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はい、シェアする落語のシケです。 9月22日火曜日、鈴本演芸場におきまして、春風亭一花真打昇進披露興行 鈴本9月下席夜の部ですね、行って参りました。
いやー、待ちに待ったですね。 真打昇進披露興行ということなんですが、前日の大初日、なんと台風でものすごい荒天になるということで、
鈴本演芸場は、昼の部を休席にして、 夜の部の入場を13時に繰り上げた。ここからはネット経由の情報ですけども、 もう雨ザーザーですから、早く来たお客さんには早く入ってもらって、 中で古い落語を流して聴いてもらい、非常に変則的かつ有効なシフトを取られたという話を伺ってます。
僕は2日目の前売券を持っていたので、 昨日に関しては他の会に行こうと思ったんですが、なんと自宅のすぐ近くで避難命令が出るぐらいの大雨が降ってしまいまして。別に我が家は無事なんですけど。ちょっと外出は危ないなと思って控えてしまったという。 それぐらい大変。
一花さん、嵐を呼ぶ女、嵐を呼ぶ新真打と、 既に呼ばれてしまったと。今日も前売券持っているので、座れないことはない。そんなに早く行く必要もないんですけども、 気持ちが落ち着かないところもありまして、結構早めに鈴本に来ました。2時前ぐらいかな。
2、30番目ぐらいだったと思うんですけども、何をするまでもなくですね、ずっと待ってました。二ツ目の皆さんが、 一生懸命列の整理をしたりして大変そうでした。
スムースに入場できまして、物販も非常に賑わって……もう3分喋っちゃったよ。まだ誰も出来てないのに。
そんな感じで2日目が幕が上がったわけなんですが、幕が上がる前にね、ちょっと面白かったのが、二番太鼓ですね。二番太鼓って結構長いんですよね。
そこに笛が入る。笛っていうのはみんな吹けるわけではないですし、ちゃんと吹けるようになるまでって結構時間かかる。特に東京の落語家は笛吹ける人ってそんなに多くない。裏方ですから基本的には二ツ目前座の役割で、だいたい二ツ目が吹く。その役割を担っていた一花さんが一花師匠になったということで、誰か二ツ目が笛を吹いてたんですが、この二番太鼓の笛が不安定。最初わからないんですが、あれ?なんかこれおかしいなっていうふうにみんなの頭にクエスチョンマークがどんどん増えていく。だんだん失笑が漏れてきて、最後のピーっていうのが出ない。カスーってなっちゃって。それで笑いとともに拍手が起きるというね。
そんな感じで始まって、トップバッターが最近鈴本のお披露目は色物から始まる。寄席盛り上げの切り込み隊長、三増紋之助師匠でございます。もう最初から最後までうわーっとエネルギッシュ。鈴本ぐらいの広さだとやっぱり紋之助師匠ちょうどいいなって感じしますね。熱量が一番後ろの立見の人まで伝わるぐらいの感じ。やってることはいつもと同じで、いつものように見事なんですけど、熱気と嬉しそうな顔。これがいいですよね。
続いて二つ目、。犯人でした。何の犯人かというと、さっきの笛のカスーって笛吹いていた三遊亭仁之吉さん。吉窓師匠のお弟子さん。「みなさん今の笛聴きました?」というふうにね、自供をしておりました。まだ2年しかやってない。笛で2年は短いですよね。ちょっと今、落語協会の笛人材が一花さん抜けて、ちょっと難しいのかも。
落語の方はね、もう笛とは全然違って、達者達者。非常にね、なんか若々しくて、はっきりと、聴きやすい、伝わりやすい、笑いやすい落語ですよね。非常にいいなというふうに思いました。ネタは『松竹梅』。
続いて、ここでこの出囃子を聞くと、うわー浅いなーって思いますよね。この浅いところでこの林家彦いち師匠が聞けるっていうのも、寄席お披露目の席かなっていう感じがします。
もうまくらからしてね、もう変幻自在ですよ。もうそこからもう爆笑必至の『熱血!怪談部』。
いやー面白い。この噺はもう何度聴いても面白い話なんですが、私は久しぶりに聴いたのでますます笑ってしまいました。うん、大好きです。ただ彦いち師匠で聴きたい噺がいっぱいあるんだよなー。ヌワンチャイ聴きたいなー。まあまあいいや。はい、楽しかったです。
お次が色物なんですが、もう披露目とくればこの人たちですね。すず風にゃん子・金魚の先生でございます。
頭の上に一花師匠乗っけて金魚先生出てきて、そこににゃんこ先生が突っ込むと。ゴリラやると。でにゃんこ先生突っ込むと。もうこれだけで演芸として成立しちゃうというね。披露目の演芸としてもう既に定番的に成立してしまうというところですね。
本当はにゃん金先生は台本に沿ってやったネタやった時の方が僕は面白いと思ってるんですけど。披露目の花として、もう完璧なお二人だと思います。で、今回すごいなと思ったのは、いつも頭の上に金魚先生が乗っけているあの新真打ね。あの新真打の飾りは100円ショップで作ったもので金魚先生自作してるんですよ。寄席の工作女王ですからね。
それがね、今回全部一花師匠が提供した扇子とか、一花師匠から貰ったいろんなものを組み合わせて作ったので、材料費が0円って言ってました。材料費0円だけどそれ結構お金かかってるぞというですね。扇子を乗ってましたからね。なかなか見事です。これだけ見に行ってもいいかもしれないぐらい。
お次が橘家圓太郎師匠ですね。圓太郎師匠、小朝師匠のお弟子さんなので、彦六の正蔵一門ということになるわけです。一花師匠の親戚、同門ということです。演目は『浮世床』(本)です。
圓太郎師匠というと大きく動かす落語っていうかね。『浮世床』(本)はもちろん面白いんですけど、ちゃんと読めって言われて読めなくなって泣きそうになる顔が好きですね。あの顔の表情はたまんないものがあります。
で、この後が会長・林家正蔵師匠です。まくらがめちゃくちゃ面白かったですね。一朝師匠と雲助師匠と正蔵師匠3人の楽屋での会話の話なんですけども。面白くて馬鹿に受けちゃったので、もう今日これで降りていいですかっていうふうに言うぐらい。そっから入った『おすわどん』が良かったですね。
やっぱりここまで爆笑爆笑ときて、正蔵師匠ご自身もまくらで「みんな一生懸命やるんですよ」っていうふうにおっしゃってましたけど。みんな一生懸命にやってちょっと熱気が上がり気味なところでちょっと下げるんですよね。ちょっと落ち着かせる。落ち着かせながら笑わせて落ち着かせながら引きつけていくっていう。『一眼国』とかね。どっちもちょっと軽く怪談風味が入った噺じゃないですか。
だから過熱したところを、ちょうどいい熱に戻しながら笑わせて次につなげるっていうのがすごいなって思ったのと、僕は前から好きですけど、前聴いた時よりやっぱ確実に面白くなった気すんですよね。
ちょっと正蔵師匠がトリとって長めのネタ。僕のリクエストとしてはお持ちかどうかわかんないんですけど『中村仲蔵』とか芝居が入った人情噺とかちょっと聴いてみたいですね。今日の正蔵師匠は、なんかそそられる高座でしたね。
で、また色物が来まして、この方も僕は大好き。江戸家猫八先生でございます。また猫八先生もねしっかり空気読んできちっとつなげていく人ですから。見事ですよね。やっぱりね。漫談の中に名人芸としての動物ものまねが入っているスタイルだと思うんですよね。
ネクタイ締めてジャケット着て、おしゃれな感じで漫談やる人って今そんなにいないと思うんで。はだか先生くらい?そういう意味でも貴重というか好きなんですけどね。「カバー!」から最後「ヌー」が来ましたからね。
なんかねあのどんどん猫八師匠はいろんな動物いろんなネタを増やしていってるんですけどこの定番を聴きたくなってしまうというね。
でも新ネタもちょっと聴きたいみたいな。
とにかくね下手すると動物ものまねやらなくても面白いと思うんで。
こういう披露目の時には本当にいいですよね。
披露目の時っていうかね、予選にこの人が入ると本当にいいなっていう風に思います。
でここで仲入りなんですが仲入り前に師匠が出てきます。
春風亭一張師匠でございます。
今日ももちろん一張賢明。
でねこれがね『湯屋番』なんですよ。
『湯屋番』がね良かったね。
無駄なものが何一つないのにこんなに面白いっていうね。
もうねなんかあのきちっとしたきりっとしたその江戸前の芸人である春風亭一張師匠が
あの感動くらったスケベな若旦那をなよなよっていうねこのぐにゃぐにゃっとしながらやるあったりはもうたまんないものがありますね。
香盤のその一人ピー音を入れましたけども一人のところなんかもね。
もうね江戸前で切り込まれてその刈り込まれているのにまあ面白い面白い。
ちょっとねでそしてかっこいいんですよ。
そして言葉がかっこいいちょっともうあぜんとするすごさですね。
で重くない。
素敵でございますねここで仲入りです。
一回切りましょうかね。