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明日は中秋の名月、月と人類とAI
2026-09-24 13:12

明日は中秋の名月、月と人類とAI

宇宙ライター 林公代さん

いま旬の話題にクローズアップ!当事者や専門家にインタビューし、ニュースの深層に迫ります。
※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で放送したものです。

田畑竜介 Groooooow Up

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サマリー

宇宙ライターの林紀美代さんが、NASAとIBMが開発した月専用AIデータセットを解説する。月の地形や鉱物資源、温度などを統合し、世界中の研究者が月面の水の探査や着陸地点の選定に活用できるという。月の水は月面社会の構築だけでなく、燃料として月から火星への輸送に使える可能性がある。月や火星に住む意義として、人類の存続や地球の課題解決、月面農場の技術還元が語られる。中秋の名月やハーベストムーンの由来にも触れ、日本とインドが開発する探査機ルペックスが、2028年度を目標に月南極付近の水を直接調べる計画も紹介される。

NASA・IBMの月専用AIと水探査
日々お伝えしているニュースや話題の中から、一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く週替りの特集コーナー、
Weekly Close Up。今日のテーマですけども、今週というのが今日しかないんでね。今日のテーマ、明日が中秋の名月ということで、明日は中秋の名月、月と人類とAIというテーマになっております。
ということで、今日は月についてお話を伺っていきます。はい、宇宙ライターの林紀美代さんです。
林さん、おはようございます。おはようございます。よろしくお願いします。
今日は月と人類とAIというテーマなんですけど、今月NASAとIBMが開発した月専用AIというのが発表されたということなんですけど、これどういうもので、どういうふうに役立つものなんですかね。
今までNASAをはじめとして世界中が数十年間にわたって、月を様々な探査機で観測してきた膨大なデータがあるんですけれども、それを研究者が機械学習にすぐ使えるような形で、
あらかじめ様々な、例えば地形だったり鉱物資源だったり温度だったり、そういうものを統合してすぐ研究者が使えるような形で統合・公開したAIデータセットということになるんですね。
それは初めてです。
なるほど。それがあることでどう役立てられるんですかね。
例えばですね、今月に水があるんじゃないかっていうことが言われていて、それを探しに行くっていうのが世界中の目標になってるんですけれども、
どこにあるんだろうとか、それをどこに着陸して、どうやってそれを見つけに行くんだろうっていうときに、今までだったら研究者が一つ一つ観測データを調べて、それをAIにこれがアクリエーターだよとかこういうものだよって学習させないといけなかった。
すごい時間と手間がかかってたんですけれども、このAIデータセットっていうのがもう世界中の科学者に公開されていて、
コードとかも公開されているので、すぐこのデータセットを使って、そこに希望の条件、こういうなだらかな地形のところにできるだけ着陸して、そこから近いここら辺、温度から言うとここら辺に水があるんじゃないかとか、
そういうところの目星をつけて、そこにアクセス可能になる。つまり、月面探査用に効率的に使うことができる。
しかもそんな情報をアメリカだけで使うとかじゃなくて、オープンな感じで公開しているんですか?
そうなんです。それがすごい画期的な、だからもう世界中でみんなで科学者たちも自分の知見をそこに加えて、こういう観点で解析したら面白いんじゃないかとかっていうのにすぐに使えるっていうところがやっぱり良いなと思います。
なんか我先にって感じの競争が行われているのかなと思ったんですけど、みんなでっていう感じなんですかね。
そうですね。以前のアポロ計画と違うのは、やっぱり世界中の知見とか民間企業の知見とか、今回もIBMも参加していますけれども、そういった世界中の知見をもって月面探査に向かおうよっていうところがすごく新しい時代の月探査だなと思いますね。
ということはアルテミス計画とかにも十分役立てられるものになるんですかね?
もちろんもちろん。そうですね。再来年ぐらいにまた人類が月に再び着陸することが予定されているんですけれども、その先を見越してですね、じゃあ月にたくさんの人が住めるように社会を築こうということで、
もう世界中の民間企業が出遅れないように月の資源を探査するためのプラントはこんな形が良くて、こういうふうに作ったらいいんだっていう。もう研究開発が日本もですけども、スタートしてますので。
月の水資源と月・火星の居住構想
これは月で水があるかもしれないとか鉱物の資源とかがあるっていうのは、それを使えるようになると利用できるようになると、どういうふうに我々に役立ってくるものになるんですかね?
水があると2つの観点がありまして、まず月に社会を築くって先ほど申し上げたんですけれども、やっぱり私たち住むには水って欠かせないじゃないですか。自分たちが生きていくためにもそうだし、いろいろなものを作ったりするのにもやっぱり水って欠かせないもの。だから月に社会を築くためにまず一つ重要ということと、
もう一つはですね、今アルテミス計画では月を経由して火星を目指そうということを目標に掲げてるんですよね。火星に行くときってロケットの燃料が必要になるじゃないですか。それをやっぱり地球から打ち上げるとなると膨大な燃料が必要になるんですけれども、月に水が見つかればそれを燃料として使えるようになるんですね。
そうすると効率的に月と火星の定期輸送みたいな形であると考えられてますね。
そもそものことを伺いたいんですけど、月に住む必要があるんですか。
誰が何のために。
火星もですけど。
やっぱり今本当に地球って異常気象が多いんですよね。天体衝突とかもいつ起こるかわからない。恐竜が過去に大量に出てきたように。
だから一つの考え方として、危機管理として地球以外に住める場所を作っておくことが、人類の死の保存というか、存続するために必要じゃないかっていう考え方もありますし、
やっぱり地球にいただけでは地球の問題、課題って解決するのが難しいこともあると思うんですよね。
それを地球の外から観測したり、例えば月面で人が住むために農場が必要になるんですけれども、
月面農場を開発することで無人で効率的に限られた資源でたくさんの野菜を育てるということが地上でも還元できるとか、
そういった観点、地球の問題解決のためにも宇宙開発が必要なんだということが言われています。
なるほど、よくわかりました。
中秋の名月と月の呼び名
ちょうど明日は中秋の明月ということですけれども、ハーベストムーンって言われてますけど、それぞれ月ごとに呼び名があるじゃないですか。
ストロベリームーンとかね。
なんでそういう名前が付けられてるんですかね。
例えばハーベストムーンを例に説明しますと、これは北アメリカの先住民の農地歴、農業に使う小山から付けられた名前なんですけれども、
例えばこの季節って北米ではトウモロコシなんかを収穫する季節なんですよね。
日没後この時期の月っていうのは、すぐ太陽が沈んでから月が昇ってきて、明るく畑を照らしてくれるので、その収穫なんかにもすごくありがたい。
収穫のために助かる月っていうことで、それぞれ言われがあるわけなんですよね。
やっぱり我々の営みに月っていうものは本当に欠かせないものなんですね。
そうですね。中秋の明月でお月さまをめでるっていうのも古くは中国からと言われてるんですけれども、
そうやって暮らしの中で月をめでるとか、月に感謝するっていうのはとても素敵な習慣だなと思います。
林さんもやっぱり毎年こういう中秋の明月っていうものは見られるんですか。
そうですね。やっぱりこの季節の月ってすぐ昇ってきて、やっぱり空気が澄んでてすごく綺麗に見えるので、月を見るとすごく心がスーッと穏やかになるっていうか、なりますね。
正しい中秋の明月の楽しみ方ってあるんですか。
月をめでるっていうのがメインですよね。
お団子を用意してとか。
それぞれちょっと空を見上げるだけでもね、気持ちが穏やかになるんじゃないかなと思います。
探査機ルペックスが挑む月の水の直接観測
今後月について新しい発見、どういうものが期待されてるんでしょうかね。
さっきから水水って言って遅刻してるんですけれども、その水の発見に日本の探査機がすごく活躍が期待されている探査機があります。
日本の探査機。
ルペックスって言うんですけれども、これインドと協力して今開発されてまして、2028年度ぐらいに打ち上げを目標としているんですけれども、
月の南極近くの水があるんじゃないかと言われているところに行ってですね、月を一歩から掘って、
いかいその月の中に水が含まれているかっていうのをその場で実験して観測しようというものすごく挑戦的なミッションが予定されているんですね。
挑戦的なってことはそれだけかなり大変なってことです。
大変です。
でも水があるあるって言われてて、一体どこに出してあるかって今誰もまだ実際に目にしてないわけなんですよね。
表面的にはないってことですか、今のところまだ。見つかってない。
表面的にというか探査機で離れた場所からこのなんとか分子があるんじゃないかっていうことでしか見つかってない。誰も手にしてないわけです。
なるほど。
それを初めて見つけるのが日本の探査機になるかもしれないということでとても期待しています。
それが2028年打ち上げ予定と。
2028年度ですね。
8年度打ち上げ予定ということですね。
はい。
それはまた一つ楽しみが増えました。
果たして水はあるのか。
そんなことを思いながら明日の収集の名月をまず楽しみたいと思います。
そうですね。
はい。
林さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は宇宙ライターの林紀美代さんでした。
13:12

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