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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up 松本潤さん主演のRKBでも放送中の日曜劇場
19番目のカルテで注目されている総合診療科 今週はそのドラマの監修を務めているドクターが語る
総合診療科とはというテーマでお送りしています。今日は総合診療科ができるまでというテーマです。
千葉大学名誉教授の生坂正富さんです。生坂先生おはようございます。おはようございます。さて今日はですね
生坂先生が千葉大学医学部付属病院に総合診療科を立ち上げた時の話から伺っていきたいと思いますけども
いつ頃立ち上げたんですかね? 私が千葉大学医学部に勤務したのは2003年でございます。
2003年に立ち上げた? そういうことです。 じゃあ国が19番目の専門力で位置づけた時よりもずいぶん早い段階からもうすでにあったんですね?
そうなんです。 ずいぶん早く立ち上げていたってことになります。もう20年以上歴史があるってことになるんですが
なぜその頃から生坂先生は総合診療科を立ち上げる必要があったと思ったんですか?
これがですね実はもっと遡って大学に総合診療科が設置され始めたのは1990年代なんですよ
もうその頃から? 総合診療科っていうのはあったんです。
これは文科省が主導して各大学病院に総合診療科を設置しなさいっていう
まあそういう提案が出されたんですね。それどうしてかというとですねこの1980年代後半からですね
医学の進歩とともにですね一種の臓器別に再編成されていったんですね
それまではまあ例えば第1内科第2内科第3内科みたいにですね
ナンバー内科って言われていてそれぞれの内科が一応丸ごといろいろ見てたわけですよ
第1内科は循環消化器で第2内科は神経内科血液とかですね
ちょっとある程度広がりを持った。それが質の高い専門医を求めるということで臓器別に分かれていったと
患者から見ても第1内科と第2内科はどう違うんだという疑問もあった
ということで例えば循環器内科、消化器内科、神経内科みたいに臓器別に診療科が分かれだしたのが1980年代なんですよ
ただそうなってくるとですねこの臓器に分けられない患者さんが出始めたんです
これどっちにもきちっと当てはまらないとかどっちか分からないとか
あるいは高齢の方でどっちも問題を持っているときにどこに入院するか
こういう細分化に伴う不都合を保管するために総合診療科を作るべきだと
特に大学入院中心ですね
ということで文科修行で1990年代から作り始められています
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ドラマ日曜劇場19番目のカルテの中でも松本純さんが病院赴任してきて
総合診療科を立ち上げても周りの専門医の先生方からは
なんか本当に見られるのっていう目で見られてその実力が疑われているみたいな
そういう信頼関係がまだ築けてないっていうようなシーンが描かれますけど
実際生坂先生はすんなり受け入れられたんですかそれとも大変だったんですか
私が赴任する直前に全国国立大学病院会議で
もう総合診療は人も入らないし何やってるか分からないので
党配布の対象にしようと医学教育とも吸収させるとか救急に吸収させるとかですね
老年化に吸収させるとかいうことでどんどん潰れていったんですよ
ちょうどその時に赴任したので大丈夫かなっていう空気があったんですが
実際病院の中入ってみるとですね
まず総合診療って何するのっていうのが全く理解してもらってなくて
まあそれはしょうがないですけどね今でもなかなか難しいところが
当時は総合診療って何するんですか何できるんですかっていうか
院内で何度も説明会しました私はこういうことができるんですって言うですね
病院長なんかは今回も北の病院長がですね
実際のドラマで総合診療科をトップダウンで決めたんですけども
やっぱり反対する人がすごく多かったんですよ
ですのでまず何やるか分からないあとは何でもできるっていう風になると
ひょっとしたら自分たちの立場が危うくなるんじゃないかっていうですね
敵対的な関係で見られる気もありましたよね
なるほど本来ならばそういう専門領域の先生と協力して
一緒に患者さんを見ていくっていうのが理想の形なんですけど
自分たちのポジションが危ぶまれるんじゃないか
そういう不安につながっていってしまったんですね最初は
やっぱりこう疑心暗鬼っていうか何かわからないですね
何者か得体が知れない者が来たみたいな感じでしたよね
なかなか知ってもらえないとまずそういう不安みたいなものが出てくるのも
人間としても仕方ない部分ありますよね
じゃあ先生どうやって周りの先生方を説得して
納得してもらうようになったんですか
これはですねまずはどこに行ってもはっきりしないような
ちょっとめんどくさいっていう他の臓器専門の先生から見るとですね
何かこう訴えが多いしでも検査してもいかない
そういう患者さんをもうウェルカムとどうぞご紹介くださいということで
積極的にそういう患者さんを受け入れたんです
それもまさにドラマでしょ
同じ同じです
でもう向こうは不審感があるわけですよ
またこれ総合診療かってこれまたどういうお医者さんなんだみたいな
こんなところに回されてみたいな
ほとんど診療室に戻してくださいみたいなね
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そういう感じでしたよ最初は
じゃああれはドラマの中のフィクション的なお話じゃなくて
実際にもそうだったんですね
あれそのまんまです
へー
ドラマはものすごくリアリティに富んでます
リアリティ
それは相当なご苦労がありましたね
でそういう患者さんを丁寧に診察をして
最終的に病名も見つかることがよくあったし
患者さんも病名がつかなくても話をきちんと聞くとですね
納得してもらえるわけです
やっぱり納得の医療
そうすると分かりましたが
私はこの症状とやっぱり付き合っていくしかないんですね
でもその攻略も分かりましたという
だったら僕は私は次のステップに踏み出すっていうですね
そこを指南する重要な役割があるんですよ
だから病名がつけるだけで診断つけるわけじゃなくて
次のステップに踏み出してもらうための
メンタリティの変容と言いますか
そこを一旦受け止めて
それから次にステップに踏み出してもらうんですね
こういう役割は時間かけてお話ししなきゃいけないので
相当時間かかりましたけど
そんな感じで患者さんが満足して
その病院から育っていく
そうすると他の診療所の先生たちはもう抱えてきた
患者さんを一気に総合診療に送ってきました
大事に大変です
じゃあそういう一つ一つの症例っていうのを積み重ねながら
信頼を積み上げていったわけですね
はいその通りです
そうなるのに大体10年ぐらいかかりましたね
やっぱり時間がかかりましたね
でも伝わった時は
菅先生も嬉しかったですよね
いやいやもうすごく嬉しかったです
これで大学の中に自分の立場
立ち位置ポジションをできたなと思いました
では明日はですね
またその総合診療科は
今やっぱり需要が高まってるのかどうかとか
そもそも菅先生が関心を持ったきっかけとか
そういう話をちょっと伺っていきたいなと思います
今日はここまでありがとうございました
ありがとうございました
ということでなかなか病院の中でも
総合診療科ってどういうところなのかっていう理解が
進まなかった部分もあるんですけど
一つ一つの実績を積み重ねることによって
信頼を得ていったということですね
まさにこれは日曜劇場19番目のカルテの話の中で
出てくる展開と同じなんですね
この時間は千葉大学名誉教授の生坂雅富さんでした
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