【国際欄 #09】宇宙ビジネスはどこまで来た?国際カンファレンス「SPACETIDE 2026」で見えた最新潮流(ゲスト:石田真康さん)
2026-07-28 39:27

【国際欄 #09】宇宙ビジネスはどこまで来た?国際カンファレンス「SPACETIDE 2026」で見えた最新潮流(ゲスト:石田真康さん)

News Connect 国際欄、今回のゲストは一般社団法人SPACETIDE代表の石田真康さんです。7月上旬に開催された国際宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2026」で見えてきた最新動向も交えながら、日本や海外の宇宙ビジネスの今について伺いました。宇宙はもはや一部の専門家だけの領域ではなく、身近な産業へと変わりつつあります。その背景や、宇宙ビジネスのトレンドを深堀しました。


▼ゲストプロフィール

石田真康(一般社団法人SPACETIDE代表)
2003年東京大学工学部卒。2015年SPACETIDEを創設し、新たな民間宇宙ビジネス振興を目的に、様々な業界横断活動を推進。また、A.T. Kearneyで約20年経営コンサルタントとして宇宙業界の政府機関や企業を支援。日本政府の宇宙戦略基金プログラムディレクター。内閣府 宇宙政策委員会 基本政策部会委員。著書に『宇宙ビジネス入門 Newspace革命の全貌』(日経BP社)。
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サマリー

今回の「News Connect 国際欄」では、一般社団法人SPACETIDE代表の石田真康氏をゲストに迎え、宇宙ビジネスの最新動向が語られました。2015年に「宇宙ビジネスの潮流を作る」という目的でSPACETIDEを立ち上げた石田氏は、当時まだ一般に馴染みのなかった「宇宙ビジネス」という言葉を広めるため、初のカンファレンスを開催。初回から400人が参加し、メディアの注目も集めることで、iSpaceやアストロスケールといった日本の宇宙スタートアップの認知度向上に貢献しました。 石田氏自身の宇宙への情熱は、幼少期の天文クラブ入会に始まり、一度は薄れたものの、29歳での病気をきっかけに再燃。iSpaceの前身であるGoogle Lunar X Prizeのボランティア活動を通じて、宇宙ビジネスの可能性を確信し、SPACETIDE設立へと繋がりました。最新のSPACETIDE 2026カンファレンスでは、40カ国から2000人以上が参加し、シンガポールやオーストラリアといった新興国の宇宙機関設立など、宇宙ビジネスの国際的な広がりが示されました。 日本は宇宙を「国家インフラ」と捉え、科学、安全保障、産業の三本柱で推進。GPSに代表される「デュアルユース」技術の重要性も強調されました。特に、日本企業の特徴として、宇宙以外の120社以上の大企業が宇宙ビジネスに参入している点が挙げられます。これは、漫画やアニメ、竹取物語といった宇宙関連コンテンツが豊富で、国民が幼少期から宇宙に親しみを感じやすい文化的な素地があるためと分析。宇宙ビジネスの発展により、誰もが宇宙を「自分ごと」として捉え、関われる時代が来ていると締めくくられました。

SPACETIDEの設立と宇宙ビジネスの黎明期
こんにちは、経済キャスターの佐々木真奈美です。 News Connect 国際欄のお時間です。
今回のゲストは、一般社団法人スペースタイド代表の石田真康さんです。
スペースタイドは、宇宙の可能性をすべての人類へオビジョンに掲げ、
日本及びアジア太平洋地域の宇宙ビジネスをリードしてきた存在です。
7月初旬には、スペースタイドが主催する国際的な宇宙ビジネスカンファレンス
スペースタイド2026も開催されました。
今回は、このカンファレンスでの最新情報も含め、
日本や海外の宇宙ビジネスの今について伺いました。
それでは本編をどうぞ。
ゲストは、一般社団法人スペースタイド代表の石田真康さんです。
よろしくお願いします。
ということで、石田さんにはまずこのスペースタイド、どういったような団体でらっしゃるのかというところをお伺いできたらと思います。
いわゆる非営利法人、非営利団体なんですけども、
2015年に立ち上げた時は、宇宙ビジネスの潮流を作るっていうのが立ち上げた目的で、
スペースタイドって名前が、スペース、宇宙とタイドって潮流の意味の英語なので、
スペースとタイドを合わせてスペースタイドを作ったんです。
なるほど。宇宙のビジネスの潮流を作る。
例えばそれをどういった方向性で作っていこうというふうに思われて始められたんですか?
2015年に創業したんですけど、2015年って世の中誰も宇宙ビジネスって言ってなかった時代で、
日本の多くの方にとって、やっぱりジャクソンのロケットが上がりましたとか、
あとハヤブサとかだったんですよ。
だから宇宙って結構、科学のイメージを持ってる人がすごい多かった時代で、
宇宙とビジネスっていう言葉がつながってなかったんですよね。
確かに、宇宙でどうビジネスをするかって分かんない時代だったと思います、特に。
なので、僕たちは宇宙ビジネスっていう言葉自体をもっと広げて一般化したいと思ったんで、
どうやってやろうかなーっていろんなことを考えた結果、大きいイベントやろうと。
はいはい。
やったのが、スペースタイドカンファレンスの1回目。
それが何年だったんですか?
2015年の10月に1回目やりましたね。
大変でした。
夜な夜な企画して。
でも今おっしゃったように、その頃ってまだ宇宙ビジネスっていう言葉自体があまり馴染みなくて、そもそもなくてっていう状態で、
カンファレンスをやって、ぶっちゃけどうだったんですか?
すごい注目を集めて、1回目、スペースタイド企画委員会っていう、まだ法人すらなかったんで、
企画委員会っていう同士のグループを作って、内閣府さんと共同開催したんですよ。
もうそこからそういった国と一緒にタッグを組めたんですね。
僕がちょうど2015年から、内閣府の宇宙政策委員会っていう、国の宇宙に関する委員会があるんですけど、そこのメンバーになったんですよ。
あったんで、ちょうどその内閣府さんとの関係ができたタイミングだったので、民間の融資で宇宙ビジネスっていう言葉を広げてね、これを潮流として世の中に広げたいっていう話を、内閣府さんにも思いを伝えに行って、
じゃあ一緒に共済でやりますか、ということになってやったのが、1回目だったんですけど、400人来ました。
すごい、もうそれだけ実は宇宙ビジネスに興味を持っていらっしゃる方が潜在的にいらっしゃったんですね。
そう、今でこそ宇宙スタートアップ企業とかって結構有名じゃないですか。
私知ってるところでは、アイスペースとか。
そうです。
アクセルスペースとか、アストロスケール。
もう上場してる企業もね、いくつも出てきましたよね。
ちなみに全員2015年の時にも、もう会社はあったんですよ。
会社はあったんですか。上場はここ数年ですけど。
会社自体はあったんですよ。なんならその人たちと一緒にやったのが1回目のスペーススタートなんですよ。
もうその頃から一緒にやられてたんですね。
企画委員会のメンバーに、今言っていただいた会社の創業者の方が入ってるんですよ。
だから実はもうその時から宇宙スタートアップって世の中にはあったんですけど、
けど世の中の注目は全く集まってないんですよ。
いやーその頃全く、本当申し訳ないんですけど、どの会社の名前も知らなかったです。
私、どのメディア見ても宇宙ビジネスとか宇宙スタートアップとか、
アイスペースさんがなんて記事はどこにもないんですよ。
今だとね、アイスペースが何かね、チャレンジ、挑戦したって言ったら、地上波でも取り上げられるようになって、
変わりましたね、そう思うと時代が。
だから、けど知ってる人はね、なんかちょっと宇宙来てるかもって思い始めてた時期だったんですよ。
なので、起爆剤を作りたくて。
起爆剤をどう作るかって考えた時に、ちょうどその企画委員会のメンバー、僕も含めてなんですけど、
当時アメリカ結構よく行ってて、アメリカでは宇宙ビジネスカンファレンスってのがもう始まってたんです。
あー、やっぱ先にいろいろ進んでるんですね、アメリカはね、そういった意味では。
ヒーローマスクのスペースXとかね。
もうその時期にあったんですか?
ありましたありました。
もうアメリカでは、もちろん今でほど一般認知はなかったですけど、宇宙業界の中ではもう有名な企業に結構なってたんで。
確かにでも今私思えば、アメリカにちょっと留学してた時期があるんですけど、
その時にフロリダでスペースXが飛ばしてるのを目の前で見たんですよ。
それはすごい貴重な経験してますよね。
はい。
それから何年ぐらいですか?
確か2018とかだったと思います。
2018だとね、もう結構打ち上げバンバン。
やってる時期ですか?
やってますやってますやってます。
今もそうでした?
やってます。
そっか、もうスペースXはその時にもうジャンジャン衛星を飛ばしてたんだ。
僕らがよく、まあ今でもアメリカは仕事で行きますけど、
当時2015年の前ぐらい、2012年、13年ぐらいに行ってた時にも、
アメリカではもうスペースXっていうのは業界の中では、将来この業界を背負っていくんじゃないかっていう匂いを醸し出す企業として有名だったんですよね。
はい。
けどいずれにせよそういった人たちが集まれる場っていうのがあったんですよ。
アメリカには。
アメリカには。
けどひれ返って日本帰ってくると、面白い人たちいるし、みんな面白いことやってるんだけど、誰も知らないですよそれを。
はい。
絶対もったいないし、絶対この宇宙ビジネスはもう世界的なトレンドになってくって、肌身ではすごい感じてたんで。
起爆剤だなと思って、その起爆剤をイベント、カンファレンス、一箇所に全員集めたらメディアの方も来るんじゃないかなと思ってイベントやったんです。
石田真康氏の宇宙への情熱とSPACETIDEの成長
したら?
400人来たんですよ、1回目から。
メディア来ましたよ、テレビとかも来ましたし。
すごい。
1回目からですよ。
1回目から。
あとカンファレンスの名前とかブランドとか何もないところから始まってるし。
カンコ鳥だったらどうしようと思いながらやってたんですけど。
怖いですよね、お金をかけて。
そう、顧客基盤とかゼロから始まってますから。
そうなんです。
でも無事400人の方が集まって。
400人の方に来ていただいて。
でも私今お話伺ってて、そもそもじゃあ石田さんはなんでそんなに宇宙ビジネスにそこまで情熱が当時から終わりだったのか。
石田さんのそもそものストーリーっていうところもちょっと簡単にご説明いただければと。
話すと5時間コースですからね。
ですよね、ちょっとごめんなさい、これ30分程度の番組でして。
本当にごめんなさい。
僕個人のパーソナルストーリーで言うと、小学校3年の時に天文クラブに入ったんです。
あ、そこから。
なんで天文クラブ入ったかっていうと、当時結構セイントセイヤーとかドラゴンボールとか、宇宙が自然と話に出てくる漫画とかアニメがすごい多かったんですよ。
ジャンプとか週刊少年ジャンプとか。
なんとなく特にセイントセイヤーでギリシャ神話のものが出てくるんですよ。
星座がいっぱい出てくるんですよ。
出てきますね。
星座をまとった戦士がいっぱい出てくるんで、星座に興味持ったんですよ。
じゃあむしろ科学というか、天文の方に最初は興味持ってて。
そう、天文というかアニメのキャラクターに興味を持ち、その先に星座があったんで、星座とはなんだろうっていうので、宇宙に関心を持ってギリシャ神話を読んだんですよ。
ギリシャ神話を読み始めたんですか。
ギリシャ神話とかも星座の話とかいっぱい出てくるじゃないですか。
その辺から自然と宇宙というものに興味を持って、図書館に宇宙誕生の歴史とかあるじゃないですか。
ありました。
ニュートンみたいな感じです。
図鑑とかもいっぱいありました。
本開いたら太陽系って書いたんですよ。
僕当時千葉県出身なんですけど、関東地方出たことがなかったんですよ、人生で。
日本列島の形も多分あまり分かってなくて、日本とアメリカとヨーロッパとかもよく分かってないときに、太陽系に僕らは住んでるってことを知るわけですよ、小学校3年生。
太陽系すら狭いと。銀河系というのが世の中にあるんですよ。
ギャラクシーだと。
銀河っていうのは無数にあるみたいな仕方があるんですよ。
ちょっと頭の中がパリンって割れたんですよ。
あ、ご自身のなので、殻みたいなものがパーンと破れて。
価値観全部パリンって割れた感じがして、そこから漠然と宇宙っていう存在に興味と関心と怖さといろんなものを感じて、少年石田正康は天文クラブに入るっていうのが元々なんですけど。
僕宇宙の仕事を釈迦寺になったかやってましたかというとやってないんですよね。
コンサルティングの会社になるように作り出しあったと思いました。
幼少期天文クラブ入って興味持ったんですけど、その後の10代20代のいろんな人生の中にいろんなことに興味を持つ中、宇宙への興味がどんどんなくなっていくんですよ。
途中一旦失われてたんですか。
テニス面白いなとか大学生活楽しいなとかなっていくじゃないですか。
で、コンサルティングファーム入って、コンサルティングファーム入ってからもう僕自動車とかやってたんで業界的には。
宇宙なんて別にビジネスになってないので、コンサルティング会社のクライアントなんていないので。
なったんですけど、29の時に病気したんですよ。
4年間くらい結構リハビリをすることになって、仕事も給食したりカートタイムとかの中で。
なんか今のまま死んだら後悔ないかなっていうのを結構真面目に考えた時があった。
小さい頃あんだけ好きだった宇宙まだ何もやってないや。
死ぬ前に宇宙のことを何か始めなかったら絶対後悔するなと思って。
最初に始めたのがさっきおっしゃったアイスペースさんの僕ボランティア。
ボランティアメンバーみたいな形で?
だから当時アイスペースって法人すらなかったんですよ。
アイスペースって法人になったのは後で、その時は創業者の墓間田さんも、今だから話していいと思いますけど、前の仕事をしてたんです。
副業というか、もう一つ。
中末ボランティアでやってたんです。
そこから墓間田さんとのご縁も続いてるってことなんですね。
当時アイスペースの前身のホワイトレーベルスペースジャパンって名前だったかな。
会社名だったんですけど、Googleが所在している月面探査レースに日本から参加してたんです。
そんなのがあるんですね。
響き的に面白そうなものじゃないですか。
面白そうですね。月面探査レース。
しかもGoogleがスポンサーしてるんですよ。
Googleがスポンサーしてる月面探査レース、これやばいなと思って、
ウェブサイトの問い合わせから仲間に入りたいって言って連絡してボランティア始めたんです。
その月面探査レースっていうのは何だったんですか?
本当にその通り、月面にロボットを送り込んで500メートル走行して、
その映像を地球に通信で送り届けたチームに1000万ドルだったかな。
1000万ドル?
1000万円じゃないですよ。
当時のカースレートで10何億を世界中から20何チームが参加してるレースがあって、
それに唯一日本から参加してたのがiSpaceの全身のチームなんです。
そうだったんですね。そこからじゃあもうiSpaceは月面探査をやってたんですね。
そこからiSpaceの月面探査は始まっていきましたよね。
僕がプロボの参加させてもらったのが2012年とかだったかな。
それでさっき言ったようにプロボの活動として、ボランティア活動として、
普段はコンサルティングの仕事してますよ。
ちゃんと仕事してますよ。
仕事して。
土日とかにそういう課外活動を自分でやってる中、アメリカとか行ったりとか休み取ってですよ。
行ったりとかしてる中で宇宙の関心がどんどん高くなっていき、
宇宙ビジネスは絶対来ると思いつつ、日本はけどもりあがった。
なんか起爆させたいってんで、宇宙ビジネスの潮流を作るスペースタイルが始まっていきました。
そうだったんですね。
小学校3年生の石田くんが。
石田くんが。
銀河系っていうのが頭の一つね。
銀河系ですよ。
ひらめいたところから来たんだと、ちょっと感慨深く聞いておりましたけども、
そして今もう2026年、ついこの前、最新のスペースタイドカンファレンスも終わりまして、
今度はもう2000人以上の方が集まったと聞きましたが、だいぶ増えましたね。
増えましたね。人数も増えたんですけど、今年40ヶ国から来たんですよ。
世界と日本の宇宙ビジネス最新動向
40ヶ国。
例えばどこですか?
いわゆるアメリカとかヨーロッパ各国とか、あとうちやっぱり日本でやってるので、アジアの国から本当にたくさんの方々が来ていただいたりとか、
本当に南米とかもありますし、本当に幅広いところから来ましたね。
本当に地球儀、地球儀まるっと。
地球儀ピン刺したらもうらできるようなところから。
正直宇宙とか宇宙ビジネスっていうと、私の浅い知識ですと、アメリカ、中国、ロシア、
どうもなくそれくらい、宇宙飛行士が派遣されるような国くらいしか浮かばないんですけど、
アフリカとかヨーロッパでもいろんな国で宇宙ビジネスっていうのは展開されている。
今おっしゃっていただいたのすごい当たってて、宇宙のやっぱり主だったところどこって言われたら今おっしゃっていただいたような、
アメリカ、中国、ロシア、ヨーロッパ、インド、日本ですよ。
そこにインドも入ってくるんですね。
インド入りますね。
この6国地域はやっぱり昔から宇宙開発をずっとやってきてたので、
国が主体だった宇宙開発の時代も、いわゆる宇宙大国と言われる国だったし、
今このビジネス化が進んでいる新しい時代においてもやっぱり勢いがあるところです。
今年のスペースタイトではさらにそこにこんな国が結構すごいことやってたとか、新たな気づきとかございました?
今年はシンガポール。
シンガポールが今年宇宙機関ができたんです。
そうなんですか。
日本って言うJAXA、アメリカで言うNASAっていう国の宇宙機関があるじゃないですか。
入りますね。
今年エヌサスって発音するらしいんですけど、
エヌサス?
ナショナルスペースエージェンシーオブシンガポールの略でエヌサスなんですけど、
エヌサスができて、そのエヌサスとJAXAの間で今後の協力をしていきましょうっていう調印式をしていただいたんです。
スペースタイトの中ですごい。
だからシンガポールはやはりすごい今宇宙に力入れてますし、それ以外でいくとやっぱりオーストラリアとかも。
オーストラリアは確か2018年だったかな。
国の宇宙機関ができて、オーストラリアスペースエージェンシーっていうのができたんですけど、
やっぱりそういうふうに新しく国の宇宙を取りまとめる組織、宇宙機関って言い方僕たちしてますけど、
これがやっぱりできると勢いつきますよね。
そうですよね。要するに国側なので、そういった宇宙産業を後押ししてくれるっていうことですもんね。
今世界では70以上の国に宇宙機関ってあるんです。
まずそもそも日本には弱さが昔からあるので、他の国ないところもあるんだっていうのをそもそも私知らなかったです。
けど逆に言うとね、さっき言った6国地域のイメージが強いじゃないですか、宇宙って。
だから宇宙って全人類に開かれてるように見えて。
そうですよ、宇宙はだって空を見上げたらそこにあるわけですから。
けど宇宙に行くことができた人って意味では、ものすごい限られた国のものすごい限られた人しかいなかったわけです。
今もそうですよね。
今もそうなんですよ。だから今でこそ70の国に宇宙機関があるだけでも、ある種すごい民主化したと思いますし、
これからもっともっと多分それが広がっていくと思う。
だからスペースタイドが目指しているのは、全ての人類に宇宙の可能性を開いていくっていう。
そういった意味ではもう全ての国、全ての地域の人が来てほしいですね。
そうですね。どんどんどんどんこれからも多分増えてくると思うし、
日本好きな人多いですからね。純粋に出張で来るだけでも好きな人多いし、日本食好きな人多いし。
みんなスペースタイドに来ていただいてるんですけど、スペースタイドの機関の前ととか後、大体旅行してますよ。
そうですか。
色々と楽しんでもらえたら何より。
日本自体も去年11月か、戦略17分野で航空、宇宙が重点分野として位置付けられたということで、
やっぱり日本ももっともっと宇宙に本腰入れていこうよっていう気運が高まってるっていう見方でいいんですかね。
すっごい分かりやすく言うと、宇宙は国家インフラであるっていう風に捉え始めてます。
国家インフラ。
国家インフラ。すごそうな気がしません?キーワードがすごい。
けど本当に国家インフラとしてなり始めていて、日本の宇宙の歴史って長いんですけど、やっぱりさっき言ったように科学の宇宙のイメージあるじゃないですか。
あります。
月面探査とか、火星探査とか、
あとなんとか惑星みたいな。
科学として発展してきたのは事実なんですけど、ここ10年20年間ぐらいは科学以外に2つ強力な目的が加わってて、
1つが安全保障。国を守るために宇宙の技術も使えるっていう風になってきたということと、
あとはスペースタイルドがやってるような産業としての宇宙。
宇宙は科学だけではなくてこれからは産業になっていく。
産業になっていくとそこにたくさんの企業とか働く人が出てきたりするので、
この科学と安全保障と産業っていう三本柱みたいな、三本の矢みたいな感じになってきて、
したがって宇宙っていうのは夢とかフロンティアって語られがちじゃないですか。
そうですね。
それはそれで変わらないんですけど、
これからは三本の柱に貢献していく国家インフラであるという風に今は捉えられ始めてますね。
特にその安全保障っていう面ではやっぱり国としてこれは何とかしなきゃいけないっていうところ強そうですし、
産業っていう面でもそれこそアメリカのスペースXが莫大な利益を生み出してるように。
上場しましたしね。
最近上場しましたし、そういった意味でも日本取り残されちゃいけないなっていう面もあるので、
日本の後押しっていうところが増えてきているっていう見方なんですかね。
でもどうなんでしょう。
そういった防衛面とか安全保障面で言うと、宇宙って今どれくらい重視されてるもんなんですか。
歴史ひも解くと、宇宙と安全保障ってどの国でも兄弟みたいな関係ですよね。
だから歴史的に宇宙技術がものすごく発展した。
さっき米国とロシアって話しちゃったと思うんですけど、米国とロシアの宇宙が発展した時代って冷戦時代ですよね。
宇宙開発競争っていう中でスプートニクとかアポロとかどっちがよりすごいことやるかみたいなところで、
国の一心をかけていろいろやっていったっていう経緯もあったりしますし、
宇宙、デュアルユースって言葉最近まだそんなに世の中一般化してないんですけど、
さっきおっしゃられたこの国の国家戦略って中ではものすごいよく使われてる言葉で、デュアルユースって言うんですけど、
デュアルユース。
これは一つの技術を安全保障とか国を守るためにも使うし、
全く同じ技術が僕たち一般市民とか社会を良くするためにも使われるっていうデュアルユースっていう言葉がある。
最近入るの例えばAIとか半導体とかももちろんある種のデュアルユース技術だったりするので、
宇宙はずっとデュアルユースって言われてる。
今まで聞いたことないキーワードでした。デュアルユース。
とっても分かりやすい1個だけ言うと、スマホで日々地図アプリ使うじゃないですか。
グーグルマップでもいいです。
今日僕も収録に来るときにもちろんカーラビゲーションとか使うじゃないですか。
なんで自分の位置が分かるでしたっけ?
GPS。
そうGPSですか。GPSって誰の衛星かってご存知ですか?
え?誰の衛星?
どこの国の衛星だと思います?
嘘?日本じゃないんですか?
日本じゃありません。
じゃあアメリカですか?
アメリカですね。
日本も今潤天潮衛星っていう日本版GPSっていうのは整備してるんですけど、
昔から僕たちが使ってるGPSってアメリカの衛星なんですよ。
そうなんですね。
アメリカの誰のものなの?って多分世の中みんなほとんど知らないんですけど。
アメリカのなので、国が?じゃないんですか?民間のですか?
国は国なんですけど、アメリカで宇宙って言うとNASAって思うじゃないですか。
NASAとか違うんですよ。
これ全然秘密情報でもなんでもないので別に普通に植木に乗ってますけど、
アメリカの国防総省が持ってるんですよ。
えー。だから防衛だ。
そうです。
GPSとか即位衛星ってどの国でも結構そういった安全保障の政府が持ってるんですよ。
けどそれを一般に無料開放して、僕たちが日々生活の中でどこ行く時にあと何分で行くとか待ち合わせどことかっていうので使ったりするし、
なんならちょっと前日本でポケモンGO流行りましたよね。
あれもGPSみんな使いまくってやってるじゃないですか。
そうですよね。位置情報。
だから一つの技術が安全保障のためにも使われてるし、ポケモンGOのためにも使われてるし、
地図アプリのためにも使われてるっていう、これが宇宙の特徴なので。
そっかー。
だから元に戻ると兄弟、親子、兄弟、親戚、分かんないですけど、切っても切れない関係。
関係なんですねー。
注目の宇宙ビジネスと日本の独自性
ではここでテーマ変わりまして、今注目の宇宙ビジネスについてお伺いしたいと思うんですけども、
今どういったものが2026年トレンドなんでしょうか、ズバリ。
世界だとやっぱり通信。
スターリンクとかですか?
衛星通信。スペースXのスターリンクも今ユーザー1000万人ぐらいになりましたし。
日本のいろいろ通信会社も導入して。
だってiPhoneだと14以降かな。何かあったら地上で圏外でもSOS発信できるんですよ。
これってすごいことだと思いますよね。つい数年前までこれ全くできなくて。
やっぱり通信のトレンドはすごいですよね。
だからこれまで通信が繋がらなかったとこ行っても通信を繋げることができるから、なんかのレスキューとかSOSとかもそうだし。
日本に僕たち住んでると光ファイバーばーっと通ってるから携帯繋がらないとかイメージわからないですけど。
たくさん基地がありまして、たまに山の中とかで繋がりにくいとかってありますけど、ほとんどないですよね。
アメリカ住んでらっしゃったから分かると思いますけど、アメリカって都市部でもちょっと離れると結構繋がらないじゃないですか。
ありましたね。確かに。
すごいやと弱かったりしません?
いろいろ世界を旅行してると通信悪いなって思うことはありますね。
そうなんですよ。だから世界見ると日本が実は異常地ぐらい通信が繋がりやすい国で、繋がらないところに住んでらっしゃる方って16人単位でいらっしゃるんです。
そういった方々にやっぱり通信とインターネットを届けていこうって言った時に、宇宙から降らしていく。
これがやっぱりここ数年スペースXのスターリンクが象徴的な例として取り上げられてますよね。
そうですよね。これは本当に新しい発明だなというふうに思いながら私も感じてます。どうですか?国内だと何か。
国内は…
注目の会社とかでも。
いくつかあるんですけど、まず上場している5つの宇宙企業さん。
まあ、アストロスケールさん、アイスペースさん、シンスペクティブ、QPS、アクセルスペース5社。ここはやっぱり注目ですよね。
まだもしかしたらリスナーの方には、そして私もそれぞれどういったことをやってるのかっていうのがいまいち見えにくい部分もあるんですけども、それぞれは若干違うんですか?やられてることは。
若干違いますね。けどすごい分かりやすく言ったら、シンスペクティブ、QPS、アクセルスペースっていう3つの会社は衛星を作って打ち上げて運用してサービスするいわゆる衛星企業。
衛星企業。
作ってる衛星の種類が若干違うんですけど、けど広くまとめたら衛星。アイスペースは月。遠いところに探査をしに行くっていうことをやっている月ですよね。
で、アストロスケールさんは日本では宇宙ゴミっていうキーワードで多分結構有名だと思うんですけど、宇宙空間にはいろいろゴミになってしまった昔の衛星とか破片とかいろんなものがあるので、これがやっぱり宇宙のゴミが増えていっちゃうとみんなが宇宙使えなくなっちゃうじゃないですか。
だからそれを除去する会社として有名なんですけど、実はそれ以外にもいろんなことやってて、宇宙にある衛星に燃料を補給するとか。
すでに宇宙にあるものに。
燃料を補給してあげて寿命を延長するとか、そういった実はいろんなサービスをしてるんですよ。
そうなんですね。ちなみに、カリンさんの上場5社でいきますと、彼らのその今の技術とかやっていることっていうのは、世界で比べるとどうなんですか。一歩先行ってるのか、まだこれからっていうところなのか、立ち位置というのは。
一言で言うと、ユニークなことをやってます。
なるほど。
ユニークなことをやっていて、シンスペクティブQPSさんが、さっき言った衛星なんですけど、レーダー衛星っていうちょっと特殊な技術を持った衛星で、この技術を持って世界で民間企業として頑張っているの5、6社ぐらいしかいないんですよ。
そうですか。
5、6社のうち2社が日本なんですよ。
割合としては多いですね。
めちゃめちゃ高い。市営40%ぐらいなんですよね。
さっき言ったアストロスケールさんのやっている宇宙ゴミの話とか燃料補給とかも、すごい高レベルな技術が求められる分野なので、だって宇宙空間にあるゴミになってしまった衛星とか、生きてる衛星に近づいていくわけですよ。
宇宙空間ってものすごいスピードで飛んでるんですよ。
ぐるぐる回ってるものに。
そこに近づいていってくっついて何かサービスをするとかって、ものすごい高レベルの技術なんですよ。
どういう仕組みなのか全くわからないです。
僕も説明するの難しいんですけど。
けど、こういった技術を持ってる企業さんって世界中にそう何個もあるわけですよ。
そういう意味では、さっき言った衛星通信で、10億人にインターネット売らしますみたいな派手さみたいなものから比べると、そこまで派手ではないかもしれないけど、
ものすごい技術力に裏打ちされたユニークなことをやってるってのが日本の企業の特徴かもしれないですね。
あとは宇宙スタートアップに限らなければ、私もスペースタイド2026取材にお伺いしたら、IHIさんとか井出光さんとか、
いわゆる普段はいろいろなことをやってらっしゃる大企業が、宇宙に関連することもビジネスとしてやられてるっていう。
そうですね。あれはね、日本の大きな特徴で。
そうなんですか。
スペースタイドの調べだと、だいたい120社ぐらいの宇宙以外の企業さん。
僕たち異業種企業とか多業種企業ってよく言ってるんですけど、異業種って異なる業種とか他の業種って書いてるんですけど、
要するに宇宙以外が本職の方々なんだけど、宇宙ビジネスに参入してる大企業さんが日本で120社ぐらい。
これ世界的に見てもものすごい異常。
多いという意味で?
多いという意味で異常なんです。
なんでそんなに日本は、もともとは違うことやってるのに宇宙にもやってみようってなってるんですか?
本当の理由は僕も分かってないんですけど、みんな分かってないんですよ。
みんな分かってないんですか?
みんな分かってないんですけど、どの業種のどの会社の中にも宇宙に関心がある人が一定層必ずいるんですよ。日本で。
その企業の社員さんの中に宇宙やりたいという人がいる。
いるじゃないですか。けど、役員さんの支援とか得られないとできないでしょ。
けど役員10人いたら1人は絶対宇宙好きがいる。
すごい。
なんなら2人か3人ぐらいで。
社長、実はちょっと宇宙好きだったんだね。
っていうのが、なんかの国民性なんだと思うんですけど。
もしかしたら何でしょうね。その日本の教育のおかげももしかしたらあるかもしれません。
もしかしたらそれこそ漫画?
漫画。
例えば宇宙兄弟とか。
そうですそうです。
セイントセイヤ。
セイントセイヤね。
ドラゴンボールとか。
そういったおかげもあるかもしれませんし。
あと忘れちゃいけないのがガンダム。
ガンダムとかも。
ガンダムとかも。
なので何かもしかしたら宇宙を我々は身近に感じられていたり興味を持てている。
あとね、ずっとずっとずっとずっとずっと遡ると竹取物語ってあるでしょ。
はい。
かぐや姫。
月に帰ってくる。
月に帰ってくる。
月にはウサギがいるかもって思ってるのは世界中日本人だけなんで多分。
なんかウサギいるように見えますけど。
そう。
世界はそう見てないんですね。
そうですそうです。
だから結構古代から宇宙を取り扱ったコンテンツって言い方がいいのかわからないですけど、
その読み物とかコンテンツっていうのが日本は結構多分代々多いんです。
そうなんですかね。
自然とみんな成長する間で、なんか宇宙に興味を抱く瞬間が必ずありません?
あと私はセーラームーン世代なんですよ。
セーラームーンもそうですよね。
セーラームーンでもまさに。
セーラームーンもそうですよ。
マーキュリー。
マーキュリー。
ビーナス。
惑星全部出てきますもんね。
そうですよ。
宇宙だわ。
宇宙なんです。
だから多分そういう宇宙系コンテンツを歴史的に育んできちゃってるんですよ。
だから社内の中に宇宙について結構関心あるとか。
だからなんか小さい頃とかに必ず接点があって、宇宙ってものに関して何らかの憧れを抱いたことは多分多くの人が共通体験としてあるんだけど、
大人になった時に仕事として関われますか?っていうと距離が。
それはだいぶ距離が。
それはだってやっぱ宇宙飛行士とか、それこそザクサとかで働く数限られた人しか無理だよねってみんな思うので、視聴者みたいな感じでしか宇宙に関われないんだけど、
宇宙がビジネスとくっつき始めるとみんなが主役になれるんですよ。
仮に文系だった私みたいな人間でもなれるかも。
もちろん。
だってビジネスですから、物作って開発するだけじゃダメで、売らなきゃいけないし、プロモーションしなきゃいけないし、リーガルも必要だし、総務も必要だし、経営者も必要じゃないですか。
そうですね。
普通の会社なんですよ。宇宙企業って言うとなんか、宇宙企業って感じしますけど、企業なんですよ。
だから宇宙がビジネス化することの僕一番の良さは、みんなが宇宙を自分ごと化できることだと思います。
誰かの物語を聞いてるとか、視聴者として誰かの話を聞くんじゃなくて、僕が、あなたが、私が、宇宙を自分ごととしてできるようになってくる。
ってなると、幼少期に宇宙好きだった役員さんも、やろっかってなるわけですよ。
自分ごとになった瞬間が。
そういうのが、おそらく文化的な基盤として日本はあるので、こんなにも多様な大手企業さんが、宇宙を始めている。
っていう、ある種の産業競争力につながってると思います。
なんかそう思うと、本当に日本って宇宙ビジネスに取り組みやすい素地があるなっていうふうに思いました。
ありますあります。
もちろん、昔から弱さがあって、そして今おっしゃった、宇宙に関するコンテンツ、物語がいろいろあって。
書き取り物語。
はい。そして今、宇宙ビジネスというのも非常にスタートアップでも盛んになっているっていうことなので、お話聞いてると、宇宙って私正直だいぶ遠い存在でしたけど、この30分でもだいぶ身近に感じられましたし、今から私も始めても遅くない。そんなような。
遅くないというか、今日この番組やってる時点でもう宇宙仕事になってるじゃないですか。
あらま、確かに。
そうなんですよ。
私も関わってますが、関係人口の一人ですか。
宇宙関係人口の一人なわけですよ。
ありがとうございます。
お仕事として番組をやって、その中で宇宙を取り上げてるっていう段階で、もう宇宙が仕事になり始めてるじゃないですか。
僕がものすごい話が楽しくて、視聴者さんにとっても楽しくて、また呼ばれたりすると宇宙の仕事化がどんどん進むわけです。
なるほど。宇宙、皆さん始めるなら今だし、すぐ実は始められる。
なんなら空を見上げれば宇宙があるわけですから、ぜひ皆さん宇宙をね、今日の放送きっかけに遠いものだというふうに思わないでいただけたら嬉しいなと思いました。
ちょっとまだまだお話を伺いたいので、ぜひ次週さらに続きをお話しさせてください。
石田さん、今日は本当にありがとうございました。
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