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#894 人工言語を作ると、日本語の不思議さが見えてくる from Radiotalk
2026-09-12 11:43

#894 人工言語を作ると、日本語の不思議さが見えてくる from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育

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日本語の特徴の一つとして、文字を少なくとも3種類使い分けているというのがありますね。
漢字、ひらがな、カタカナ、これにラテン文字、ローマ字が加わることもあります。
さらにざっくり言えば、漢字とカナを使って書いてるんですよね。
漢字の方は標語文字と言われることもあるし、 カナの方は標音文字と言われることもあります。
この漢字というのが、ある意味非常に厄介な存在ですよね。
日本語母語化者であっても、知らない漢字、読めない漢字、さらには書けない漢字もたくさんあります。
これは考えてみれば不思議なことで、
例えば、ローマ字、アルファベットしか使わないような言語の話者からすると、
知らない文字があるっていうのは、とても奇妙に感じられるんではないかと思います。
これがカナだけであったならば、小学校1年のうちに終わるものなわけですけど、
漢字っていうのは非常にキリがありません。
そういったことからも、漢字廃止論みたいなのは常々あったんですよね。
で、もしかしたらこれをお聞きの方の中にも、漢字なんかいらないじゃないか、カナだけ、あるいはローマ字に変えてもいいんじゃないか、
そういうふうに思ったことがある人もいるかもしれません。
実際にそういう主張っていうのは今まであったんですよね。
今回は日本語の初期体系について人工言語と絡めながらお話ししていこうと思います。
BGMです。
始まりました4月15日のツボ。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
まんみきようです。
番組宛にギフトお便りいただいております。
まずはワルツさんからギフトいただきました。
ありがとうございます。
そしてお便りレイジさんからいただきました。
ありがとうございます。
母音の無精化の話で思い出したのですが、
Xの投稿で日本語を勉強しているインドの人が、
日本語には有機音、無機音の区別はないというが、
カサのカーは有機音で、カリルのカーは無機音じゃないかと言っていたというのがありました。
これは今思えばカサのカーの母音が無精化しているので、有機音のように聞こえるということなのかもしれません。
ということでレイジさんお便りどうもありがとうございます。
この母音の無精化は連濁の話と絡めて、
この間配信したものをですね、
カサとカリル。
カサの方が無精化はしやすいですね、やっぱりね。
03:03
カサみたいになるっていうことですけど、
インドの方がね、この方が母語が何かは分からないですけど、
例えばヒンディー語であれば、
日本語みたいに有精音と無精音の対立もあるし、
中国語みたいな有機音と無機音の対立もあるので、
簡単に言うとその破裂音の対立に4種類あるんですよね、2×2で。
そういう有機無機とか有精無精にね、敏感な方がいらっしゃってもおかしくないかなと思います。
ただこのインドの方の主張で気をつけなきゃいけないのは、
音声学と音韻論っていうのをちゃんと区別しなきゃいけないので、
日本語に有機音無機音の区別はない、ないです、これはもうないんですね。
カサのカの方が有機音でカリルのカは無機音だっていうのは、
これは音声の話であって音素の話ではないので、
意味の区別には関わってきてないんですね、有機音無機音っていうのは。
それに対して無精音と有精音の区別は日本語で意味の区別に関わっているので、
カとガの違いですね。
これは入れ替えてしまうと全く意味が変わるので。
なので無精音有精音の区別は日本語にはあるが、有機音無機音の区別はありません。
これは専門的に異音と言われることもありますけど、
要は音のバリエーションの一つなので、
平たく言うと言語の本質に関わってくる音のバリエーションではないということですね。
有機音無機音の区別があるカとカを区別するようなヒンディー語の母語話者が、
日本語を聞いてそのように感じるっていうのはあり得ることですけど、
日本語には関係ないということですね。
はい、というわけでレイさんお便りどうもありがとうございます。
では今回のエピソードの本題に戻りましょう。
現代日本語の初期体系では漢字とカナを使っています。
漢字っていうのは本当に山ほどあって、それを廃止したらどうだっていう声もあるわけですけど、
でも今はスマホなりパソコンなり予測変換っていうのが出てくるようになって、
実際に自分で漢字書けなくても、もしかしたらそんなに問題にならないかもしれないんですよね。
そういう意味で漢字の持つデメリットみたいなものがやや少なくなってきているかもしれません。
逆に漢字の持つメリットっていうのは同音語を区別できるっていうことで、
公園っていうのを音で聞いただけだと、あるいはカナで書いただけだと、どの公園を指すのかわからない。
パークの公園なのか、話す公園のことなのかわかんない。
06:03
それを漢字によって区別できるっていうのは当然漢字の持つメリットでございます。
あとは漢字で書くかカナで書くかの選択がある程度書き手にあるっていうのも日本語の結構大きな特徴ではないかと思いますね。
バラっていうのを漢字で書いてももちろんいいですけど、カタカナで書くこともあればひらがなで書くこともある。
それによって感じ方が異なるっていうのも日本語の面白いところではあるんですけど、
もうちょっとその日本語の初期体系の本質的なところに目を向けると、漢字っていうのは内容語に使われるんですね。
語彙的要素と言ってもいいと思います。
それに対してカナっていうのは文法的な機能になっている要素に使われます。
漢字は語彙、文法はカナ。
このおかげである意味日本語っていうのは読みやすくなっていて、
よくある速読のテクニックで漢字だけピックアップしていけばその内容がわかるとかいうのは、漢字がその語彙的要素、内容的なものを表しているからですね。
さらに言うと、日本語は設備字型の言語で、文法的要素が語彙的要素の後ろ後ろについてくる、出てくる、そういったタイプの言語なんですよね。
助詞とかがそうで、がーとかおーとかでーとかにーとか、こういった助詞は内容語の後ろに出てくることになるし、
食べるーとか食べたーとかるーとかたーとか、させるとかられるとか、こういった助詞助動詞と言われるような要素も漢字の後ろに出てくることになります。
なので、ある意味そのまとまり、文の中でのあるまとまりっていうのが漢字で始まって、その後カナで続いていくっていうような仕組みになっているので、
非常に読みやすいんですよね。
なので日本語には分かち書きというものがありません。
つまり単語ごとにスペースを入れるというのがないんですよね。
これ意外と気づかれてないかもしれませんけど、日本語の大きな特徴です。
分かち書きしなくても、ある程度その意味的なまとまりというのができるので、単語ごとに切らなくても結構スムーズに読むことができます。
これが漢字を持つ日本語の初期体系の大きな特徴で、もしこれがカナだけだったとしたら分かち書きが必要になるんですよね。
文の中での意味的なまとまりっていうのがカナだけだと非常にわかりづらくなるので、分かち書きっていうのが必要になります。
09:03
漢字があることで、その漢字で始まっているところが意味的なまとまりだっていうふうに認識されるんですね。
ここでちょっと思ったのが、漢字がこんなに大量にあるのは内容語、語彙的な要素を指しているからであって、
もしこれが逆転したとしたら、つまり文法的な要素を漢字で書いて、内容的な語彙的な要素をカナで書けば、漢字っていうのは非常に少なくて済むんじゃないかと思ったんですよね。
例えば現在のルーとか過去のターとか、こういったものを漢字で書く。ガーとかオーとかニーとかデーとかこういったものを漢字で書いて、
何でもいいですけど犬とか猫とか水とか家とか、こういった内容語、語彙的要素をカナで書けば、覚えなきゃいけない漢字の要素っていうのはぐっと減るはずなんですよね。
外視で文法的要素っていうのは閉じているものなので、新規メンバーっていうのは入りづらいんですよね。
それに対して語彙的要素っていうのはいくらでも広がる可能性があります。
新しいものが発明されたり、新しい概念が出てくれば、それに名前を付けなきゃいけないので。
というわけで、ある意味日本語と逆の初期体系っていうのを僕が作ってる人工言語で応用してみたんですよね。
ねじ羽号という言語を作っていて、最近そのエピソードも何回か配信してるんですけど、
もともと初期体系を持っていない言語だったんですけど、そういう発想でちょっと初期体系を作ってみました。
ただカナではなくてハングルを使うことにしました。
ねじ羽号の発音的にカナだとうまくカバーできないっていうのもあるし、ハングルっていうのは非常に合理的な文字のシステムなので、それを使うことにしたんですね。
ですので、内容語、語彙的要素をハングル、助詞とか節字とかそういったものを漢字で書く、そういった初期体系を作ってみました。
気になる方はリンクから是非文法書を見てみてください。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローまだの方はよろしくお願い致します。
お相手はシガ15でした。
11:43

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