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2026-09-23 19:39

【#375】春風亭一花真打昇進披露興行 鈴本演芸場2日目(2) 26/9/22

一花師匠が大初日に掛けたネタをあえて拾った一之輔師匠渾身の大爆笑高座『粗忽の釘』まで、ベテランと人気者が全力での高座に対して、全く位負けしない、素晴らしい技術と気概に満ち溢れた感動的な一花さんの『紺屋高尾』に圧倒されました。さすが45日間のトリを任された新真打、周囲の高い期待をさらに上回る堂々たる披露目でした。
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はい、シェアする落語のシケです。 9月22日火曜日、上野鈴本演芸場におきまして開催されております。春風亭一花、真打昇進披露興行、後半でございます。
仲入りを挟んで、もちろんここで真打昇進口上ということになりまして、司会は林家彦いち師匠、そのお隣が春風亭一之輔師匠、真ん中にはもちろん新真打・春風亭一花師匠、お隣がもちろん春風亭一朝師匠でございますね。で、橘家圓太郎師匠に一番上手側が会長・林家正蔵師匠ということになっております。
彦いち師匠が司会で新真打のプロフィールをわっと。、小学生の頃、親戚の集まりで漫才をしてたみたいなあたりからですね、始まって、で、一箇所でドカンと笑いをとって一之輔師匠につなぐと。
一之輔師匠は入門した時、まだ名前がついていない、一応入門は許されたけど、素人の状態だった一花さんが挨拶に来た客席に来ていたと、挨拶に来て、その挨拶で結構とんでもないことを言ったというですね。またどっかで使うかもしれないんで、ネタは割らないでおきます。
で、圓太郎師匠は正直何言ってるのかよくわかりませんでした(笑)何言ってるかよくわかりませんでしたが、最後ピシッと決めた。そういう感じでしたね。途中で正蔵師匠に、何が言いたいのって突っ込まれてましたけどもね。
で、正蔵師匠が面白いんだなぁ。お家が近いっていうね、台東区民同士みたいな。でも一花さんは小学校から千代田区。そんなところから入っていって、楽屋のモニターで聴いていて、とても綺麗で品があるという風に振っておいて、実物を見ると定食屋のおばちゃんみたいだってスコーンと落とす。なんてこと言いつつ、やっぱり正蔵師匠はしっかりこういう時に自分の言葉で、説得力のある褒め方をするんですよね。
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で、最後一朝師匠は、やっぱり江戸前ですからさっぱりとね。一個だけ前座時代のちょっとしたしくじり、でもない、ちょっとした一花さんの面白いエピソードみたいのを入れて、弟子のいいところもさらっと入れてよろしくお願いしますと。基本江戸前ですね。
最後に会長正蔵師匠の三本締め。やっぱ思うのは、並ぶ人、若返ったなっていうことですよね。もう平均年齢がどんどん下がっている。とてもいいことだなっていうふうに思います。
重鎮は重鎮でね。重鎮としての役割を高座で果たしていただきたい。それはもう僕も見に行きたいと思いますけども。こういう口上に並ぶ人たちが若返っている、とてもいいことだなというふうに思います。
でその口上の後に出てくるのがこのポジションにこの人がいるといいですね。立花家橘之助師匠です。橘之助師匠が何がいいって今の口上がひどいっていう方ですね。口上の講評するんですよ。これがね当たってて面白い。
橘之助師匠も一花さんとご実家が近いっていう。で、やっぱり江戸っ子の言葉が、飾らずにナチュラルに出てくるところをね褒めてましたね。そこでね2曲。ちょっと曲名忘れちゃいましたけども、もう見事な三味線の早挽きがすごい。2曲聴かせてグッと場を締めて。さらっと降りられました。
でここでですね。前座さんが見台と小拍子を置きました。あらっと思ったらそうでした。忘れてました私。
今日のゲストは上方。桂吉弥師匠なんですね。僕、生は初めてです。ラジオテレビはさんざん見てます聴いてますけど。生は初めてでね。それだけで嬉しいもんなんですけど。一花さんはあの吉弥師匠がご出演されていた朝ドラ『ちりとてちん』に出演されてたわけですよ。落語一番うまいのに、一番下手な。下手っていうか。パッとしない落語家っていう感じの役だったと思いますけども。これが良くてね。よく覚えてますよ。
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で一花さんもドラマのファンだったんだって。出てもらえたということで嬉しいですね。鈴本初めてかなと思ったら。30年ぶり。30年前に桂米朝独演会があって開口一番だったんだそうですよ。『軽技』っていうねネタをやって。すごい受けたと。で未だにあれを超えてないってオチをつけてました。
で、ここから、まあドラマにちなんだんでしょう。『ちりとてちん』。めちゃめちゃ面白かったですね。東京の寄席に上方落語家が一枚入るっていうのはね。非常にこの流れがねちょっと変わって、いいんですよね。
だから芸協が笑福亭べ瓶さんや桂三四郎さん入れるっていうのは、すごくよくわかる。いい感じでございましたね。もっと上方の方をゲストに呼んだり協会に入れていただいたりしてほしいと思います。素敵でした。
で、この後が春風亭一之輔師匠。出番は今日からなんですけど、昨日の大初日の打ち上げに出たかったと。なぜなら高級焼肉だからと。妹弟子のおごりで高級焼肉食いたかったと、Xでおっしゃってた。
ところが台風で欠航。で、今日は飛行機が飛んで熊本から帰ってきて。出演は間に合ったんですけども。そしたら一花師匠がですね。兄さん今日打ち上げ焼肉ですと。私に気を使って焼肉にしてくれたと思うんですが。昨日熊本で焼肉食べてきました、という話なんですよ。この話は後で一花師匠がつなぐんですけども。
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で、昨日・大初日の一花師匠トリネタが『粗忽の釘』で。上がって、手拭いを忘れたことに気がついて。袖から橘家文吾さんかな。あともう一人誰かいたと思うんですけども。手拭いを投げるというね。いいとこに投げてパッと拾って噺が続いたというファインプレイがあったと。一之輔師匠『粗忽の釘』なんですよ。前後ビジッと切って、一個一個のギャグがら一之輔オリジナルな笑いなんですよね。そこを突いてくるか、そうくるかっていう感じのね。いややっぱこの人、本当面白いなっていうね。これをわずかな時間で見せつけて。ちゃんと新真打に話を繋いだ下げにして降りてくるんです。かっこいい。
ヒザの色物はですね。紙切り。林家楽一さんです。なんかもう大活躍ですねこの方は。相変わらずこうつかみどころのない。ふわふわっとこうした感じのですね。お話ですけども。いいですねなんか。ふわふわっとこう笑ってしまいますね。ひょうひょうというよりはね。ふわふわっとした感じ。
鋏試し、合い合い傘を切った後に。「花一輪と一花」というですね。お題して。高座に花が咲いている様子を切り。あと大相撲の「土俵入り」を切りました。間に入ってくるバナナの話が面白かったです。もうさらっと下がっていく。綺麗なヒザですね。
で、いよいよ新真打春風亭一花師匠。もう、いつも通りな感じですよ。ちょっと自分を下げた感じでまくらを。
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初日の焼肉を食べ損ねたので、2日目も打ち上げを焼肉にしてくれたという一之輔師匠のまくらに合わせて。昨日は高級焼肉で、今日は普通の焼肉って言ってパーンと笑いを取っていく。うまい具合に温まって。
ここで何かねこうビビってる感じとかがねまるで見えないんですよね。本当に苦笑いをちょっとベースにした、ただ自虐ってほど自虐でもない、ブレてない、どっしり腰が落ち着いてる感じなんですよ。
と同時に、この柔らかい雰囲気というのもちゃんとあるんですよね。何か相反するものが何か共存しているみたいなところが、この人の強みだなって思ってたら、入った話が『紺屋高尾』です。
よかった。いやほんと良かったですね。なんだろうなもう人物が全部良かったですね。まくらからパンとこの話に入ったところで気持ちいいぐらいその切り替わるんですよね。そっから先はもう江戸なんですよ。もう江戸の空間に入った後の一花師匠はやっぱすっげえなと思いましたね今日は。
一人一人の人物のその造形がものすごく丁寧なんですけど、いわゆる八人芸みたいな声を思いっきり変えてる感じでもない、すっごいナチュラル。
で、久蔵の思いが、男ってバカだなっていうぐらいのこの思いが、まっすぐ伝わるようにセリフを一個一個緻密に積み上げて。
親方の心配、なだめすかしみたいなところも、親方の心情にあった形で、丁寧に積み上げられて、そこに無駄がないんですよ。だいぶねカットしてるセリフがある。まあああいう型があるのかもしれないですけど。
15:14
薮井竹庵先生のいじり方もすんごい良かったし、竹庵先生も毒がないけどいい感じなんですよね。一花師匠が演じるんだったらこの薮井竹庵がいいなっていうところに、ジャストで合わせてくる。本当に素晴らしかった。もちろん、男たちの描写・人物造形すっごい綺麗なところに、高尾がまたしっかりと描かれていて。いや素敵でしたね。やっぱちょっとね涙組みましたね私は。本当にこんなね何十回何百回って聴いてるようなね噺で、改めてすごいなというふうに思いました。
正直僕も一花師匠で長講聴いたことがなかったんで、改めてこの人すげーな、と思い知らされた感じですね。一昨年、NHK新人落語大賞が取れなかった時の『駆け込み寺』。あれを聴いてもう完璧な落とし噺、滑稽噺だなって思って。それ以来すごい人だなと思ってたんですけども。
またこういうね高尾みたいな長いしっかりしたネタをやる時の、この凄さ技術的なレベルの凄さ、動じない感じは、ちょっとなんかとんでもないものを聴いたなって。涙ぐみみながら、とんでもないものを聴いたなっていうふうに思いました。
いやなんか落語協会の一人昇進がその春風亭一之輔師匠以来なわけですよ。落語協会は、やはり春風亭一之輔と同じぐらいの看板を作れるんじゃないかなっていう。噺に感動してぐっときて涙組みながら凄みをね感じましたね。非常にいい高座でした。
18:17
残念ながらチケットあの披露目のチケットほとんど売り切れてるという話だったんですが例えば今日も当日で立見ちょっとだけに30人かな入って立見つらいですけどね。
それでもいましたよ立見がちゃんとの席があったりとか新宿浅草は当日券が結構あるとかねいう話が出てましたのでチケット取れなくてあの落胆してる方もねちょっと頑張って聴いた方がいいんじゃないかなと思います。この新真打やっぱすごいっすわ。
いやもうね今が今すごいっていうのはもちろんですけどこの先がね楽しみでしょうがないですね。大看板誕生という感じでございますよ大看板未来大看板誕生という感じでございますね。
だからねあのできれば新宿浅草あたりちょっとチャレンジしてみてはいかがかなというふうに思います。
シェアする落語の四家でした。一花師匠おめでとうございます。
19:39

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