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【Weekly Close Up】。全国の書店員が今一番売りたい本を投票で選ぶ
本屋大賞があさって、木曜日に発表されます。そこで今週は
まもなく発表を2026年本屋大賞というテーマでお送りします。
きょうは、ノミネート作品の魅力についてです。
5作品ずつ計10作品を紹介していきます。50音で
タイトルの50音で紹介していきたいと思いますが、まずは
湊カナヤさん、『明け星』。
番組でも湊さん出演なさってらっしゃいましたよね。
聞いてくださったらしいですね。
聞きました。実際の事件を入り口に宗教二世の犯人による雑誌連載
というのは、みなさん想像がつくとは思うんですけれども
そこに含まれた愛というものが、この小説の主軸になる部分かなと
読んでみて思いました。やっぱりそこは湊カナヤさんなので
構成がやっぱり抜群に面白いんですよね。ゾクゾクさせるっていう
もう読めば読むほど止まらないっていう作品なので
すでに大変人気を得てますけれども、今回もノミネート
できましたね。だから本屋大賞もこれまでの実績とか
そんなことは関係なく、面白い本をということで
プッシュされるってことなんですかね。そうですね。なので本屋大賞って
同じ人が2回取ってる方結構いらっしゃるんですよね。湊さんも告白で
すでに受賞はしてるわけだけども、何回でも受賞できるしノミネートも
できるってところがちょっと他の賞とも違うところかもしれません。
常連と言ってもいいんじゃないでしょうかね。瀬尾舞子さんの今年は
アリカという作品ですね。さまざまな家族の形っていうのがあると思うんですね。
今回の瀬尾さんの作品はシングルマザーが懸命に子育てを
していると、アゴカが可愛いっていうのは間違いないんだけれども
どこか後ろめたさを感じる瞬間っていうのも子育ての中で
あったりすると。そんな部分を汲み取ってくれる。マイナスな
感情っていうのも汲み取ってくれるし、あとはやっぱり環境というか
周りの人たちがどんなふうに主人公たちを助けてくれるかっていう
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ところも含めて包まれるような小説です。
瀬尾舞子さんも、そしてバトンを渡されたとか
有名な作品もありますけど、なんか視点がすごく優しいですよね。
優しいですよね。家族とはどういうものなのかっていうこととか
どんな家族であっても生きていく勇気は持てるんだっていうことを
教えてくれる本だなっていつも思うんですよね。
そして3作品目、アサイ・リョウさんの
イン・ザ・メガ・チャーチ。
これはファンとしてもファンを生み出す仕事をしている人にも
前編耳が痛いっていうかグサグサと刺さってくる小説なんですよね。
これはオシカツとかにもつながるような話ってことですかね。
オシカツなんだけども、そのオシカツを生み出す側。
やっぱり物語が必要なんだよっていうセリフが結構
刺さるというか、この小説の焦点だなとも思ったんですけども
仕掛ける側、それに一緒に乗っかる側
それぞれが非常に抱えているものっていうのが見えてくるし
あとここまで書いちゃっていいのかなと思いました。
そんなに生々しいってことですか?こんなに書いていいっていうのは。
そうなんですよ。それはファンの真理の生々しさと
ファンをビジネスとする人たちの生々しさですよね。
前のノミネートの時に性欲って話題になりましたけど
作家さんは本気でペンで挑むんだなって思いました。
私自身はあんまり趣味とかない人間なんですけど
それでも棘が抜けない感じっていうのがずっと残るんですよね。
新聞連載小説で長いスパンで書かれている小説なんですけども
十分に読み応えがあると思います。
麻衣玲さんもハッとさせられるテーマとか切り口って多いですよね。
そうなんですよ。救われるけども
自分たちが受け入れてますよみたいな視点に立っている人を
ぐさっとついてきますよね。
読み手に何か最後もたされている。考えなきゃいけない。
向き合わなきゃいけない。そういうところありませんか?
でもある一定の世代以上の男性の方とかから
結構これお勧めだって言われることが多いんですけど
ここまでわかってるけど言わずにいたことを書いちゃうんだ。
書いてくれるなみたいなところですかね。面白いところは。
そこは読んでみてくださいね。リスナーの方も。
続いて桜田智也さんの失われた顔。
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これはもう警察小説、ミステリー、ヒューマンドラマ
こういうものが全部盛りだくさんっていう
昨年の年末のミステリーベストって
いくつかの雑誌で特集されますよね。このミステリーがすごいとか
そういったもので三冠王でした。
納得の小説で本当に期待を裏切らない
王道のミステリー小説で本当に面白いです。
ちょっと具体的なところを言うと全部がバレてしまうので
この小説紹介難しいなと思ったんですけど
これまでの三作品は社会性だったり
今の時代とすごくリンクしてるって感じですけど
これはフィクションとしてしっかり楽しめる王道の雑説ですかね。
ミステリーですね。ミステリー好きの人はもちろんですし
神様の部分、感情の部分とか葛藤の部分っていうのが深く描かれているので
ミステリーちょっと苦手だわって人でも楽しめるミステリーですね。
そして今日最後に紹介するのが夏川聡介さんのエピクロスの処方箋。
神様のカルテの絵画さんの作品ですね。
現役のお医者さんでいらっしゃるんですよね。
このエピクロスっていうのが哲学者ですけども
哲学と医療っていうのが並走している小説なんですよね。
なので医師であり患者を見て病気を見るのももちろんお仕事としてあるんだけども
やっぱり人間を見ているんだなっていうのを感じる小説なんですよね。
で、きっかけがあって親戚の子供を見ることになるっていう
そのお医者さんが見るというのは生活全般を面倒見るということになるんですけども
そういう家族模様っていうものも描かれていて
独語感がとてもいいんですよね。とても爽やかで。
さっきご紹介したアリカ・セオさんと同じスイリー社というところが作ってる本なんですけども
とても面白い作品を生み出す出版社だなと思います。
さあそしてその他のノミネート作品についてはまた明日伺いたいと思います。
徳永さん今日はここまでありがとうございました。
ありがとうございました。
あさっていよいよ本屋大賞の発表ですけれどもね。
気になる作品があったらぜひ手に取って読んでみてください。
明日の残るノミネート作品の魅力についてもお楽しみに。
この時間は博多駅にあります書店マルゼンに勤務し
本屋大賞の実行委員も務めてらっしゃいます徳永恵子さんに伺いました。
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