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日々お伝えしているニュースの中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー、
Weekly Close Up。今年も残りわずか、もう今日が最後ということですよね。そこで先週、今週と2025年を振り返るというテーマでお送りしております。
今日は今年節目を迎えました、九州国立博物館開館から20年を迎えたということで、お話を聞いていきます。
九州国立博物館副館長、小泉義秀さんです。
小泉さん、おはようございます。おはようございます。
大晦日にこの時間に生対応していただいてありがとうございます。ありがとうございます。
もう今年は九州国立博物館にとっては節目の年、20周年を迎えたということで、この20年を振り返って小泉さんいかがですか。
そうですね。2005年に開館して、皆様のご支援と協力を得て展示、作品の収集、それから研究についてとても充実した活動ができたことをまず感謝したいと思います。
普段皆さんの目にくれる博物館というのは、ライフに来て展示を見ることになりますけれども、
実は旧博は文化財の修理の新たな特典としても活動してきました。
また、もう10年近くなりますが、2016年の熊本地震では熊本県の方々と協力して、私たちの国立博物館のグループをはじめとして、
日本中の美術館、博物館の人たちが文化財のレスキュー活動にも参加しました。
そういう社会的な責任も果たしてきたのかなというふうに実感しています。
そうか。ついつい我々は、やはりこの博物館という建物、施設の方に目が行きがちですけれども、
そこだけではない様々な活動もされているということですよね。
そうですね。見えないところがいろいろありますね。
これ20年振り返って順風満帆の20年だったんですか。それともやっぱり苦しい時期があったんですか。
開館から4年目、5年目ぐらいまでは順調すぎるぐらい順調だったんですが、
やはりいろんな意味で落ち着きが出てきたということがあって、
それほど大きな動きはなかったんですが、やっぱりコロナの時が一番、
世の中の皆さんと一緒で大変だったんですよね。
その時はどういうご対応だったんですかね。
博物館は2020年の2月末から約3ヶ月間閉館をしました。
それで常設店はオープンしたんですけれども、
特別展というのは大体年に4回やっているんですけれども、
その年に関しては3本なくなりました。
それで再開後初の特別展というのが奈良の中封寺の国宝展だったんですね。
実は私は舞踏美術が専門でその担当だったんですけれども、
当時5曲がチケットの事前予約制が導入されたりとか、
流行性の制限、消毒、体温測定ということで、
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安全対策に追われる中でテンテコ舞でしたけれども、
それでも来館された方が美しい御本尊をパリフォでご覧になって喜んでいる姿を見て、
やっぱりやってよかったなというふうにつくづく思いました。
人々にとっては大変苦しい時期なんですけれども、
心安場というのが多分必要だったんじゃないかなというふうにも感じました。
本当ですね。あの時っていろんなものがストップしていきましたけど、
だからこそ本当に大切なものとか、自分の心の癒しって何なのかとか、
そういったものを見つめ直す機会にもなって、
やっぱりこういう博物館の存在というものも大切なものだなと気づいた方も多いと思います。
20年の歩みの中でいろんな展示を行って来られました。
常設展だけじゃなく特別展も様々行われましたけど、
一番来場者数が多かったものとか、関心が高くあったものってどんなものなんですかね。
来館者の人数でいきますと、2009年の修羅展ですね。
懐かしい!
もうどなたでもご存知で71万人入りまして占拠なんですけれども、
一方で私たち実はこれまでに70回以上特別展開催してきました。
それで奈良の小僧院ですね。
法物を特別にお借りすることもこれまでに2回実現してますし、
それから旧白の特徴ですけど、日本だけではなくて、
韓国、中国、タイ、ベトナム、チベット、アフガニスタンとかアジアの国々ですね。
それから西洋美術でもゴッホとかフェルメール、
最近だとヨーロッパのイタリアのポンペですとか古代メキシコの展示なんかもありました。
やはり博物館できて世界中の素晴らしい作品を鑑賞いただく機会が提供できたっていうのが私たちの誇りでもあります。
今おっしゃった中でも私も何度も足を運ばせていただきましたけど、
こういうものが福岡県に行って見られるんだっていうのは本当に県民にとっても誇りに思えるし、
本当に貴重な体験をさせてもらいましたけど、
やっぱり国立博物館を福岡に作るっていうのは一つ悲願だったと思うんですけど、
その国立博物館があることの意義って、小泉さんはどういうところにあると感じますか。
そうですね。いろんなものを見ていただくということももちろんあるんですが、
そもそも旧博設立のコンセプトというのがありまして、
アジアの窓口ということで国際交流を含めたいろんな文化交流ですね、
というものが世の中の皆さんに知っていただきたいなということを考えています。
今日まで実は九州国立博物館は1週間ほど休館日でしたよね。
もう1日、明日から展示が始まるそうですね。
開館以来元日を明けるという、社内館長の方が今も踏襲されておりまして、
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いろんな展示なんかやるんですけれども、元日から明けますのは常設展示の方ですね。
私たちはやっぱり博物館の本文というのは常設展示にあるというふうに思っていまして、
今申し上げた文化交流に関するテーマをより充実させていきたいかなというふうに思っているんですね。
明日も元日なので年が変わりますけれども、
皆さん初詣においでになると思うんですけど、
初詣に合わせて博物館にも来ていただくといいんじゃないかなというふうにも思っています。
もうダザフテマン君からちょっとエスカレーター登っていただければすぐですもんね。
もうお隣なので。
博物館ではですね、毎年もう恒例になっているんですが、
新春の特別公開、これは徳川美術館さんが表彰する国豊初音の超度という特集の展示だったり、
それから江戸の馬年ですよね。それにちなんだ旧博通話、銘馬発見というものをご覧いただけます。
どんな内容なんですか?銘馬発見というのは。
文化財の中に銘馬の絵が描かれたりとか、張り割れた馬がいたりとか、
いろいろ馬にちなんだものを選んで展示室の中で見つけていただくということですね。
自分の方はそれを見て楽しんでいただいたり、こんなところに馬いるの?みたいなことも、
皆さんいろんな発見があるんだと思うんですよね。
普段はそういうサインがないと見過ごしちゃうと思うんですけれども、
馬ということで、あえて共通のテーマで展示室のあちこちに札をつけてますので、
それをたどりながら歩いていただくだけでも、馬年の方は十分楽しめると思います。
そして、お正月に来館された方にはプレゼントもあるんですか?
はい。当館のコレクションであります、今申し上げたハニオイ馬ですね。
これをモチーフにしたトランプを作りまして、元日から1月4日までの間、
文化交流展示を見に来られた方々、先着600名にプレゼントします。
今ご家族の形態がどうなのかって、いろいろ変わってるかもしれませんが、
ご自宅でコタツを囲んで、トランプで家族だんだんというのも、
ちょっとレトロっぽいかもしれませんけど、いいんじゃないかなというふうに思います。
あと、せっかく20周年でもありますから、そういう記念の特別展というのも控えてるんですよね?
はい。実際には2005年から2025年ということで20年なんですが、
年度末まで記念のお年ということに位置付けておりまして、
年明けの1月20日から、今年度最後の特別展、
平戸物語、松良生産と広室の情熱というのが始まります。
これは平戸のお殿様である松浦家のとてもユニークな人柄で、
超マニアックなコレクションと、自分たちの子孫へ向かって
それを受けて作品を守り伝えることのとっても熱いメッセージを
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展示を通して皆さんにお届けします。今風に言うとですね、
ちょっとキャラが立ちすぎてるんじゃないかなっていうお殿様の
この発明の熱い情熱を、もうこれでもかなというほどお見せいたしますので、
今までの特別展とはかなり切れ味が違うぞっていうところで、
あとは松良のお殿様ってこんなに楽しい人たちだったんだということを
見たら濃いお殿様だったんですか?
はい。とにかく物集めの収集壁がすごいのと、広熊なんですね。
もう全部書いてある。時代のこととか文化財のことだけじゃなくて、
自分が見たもの聞いたもの全部記録してあって、
それはもう何十冊の本でも今の数字でも刊行されてちゃんと読めるんですけれども、
そういうもう元祖広熊みたいな方だよ。とても面白いです。
最後に向けてメッセージをいただけますか?
私たち20周年を迎えまして、実は新しいコンセプトを作りました。
時間を旅する博物館というものです。
どうしても博物館って勉強しにくいところかなみたいなイメージなんですけれども、
私たちはそういうイメージからもう一歩踏み込んで、
昔の時代にタイムスリップをして楽しんでいただきたいなということを考えて、
それからどうしても博物館って静かに見てくださいとかいう風に
固苦しいイメージがあるんですけれども、ある意味正しいんですけれども、
実は私たちは楽しんでいただくというコンセプトの中では、
やっぱりお友達同士とか家族で来て、展示室で楽しさを分かち合っていただきたいので、
おしゃべりのパーテルをもうちょっと下げたいなということも考えています。
そういう踏み込みを進めていくと同時に、
博物館のコレクションの中で、馬のコレクションもそうなんですけれども、
そういうものから押し勝つ自分の対象を見つけて楽しんでいただいたり、
そういう今の時代の流れにもあった展示とか楽しみ方を提供していきたいなというふうに思っています。
明日からまた開館されるということですので、
ぜひこれからも九州国立博物館ここにありというところを
ぜひ展示物で示していただければと思います。
今日は貴重なお時間ありがとうございました。
こちらこそありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
今朝はこの時間、九州国立博物館副館長の小泉義秀さんにお話を伺いました。
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