News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間
1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。今日のテーマは「フランス大統領選挙」です。
▼出演:
野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) https://twitter.com/nmrtkfm
▼参考ニュース:
France’s presidential election: The first round in detail (The Economist)
https://www.economist.com/interactive/france-2022/results-round-one
5 takeaways from the first round of France’s presidential election (POLITICO)
https://www.politico.eu/article/5-takeaways-from-frances-presidential-election/
フランス大統領選挙 マクロン氏とルペン氏が24日の決選投票へ(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220411/k10013576171000.html
【そもそも解説】フランス大統領選の争点は ウクライナ侵攻下の選択(朝日)
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おはようございます。4月12日火曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティの野村貴文です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、今年の上半期はですね、世界で大きな2つの大統領選挙が行われています。
1つは韓国でして、このポッドキャストでも取り上げたんですけど、政権交代が発生しました。
もう1つがフランスの大統領選挙でして、その第1回の投票が行われました。
今日はその結果についてお伝えします。
おとといフランス大統領選挙の第1回投票が行われまして、即日開票されました。
その結果が昨日判明しました。
再選を目指す現職のマクロン氏が首位、極右政党国民連合のマリヌ・ルペン氏が第2位になりまして、この2人が24日に行われる決戦投票に進むことになりました。
フランスの大統領選挙の仕組みは、得票率で過半数を超える候補者がいると、第1回の投票で当選者が決まります。
ただ今回は事前に過半数を超える候補者は現れないことが予想されていまして、決戦投票の実施が確実とされていました。
詳しい結果としては、中東政党共和国前進のマクロン氏が得票率28%、極右政党国民連合のルペン氏が23%、
左派政党不服従のフランスのメランション氏が22%、極右政党再征服のゼムール氏が7%などとなりました。立候補者は全部で12人でした。
今回の選挙ではウクライナ情勢への対応が大きな争点になっていまして、マクロン大統領はこれまでロシアのプーチン大統領と15回以上電話で会談を重ねるなど外交的な解決に力を注ぎながら、EUの議長国としてロシアに対する制裁の議論も主導して支持を集めてきました。
一方でルペン氏はフランスの主権とフランス人が自ら決定する自由を取り戻すと述べていまして、EUとは一定の距離を取る姿勢を示しています。その背景にあるのが国内で経済問題に対して不満の声が高まっていることがあります。
ロシアによるウクライナ侵攻後、食料品やエネルギーの価格が上昇していまして、国内ではインフレが発生しています。ルペン氏はこのインフレに対する政府の対応を批判しまして、経済対策や生活水準の向上を公約として掲げ、終盤戦になって急速に支持を伸ばしました。
ちなみにマクロン氏は前回2017年の選挙で史上最年少の39歳で大統領に当選しました。それ以前はウハの共和党とサハの社会党の2大政党が政権を担当していたんですけど、この2つの政党は前回の選挙では決戦投票に進むことができずに、マクロン氏がサハでもウハでもない政治を目指すと公約に掲げ、当選したことからフランス政治の伝統的な構図に変化が起きました。
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一方で、今回決戦投票に進出したルペン氏は前回の大統領選挙でもマクロン氏と共に決戦投票を戦いました。
かつては極右として反移民、反イスラムを掲げていたんですけど、近年では過激な言動を控えまして、脱悪魔化ともいわれる恩恵的な路線を進めて支持の拡大を図ってきました。
アメリカの政治専門メディアポリティコは、選挙の第一回投票について5つのポイントという記事を配信しています。
そこから引用しますと、まず一つ目として、フランスはもはやサハとウハという対立軸が意味をなさなくなっていて、代わりに大きな対立軸としてはEUに対するスタンスがある。
つまり、新ヨーロッパ的なのか、それとも民族主義を重視するのかというところが対立軸になっています。
今回、決戦投票の本名は引き続きマクロン氏なんですけど、ルペン氏とその他の極右候補者の票を合わせると得票率は30%を超えるため、決して安泰ではないことが指摘されています。
2番目のポイントとしては、昨年10月の時点では極右政党再征服のゼムール氏が2位になると言われていたんですけど、その後プーチン大統領を擁護する発言をかつてしていたことが報道されまして、支持率が一気に失速しました。
ゼムール氏は最終的に4位に終わったんですけど、決戦投票ではルペン氏支持を表明しています。
3つ目のポイントとしては、サハンのメランション氏が22%と、これは事前の予想以上の検討となりました。
この票が決戦投票の鍵を握ることになりまして、メランション氏本人はルペン氏には一票も与えるべきではないと演説しています。
ただ一方でマクロン氏に投票するようにも呼びかけていないため、この22%の票が流動的になることが予想されます。
4つ目のポイントとしては、かつて政権を握ったウハの共和党とサハの社会党は、いずれも得票率5%に満たない惨敗となりました。
これによってポリティコは旧与党は死んだと表現しています。
5つ目のポイントとして、今回の投票率は約74%で、前回の77%よりは少ないのですが、事前の予想よりは高い水準でした。
ということで、今回の大統領選挙は世界に与える影響も大きくて、もし例えばルペン氏が当選することがあれば、ロシアのプーチン大統領と会談を繰り返してきたマクロン氏が退場することになりますので、ウクライナ情勢はかなり混乱することが予想されます。
決戦の24日まで流動的な状況が続きます。
ニュースコネクトお相手は野村貴文でした。
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06:03
それでは良い一日をお過ごしください。
06:10
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