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2025-09-26 06:49

大人のための音感トレーニング本1 from Radiotalk

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大人のための音感トレーニング本というのがあって、
音感トレーニング本、読んでいこうかな。
本書は、著者が主催するJAZZアドレブ教室で、
実践したメソッドの中から音感に関するトレーニング方法に焦点を当てて、
さらに発展させたものです。
こうした音感トレーニングには2つの側面があって、
その1つは、音を聞いて、その音程や度数、本名、コード進行などを識別できるようになる、
自動的トレーニング、聞き取りの能力ですね。
もう1つは、さまざまな音程や度数を歌い分けて、
発信できるようになるための能動的トレーニングです。
イメージした通りの音を歌や楽器で表現できる能力です。
歌うことはできるけど、聞いただけでは何の音かさっぱり分からないということも当然起こります。
これは、スピーキングとヒアリングでは、使っている感覚や意識が違っていることを表します。
話したり歌ったりするときは、自分の声に意識を集中する内部感覚が中心になります。
それに対して聞くという行為は、周りの音の世界へ関心を向け、
集中する外部感覚が働くと言えるでしょう。
もちろん、両者は常に同時に働いているので、バランスの問題ではあります。
本書の実践では、まず自動的トレーニングを集め、能動的トレーニングを修行していきます。
こうした実践トレーニングを支えるのが音楽理論です。
理論や文法の類が苦手という方は、最初の段階では第一種の論理編をパスしても構いません。
論理編を飛ばしても、トレーニングだけを行うことは可能です。
本書の内容を実践した上で、さらにトレーニングを深め、音感を強化していきたい人は、
同様のことを他のキーの伴奏でもチャレンジしてみることで、より効果が高まります。
そのため、必要な知識は音楽理論なのです。
1日1ページずつのページを紹介していくつもりで良いですから、できるだけ頑張って理論編にもチャレンジしてみてください。
本書のトレーニングは、シーケンサーやコンピューターなどでバランスを作成し、他のキーに調子より高度なトレーニングすることも可能です。
音楽サークルなどの仲間たちと組んで音のアテッコゲームをして活用することも効果的です。
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音感と才能、こと音感という話題に関しては、資質や才能というものを過剰に気にする人も多いようです。
この間たまたまつけたテレビの番組の話ですが、最近の中国では、
高額を支払うことができる人たちを対象に子どものDNA分析を行う機関があるということです。
この機関によって自分の子どもがどんな可能性を秘め、どんなジャンルの職業に向いているかを早い段階で知ることができるという内容の番組で、新たなビジネスの紹介です。
そしてその中に、子どもの音感が優れているかいないかというチェックもあります。
こうした調査で子どもの音感が特別なものではないとしれば、子どもに早期の音楽英才教育をする必要もなく、
音楽教育の面で経済的労働をすることができて、無駄な努力をする必要がないというわけです。
これは、親側にとっても子ども側にとっても幸福なことではないかというのが、親側の思惑です。
私自身はそうしたことはさほど気にする必要はないと考えています。
人には向いていることより向いていないことのほうがほとんどです。
誰しも何か新たなことを始めたばかりの頃は自分に向いていないなと思うものです。
しかしそうしたことに向かって自分の逆転を克服するこそこそ人生を生きる意義があるのではないでしょうか。
そうした経験がまた次のチャレンジへとの支出となっていくのですから、
一概にDNAレベルの向いている向いていないだけの判断では、人の才能は何で開花するかわかりません。
野球選手になる夢に脱節したけど別の道で成功したということもあるでしょう。
その際、野球選手になる夢を抱きつけて修行した経験が別の道での成功の支出になったと言えなくもないでしょう。
人付き合いが苦手で男性と話すことが苦手。
音感が生まれつき悪いと考えてばかりいたら人生は寂しいものになるだけです。
それに音楽は向き不向きでやるものでありません。好きか嫌いかで始めるものでしょう。
世の中は向いていないことが山ほどあるのですから、好きな音楽だけの世界でもこうした向き不向きに左右されずに楽しむことが大切ではないでしょうか。
好きだからこそ修行も楽しいのだと思います。
西洋音楽の世界では、世界はサッカーチームのメンバーの数よりも一つ多い12個の、いわば12人のプレイヤーが様々な形で
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編成を組み協力しながらゴールとなる一つの曲のために動き回っているゲームだと考えることができます。
もちろんあなたがそのチームの監督です。そのためにも様々な理論を学び、これを酷使して戦略を立て、12人のプレイヤーをうまく働かせてやってください。
本書の音感トレーニングによってあなたは12人のプレイヤーたちの個々の心の動きを感じることができる名監督へと導かれるでしょう。
学問の要は活用無き学問は無学に等しい。
以上を本書を読むにあたっての取説とします。
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