政治の考え方
トークの552回目、今日は6月の20日です。
政治のことをちょっと話してみたいと思います。
政治のことを考えることの第一歩は、僕は、自分を忘れることかな。忘れる、忘れる。忘れなくてもいいんだけど。
自分のことをちょっと横に置いておくことかなと思います。
だから、私たちの生活が苦しいんです。税金を下げろ、と言うのは、ちょっとわかんないな、と言っていいと思うんです。
でもやっぱり、それじゃどこまで経っても良くならない気はするんですよね。
だから、自分のことをとりあえず横に置いておいて考える。
だって、生活苦しいから米を下げろ、と言うのは、私が儲かるから利権を作ったんだ、と言う人と大して変わらないじゃないですか。
ただ、たまたま金力を持っていたか持っていないかですからね。
でも、言うことは大事だと思いますけどね。
本質的には変わらない気がするな。私たちの生活が苦しいから税金を下げろ、と言う人と、税金で利権を作って儲けてやれ、と言う人と、本質的には変わらない気がするだけ。
だから、政治のことを考える時は、自分のことを横に置いておいて、多くの人を考える。
多数決の問題
多くの人と言うのもクセもんだと思うんですよ。多くの人を考えると言うのもクセもんなんですよ。
多くの人を考えると、じゃあ多数決ですか、と言う話になりますよね。
多数決ではないわけですよ。多数決というのは良くない、良くないというか、良くない、良くない、ものすごく良くない。
ただ、多数決のメリットは早くスピーディーに物事ができるということじゃないかなと思いますね。
じゃあ、本当は何が良いかというと、一人一人の話をよく聞くということだと思うんですよ。
だから、多数決だとやっぱりマイノリティというんですかね。少数派は消してしまえということですからね。少数派の意見は消してしまえというのは。
そうじゃないですよね。少数派というか、少数派って何人からが少数派って言ったら一人からが少数派ですからね。
一人一人と納得がいくまでとことん話し合うというのが民主主義なわけですよ。
ところがですね、それだといつまで経っても話が決まらないわけでしょ。
なので、便宜的に多数決ということをやりますね、じゃないといつまで経っても進めないですからね、というのが多数決を使う理由ですよね。
多数決というのは良くないということを知っておく必要がありますね。
何が良くないかというと、少数派の意見をもっと聞かないといけないですね。少数派というのは一人一人ですよね。
日本人の特性
ということでですね、僕たち日本ってそうやって進歩してきたわけですよ。
日本人って話し合ってきたわけですよ。だから大きな戦乱がなかったでしょ、日本って。
戦国時代がよくドラマとか映画とかで話題になるのは、あれは何かというと珍しいからです。珍しいから。
あの時代しかなかったわけですからね、戦乱ってね。
だからそれ以外の時代ってそんなないわけですよ。
あの時代しかなかったから、日本人にとっては戦国時代ちょっと異質な時代だったわけですよ。
だから異質だからドラマになりやすいとか映画になりやすいとか、そういうのがあって。
だから小田信長とか、あの辺の時代っていうのは特別な時代だったと思っていいと思いますよ。
ずっと何してたかというと話し合って物事を決めてたわけですよ。
話し合わずに決めることも簡単ですよ。
力強い者が俺に従え、言うこと聞かん奴は皆殺した、みたいな。
そういう西洋の歴史はそんな感じでしょ?
いや、わかんない。西洋のことは悪く言ったらいけないですね。
でも少なくとも僕たち日本人は話し合いで歴史を作ってきたような、そういう民族であるわけですよ。
だから多数決じゃない。一人一人と話し合う。そういうことが大事であって。
ただその前提条件っていうのがあって、今前提条件が崩れているわけですよ。
前提条件って何かというと、ある程度の共通認識っていると思うんですよね。
ある程度の共通認識がいる。
だから共通認識ってなんだろうね。
義務教育とか学校とかで習うこと、プラステレビで言ってること。
そういう共通認識なんですけど。
今の問題はその共通認識が間違えているっていう、そういうことがありますね。
そういうことがあるよな。
経済学者の、全然関係ないんだけど、経済学者の中野武さんっていう方が僕はよく好きなんですけど、
その人が何かの討論番組で、私たちは学校で学びましたみたいな反論、中野さんに反論する人がいて、
中野さんが、いや学校が間違えてるんだよみたいなことを考えしてて、面白いなと思って。
いやでもね、僕たち前提条件、学校とかテレビとかで学んだことが今間違えてる可能性があって、
だから前提条件が持てないんですよね。
なんとかしないといけないんですよね。
あとはですね、仲良く、仲間、仲間、仲間なんですよ僕たちね。
僕たち仲間、敵も味方もなくて仲間、仲間。
日本という国の日本人という仲間で、この仲間感が今なくなってきてるのもちょっと。
自民党政治で僕はある意味すごく良かったなと。自民党内で揉めてるじゃないですか。
でも大きく見たら仲間じゃないですか。
学級会とかってそうじゃないですか。いろいろ揉めるけど、でもやっぱり一つのクラスを良くしようと仲間じゃないですか。
だからもうちょっと大きく、僕たち日本人という仲間なんですね。
なんとかとなんとかといろいろあるけど、もっと大きな仲間っていう、そういう視点が今なくなってきてるかな。
日本人という仲間っていう視点がなくなってきてるのかなという気がしますね。
もう一つね、言葉ね。言葉。言葉を使う能力。
僕たち日本人ってなんで戦争がなかった話し合いで解決してきたかというと、言葉を使う、言葉が優れた民族なわけです。
日本語っていうのはものすごい言葉、難しいんですよ。
ちょっと来た外人が1年2年でマスターできる言葉じゃないです。
言葉と同時に歴史、文化、いろんなことを学ばないと日本語って話せないわけですからね。
そういう日本語能力、よく言われてるのは単語の数。
単語の数、日本語って1万って言われてて、フランス語って2千、英語って3千、わからないですよ、数えたわけない。
と言われてて、日本語って圧倒的に言葉数も多くて、圧倒的に難しいんですよ。
なんで難しいのかというと、話し合いを大事にした民族なわけですよ。
ということでですね、何を言いたかったかというと、言葉を大事にしましょう。
仲間意識、前提条件を疑ってみましょうみたいな。
そういうお話をして、政治のことを考えることは、時は自分のことをちょっと脇に置いてね。
多数決が全てじゃありませんよ。
これはものすごい内容ですね。わずか12分ぐらいで僕は話したんですけど、
本当はもっと時間をかけて話せばいいんですが、
なんとなく僕の話の中はこういうことが、なんとなく話しているかと思います。
ということで政治のことをちょっと話してみましたが、
ちょっと抽象的すぎて、あんまり政治っぽくない話だったかもしれませんが、
政治のことを僕はちょっと話してみました。
じゃあこんな感じです。失礼します。