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語り継ぐ戦争の記憶:長崎で被爆した男性
2026-08-11 11:01

語り継ぐ戦争の記憶:長崎で被爆した男性

長崎で7歳の時に被爆 開勇さん

いま旬の話題にクローズアップ!当事者や専門家にインタビューし、ニュースの深層に迫ります。
※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で放送したものです。

田畑竜介 Groooooow Up

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日々お伝えしているニュースや話題の中から、一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。 8月15日には終戦の日を迎えますが、81年ということになります。
戦争を経験した世代がどんどん少なくなっていて、その体験を聞く機会も減ってきているということで、今週は語り継ぐ戦争の記憶というテーマでお送りしております。
今日は81年前の8月9日、長崎市へ原子爆弾が投下されました。
広島に続いて人類史上2発目の原子爆弾が投下されたことで、7万人以上が犠牲となりました。
今日はこの長崎で被爆した方にお話を聞いています。
長崎で被爆した平木さんです。
平木さん、よろしくお願いします。
88歳です。
ということは、長崎で被爆された時は何歳だったんですかね。
7歳ですね。小学校1年生の時です。
長代村西甲田号というところで、爆心地から4キロのところで、長崎の町が見える標高200メートル近くの峰の上のビアノ木に登ってセミを取っていたんですよ。
そこで被爆したんです。
当時は警戒警報というのが鳴ってね。
そして5分くらい、いくらかした後、空襲警報というのが鳴るんですね。
原爆の時は警戒警報も空襲警報も全く鳴らなかった。
僕の家は長崎の町が見えない方の斜面に家が建っているんですけど、
その日は長崎の町が見える方の山に小籠舟を作るための竹を取りに行ってた。
おばさんが竹を切っていると、僕はまだ1年生だからビアノ木に乗ってセミを取っていた。
突然、僕の頭の上から上空くらいでガーンというエンジンの音が物凄いエンジンの音が聞こえた。
飛行機の先に何か落ちているのが見えたような気がした。
目の前にドロドローと坂いふくが落ちてくるんだよ。
光の先端から紫色と銀色の下に長崎の町がいっぱい広がっている。
次の瞬間、もうあの太陽の1万倍というのを皆さんに話しているんだけど、
あの太陽の積もりがバーッと長崎の町をぼくぼつする。
その光の中にスーッと吸い込まれるような感じで、
体全体をもう千本の針でチューッと刺されたような痛さと、
釜の持ちで思い切りバシッと叩かれたような衝撃を受ける。
目をやられて真っ暗ですよ。
木にしがみついている状態だったんですね。
そしたら、長崎の町の方から最初、ドドドッと音が聞こえて、
03:03
何かなと思って、ぼくは目が全く見えないからやられたと思っているしね、
その音が近づいてくるんです。
その爆発音が空気を震わせてね、もう天土地がひっくり返るの。
ピアノ機がその音でギャーッと揺れるんよ。
その時初めて、「ああ、生きてる!」と感じたの。
それで、もうピアノ機から振り落とされないように、
ひっしりピアノ機にしがみついていたんですよ。
逃げようと思ってもね、木の上だったらもう目が見えないと全く動けないね。
あまりのショックで、もう体が張り付いたようになっているんでね、
意識で動かないんですよね。
今度はね、長崎の街の方からドロドロ、ドロドロという音が聞こえてきた。
逃げなくたと思っても、目が見えなくて逃げられない。
おばさんのね、「イサム、イサム、イサム!」とひっしり呼ぶ声が聞こえてきたの。
あれに帰ってね、ひっしり涙を出してね、目の中がやっぱりやけどしたのね。
ゴミが目の中にいっぱいやけ、よく見えないのよね。
それでももうとにかく見えないと逃げられない。
目をしばたたいていたらね、最初黒からね、黒い紫色に目の中が変わります。
そして紫色。
今度は目の中がね、星がね、いっぱい太陽がパッパラパッパの中を走るね。
そしたら長崎の街がね、真っ黒い中から真っ白な色がね、
ずーっと爆心地から山が回るにかぐーっと走って、
その真っ白い色がね、こっちにだーっと向かってくるんだよ。
白か黒かしか目が見えない。
ずーっと爆風がこっちに来てる。
で、あのっから飛び降りて、
あ、おばさんが隠れてる芋がままでですね、50メートルぐらい走ってね、
で、芋がまの中に飛び込んだの。
で、芋がまっていうのはね、さつまいもを収穫して、
1週間ぐらい借りおけした穴でね、深さが1メートルぐらいで大きさがね、
1.5メートルぐらいの穴が畑の隅に掘ってんの。
その瞬間、もうおそらく風速80メートル以上。
息もできないような熱い爆風が、
もう周りの増木林がね、ぱーっと山肌についてる。
窯の中にいてもその熱さがわかるぐらいだったんですか。
風がすごいから、いろんなものがね、
もう頭の上をビュンビュン飛んでいくのがね、感じられるの。見られないけどね。
でももうかなり長く感じられるぐらい熱風が吹いてきたってことですよね。
06:03
で、おそろおそろおばさんと2人で芋がもう出てね、
山頂に近いところでね、長崎の町を見た。
長崎の町のだわん中に直径400メートルから500メートルぐらいのね、
いろんな煙がベーっとやってるんじゃ。
もう何が吹いてるのかわかんない。
そしたらね、町のほうからね、わーんというようなね、奇妙な声が聞こえてきたの。
その声を聞いたとしたらね、体がもう逃げようと思っても、
もう全くわからないの。悲しばりになった。
そしたらたまたまおばさんと横におったと思うんだけど、
目だけ動いてないのね。目がパッとあったんだ。
そしたら悲しばりがさーっと抜けない。
同時にした2人で逃げろーですよ。
走り出した瞬間ね、あまりの恐怖でね、足が中に行ってしまって、見事にひっくり返る。
もう1回、2回、3回、4回、5回ぐらいひっくり返って、ひっくり返って、ひっくり返って。
で初めて、いくら速く走ろうとしてもね、自分の能力以上には走れないって気づくんだよ。
家まで600メートルぐらいの距離がね、本当にもう何とも言えない恐怖。
もう周りの景色がね、みんな悪魔に見える。
あらゆるものが私を殺しに来てるって感じだよね。
その声がすごいんだよ。
家に帰り着いたら、もう家の中はむちゃくちゃですよ。
家具とか建具がもうひっくり返ってね。
僕の家は長崎の街の反対側の斜面に家が建ってたんでね、家は助かった。
だけど僕の家から600メートルぐらい離れたところでね、長崎の街を向いてたお家はね、もう屋根だけドーンとなってました。
その斜面の長崎の街側か逆側かで、本当に精神を分けるような形だったんですね。
やはり503メートルで爆発したと言われてますからね。
長崎に投下される3日前に広島で原爆が投下されてましたけど、原爆が落とされた瞬間、これが原子爆弾なんだって分かったんですか?
全然、全然、そういう広島で原子爆弾が落ちたなんて、民間には情報が入りませんから。
僕らは何も、軍隊は全部知ってる。
じゃあもう、何が起きたのかが最初は分からない?
分からない。太陽そのものが、自分を全部包むか分からない。
最初のドロドロした紐が落ちてくる。火薬が最初を何か使うらしいね。
これが原子爆弾を爆発させる前の物質に火薬が採用して、そして原子爆弾が光るんだという話を書物で見たことがあるけど。
09:14
後からですよね、全部そういうことを知っていくのはね。
何も分からないし、どうも分からないしね。
平木さんの語りのエネルギーからも、いかにこの原爆が投下された後の恐怖、騒がしいものだったのかというのも伝わってきたんじゃないかと思います。
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