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日々お伝えしているニュースや話題の中から、一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー、Weekly Close Up。
今週は、日本の農業を救えるか、スマート農業というテーマで、福岡県内でスマート農業に取り組む方々にお話を伺っております。
今日は、イチゴの栽培についてお話を伺います。
くるめし日本社がある株式会社アイナックシステムの高田美希子さんです。
高田さん、おはようございます。
おはようございます。
アイナックシステムさんが手掛けている、このAIイチゴ自動収穫ロボット、ロボ積みってどういうロボットなんですか?
AIで収穫に適したイチゴを発見し、自動収穫をするロボットになります。
アームの下にカメラがありまして、そのカメラでイチゴが映りますと、これはイチゴだというふうにAIが判別をしてくれます。
また、色で10段階評価してまして、収穫に適した色のイチゴを積んでくださいというふうに指示を出すことができます。
ってことは、その色10段階判別するってことでしたけど、様々なイチゴのその育ち具合っていうものを学習させて判別させるってことですか?
そうです。イチゴはとても繊細な作物で、実に触れてしまうとそこから傷んでしまうという特徴があります。
なので、実に触れずに茎を短く切りながら収穫をするという特別な収穫ハンドを開発して自動収穫をしています。
それを人間が操作じゃなくて、自動でそのイチゴを摘み取る距離感とかも測りながら判別して収穫するんですか?
そうです。距離も測っています。現状は硬質栽培に対応しています。
そのハウス内を自由に動き回れるってことですか?
自由に動き回ります。ただ、床にホームセンター等で買えるトラロープという黄色と黒のロープがあるんですけども。
注意してくださいねっていう時とかに使ったりしますよね?
そうです。それを床に引っ張っていただいて、ロボットの走行部分の前後にカメラがありますので、
そのトラロープを検知してまっすぐ走るというふうな仕組みになっています。
一応そういうロープでガイドをしてあげるんですね?
ガイドが必要ですね。
とはいえ、自動でちょうど収穫の頃合いを迎えたイチゴを判別して収穫までしてくれるっていうのはすごく人手を補ってくれると思うんですけど、
実際どのくらい人手不足を回収してくれるものになるんですか?
現状の収穫率でいきますと、6から7割程度ですので、収穫時間という意味では6、7割程度の負荷、低減に貢献できると思います。
イチゴの生産現場のピークになりますと、睡眠時間を削って収穫をされていますので、
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まずは寝る時間を確保するという意味でも貢献できるのではないかなと思っています。
他にもイチゴ生産者の方が抱える課題、解決してくれることって何かありますか?
ロボ積みは収穫について貢献しているんですけども、
会社としては収穫以外にも水ですとか、水の管理の自動化、土壌温度の管理の自動化、光の自動化をやっていますので、
生産現場における労働負荷の低減に貢献できると思っています。
そもそも何でロボ積みを作ろうと思ったんですか?
代表の稲数がイチゴ農家の次男坊でして、農家の農業の大変さを幼い頃から実感を知ってきています。
お母様からこれ自動化できんかねと言われたそうで、この一言が子供ながらに心にずっと昇り続けて、
中学生の頃に俺は農業を自動化するんだって決めたそうです。
農作物というのはその時の気候にも左右されると思いますし、
生育状況によっても収穫の時には良くなっているものもあれば形が崩れてしまったりとか、
さまざま村というものもできると思うんですが、それを均一化できるような管理をしていこうということですか?
それも含まれます。実がより育ちやすいような環境制御をしていきながら、
今はビニールハウス内の環境が一括、同一条件でされていますので、
ビニールハウス内なんですけども、棚ごとに条件を変えることでだんだん実が成るようにすると。
すると一気に収穫しなくて済むので、睡眠時間を確保できる栽培方式になっていくのではないかと考えてチャレンジをしています。
実際にロボ積みを導入されている生産者の方からはどんな反応が返ってきていますか?
収穫しているねという嬉しい言葉をもらいつつ、課題を多くもらって、
最初は生産者の方も本当にちゃんと収穫してくれるのかなって半信半疑なところもあったんですかね。
ありますね。まだまだ開発は続くんですけど。
やはりその生産者の方々、農業に携わる方々もやっぱりご自身にかかる負担というのがすごく大きいわけですよね。
そうですね。
そういう中で、アイナックシステムとしては今後どういうふうに展開していきたいと考えていらっしゃるんですか。
AI、自動収穫ロボット、ロボ積みの精度向上に重点を置きつつ、自動化範囲を拡張していきたいというふうに考えています。
また収穫分野においては他作物展開も進めていまして、今はイチゴに特化していますけども、
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現在開発中のロボットはマンガンジトウガラシという緑の作物、緑の景色から緑の作物を見つけて収穫をするという自動収穫ロボットに今チャレンジしています。
確かにマンガンジトウガラシとかピーマンとか、あの類は確かに緑の中に緑の実がなりますもんね。
そうなんですよ。
これはやっぱりかなりハードルは高いものなんですか。
また一つ難しさがあります。
でもそういうところのトライによってまた楽になる負担が軽くなる生産者の方がいると思うと、頑張らないという気持ちになりますね。
そうですね。また持続可能な農業にしていくためにですね、何とか開発しないとという思いでやっています。
最後に高田さん、スマート農業の可能性っていうのはやっぱり感じますか。
感じます。
もっと市場は大きくなると思いますか。
市場は大きくならざるを得ないというふうに考えています。
そのためには恐らくまた競合する他社も多いとは思いますけれども、自社の技術ってものをしっかり打ち出す、知ってもらうってことが今後重要になってきますね。
そうですね。しっかりPRしながらも技術開発を進めながらですね。
競合他社と言いつつも農家さんを助けている仲間だと思いますので、一緒に市場を作っていきながら皆さんで技術精査たくまできたらいいなというふうに考えています。
おっしゃる通り、利益を追求というよりは社会的な課題を共に解決していくっていうようなスタンスですかね。
大きな側面になっていると思います。
今後の未来もすごく楽しみになってきました。
ありがとうございます。
ぜひ今後もワクワクするような、そして生産者の方の負担も軽くしつつ、この農業に未来を感じさせる製品というのをぜひ作り出してください。
ありがとうございます。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はくるめし日本社がある株式会社アイナックシステムの高田美樹彦さんにお話を伺いました。
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