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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。今度の日曜日3月8日は国際女性デーということにちなみまして
今週は女性パーソナリティ陣が直撃、輝く女性たちの素顔というテーマで
グロウアップの女性パーソナリティが憧れの女性にインタビューします。
今日は火曜日。中井アナウンサーの担当です。
はい。私は中学生の時に出会ったある小説家の方にインタビューさせていただいたんですけれど
本当にずっとずっと大好きで、どうしたらこの表現ができるんだろう
こんなにもなんで人の心情を細かく描くことができるんだろうと
本当に色々と聞きたいこと盛りだくさんでした。
小説家の湊かなえさんにお話を伺いました。
湊さん、おはようございます。
おはようございます。
この新作あけぼしというのは、信仰宗教が背景となっている作品だと思うんですけれども
今回はなぜこのテーマで作品を書こうと思われたんですか?
あけぼしを読む前にもあらすじを読んで
もしかしたら何年か前にあった政治家の殺害事件がモデルになっているのかなと皆さん思われると思うんですが
関わったとされる宗教団体がまだ何も解決していないまま存続していたのかということに大きく驚きまして
その時に困った立場にあった人たちも何も解決されていないのではないかと思って
改めてこの宗教であったり何十年も解決されないことによって
自分から足を踏み入れた人たちだけではなく
未成とされる人たちがどのように感じながら生きているのかとか
そういったことに着目して考えてみたいと思ったのがきっかけです
やはり自分とは無関係のところではなく
人生を振り返るとああいう時に勧誘されたことがあったなとか
知人がそちらに進もうとしていたことがあったなと思い返すことは人生の何箇所かにありまして
どこかで立ち止まって一度考えてみたいとはずっと思っていました
前半の行案と後半の禁制でまた一つの事件の見え方が一変するような作品となっていると思うんです
宗教二世の苦しみというものをただ描くだけではなくて
登場人物二人のその裏にあった愛というものも描かれるような作品にしたというのには理由があるんですか?
もともと最初から絵を描こうと思っていたわけではなく
人生の中にも一人自分の理解者がいるだけで大きく捉え方が変わってくるのではないかなと思って
お互いがお互いの唯一の理解者である物語を描きたいなと思って深めていった先に
そういう関係も愛と呼ぶのではないかなというような物語ができたんじゃないかなと思っています
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この明星は今回前半の男性主人公目線でずっと描かれていると思うんですけれど
美菜戸さんの作品といえば女性主人公の作品が多いかなというふうには感じます
その女性視点が多いというものには理由はあるんですか?
そうですね、まず単純に自分が女性であることと
ミステリーの作家ってあまり女性がいなくて
男性が描く女性主人公はやはり男性が憧れる女性
理想とする女性であったりすることが多いと思うので
女性が描く女性に共感してもらえる主人公を自分が描きたいなと思うのが
一番大きな理由だと思います
小説の中で描かれている女性の方々の抱える問題であったり
置かれている立場への苦しみだったりというところが
本当に綿密に描かれているなというふうにいつも感じるんですけれど
美菜戸さんも体験していない部分ってたくさんあると思うんですけれど
どうやって取材などを重ねられているんですか?
取材はしないようにしていまして
仕組みであったりとかそういったものは調べたりするんですけれども
法律であったりとか
人間の内面に関することは一人取材するともうその人だけの物語になるので
それよりは自分がこういった立場に立つには
どういった人生をたどってくるとこういうふうな考え方をするようになるかなとか
どんどん掘り下げていくような形で深めていくので
それも自分の中にある感情ではありますし
その中に共通する多くの人を思い浮かべながら
みんなこういう気持ちを持っているんじゃないかと思いながら
人物を作っていっています
自分の中に嫉妬であったりとか
妬みであったりとか
そういったものは必ずあって
自分の中からそういった黒い部分を取り出して
どんな形に膨らませていくだろうとか
自分は膨らんでいないこの感情は
どういったことがあったら膨らんで爆発するだろうとか
自分の内面から人物を作り上げようと思っています
そういったマイナスの感情であったりを
作品に描く時に意識されていることなどはありますか?
やっぱり嫌なことから目を逸らさない
妥協しない
自分の中からそうやって出すので
自分がどういった時に嫉妬しただろうとか
傷ついただろうって思い返すと
やはりそれは思い出したくない記憶であったりもするんですけど
自分の中にも仲の良い人のことも恨んだりとか
そういった気持ちがあったことに気づくのはとても辛いので
目を逸らしたいこともあるんですけど
ただそこから目を逸らしているから
多くの人が気づけない
自分の姿っていうのがあるんじゃないかなと思って
まずは自分の嫌な面と向き合おうっていう
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そういった妥協しない気持ちを大事にしております
題材とされているような出来事っていうのは
世の中でちょっと上手くいかないなとみんなが思うことであったり
不条理なことを描いていらっしゃることが多いと思うんですね
だからこそ港さんの作品
嫌ミスって言われるようなこともありますけれど
本当に身近で起きている
上手く終わらないからこそ
自分の身近にも起きていることに感じて
ゾッとするというような
思いをするような読者も多いと思いますが
現実の苦しさというものを描くことについては
どのように向き合われていますか?
一言であってはいけないなと思って
だからこそ自分の中の黒い部分とか
何か一つ事件を起こすに至るまでも
自分がもしこの事件を起こすとしたら
何があったらこういったことをやってしまうだろう
というふうに考えていて
それはきちんと自分に向き合えば
その読者の方にも
どこか他人の物語ではなく
自分に通じるものがある人物として
捉えてもらえるのではないかなと思って
以前サイン会に来てくださった女性の方が
言ってくださったんですけど
自分の中の嫌な面を自分が見つけて
自分のことを嫌いになっていたけれど
そういう感情があるのは当たり前で
それとどう付き合っていくかを考えるのが
大事なんだということを
後味の悪い嫌ミスを読んで
気づきましたと言ってもらえたのがすごく嬉しくて
皆さんにもただ嫌な気持ちになるのではなく
じゃあそうならないためにはどうしたらいいのかとか
自分の中にそういう気持ちがあることを知った上での
前向きな生き方とか
そういったものを考えてもらえたらいいなと思って
嫌ミスを書いております
例えばテレビに出たりとか
こういった動画なんかで
私の嫌なところはこういったところです
発表するのはもちろん嫌ですが
そういったところに物語を作るということで
フィクションの世界では
嫌な自分とも向き合えて
ただそれを事実ではなく物語というところが
うまくフォローしてくれるんじゃないかなと思って
それが物語の面白さであり
自分の嫌なところだけをクローズアップしたり
全てではないんだと思わせてくれるのが
物語の良さじゃないかなと思っています
もうなんかその通りだなって今思って
私自身もやっぱりこうやってテレビで会ったり
ラジオで話すってなると抵抗があるんですけれど
やっぱりその中で本を読むことが
自分の中の心の落ち着きになっているっていうのは
やっぱりそこなんだなっていう風に感じました
いろんな感情っていうのを物語に落とし込むと
すごく楽に吐き出せるじゃないですけれど
そういうところがあるからなんだなっていうのを
今、港さんの話を聞いて感じました
饒舌だね
いろいろ聞きたいことが体の中から
湧き出てくる、心から湧き出てくる感じよね
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どんどん港さんの頭の中ってどうなっているんだろう
って気になって気になって
聞きたいことが溢れてしまいましたし
愛も溢れてしまいましたね
なんか収まりきれなかったんでしょ
はい、もうずっと話を聞き続けてしまいまして
このウィークリークローズアップに
収まりきらない量を聞いてしまいましたので
続きはこの後8時30分からの
グロウアップマガジンでもお届けしたいと思います
はい、ということでこの時間は
小説家の美奈とかなえさんのインタビュー
中井アランさんにとっては初めてのインタビューを
お送りいたしました
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アオイリルマです
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