2020-07-30 13:19

2020-07-30

映画専攻 / 2時間 / 生のデータ

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9年前とかに、大学、大学は、一応美術大学の映像、映画専攻っていうところに通ってたんですけれども、
映画専攻っていうのは40人ぐらい学生がいて、
みんな、やっぱり映画を撮りたいって思って入ってきてる人たちがいて、
で、実際まあ、そのまま頑張って監督になる人とかもいるんですけど、
僕みたいな興味があって、映像のなんかこう、
そうですね、全員こう映画監督になるとか、映画業界に行くとか、テレビに行くとか、映像の仕事をするとは限らなくて、
まあみんな、というかほとんどの人は就職もしないし、っていうところなんですけども、
自分は、そうですね、そこで映画について、といってもその大学、映画専攻自体は何か教えてくれるわけでは、
何か教えてくれるわけではないっていうのはすごい語弊ですけど、
すごい僕、映画専攻が好きなところ、というか最後の1年間のゼミの先生が好きで、
それは一緒にちょっと考えてくれるっていうところが好きだったんですけれども、
結局何だったのかっていうと、その時に考えてたのが、
別に職業として映画を作るっていうことじゃないのだとしたら、
なのだとしたらというか、映画を作る時の考え方みたいなのが、こう、普通の生活の中に生かせるんじゃないか、
っていうのが一番好きだったんですけれども、
映画を作る時ってすごい理不尽なことがいっぱい起こっていて、
単純に雨降ったら思ってたシーンが撮れないっていうのもあるし、
あと一人じゃ撮れないっていうところで、
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その理不尽さみたいなものが、絵とか僕は描けないですけど、
カメラのレンズがすごく均等に、何かにクローズアップするわけではなく、
入った光が全部記録されるっていう特性から、
全てが均等に映ってしまうから、理不尽さが全部映り込んでしまって、
そのコントロールできないものっていうのと向き合うっていうところがすごくいいなって思ったんですよね。
それをちょっともっと広げて考えていくと、
記録して誰かに見せるっていうことがどういうことなのかとか、
いろんな人と多様な価値観を感じるにはどうすればいいかとか、
たくさんいろんなことが、映画っていう入れ物とか手法とかいうところが起点になって、
いろんなことが始まっていくっていう、
映画自体に、映画を作ることが目的になっているんじゃなくて、
何かもっとどこか遠くに行くために、映画の車に乗って、
みんなで一緒に出かけていくみたいな感覚がすごいいいなって思ったんですよね。
っていうところで、大学4年間の最後にみんな一本ずつ映画を作る。
でもそれは、うちの大学というか映画専攻は、
別に映像のことを映画と呼んでいるわけではないから、
例えば同級生にラーメン屋さんになりたいからラーメンを最後作って、
それを映画とするみたいな、そういうことをやっている人もいたようなところなんですけど、
自分としては映像作品を最後作って卒業した、
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その時のテーマっていうのが、
誰が撮っても映画になる、
そういうフレームワークみたいなものを作れないかなっていうのがあって、
自分が考えている映画っぽいっていう、
さっき話したようなところでいうところの映画っぽさみたいなのを、
何か方法としてまとめられるんじゃないかなっていうのがあって、
で、結局どうしたかというと、
なんか2時間あるんですけど、
同じセリフをずっと、
そうですね、同じセリフっていうか5分ぐらいの小話、
電車に乗ってたら、上下ジーンズ、地の服を着た人がいて、
すごいって思ったとか、
彼氏が残虐感が消えなくて心配みたいな、
どうでもいい話を2時間、
ちょっと役者役のその学生に話してもらうっていうのを、
5人ぐらいのチームで、
カメラを変わる変わる持ってもらって、
カメラをパスするみたいな感じですね。
で、その撮影している風景と話している人の風景みたいなのが、
2時間続くっていう。
で、その映画撮影している現場で、
ちょっとお菓子とかお茶とかが置いてあって、
自由に食べたり飲んだりしていいっていう風な感じの映画を作ったんですよね。
今すごい詩にやっぱり興味があって、
詩をちょっと書きたい。
詩書きたいっていうか、
なんか詩もやっぱりちょっと入れ物として、
自分がその詩の車に乗ってどこか遠くに行けるんじゃないかというのがあって、
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詩を書くっていうのは、
そういう視点から、いろんな詩があると思うんですけど、
そういう視点から世界を見ていることが、生のデータとして残っているっていうことがあれば、
こうやって声を話したことを記録しているっていう、
何かについて思い出しながら話しているっていうことが、
結構詩に近いんじゃないかと思っていて、
その詩らしさみたいなものが、
例えば動画の時は、
何かを見て思い出すっていうこととか、
演劇を見ている時だったら、
俳優の体の動きを見て思い出すっていうことっていうのと、
何かを思い出して話してみるっていうことが、
やっぱり詩にみたいなところがあるのか。
この時、9年前とか大学生の時にぼんやりと思っていた、
誰がカメラを持っても映画になるんじゃないかっていう仕組みは、
今はこうやって一人になった自分が、
生きてるだけ詩が書けるんじゃないかみたいな風に思っていることと、
どうしてもやっぱり繋がって思えるっていうところ。
だからこれを生のデータとして置いておくっていうところから、
さらに何かもう結構テキストに置く…
テキスト…
詩がテキストだけじゃないと思うけど、
メディアは何でもいいんだろうけど、
もう一つ何かあるような気がして、
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研究ということになっています。
っていうところですね。
おはようございます。
今日は7月30日木曜日。
時刻は今4時50分なるところなんですけど、
これは在宅勤務が続いて、
人と話すことがなさすぎて、
おかしくなりそうな会社員の司会がですね、
寝起きに昨日あった出来事とか、
それに関連して何か思い出したことを話すという時間を
神奈川県川崎市からお送りしました。
今日も良い一日をお過ごしください。
ここまで聞いていただいてありがとうございました。
シカでした。
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