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②上十条シェアハウス:漫画1,000冊導入プロジェクト
2026-10-26 04:22

②上十条シェアハウス:漫画1,000冊導入プロジェクト

東京で家賃3万円台からのシェアハウスを企画・運営する現場から、空間とコミュニティのアップデートに関する最新の進捗報告をお届けします!

現在「上十条シェアハウス」の共用リビングでは、「漫画1,000冊」を導入する一大プロジェクトが進行中。単なるアメニティの追加にとどまらず、実際に準備を進める中で、生成AI(ChatGPT)を活用した掲示物づくりや選書プロセスの意外な盲点、そしてリアルなコミュニケーションの重要性など、たくさんの学びと発見がありました。

今回は、設置に向けた最新ニュースとともに、進捗報告から見えてきた「AI活用とコミュニティデザインのリアル」をご紹介します。
・こちらのnote記事
https://note.com/sharehouse_note/n/n3a2857fa38ee

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リスナーのあなたも、なんか最近、AIのおすすめ機能ばかりで退屈してないですか?
あー、自分の好みを先回りされるアレですよね。
そうそう。で、今回は東京の上十条シェアハウスが手掛けた面白い資料を深掘りしていくんですけど。
はい。漫画1,000冊導入プロジェクトですね。
ええ。あの、AIを使って完璧な漫画のラインナップを作ったと思いきや、とんでもない資格があったという話で。
まあ、このプロジェクト、実行力がとにかくすごいんですよ。月額11,000円で漫画と本棚を丸ごとレンタルするサービスを活用していて。
月11,000円で1,000冊ってすごいコスパですよね。
そうなんです。しかも10月末には前倒しで設置完了する予定みたいで。
面白いのが、共有リビングのルールの掲示物なんかはチャットGPTで作ってるんですよね。
なるほど。AIフル活用で徹底してますね。
運営者によると、ジェミニよりもレイアウトとかバリエーションが豊かだっていう評価みたいです。
ええ。じゃあ当然その肝心の漫画を選ぶプロセスにもAIを使ってるんですよね。
もちろんです。薬屋の独り言みたいな話題作から、B5版でエンボス加工の質感がたまらない大友活躍のアキラまで、本当に幅広いジャンルを揃えていると。
いや、そこなんですよ。私が資料を見ててずっと引っかかってるのが。
どのあたりですか?
AIに条件を出して何百冊も網羅できるなら、もうその時点でラインナップは完璧じゃないですか。
まあ普通はそう思いますよね。なのに、掲示物にわざわざ入居者がスマホからリクエストできるQRコードを貼ってるんですよね。
AIが全部やってくれるはずなのに、なんで人間の手入力が必要だったのかなって。
そこがまさにこのプロジェクト最大の発見なんですよ。
というと。
一見すると、AIと運営者の知識の掛け合わせで完璧に見えたリストに実は大きな穴が開いてたんです。
穴ですか?
はい。別のシェアハウスの女性入居者と話していて発覚したんですけど、なんと女性向けの恋愛漫画とかレディースコミックがリストからすっぽり抜け落ちていたんです。
え、まるごとですか。例えば今日は会社休みますみたいな大定番のヒット作すら入ってなかったと。
ええ、全然入ってなかったんですよ。
でもAIって当然そういう一般的なデータも学習してますよね。
そうなんです。AI自体が恋愛漫画を知らなかったわけじゃないんです。問題は指示を出した人間の方にありまして。
ああ、なるほど。
AIって良くも悪くも超優秀だけど言われたことしかやらないアシスタントみたいなものなんですよ。
これとこれを買ってきてってお使いメモを渡せば完璧にこなしますけど。
メモに書いてないことはやらない。
そう、これも食べたいんじゃないですかみたいな空気を読んだ提案まではしてくれないんですよね。
ってことは運営者がAIにプロンプトを出す時点で、そもそも自分の中に女性向けの恋愛漫画っていう発想がなかったってことですか。
まさにその通りです。だからAIにそれを要求しなかった。
AIの予測機能が足りないんじゃなくて、人間の思い込みとか視覚をそのまま忠実に再現しちゃったってことなんです。
いやー面白い。AIがどれだけ膨大なデータを持っていても、最後のフィルターが個人の経験だけだとどうしても偏っちゃうんですね。
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だからこそ、実際にそこに住む人たちの生の声を拾い上げるQRコードの仕組みが絶対に必要だったんですよ。
これ読みたいとかこれが好きっていう熱量ですよね。
めちゃくちゃ腑に落ちました。最初から完璧な詮察をドンって置くわけじゃないんですね。
ベースはAIで効率よく作りつつ、あとは秘伝のタレみたいにコミュニティの手でどんどん継ぎ足して育てていくんです。
シェアハウスのリビングで誰かが読んでるのを見て、その漫画面白いですかって声をかけるきっかけにもなりそうですね。
まさにそれです。誰かのリクエストで追加された普段なら絶対に手に取らないようなジャンルの作品を読んでみたらすっかりハマっちゃうとか。
いいですねそういうの。
そういうリアルな交流を生むための余白がちゃんとデザインされているのがこの取り組みの本当に素晴らしいところなんですよ。
リスナーのあなたにとってもこれはただのシェアハウスの面白いエピソードっていうだけじゃないですよね。
今週あなたが消費したコンテンツってどれくらいが自分の好みに完璧に合わせたアルゴリズムから与えられたものでしたか?
確かにちょっとドキッとしますね。
もし明日全く趣味の違う見知らぬ誰かが熱烈にオススメしてきた見ず知らずの一冊が目の前にあったら。
あなたはその未知の扉を開いてみる勇気がありますか?
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