00:00
日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up
この7月5日は九州北部豪雨が2017年に起きて、そこからもう8年という月日が経とうとしておりますが、その他も各地でいろいろな豪雨災害が起きています。
梅雨明けしたとはいえ、この後も台風がやってくる季節にもなりますし、どこでゲリラ豪雨のような集中豪雨が起きるかわかりません。やっぱりこの大雨に備えておく、水害に備えておくという必要があるかと思います。
そこで今週は水害への備え、防災について考えるというテーマでお送りします。
今日は、北九州市の鉄道機器メーカーが防災シェルターを作った背景を伺います。
九州鉄道機器製造株式会社、代表取締役社長大野博さんです。
大野さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。
まず、九州鉄道機器製造株式会社が作った鋼鉄製の防災シェルターという、これはどういうものなんですか?
トンネル工事で使われる構成支歩行というのを私たち作っているんですが、その技術を使って災害時に人やペットを守るために使うシェルターです。
トンネル工事に使われる部材なので、キャンプ用のテントとかエアテントと呼ばれるものとは少し違いまして、
強風でもピクともしない頑丈なシェルターになります。
えぇー、あの、支歩行っていうのはどういうものなんですか?
この支歩行はですね、トンネルを掘る際に使われる鋼鉄製の枠と言いますか、
トンネルを掘ると山が少し緩んでくる。それをその中に鉄で作ったアーチ状の枠を入れて、そしてそれにコンクリートを吹き付けて固め、
そしてまた次もう一度1メーターくらい掘ってですね、また支歩行を立ててという、トンネルの骨組みになるようなものになります。
なのでトンネル型というか、アルファベットで言うとUを逆にした形っていうのがまさにシェルターの形にも向いてるっていうことですか?
そうですね。
ただあの、もともとはその防災とは無縁だったということなんですけども、そのシェルターを作ることになったきっかけって何だったんですか?
私たちの会社で製造しているこのトンネル用の支歩行というものがですね、近年大型の公共事業少しずつ減ってきてまして、その中でですね、何か新しい事業を始めないといけないなと検討していました。
03:02
そうした時にですね、北九州市の災害援助と言いますか、そういった救助活動を行う方たちが待機場所や救助計画を作る時にですね、使うテントが一般的なキャンプ用のテントだったりエアテントであるということで、強風で飛ばされたり積雪量が多い時はですね、テントが潰れてしまうということもあるというようなことを聞きました。
また、避難所が開設された時に小学校や市民センターになるんですが、そういったところにペットを連れて行って一緒に避難することができないということで、避難しなければならない方がペットを飼っているが故にペットと離れたくないということで避難所に行けないということも聞き、
そこで我が社が製造している小学校の技術を使って、頑丈でまたかつ設置が容易なですね、シェルターが製作できれば役立つのではないかなと思ったことがきっかけです。
でも実際、防災シェルターを作る上でご苦労とか、あるいは発見したこととかってありますか?
通常は工事現場で使うものなので重くても問題ないんですが、防災シェルターとして使うとなると災害時ですので重機などが使えない。そういった時に人の手でも組み立てられる構造とか重さであるとか、簡単な道具で組み立てられる。そういったことを工夫するのがいろいろと大変でした。
鋼鉄というとすごく重いっていうイメージなんですけど、実際に出来上がった防災シェルターはそこまで重くないものってことなんですか?
防災シェルター自体は全部組み上がった状態ではそれなりの重さがあり、風でも飛びませんし、頑丈でしっかりとしたものなんですが、部材一つ一つを人間が一人で持てるぐらいの重さに設計をしました。
組み上げた時の大きさってどのくらいなんですかね?
下の幅が2メーターで高さが3メーターぐらい。そんなイメージです。
はぁー。
のトンネル型Uの字型っていう形ですかね。あとペットを飼っている方への配慮もあったってことですよね。
ペットシェルターはですね、大きさは先ほどお話したようなものになりますが、それをペットが中に入っても騒がないような色合いですとか、空気の流れですとか、気温ですとか、そういったものをですね、考慮して作ってます。
ただ、そうは言ってもですね、日頃ペットシェルターとして常に使うわけではないので、日常でも何かに使えるものとしての考え方、これを備えない防災というふうに北九州市では言ってるんですけど、その考え方を用いて、どんな時でも使える使い道を考えることが、それが非常に難しかったと思います。
06:14
日常非日常の境目をなくして普段から使い、いざという時は防災として役立てるというですね。実際この防災シェルターはどういった場面で活用できるんでしょうか。
災害時にですね、救助活動が行われますけど、その救助活動をする人たちですね。そういった人を守る人を守るというふうな場面で活用できると思います。
またペットシェルターは避難所の横にシェルターを設置しておけばですね、飼い主さんがペットと一緒に避難して、シェルターに行けばいつでもペットに会えるので、ペット同行避難という場面でもですね、活用できると思います。
今回こうやって防災シェルターというものを作ったということですけど、これからの展望を教えてもらえますか。
小倉南区役所の方とですね、一緒に防災ユニットで防災アクションプラスアルファというチームを組んでいます。
そのメンバーと防災イベントを開催して、災害の少ないとされる北九州市における防災意識の底上げ、それから行政と企業、そういった団体でですね、新たな防災グッズを作ったり、サービスの創造に取り組んでます。
こういった活動を通じて、我が社もですね、この防災シェルターを広く知ってもらって、行政や企業などにですね、採用してもらえるよう頑張っていきたいなと思ってます。
実際もうすでにどこからか声というのはかかっているんですか。
今はですね、実証実験の段階でして、地域の避難所として指定されている公園でですね、
一晩、一昼夜、テントを設置して雨漏りがしないかとか、中の湿度はどれくらいか、気温はどれくらいかということをですね、調べたりしている段階で、また今度7月の2日、3日、4日に西日本総合展示場で開催される課題解決エキスポというところにですね、このチームで出展をしまして、皆さんにも広く目に触れればなというふうに思ってます。
ちょうど明後日ということになりますので、それを機会にまた関心のある方ね、目に触れていただけたらなと思いますね。
いやー日頃の技術がこういう防災時にも役立てられるということで、本当に今日は貴重なお話を聞かせていただきまして、大野さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
日頃自分たちが作っている技術っていうものが防災の方にも役立つっていうね、発想の転換によって生まれた防災シェルターについて伺いました。
九州鉄道機器製造株式会社代表取締役社長大野博さんでした。
09:01
落語家の立川翔子です。
1週間のニュースの中から気になる話題を題材に、新作落語をお送りしているポッドキャスト番組、立川翔子のニュース落語、もう聞いていただきましたか?
政治家の問題発言や動物たちの微笑ましいエピソードなどなど、落語の世界でお楽しみください。
アップル、スポティファイ、アマゾンの各ポッドキャストで立川翔子で検索してフォローお願いします。
また、YouTubeでも聞くことができますよ。
さらに生放送でいち早く番組をチェックしたい方は、ラジコでRKBラジオ立川翔子キーサイトを聞いてください。
毎週金曜朝6時半から10時まで生放送中です。
さらにこの立川翔子ニュース落語は本で読むこともできます。
お近くの書店、ネット通販でお買い求めください。
本と音声両方で立川翔子のニュース落語、どうぞご引きに。