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2023-01-07 19:07

#62| 寅さんが教えてくれること

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SLOW&STEADY Podcast [Backyard To Closet] by OKAZAKI 

《今週のメニュー》

コロナになり自宅療養を余儀なくされたので携帯片手に収録を。この時間を利用して観た映画をご紹介するとともに、親子ほど離れたとあるnoteクリエーターさんから頂いた電話相談について話します。携帯での自宅収録ということもあり雑音も多く普段より聴きずらいと思いますがご了承ください。


あまり良いスタートとはいきませんでしたが皆さま本年もBackyard To Closetをよろしくお願いいたします!!

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noteクリエーターKaitoくんのページ

https://note.com/nagach

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-SHOP & BRAND-

SLOW&STEADY

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Painted Blank

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【YOUTUBE:岡崎商店】

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【note:僕の洋服物語】

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☞ info@slow-and-steady.com

00:02
ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
Little girl, don't you understand? I wanna be your lover, man, all by myself.
いや、店の奥から誰かの声が。
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話の花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
バックヤードというクローゼットの岡崎です。皆様明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いします。
自分ごとなんですけど、1月1日からコロナになってしまいまして、熱はおかげさまで引いて、体もそこそこ元気なんですけど、
最初の初日と2日目は結構高熱がひどくて、ちょっと大変でしたけど、
今週末あたりからは仕事にも復帰できるかなという感じですね。
普段ここまで長く休みをいただくということも、仕事始めてから20何年、初めてのことなので、
ちょっと手持ちぶさたというかね、ジタバタしても仕方ないので、映画見たり、本読んだりしてたんですけど、
今日はね、コロナの時間でちょっととある映画を改めて見てみようと思って、
やっぱり素晴らしいなということで、皆に紹介したいっていうのがあるのと、
あと、ノートっていうね、文章型のSNSで毎日ね、記事を書いてて、
コロナ期間中はまともに記事が書けないんで、つぶやきみたいな機能を使って一言二言書いてるんですけど、
そこで知り合った方からね、相談があって、時間もあったんでね、電話でも話したりしたので、
そのことについても少し話したいなと思ってます。よろしくお願いします。
僕がこの時間を使って見た映画っていうのは、皆さんご存知、男はつらいよ、
厚見清さん演じるトラさんの圧倒的なキャラが織りなす人情滑撃というかね、
03:03
本当に有名な映画じゃないですか、1969年から1995年までですね、48作あるんですけど、
1話から体調がね、比較的いけるかなっていう時からちょっと見始めて、改めて見てるんですけど、
やっぱいいですね、本当に。男はつらいよって、映画としてのクオリティとかっていうことで、
トラさん人気ってすごい高い名作なんですけど、洋服としてもすごいたびたびフューチャーされてて、
2019年に映画誕生、ドラマ誕生から50周年ということで、トラさんがつけてた時計、
セイコーのダイバーウォッチなんですけどね、ファーストダイバーって言われるもの、時計がビームスさんとのコラボで、
セイコーとビームスさんで復刻したりとか、そのトラさんのスタイルをオマージュしたコレクションがあったりとか、
たびたびファッションの文脈っていうところから、話題にことかかない映画なんですけど、
そっち方面というかね、洋服の文脈から話しさせていただいても、改めてね、かっこいいなってやっぱり思いますね。
ちょっと調べてみたら、トラさんが着てる代表的なベージュのチェック柄のスーツ、セットアップね。
セットアップとかはカシミヤ製で上下で100万円ぐらいするスーツ着てたりとか、
アイコニックに常に巻いてる腹巻きなんかもね、カシミヤ製だったりとか、調べたら調べるほどちょっといろいろ出てくるというかね。
1年中セッタ履いてるんですけど、セッタの鼻を2匹ヘビの皮が巻きつけてあったりとか、
本当にね、トラさんが旅に出ては地元に帰ってきて、またひともん着、ひと騒動あってまた旅に出るっていうような内容なんですけど、
旅の相棒としての道具が本当にかっこいいっていうか、一個一個ね、本当にこだわり抜かれた道具を使ってて、
そういうね、トラさんが使う道具っていうことからも楽しめる映画になってますね。
なんかやっぱり古き良きじゃないですけど、60年代70年代の日本の温かいご近所感っていうかね。
06:01
そういうのって今見るとやっぱりすっごい温かい気持ちになるし、すごい勉強させられることがすごく多くてですね。
どれだけ時代が進んでも、やっぱり人と人との密なつながりとか、なんかこう、おちょこちょいでどうしようもないんですけどトラさん。
でも結局愛されてるっていうね、そういうのがお店作りの参考にもなるかなみたいな感じで見てました。
なんでね、もし名前は聞いたことあるけど、ちゃんと見たことないよっていう方も多いかもしれないんで、
この時間あれば1話ずつでもね、本当に見ていただくとほっこりするのでおすすめです。
改めていいなって思いながら過ごしてたら、話変わるんですけどさっきの話じゃないですけど、
ノートの弟子であった方、このラジオでも紹介したことあると思うんですけど、カイト君でね。
若いノートクリエイターさんなんですけど、その方からまた、定期的にLINEなんかでは相談を受けてたんですけど、
改めて、なんか就職活動に際して、大学3年なんですよね。
大学の方ではプログラミングの勉強をしてて、それを活かして就職活動しようかなと思って今動き出してるところなんですけど、
就職活動するにあたってそのノートの毎日の執筆っていうのが、ずっと毎日書いてるんですけど彼も。
これやり続けたら就職に遅れるんじゃないかとか、なんかそういう不安がいろいろあったみたいで、相談に乗りました。
本当に就職活動っていうことに関しては、僕は高校出てからすぐ地元でね、よく通ってた洋服屋さんに拾われて、
そのまんまの洋服業界しかやってないから、就職活動っていうことに関してはすごい明るくないんですけど、
カイト君にアドバイスしたのは、結局やりたいこと。
カイト君自身はノートの執筆っていうのが毎日ずっと続けてて、それで自分にも自信が持てたと。
何か書いたり、自分が発信できるような仕事に就きたいっていうのが第一希望としてあるみたいで、
一言目に僕は伝えたのは、じゃあノートに就職したらいいんじゃないっていう話をして、
なんかカイト君らしい、本当に素敵な文章を毎日書かれる方なので、そういう実績もあるし、
09:06
プログラミングっていう意味ではノートの会社に入っても活用できるだろうし、
そこを目指してみたりとかしてもいいんじゃないかなと思ったんですよ。
というのは、いろいろインターンとかでいろんな企業を回ってるみたいなんですけど、
なんかピンとくる会社がないということも言ってたんで、
自分が今大好きで、毎日向き合ってるノートの中の人になるっていうのも面白いんじゃないかなっていう話をしました。
それは僕の周りのお客さんとかにも言えることなんですけど、
なんか就職、せっかく大学に行って、4年生の大学に両親が行かせていただいたのに、
1年後、新卒で就職ができない、
例えば失敗したら、ちょっと遅れてしまうんじゃないかっていう不安も当然ありますよね。
ただ、その目標を持って1年後、
例えばですよ、カイト君がノートの会社に入ってみたいって思った時に、
1年で例えば採用の枠もあるから、その年無理だったとしても、
次の年受ければいいって僕は思ってて、
つなぎで例えば就職して、また仕事を辞めるっていうよりかは、
その1年じゃフリーターでもいいかっていうぐらい楽にやってほしいなって思ってて、
みんなが、例えば高校卒業して大学に行って、大学4年生で卒業して就職、
大学院に行って2年後、3年後かな、就職とかって、
そのタイミングで就職しないと遅れるとか、
みんなよりちょっと一歩遅れたみたいな印象を抱く方って若い方多いかもしれないですけど、
全然遅れることにはならんのじゃないかなって個人的には思ってます。
だって興味がない、あるかないか分からない仕事に就く人が大半の中で、
自分が本当にやりたいことが明確になって、
何ならそれを活かせる会社も見つけてて、
そこにチャレンジして1年、2年遅れることって遅れではないというか、
よっぽど何も考えずに就職するっていうよりは、
もう一歩も二歩も先行ってるんじゃないかなって思うので、
12:00
本当に焦らないんで焦らず、自分のやりたいことを本当に真剣に考えて、
それを活かせる場所を探すっていうのは素晴らしいことかなって思いました。
うん、だからなんか、
カイト君言ってたんですけど、
なんか自分はアルバイト経験とかしかなくて就職したことないから、
なんかこう、本当にそういうなんか自分でやりたいことはあるけど、
社会人としてやっていけるのか不安ですとかっていうこともたまに電話でも言ってて、
でもそれってやってみないとわからないし、
社会人になってない今のカイト君が不安を抱くのも当たり前なんですけど、そんなの。
でもそこに不安を抱くよりは、
もっともっと希望を持ってやりたいことに真っ直ぐ、
その準備をする方がいいんじゃないかなって思いました。
実際このラジオでも何度も言ってますけど、
毎日何かを書くとか、文章として何かコンテンツを出す、記事を出し続けるって相当やっぱり、
みんなはみんなできることではないので、
それを僕の親子ほど離れたカイト君はもうすでにね、
本当に素敵な文章を毎日毎日時間の合間を乗って書けてる時点で、
社会人とか学生とか関係なく本当に素晴らしい経験は日々積んでいってると思うんで、
安心した方がいいよって伝えました。
それでちょっと気持ちも少し楽になったみたいで、
頑張ってみますって言って、40分くらいかな電話して切ったんですけど、
やりたいことを仕事にするっていうことが全てでもないし、
もちろんね、生活するっていうこととか、
お金を稼ぐっていうことに対して不安があるっていうのは、
僕だってありますけど、
でもね、改めてトラさんの話じゃないですけど、
映画の話ですけどね、敵屋なんですよトラさん。
ふらふらふらふらして、なんかいろんな変なもの売ってみたりしながら、
旅を続けながらみたいな、
本当に現代社会においてトラさんみたいな人がふっと現れたら、
変な人に映るじゃないですか。
色眼鏡で見ちゃいますけど、
でもトラさんはいろいろ葛藤あるにしても、
本当に楽しそうにトラさんらしい人生を送っている。
人それぞれの幸せの形っていうのもあるし、
15:02
なんか就職のタイミングも、選ぶ企業も、生き方も、
何もかもやっぱり自分でちゃんと選べる時代だとは思うので、
トラさんにみたいになれとは言いませんけど、
好きなことをまず一番頭に持ってきて生活していく方が楽しいですよね。
だからそんな感じで、何が起こるかわからないし、
自分で頭で思っていることと実際現実ってすごい離れる、
ぴったり同じになるってことはほぼほぼないので、
僕だって新年頑張ろうって思って朝日にコロナになって家でいるじゃないですか。
お店に出ていない。
だからそんなアクシデントも予定外のことも、
ただ起こるのが人生なんで。
だから本当にここから先必要になってくるのは、
周りに足並みを合わせたり、周りのことを気にしたりとかするのじゃなくて、
子の力っていうのがすごい重要になってくる時代なんで、
本当にそれが自分のアイデンティティとか特徴だったり、
強みみたいなのを見つけていただいて、
それが本当に発揮できそうなところで人生を謳歌してほしいなと思います。
ひとまず若い時みたいな若い世代の人たちに強く伝えたいのは、
焦らなくていいっていうか、長いですから人生。
ぼーっとね、万全と何も考えずに過ごす1年2年ってすっごいもったいないですけど、
何か目標に向かってその下準備をする1年2年ってきっとものすごい大事になってくるんで、
だから足並みを揃える必要もないし、
自分が整い次第動けるような状態になっていけばいいんじゃないかなって思います。
はい、そんな感じですかね。
頑張ってください。
僕も頑張ります。
というわけで今年もみなさま、ちょっとスタッフが忙しい時はこうやって一人で喋ったり、
僕がちょっとお店に出れない時もあるかもしれないんですけど、
18:02
このラジオはね、できるだけ毎週1回決まった時間にアップできるように頑張りますので、
皆さんも今後ともご視聴の方でよろしくお願いします。
あとね、YouTubeチャンネルも地味にスタートしてるので、
YouTubeで岡崎商店って言っていただいて、概要欄に載せておくのでチャンネル登録よろしくお願いします。
はい、そんなわけでありがとうございました。
話はまだまだつきませんが、そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店、お待ちしております。
19:07

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