士による意図的な墜落リスクと、強固なコックピットドアが持つ安全上の逆説が語られています。

フライドバイ機で起きた急降下事件
おはようございます。2026年10月2日金曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティを務みます、ブルンバーグマネージングエディターの野上裕美です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の下から散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
ロンドンに初めて行って一番驚いたというか感心したのは、入国出国の手続きの簡単さでした。
もちろん、ブレグジットの後のEU在住者にとっては、パスポートありになったことは面倒だと思います。
ただ、日本からだと事前の電子登録で、ものの数十秒で出入国をパスできました。
それに控えて日本の羽田空港の入国は、QRコードの便利か便利じゃないかわからないどうせ。
事前登録はいいんですが、加えてABCDという割り振りがあって、それを一定距離頭で覚えておかないといけないという謎の運用をしています。
さて、今日は飛行機の話題、中東の空であわや第三次の航空パニックが発生しました。
飛行中のコクピットでパイロットが同僚を刺し、旅客機が急降下する。
第三次寸前のところで乗客たちが操縦室に突入し、174人の命を救い出した。
そんなドラマや映画のような悲劇がありました。
事件が起きたのは現地時間の9月30日朝、UAEのドバイからイスラエルのテルアビブへ向かっていたフライドバイ1073便です。
機体は最新鋭のボーイング737マックス。乗客の大半がイスラエル人で、機内は穏やかな空気に包まれていたといいます。
目的地に到着まで残り1時間ほどとなったサウジアラビアでの上空。
コクピット内でパイロットの一人が機内配備の非常用の斧を使って、もう一人のパイロットに突如襲いかかります。
機体は機首を真下に下げ、わずか30秒足らずで14,000フィート、およそ4,300メートル以上も真っ逆さまに急降下しました。
機長と乗客が機体を救った経緯
そのスピードは音速に迫る勢いで、過大な負荷によって垂直尾翼のラダーが吹き飛んだほどでした。
絶対絶命の危機を救ったのは、
首などを刺されて重傷を負ったインド人の機長ですが、薄れゆく意識の中で必死に抵抗し、内側からロックされていたコクピットの電子ドアの鍵を解除しました。
客席に悲鳴が響く中、真っ先に操縦室に飛び込んだのが乗客のヤニブ・ハユンさんでした。
ハユンさんは暴れる襲撃車を引き剥がして外へと引きずり出すと、自ら操縦官を力いっぱい手前に引き戻し、機体を水平に戻し始めました。
ハユンさんは後に、私は航空事故のドキュメンタリー番組を見ていると振り返っています。
さらに客席に乗り合わせていた別の非番のパイロットが操縦を引き継ぎ、機体はサウジェラビア北西部のタブーク空港へ奇跡の緊急着陸を果たしました。
イスラエルのネタニアフ市長は、自ら空港の駐機場へ出向いて静観した人々を出迎え、彼らは大惨事を防いだと乗客たちの勇気ある行動を称賛しました。
数週間後に総選挙を控え、治安強化を掲げて再選を目指すネタニアフ市にとっては、過去の警備批判を押し流し、無党派層の支持を引き寄せる絶好の機会にもなっています。
操縦士による意図的墜落のリスク
一方、謎も多い今回の事件。拘束されたパイロットの身元や動機について当局は公表せず、テロ組織の関与なのか、あるいは本人の精神的な発作や自殺なのか、真相の究明が進められています。
実は航空業界にとって、パイロット自身による意図的な墜落は、最も防ぐのが難しい深刻なリスクとして議論されてきました。
2015年に副操縦士が自ら鍵をかけてフランスアルプスの山へ撃突させたジャーマーウィングス機、2022年には巡航高度から突如ほぼ垂直に急降下して墜落した中国東方航空など、操縦士が意図的に機体を墜落させた疑いのある事故は過去にも起きています。
コックピットドアの安全性と盲点
アメリカの9.11テロ以降、ハイジャックを防ぐためにコクピットのドアは外部から絶対に開けられない頑丈な防弾仕様へと強化されてきました。
しかしその強固なセキュリティはひとたび操縦室の内部にいる人間が悪意や錯乱を抱いた場合、外部からの救出を完全に排除する密閉の罠へと反転してしまいます。
今回は機長が命がけでドアのロックを解除して、そこから突入することができましたが、もし操縦室のドアが閉ざされたままならば、174人を乗せた機体はそのまま撃沈していた可能性があります。
今日はイスラエル域航空機で起きた惨事について取り上げましたが、私たちが普段当たり前のように信じている安全の仕組みの資格について深く考えさせられるニュースでした。
ニュースコネクト、お相手は野上英文でした。
番組の感想は、カタカナでハッシュタグニュースコネクトをつけて、Xに投稿してください。
もしこの番組を聞いてみましたら、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
それでは、良い一日を過ごしください。
05:37

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