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個性で勝負!少子化時代の大学経営:少子化時代の大学の現状
2026-02-09 10:41

個性で勝負!少子化時代の大学経営:少子化時代の大学の現状

大学ジャーナリスト 石渡嶺司 さん
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日々お伝えしているニュースや話題の中から1つのテーマに絞って
専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー。
少子化によって定員割れや募集停止を行う大学が全国で増えています。
そんな中、より専門性に特化した学部や大学が増えてきているようです。
そこで今週は、個性で勝負!少子化時代の大学経営というテーマでお送りします。
きょうは、少子化時代の大学の現状についてです。
【小川】少子化時代の大学の現状は、全国で5校あります。うち76%に当たります。
624校が私立大学です。
ただ、大学の数は年々増加していまして、
今年2026年も福岡県で2校、佐賀県で1校、
他2校、全国で5校の新設が認められています。
【岡田】少子化でも増えてはいるんですね。
【小川】そうなんです。私立大学の経営はかなり厳しくて、
2025年だと53.2%
2校に1校は定員割れという状態でした。
ただ、その一方で
4年生大学の新設というのは、大体年に5校から
少ない年でも2校、3校程度の
数が増えているというのが、この10年ぐらいずっと続いています。
【岡田】大学でも女子大ってありますけど、
女性だけという文庫を開いていたのが
教学科とか、そういう流れもあるんですかね。
【小川】女子大学というのは、どうしても学生が
当然ですけど、女子だけになりまして、
入学させるというところは基本ありません。
そうなると、どうしても限定されてしまうということで、
かなり経営が厳しい状況です。
2025年には、京都、ノートルダム、女子大学など3校が
募集停止になりました。さらに関西の大規模校で、
ここは経営もかなり安定していたのですけれど、
女子大学が昨年教学化する予定だということを発表しています。
03:00
今年2026年には、学習院女子大学など4校、
さらに2027年以降は向川女子大学含む7校が
教学化を予定しています。
【岡田】そういった動きで、少しでも文庫を広げて
学生を確保しようという動きもあるかと思うんですけども、
ひとえに少子化ということなんでしょうか。
それとも他にも理由があるのでしょうか。
【藤井】少子化というのももちろん大きな理由なのですが、
それ以上に大きな理由として挙げられるのが、大学の規模と
学部の人気です。つまり、就業定員8000人以上が大規模校、
4000人以上8000人未満が中規模校という定義になっているのですが、
新興教材事業団というところの調査によりますと、
昨年、充足率の平均は100%を超えていました。つまり、
ちゃんと学生が集まっている状態です。一方で就業定員が
4000人未満、これが長規模校という定義になるのですけれど、
こちらは平均値で92.9%、つまり定員割の状態でした。
【岡田】なるほど。【藤井】だから、長規模校というのは
どのような状況になっています。 【岡田】長規模校というのは具体的に
どんな学部のところが多いとかありますか? 【藤井】はい。こうした長規模校というのは
医療ですとか看護、あるいは栄養、教育、福祉、
こういった学部が中心です。 【岡田】専門性の高いところですね。
【藤井】そうですね。就職先も基本的に専門性の高い、
専門職への就職が中心なのですが、こうした学部は
就職氷河期だった10年、20年前というのは人気でした。
ところが今は就職全般がかなり学生有利の
売り手市場になっています。そうなると
こうした専門性の高い学部というのは人気がなくなっていきました。
特に2020年代以降、不人気となって学生が集まらなくなっています。
これが中規模校、大規模校であれば
新しい学部を作るといった予算があります。しかし
小規模校だと大学を運営するのが学校法人なのですが
その学校法人全体でもあまりお金がない。そうなると
学部新設が苦しい。その結果、悪循環にはまり込んでいく
というのがよくある話です。 【岡田】なるほど。そういうところを脱却しよう
という動きになるのか、他の大学と差別化を図ったり
今までにない大学を作ったり、あるいは新しく学部を設けたり
そういう動きというのは、全国で見られるようになってきているのですかね?
06:04
ただ、こうした動きというのは、私立大学の大規模校ですとか
国公立大学が中心になりがちです。
例えば、先週金曜日に鹿児島大学が
奄美大島にサテライトキャンパスを作る。場合によっては
国公立大学が中心になるということを発表されていました。
これは非常にユニークかつ、地域振興ということでも意味のある
取り組みだなと思うのですけれど。ただ、やっぱり
鹿児島大学、国立大学ですし、まあまあ規模の大きいところなんですよ。
これが私立大学の小規模校だと、ちょっとなかなか難しいというのがあります。
【佐藤】なるほど。国内の大学のライバルというのは
やっぱり同じ国内の大学なのか、それとも海外の大学なのかというと
どうなんでしょうか?
大学のレベルにもよりますね。トップクラスの大学だとライバルは
海外の大学ということになります。九州大学とか九州工業大学などですね。
一方で大半の私立大学は、ライバルは他の国内の大学、
それか短期大学、専門学校がライバルということになっています。
【佐藤】なるほど。今後大学が生き残っていくためには
どういうことが重要になってきますかね?
【佐藤】魅力の良さをアピールすることが必要です。
ただ、それだけではなかなか厳しいので、合わせて規模を大きくしていく
ということも必要になってくるかと見ています。ただそれが難しいという
小規模校は他の大学、または他の学校法人と経営統合していく
そういった事例が今後増えていくと見込まれます。
【佐藤】大学側はそういう視点も持ち合わせなきゃいけませんし
一方、これから入学する。子どもたちが大学を選ぶ上で
大事になっていくことって何ですかね?
【佐藤】はい。学部の教育内容だけでなく、学生生活も重要になっています。
そのため、学部横断の教育プログラム、あるいは留学制度、あるいはサークル活動
就職支援といったところにも注目が集まっています。
近年の受験生は学部単独だけでなく複数のことをできる大学を選ぶ傾向にあり
これも結果としては大規模校、中規模校が有利になっています。
【岡田】なるほど。まだまだこれからその淘汰が進んでいくと思います?
最後に石渡さん。
【石渡】そうですね。今年1年ではそんなに大きな動きがないかもしれませんが
今後10年間で言いますと、少なくとも50校多ければ100校が募集停止
もしくは経営統合といったことになっていくかと見ています。
【岡田】なるほど。この時間はその少子化時代の大学の現状について
09:04
大学ジャーナリストの石渡礼二さんにお話を伺いました。
石渡さんありがとうございました。
【石渡】ありがとうございました。
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