友人の思い出とお通夜
OKファームのOKです。この番組は、農業歴13年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日はラジオネーム、匿名の方なんですが、女性からの思い出です。
20代の時、同級生を病気で亡くしました。
同級生と言っても、実は年は一つ上で、病気で入院していたため、中学3年生をもう一回することで、私と同じ学年になりました。
出席数が足りなくても、そこは中学校なので卒業はできたのですが、高校に行きたかったからということで、学年一つ下の子たちと一緒にもう一回3年生をすると決めたそうです。
偶然進学した高校も同じで、同じクラスになり仲良くしていました。
体も弱く足も悪くて走ることができず体育はいつも見学だった友達は、福祉系の活動に積極的だったようで、放課後に展示の勉強をしているところを見たことがあります。
高校卒業後は病院に住み込みで働きながら準看護学校に通い、資格を取り準看護師として働いていたそうです。
しかし病魔は少しずつ友達の体を蝕んでいき、数年の闘病期間の後、旅立ってしまいました。
おつやには本来の学年の同級生と私たちの学年の同級生が参列し、たくさんの人に愛されていたのを改めて知りました。
おつやの後、高校卒業以来ごぶさたになっている同級生もいたため、このまま解散するのも名残惜しく食事をすることに、
8人から10人くらいを受け入れてくれるお店を探し、全員もふくの全身真っ黒ないでたちの女たちが、
ぞろぞろテーブルにつく姿に他のお客さんの視線を釘付けにしました。
実際の人数にプラスして、亡くなった友達の分のグラスやお皿、お箸も欲しいとお店の方に頼んだら、
心よく用意してくれ、最後の最後に友達と一緒に食事をしたのが思い出です、という匿名希望の方からのお便りでした。
料理と心のつながり
人は死んだらどこに行くんでしょうね、もう次の人生が始まるという説があったり、天国とかあの世とか別の世界があるという説があったり、
はたまた守護霊となり、実は現世にまだいるとかね、いろんな説はあるんですけども、僕は身近な人が亡くなるたびにこういったことをふと考えてしまいます。
そしてご葬儀の後の食事のお話ですね、参加人数よりも一つ多い椅子と食器を店員さんが用意してくださったということでね、本当に良かったですね。
これ仏教用語では影禅というそうなんですけども、影ですね、影の禅と書いて影禅というそうなんですが、
もちろん姿も見えないし声も聞こえないけど、その亡くなられたご友人もその席にいてくれて皆さんの話を聞いてくださっていたんではないかなというふうに思います。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、あなたの大切な人が好きな料理です。
番組の役割を放棄しているかもしれないというような気もするんですが、まあお許しください。
もう会えなくなってしまった方でもいいですし、今あなたが大切に思っていらっしゃる身近な方でもいいですし、
そういえばあの人あれが好きだったよなーっていうことを考えながらお買い物をしていただいたり料理をしていただいたらと思います。
そしてもしその料理を作ったときにもう一品欲しいなーっていうことがありましたら、ぜひOKファームが作っているごぼうが香るオニオンスープを使ってみてください。
僕が作った広島県のごぼうと淡路島の玉ねぎがたっぷり入っている粉末スープなんですが、お湯を注ぐだけで出来上がりです。
スープを作る暇はないという方はぜひお試しください。
概要欄にごぼうスープのAmazonリンクを貼っておりますので、OKファームのごぼうスープをまだ買ったことがないよという方はぜひチェックしてみてください。
今日は特命の方からのお便りだったんですが、お便りありがとうございました。
月曜から金曜の正午にお届けしているこの番組では、あなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、どんなものでも大丈夫、特命でもかまいません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、ぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。