リアルタイムロギングの重要性
こんにちは、大橋です。 今日はですね、リアルタイムロギングの効用という話をします。
この話をしようと思ったのはですね、ちょうどこの休日に、岸井ゆきの主演のボクシング映画、 「ケイコ 目を澄ませて」という映画を見まして、
耳が聞こえないボクサーという、なかなか特殊な役割なんですけども、 実在の本当に耳が聞こえないボクサーがいたみたいで、それに着想を得て作られた映画なんですね。
彼女がジムでの練習の合間に、リングサイドで紙のノートを広げて、 鉛筆で日記を書いているというシーンがありまして、
そしてこの日記にどんなことを書いているかというのがチラッと映るんですね。 そこに書いてあるのが日付が書いてあって、その上でその日の練習メニュー、やったメニューが書かれていて、
例えばロード10キロ、ロードというのはランニングのことなんですけど、 ロード10キロ、ロープ2ラウンド、シャドウ3ラウンド、新しいコンビネーションとかですね、
とにかくその日にやった練習の記録がたんたんとメモに残されていくと。 これを見てなかなか気づくところがありまして、
というのはですね、ちょうどその映画を見た日の日中にですね、Xにこういうポストを僕はしたんですけども、
「何かを身につける過程で言語化しておかないと、それを誰かに教えるときに言葉が出てこない」ということで、
もう少し後に続くんですけど、別にですね、何か新しい言語でもいいですし、習慣でもいいですし、
とにかく身につけるということをするときに言語化しておくと、どこで躓いたのかとか、どこで自分がわからなくなって、
何をしたらそこから抜け出すことができたのかと、そういった試行錯誤の過程とかやったこととかですね。
おそらく岸井ゆきの演じるボクサーもですね、どんなところで躓いたのかとか、
どんなことをトレーナーの人から指導されたのかといったことを日々練習の中で教えられるので、
それをつぶさにメモすることによって、そしてそのノートを読み返すことによって、
次に練習ではこういうことに気をつけようとか、これに力を入れていこうと。
あとはですね、いつもだったらこれがうまくできるのに、今日に限って調子が悪くてできなかったとか、
そういったことも書かれると思うんですけれども、そういうふうにしてですね、
いちいち記録に残すことによって、3つぐらいメリットがあるかなというふうに思ってまして、
一つはですね、当然記録に残すので、これまでに何やってきたかというのが分かるようになると。
読み返すことで、以前はこれやってきたんだなと、昨日はこうやったんだなということが分かると。
そしてその場で記録をまた新たにつけていきますので、それによってですね、
今自分が何やってるかというのが分かると、今日は新しいコンビネーションをやったんだなと、
そういったことが分かると。その後にですね、そういった過去の記録を読み返し、
そして今自分がやってることを書き足すことによって、そこからですね、
じゃあ次はこういうことをしたらいいんじゃないかなということで、
次に何をすればいいのかが分かるというふうにですね、これまでと今と、
それから次に何をすればいいかという3つですね、こういうことが分かるようになると。
言ってしまうと当たり前のことではあるんですけれども、こういうふうにしてですね、
自分が今やってること、身に着けてること、あとは仕事をしていることでもいいんですけど、
記録を残すことのメリット
とにかくそれをいちいち記録に残すことによって、こういった「分かる」ということが見えてくると。
分かるようになると。
さらにですね、おそらくあんまりそういう記録をつけたことがないという方にとっては、
記録つけたらいいということは分かるけど、そんな時間もかかるし、
どれぐらいのことをボリュームかけばいいのか分からないとか、
どれぐらいの詳しさで書けばいいのか分からないというふうな迷いがあって、
なかなか手が出ないということもあると思うんですけど、そういうことはですね、
これがまた難しいところなんですけど、何をどれぐらいの詳しさで記録すれば
後から役に立つのかという、当然せっかく記録に残すからにはですね、
後から役に立てたいわけなので、その役に立つ度合いですね、
どれぐらいの詳しさで書いたら役に立つのかということもですね、
実はこの記録を自分でつけていく過程で、自ずと記録が教えてくれるというか、
これぐらいだったらちょっと書き足りないんだなということが分かったりとか、
書きすぎるとですね、確かに詳しく書かれれば書かれるほど、
後から読み返したときに思い出しやすいんですけど、
でもその分ですね、余計な情報が入り込んだり、いわゆるノイズが増えてしまって、
読み返すのが嫌になってしまうようなですね、それぐらい詳しいメモがあっても
やっぱり役立てにくいので、ちょうどほど良い塩梅みたいなものを
記録を通して身につけられるのかなというふうに思っていて、
この残した記録というのはですね、ボクシング繋がりで言えばですね、
記録はセコンドのような存在かなということで、練習中でも試合中もですね、
自分のすぐそばで傍らでサポートしてくれるということで、
こういった記録、セコンドがいてくれることで得られる安心感とかですね、
そういったものはですね、やっぱりこの記録を残してみることで
初めて分かってくることだと思いますので、
まずはですね、このやったことを足跡を残すつもりで
記録に残してみるというところからですね、
ぜひやってみていただけるといいかなというふうに思います。
今日はリアルタイムグロミングとリアルタイムに記録を残すという話と、
その効用について話をしてみました。
最後までお聞きくださりありがとうございます。