おかしらさんの思い出
OKファームのOKです。この番組は、農業歴13年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、ラジオネームおかしらさん→女性への思い出です。
子供の頃、刑事か何かで、しだし屋の料理が振る舞われた席で必ずつく、「おかしら付きの鯛」は、その場では食べずに、織詰めにして自宅に持ち帰るのが習わしでした。
母は、鯛の調理法は味噌汁にするしかわからず、鯛が持ち帰られたときは必ずお味噌汁になっていました。
お味噌汁の鯛、身を食べようとすると、やたら骨が邪魔で口に入るたび、骨を口から出さなければならないのが苦痛で、「身は入れないでおつゆだけ持って!」と鯛の身は食べない習慣がついてしまいました。
いつしか、しだし屋の料理を食べる機会もなくなり、おかしら付きの鯛を見ることもなくなりました。
子供の私は、鯛のおいしさなどわからず、ただ骨が邪魔な魚でしかなかったけれど、外食産業が栄え、昔からのしだし屋の料理を食べる機会がなくなった今、あのおかしら付きの鯛を懐かしく思い出しています。
という、おかしらさんからのお便りでした。
まず、リスナーさんに伝えたい。
おかしら付きの鯛って漢字で正しく書けますか?
僕は数年前まで、丁寧な意味を表す、「お」とか、「御所」とか、「お手洗いのお」って言うんですかね。
あの、「御」っていう字がついて、「おかしら」だと思ってたんですけども。
正しくは、「尻尾のお」ですね。
あの、尾底骨の尾って言うんですかね。
尾と頭で、おかしら付き。尻尾も頭も付いているよっていう意味で、おかしら付きなんだそうです。
数年前に地元のラジオ番組の雑談で聞くまで、僕はずっと勘違いしてました。
海賊の古文がね、「おかしらー!」って読むようなイメージで、なんか魚のことをおかしらっていうのかな、みたいな風に思ってたんですよね。
話を元に戻しまして、しだし屋さんということですが。
そういえば最近聞いてないなーという単語になってしまいましたね。
昔は自分の住んでいる地域で結婚式をしたり、お葬式をしたりというのが当たり前だったので、それぞれの町にあったはずなんですけども、という感じですね。
僕が今住んでいる地域の近所にも、「しだし屋」っていう看板が何軒か出ているところはあるんですけども、
店主さんがご高齢のため営業されていないという店がほとんどかなーという印象ですね。
時代の流れとはいえ、ちょっと寂しい気もしますねー。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、たい茶漬けです。
たいというとお刺身にしても美味しいんですが、それをご飯の上に乗せてですね、お茶漬けにしてもなかなか美味しいということで、たい茶漬けを今日はおすすめさせていただきます。
ご家庭によって入れる調味料というのかな、わさびの量であるとか醤油の量とかを調整したりしても美味しいんじゃないかなと、面白いんじゃないかなと思いますので、たい茶漬けぜひチャレンジしてみてください。
作ったことがないという方は概要欄にレシピのリンクを貼っておりますので、ぜひ参考になさってみてください。
そしてたい茶漬けを作る際におすすめなのが、僕の友人が作っているだしパック、その名もだしラボです。
先日新発売になったばかりのだしラボですが、購入済みの方はたい茶漬けの味付けにぜひ使ってみてください。
たぶんですね、このだしラボには結構いい塩がこだわっている塩が使われているので、お醤油の量とかを少し少なめにするのがいいかなというふうに思います。
概要欄にだしパックのAmazonリンクを貼っておりますので、まだ買ってないよという方はぜひチェックしてみてください。
改めまして、おかしらさん、お便りありがとうございました。
月曜から金曜の正午にお届けしているこの番組では、あなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、どんなものでも大丈夫、匿名でもかまいません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、ぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。