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#885 二股分かれの原理 Binary Principle from Radiotalk
2026-08-11 11:53

#885 二股分かれの原理 Binary Principle from Radiotalk

主要参考文献
岸本秀樹. 2009.『ベーシック生成文法』東京: ひつじ書房.

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サマリー

このエピソードでは、言語学における「二股分かれの原理」(バイナリープリンシプル)について解説します。この原理は、文を分解する際に常に2つの要素に分かれ、それがさらに2つに分かれるという構造を持つことを示しています。直感的な分解とは異なる場合もありますが、生成文法、特にXバー理論において、文法構造だけでなく音の構造にも適用される普遍的な原則として紹介されています。

二股分かれの原理とは
二股分かれの原理と言われる原理があります。 これは言語学の中でも、生成文法と言われる分野で、
古典的というか伝統的というか、かなり基本的な考えとなっている原理です。 英語だと binaryprinciple と言って、
ごくごく簡単に言うと、文というのを分解するときに、まず2つに分かれて、 その分かれたものが、それぞれまた2つに分かれ、2つに分かれ、2つに分かれ、というふうに分解していく、分解されていく、というような原理です。
すなわちこれは、1つの文がいきなり3つとか4つとかに分かれることはないということです。
私がパンを食べたというのを分解しろと言われたら、まず最初に、私が と
パンを と 食べた と
おそらくこの3つに分けてしまいがちだと思うんですよね。 別にそれが間違いだと言っているわけではなくて、
そういうふうに直感的にね、私がプラスパンをプラス食べた。 この3つの要素
くというかフレーズが組み合わさって1つの文になっていると思いがちなんですが、 バイナリープリンシプル
2また別れの原理に従えば、まず私が と
パンを食べたに分かれて、 その後パンを食べたも
また2つに分かれてというふうに分解されていくんですね。 僕は個人的には生成文法はあまり得意とは言えないし、納得いっていない
部分も多いんですが、 このバイナリープリンシプルっていうのはなかなか面白い考え方ではないかなと思います。
私がパンを食べたが、私がとパンを食べたに分かれて、 ではパンを食べたは
パンをという要素と食べたという要素とこの2つに分かれるんじゃないかと次に考えると思うんですが、
ここが面白いところなんですね。 BGM行けい!
文の構造への適用例
始まりました4月15のツボ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。スーパージュニアです。
文が2つに分解して2つに分解してというふうに2股にどんどん分かれていくということは、逆に言うと文を作るときは2つの要素が組み合わさって、それがまた別の要素と組み合わさってというふうに
合成されていく、組み合わされていくということになります。 今回はどちらかというと出来上がったものを分解していく
トップダウン式の方を中心に見ていこうと思います。 私がパンを食べたは、私がとパンを食べたの2つにまず分かれる。
主語がまず別語に分けられるっていうのが生成文法の基本的な考え方です。 これは英語でも同様で
I saw him. 彼を見たとかいうときも I plus so plus him
3つの単語の 組み合わせであると考えるのではなくて、I plus so himというふうに考えるんですね。
で、日本語の話に戻りまして、私がパンを食べたは主語の部分だけまず分けられて、私が
プラスパンを食べた。問題は次のステップですね。 パンを食べたをどのように二等分するかというと普通はパンをプラス食べた
このように考えたくなるんですが、そうではなくって 生成文法、特にXバー理論というものに基づくと
パンを食べ と、た
の2つに分けるんですね。 パンを食べプラスた
で、そのパンを食べのところがパンをプラス食べの2つにまた分かれていきます。 これは結構ギョッとするというか
このたですね。過去のたと言ってもいいような食べたのた。 これは食べるという動詞の活用形というかね変化形の一つで
食べという動詞に、動詞五根にくっついているだけなので だったら
パンをプラス食べに分けて、でその後食べプラスたに分けるっていう方が理にかな っているというか
直感としてはそう考えてしまいたくなると思うんですね。 しかしXバー理論ではパンを食べプラスた
このたというのがかなり早い段階で分岐するというふうに考えます。 これはなかなか面白いですね。
英語における適用と普遍性
ただそれだと英語はどうなるんだっていう気もするんですよね。 さっきのi相比無の場合はiプラス相比無で相比無を分解するんだったら
相プラス比無しかありえないですよね。 ミルのCの過去形の相ここから食べたのたみたいに過去の要素だけ取り出すことはできないので
英語の場合は相プラス比無に分解するしかないんじゃないか。 しかし二股分かれの原理というのはどんな言語にも適用されるものだと考えられます。
そもそも生成文法自体はそういう考え方で、どんな言語にも共通する適用できるような原則というか 普遍的なものを探しているんですよね。
ですので 英語のi相比無がiプラス相比無に分かれて
相比無の部分もやはり 過去を表す次性の要素がまず枝分かれして
もう一方の方はC比無になるというふうに考えるんですね。 この過去の要素というのは
抽象的な 単位というか概念的なものなので
仮に一般的な 過去の設備時のEDみたいなのを立てておいて
相比無の部分は EDと
C比無に2つに分かれて C比無は当然Cと比無に分かれる
このように二股分かれしていくというふうに考えます。 この抽象的な過去の要素EDは
規則的な動詞であればそのままEDで出てくるんですけど Cの場合は不規則動詞なのでたまたま相という形になっているということです。
このEDというのは設字なので単独で発音することができないので 形の上では動詞と一緒くたになっていますが
これは過去だからであって 例えば未来のwillだったら動詞と一緒くたになることなく
単独で発音することができるので そのまま残ると
今の話をもうちょっと具体的に考えてみると I saw himの未来形みたいなのを考えて
未来形と抽象的な要素
I will see him 彼を見るだろう 彼に会うだろう
これを分解していくと やはり四語が最初に分かれるので I plus will see him
このwill see himが will plus see him
see himは c plus himとなるということですね
このwillと同じ位置に過去の抽象的な要素が現れるというふうに考えます 仮にEDと置くような要素です
これはwillと違って単独で発音できないので Cの場合は相という形で実現するというふうに考えるんですね
このように二股分かれの原理というのは 原理というぐらいですからかなり厳格なもので
特にXバー理論では 例外なくね適用されているものです
句構造と音構造への適用
これが文よりもうちょっと小さい単位?区みたいなものでもそうで 例えば
良い犬とかいう時に a good dog となるわけですけど
これもやはりa good dog という区が3つの単語から成り立っているんですが その成り立ちは
a plus good plus dog ではなくて 漢詩のaだけ最初に分かれて a plusgood dog
でgood dog が a good plus dog こういうふうに2つ2つ2つにどんどん分かれていくのが
二股分かれの原則と言われるものです
この二股分かれの原則バイナリープリンシップルは 文法だけではなくて音の側面でも適用されることがあります
例えば日本語の音節っていうのを考えてみると
カーという音は分解すればシンプラス母音の ローマ字風に言えば k プラス a ですよね
でこれが2つに分かれていますということです ただまぁ日本語の場合は基本的にそういう構造ばっかりなのでシンプラス母音ばっかり
なので当然二股分かれになるわけですが
英語の場合もそうで 英語の場合はシーン母音シーンというふうに
3つの要素で音節が成り立っているということがよくあります さっきのドッグもそうですけど
このドッグも やはり d プラス o プラス g シーンプラス母音たすシーンと分解するんではなくて
まず d プラス o g でその o g が o プラス g に分解するというふうに
考えることもあります もう少し専門的な言い方をすると最初のシーンを等シーン音セット
で真ん中の母音を各母音ニュークリアス で最後のシーンを微シーンコーダーということがあってこの音セットニュークリアス
コーダーはまず音セットだけ別に分かれて で音セット以外の部分のことをライムというんですけどでそのライムが
ニュークリアスとコーダーに分かれるというまあここでも二股分かれの原理がね 主張されることもあります
まとめと番組告知
なかなか面白い考え方ですよね この2つに分かれていくっていうのが言語のあらゆるところで見られるというそんなお話
でございました それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう番組フォローをまだしていない方はよろしく
お願いいたします お相手はシガ15でした
またねー
11:53

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