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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。今週はですね、現在RKBテレビでも日曜日の夜9時から放送しております日曜劇場
19番目のカルテ、松本純さんが主演を務めておりますが、そのドラマで注目を積めている総合診療科にスポットを当てております。
そのドラマで監修を務めておりますドクターが語る総合診療科とはというテーマです。今日は今後の総合診療科の現在地と展望についてです。
千葉大学名誉教授の生坂正富さんです。生坂先生おはようございます。
いよいよ最終日となりましたけれども、今日はその総合診療科のまず現在、そして今後未来について伺っていきたいと思うんですが、まずその現在
現場って今どんな感じなんですか?
まずですね身近な存在であるべきなんですね。総合診療専門医というのは。ですけども、まず数が足りないですね。
もちろん新規領域ということはあって、これからだと思うんですけども、現在総合診療専門医が全国で約1000人と。
毎年ですね、卒業生の約3%が総合診療専門医を目指してくれるんですけども、
日本で身近な存在、お医者さんになるためにはですね、だいたい1人当たりの専門医が2000人の住民を、国民をケアできると言われてますので、
日本の人口1億人だとするとですね、1人当たり2000人見れるとすると、総合診療専門医は約5万人必要になるんですね。
ところが3%ずつしか増えないとするとですね、年間300人になるわけです。10年で3000人、100年で3万人です。
ただ100年総合診療専門医を生きる人はいないので、だいたい半分の50年頑張ってもらったとしてもですね、
1万5千人ぐらいで頭打ちで、目標とする身近な存在になるための5万人には到達しないということになりますので、
これに対してはですね、今後の展望になると思うんですけども、
臓器の先生方に対してリカレント教育の仕組みを作って、
若い頃は臓器専門、でも人生のセカンドキャリアとしてですね、
総合診療専門医に転校していただいて、一緒にやると。
そうすることになって、5万人ぐらいはなんとか確保できるのではないかという資産はございます。
他にも課題はありますか?
もう一つがですね、標榜化になってないんですよ。
標榜化というのは、看板を出せるかどうかなんですよね。
一つの専門性としては、国が認めているんですが、
標榜化としてはまだ国が認めていないんです。
ですので、私たち総合診療専門医は、開業するときはですね、
内科小児科みたいな形で看板を出すしかないんですよね。
ああ、なるほど。
ですから、どこに行けば総合診療に会えるのかというとですね、
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看板には書いてないので、なかなか、もともと少ない上に探しにくい一つの理由になっています。
ただ、大学病院にはですね、
一応全国約80の国立大学病院があるんですが、
そのほとんどに総合診療が設置されていますので、
総合診療院に出会うことはできます。
院内での標榜はできるんですけど、
外に向けて出せないということですね。
それだと、我々患者側からすると、
そこに行きたくても、なかなかクリニック的な総合診療科には行けないということですね。
すぐ見つけていけないということですね。
本来でほとんどの総合診療専門医が診療所ベースに働いていますので、
なかなかその辺ですね、マッチングが難しいところで、
国はおそらくですね、私の予想では、そのうち認めてくれるようになると思います。
これはやっぱり国民の声も非常に重要で、
実は今回のドラマに期待しているところなんですよ。
やっぱりこのドラマを通じて知ることになると思いますので、たくさんの方がね。
それで注目されると思いますね。
そうなんですよ。
そして、総合診療院にどこにいるの?という声が大きくなれば、
やっぱり国としてもね、まず政治家が思うと思うんですよ。
国民の声を届けようみたいな。
そしたら国も動く。
実はこのドラマにかなりリアリティのある話にしてるというのは、
ストーリー目覧になるわけですよね。
そうやって最初に総合診療院の方に見てもらって、
より専門的なこの臓器に関して見てもらったほうがいい、
なんていうことで紹介につながって、というふうにいくと、
またいいですよね。
おっしゃる通り。
今やっぱり日本というのはフリーアクセスというですね、
これ諸外国には珍しい、非常に素晴らしい仕組みだと思うんですね。
患者自身が好きな医療機関をいつでも受診できるって、
これは全然諸外国があり得ないです。
だけど問題点もあってですね、
自分が選ばなきゃいけないんです。逆に。
きちっと選べないことがある。
これ実はですね、去年の報告でですね、
日本総研が多分出してたと思うんですが、
5人に1人の患者さんがですね、
体調が不調になった時に、
どんな診療科を選ぶ自信がないって言ってるんですね。
で、こういう患者さんがいわゆるそのいろんなその診療科を、
ドクターショッピングしてですね、
で、やっぱり今の診療というのは検査中止になるので、
検査費用もかかるし、
そもそも高齢者がやっぱりドクターショッピングすらもうできないわけですよ。
いろんな理由でですね。
やっぱりワンストップで問題解決ができる総合診療専門医というのは、
非常に重要な存在になってくるんじゃないかなとは思いますね。
本当そうですね。
あと、症状が出た体の場所が、
必ずしもそこが悪いとも限らない病気があるってことですよね。
たくさんあります。
なんですよね。
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たくさんあります。
でも我々素人の患者からすると、
喉が痛いなら、
自秘咽喉科に行こうとか、
やっぱりそういう発想でしかいけないので、
で、そこで別に特に異常はないですけどねって言われると、
すごくあれじゃ何なんだろうっていうふうに、
どこに行っていいかわかんないっていう状況が今生まれやすいんですよね。
ドラマの1話がその話ですよね。
勘違いだったらいいんだけど、それが命取りになることもあるんだよね。
そこがやっぱり…
なんかよくわからないストレスのせいとか、気のせいとか、
なんかそういうふうに言われると、
すごく苦しくなってしまう状況でしょうから、
そういうところで本当に総合診療院の方が、
身近に受診できる場所にいてくれると、
本当に心強い存在ですね。
いやもう間違いないですね。
ということはやっぱり今後も、
この総合診療科というものが、
町にあそこに行けばあるよっていうような状況を作り出せるのが理想なんでしょうか?
おっしゃる通りです。
ただドラマでですね、一部どうなのかなってよく言われるのが、
あんなに時間も時間かけてお話聞いていてくれるんですか?
っていうですね。
これはですね、診療報酬制度がそうなってないので、
やっぱりもう数分、5分とか10分が現実なんです。
ただですね、どうしても話を聞いてもらいたい時は、
やっぱり大学病院であるとか、
再三度外しているような、そういうところに行くしかない。
独立法人科以降ですね、
大学病院も非常に世知辛くなってですね、
私たちも実は国権診療で、
2時間話、1日話聞いていたんです。
その時はまだ病院経営もそんなにうるさくなくて、
総合診療頑張っているから、
みんな困っている患者さんを引き受けてくれてるから、
いいよという形で容認されてたんですよ。
だけどだんだん厳しくなって、
大学病院も収益を上げるようにということになって、
今私たちは千葉大学でも自診療に切り替えたというところがございます。
ですので、ただ国民の声が大きくなればね、
これ保険診療に一部組み込んでほしいんですよ。
総合診療。
そしたらもっとこの総合診療を、
今私どものところは自診療だけど半年待ちなんです。
もっとやってあげたい。
だけどまだ施設がそこに踏み切ろうとしないと赤字になっちゃうから。
ということなんですよね。
なるほど、そこ赤字ってなると病院任せじゃなくて、
国も動かないと難しいところですね。
今週は本当にいろいろまた司祭に渡ってお話をしていただきまして、
生坂先生ありがとうございました。
何でございません。
またぜひお話聞かせてください。
もっとお話したいこといっぱいありますので、ぜひお待たせください。
お忙しい中本当に今回はありがとうございました。
これからもお世話になりました。ありがとうございました。
まずは総合診療科っていうのがあるんだっていうことをね、
知ってもらうっていうのが最初の入り口になるのかなと思いますが、
まだまだいろんな課題もあるということですね。
今週はこの総合診療科とはというテーマで、
千葉大学名誉教授の生坂雅人さんにお話を伺いました。
数学教師芸人の高田先生だよ。
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