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日々お伝えしているニュースや話題の中から、1つのテーマに絞って
専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー、
Weekly Close Upです。日々、さまざまな事件や犯罪が起こる中、
私たちも身の回りに潜む落とし穴やトラブルに注意をしなければいけない状況になってきています。
今週は、身近に潜む犯罪から身を守るためにはというテーマでお送りしています。
きょうは、サイバー犯罪についてです。
要するに、インターネット空間、サイバー空間を悪用する、
あるいはインターネットの技術を悪用する犯罪だと思っていただければいいと思います。
その上に具体的には、先般、DMMビットコインから暗号資産が盗まれたという事件がありました。
まさにサイバー空間を通じて盗まれたという事案ですし、
また、ランサムウェアという言葉をお聞きかもしれませんが、
企業にウイルスなどを仕込んだ被疑者が、
ミノシロキンを支払わないと企業のパソコンを使えないようにするぞ、
企業から情報を盗み取ってこれをオープンにするぞといったような脅しの手口、
ランサムウェアの被害といいますが、
こういったように、まさにサイバー空間を悪用する犯罪というのも典型例としてあります。
また、SNSがまさにインターネットでつながっているわけですが、
SNSを悪用する犯罪、例えばSNSを使って闇バイトを募集して、
闇バイトに強盗させるといったものも、いろんなバリエーションがあります。
非常に幅が広いサイバー犯罪ですけれども、
現在のサイバー犯罪はこれまでの変遷をどうたどって、
今どう変化してきているんですかね。
先ほども申し上げたランサムウェアのように、
企業を脅して強括するような事件ですとか、
APT攻撃といいますが、国家的背景を帯びた犯罪者集団が企業の情報を盗む。
例えば中国の国家的背景を有したAPT犯罪グループが、
JAXA、日本のロケット開発の情報を盗むといったような事件が過去にあったのですが、
こういった事件は外国人や外国の勢力、
つまり日本人の容疑者ではなくて、
外国人や外国勢力によるサイバー犯罪といったものの本質はあまり変わっていないように思います。
今もランサムウェアはAPT攻撃というのは頻繁に起きています。
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これは結局サイバー空間に国境がないので、
国境がないという特性から簡単に国境を越えて、
外国勢力が日本に攻撃ができる、日本に犯罪ができるということになるわけですが、
他方でSNSを悪用したような犯罪、
日本人の犯罪者グループが海外に行ってインターネット空間を悪用して、
日本人をターゲットにするということもできるようになりましたので、
そういった意味ではSNS悪用型の犯罪はすごく増えているように思います。
最近でもフィリピンやカンボジアやミャンマーなど、
海外に拠点を置いた特殊詐欺に絡んだサイバー事件が多いですが、
なぜ拠点を海外に置くのでしょうか。
日本の警察が日本の被害者から話を聞いて、
あの事件を認知すると直ちに捜査がスタートするわけですが、
通信がタイからだとかフィリピンからだとなった場合には、
タイ警察やフィリピン警察を無視して、
日本の警察がタイやフィリピンに入っていて、
自前で捜査をして自前で容疑者を逮捕することはできない立て付けになっています。
これは逆もしかりですが、
これはサイバー空間には国境はないものの、
我々国には捜査機関には国境があるものでして、
そういった意味では一つの手続きを踏まないといけないということになっています。
その手続きを踏めば容疑者を逮捕することができるということになるのですが、
日本の警察からタイやフィリピンの警察に、
いわば代わりに容疑者を見つけて捕まえてくれと、
こういう要請をして代わりに捜査をしてもらうということになるのですが、
それができれば、最近でもニュースになった20何人、
例えばカンボジアから、あれはうまくいっている例なので、
捜査ができないというわけでは決してないのですが、
警察側から見ると捜査に手間暇がかかる。
犯罪者グループからすると警察の捜査から免れる、
あるいは免れ得ると考えるので、
やはり日本国内に拠点を置くよりは海外に拠点を置いた方が、
日本の警察の捜査に時間がかかると考えているがゆえに、
海外に拠点を設けているということになります。
とりわけ最近は国際電話とかではなくて、
まさにサイバー空間を使えば、
SNS、インターネット、どこでも繋がっているので、
被害者は日本にいることはわかっていても、
SNSでのやり取りの相手が実際は海外にいても、
どこにいるかわからないので、
日本にいるかのように予想して、
SNSでやり取りができる。
ここが犯罪者グループが悪用しているポイントだと思います。
では私たちがサイバー犯罪に合わないために
気をつけるべきことってどんなことなんでしょうか。
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昨日はSNS上の偽アカウントですとか、
偽広告からの投資詐欺話に引っかからないようにするための注意点を
ご説明をさせていただきましたので、
今日はSNSを悪用したフィッシングの犯罪に合わないような
という意味での注意点をご説明したいと思います。
フィッシングサイトに誘導されると、
本当に偽物か本物かわかりませんから、
クレジットカードの情報を打ち込むような場合は、
一番わかりやすいのはスマホのアプリケーションから
決済をしていただくのが絶対に偽物に出会わないことになるんですけれども、
インターネットのサイトに誘導されると、
一見インターネットのサイトは本物に見えてしまいますので、
そのサイトが本物かどうかを確認することが本当に難しいですから、
やはり容易にクレジットカード情報を打ち込まないように
というのは癖としてつけてほしいと思います。
ここが入り口ですけれども、
実際にクレジットカード情報の登録を、
例えばあと3分で打ち込んでくださいとかですね、
急かすようなやり取りだったとすると、やっぱりこれ怪しいぞと。
トンネルの入り口、中盤、出口ではないですけれども、
中盤で急かされているとすると怪しいぞと思っていただきたいんですね。
最後に残念にもクレジットカード情報が盗まれたとしても、
その後の被害を拡大しないようにという意味では、
クレジットカードの利用履歴というのを
頻繁にご自身で確認していただきたいと思います。
最近の犯人は大口な買い物をしないでですね、
小口の2、3万の買い物をずっと続けていると。
これ俺じゃない、こんな買い物見る覚えがないとなれば、
早くクレジットカード会社に通報してもらうと
被害の拡大が抑えられるんじゃないかなと思います。
何とかして入り口、中盤、出口、なるべく早いタイミングで
被害に遭わないように気をつけたいなと思います。
今回は田中さん貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございました。
ありがとうございます。
最近は迷彩書というのもアナログの紙で送ってくるんじゃなくて、
デジタルにしているという方も多いんじゃないかな。
そうなるとあまり見返さない。
額だけ見てね、総額だけ見て。
しっかり確認しないといけませんよね。
時にはそうやってきちっと見るということも大事かなと思います。
元警察署サイバー捜査課長の田中誠さんにお話を伺いました。
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ご視聴ありがとうございました。