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【#372】鈴本早朝寄席 一花卒業公演 26/09/13
2026-09-13 14:42

【#372】鈴本早朝寄席 一花卒業公演 26/09/13

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#春風亭一花 #春風亭㐂いち #三遊亭ぐんま #春風亭与いち
裏方から前説、前方三人の見事な連携プレーで一花さんの卒業公演を盛り上げ、一花さんはハメモノ入りで見事な『ハワイの雪』で残暑の鈴本に雪を降らせました。
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サマリー

この放送では、春風亭一花さんの卒業公演として開催された鈴本の早朝寄席の様子が語られています。会場は満員に近く、落語家たちの連携や、お客さんを盛り上げる工夫が随所に見られました。特に、一花さんが披露した柳家喬太郎作の『ハワイの雪』は、笑いと涙を誘う感動的な演目でした。

久々の早朝寄席は春風亭一花卒業公演
はい、シェアする落語の四家です。 9月13日日曜日。久しぶりですね。 鈴本の早朝寄席に行ってまいりました。だいぶ早めに出かけましたというのはですね、 来週いよいよ真打に昇進する 春風亭一花さんの卒業公演ということでね。
いっぱい来るんじゃないかと思って行ってみました。 行った時は9時頃だったかな。そんなに並んでなかったんですけど、 ちょっと待ってるうちに、いっぱい並んで、会場後もいっぱい入って、 多分満員に近かったんじゃないかな。すごい入りでしたね。またこの列に並んでいる人たちをですね、金原亭駒平さんと林家たたみさんのお二人が、 列を整理しながら、笑いを取るんですね。 朝からお疲れ様でございました。
それでですね、いい席を取れまして、 開演を待っていると、今度は林家あんこさん。 来年春ですかね、真打昇進。
あんこさんと柳亭一寿さんの東洋大卒業コンビ。「あ、ちゃんと卒業しました」と言って笑いが取れる 東洋大卒業コンビが、一花さんのサインの入った 東京かわら版を売ってたんですね。
最初会場の外の通路で売ってたんですけども、 客席で行商を始めたら、これが売れる売れる。 神宮球場のビールじゃないかと思うぐらい、どんどんどんどん売れてしまいまして、 いやー面白かったですね。
あんこさんは笑点のお手伝いをされている方で、笑点の前説のやり方で拍手の練習をやって、 お客さんをぐっと盛り上げてました。一寿さんとの名コンビでしたね。このあんこさんの盛り上げがあったんだと思うんですけど、やっぱりいいお客さんが来ていて、 本当に今日のお客さんは良かったですよね。
一花さんへの見事なリレー
いよいよ開演しまして、トップバッターは春風亭与いちさん。みんな一花さんに少し時間を残そうという感じで、まくらは控えめなんですが、さらりと入った噺が『黄金の大黒』。いい感じでしたね。ただお客さんも本当に良かったなと思います。今日はもうみんなお客さんに乗せられて、 演者がすごい頑張ったなという感じがいたします。
ところどころに、多分これ自作なんじゃないかなって思うようなくすぐりが、さりげに入っていて、そのセンスがやっぱり師匠の春風亭一之輔師匠っぽい感じがしました。もうその辺も含めて楽しかったです。
次に上がられたのがですね、三遊亭ぐんまさん。やっぱりね、ぐんまさんはいつも全力で来るところがいいですよね。他3人が春風亭一朝一門で固められている中で、なぜか自分が出てきましたみたいな話から、与いちさんが 一花さん卒業を祝うということで『黄金の大黒』というめでたい噺をやったのに、そのことにには触れない。そういう「気取った感じの春風亭」みたいなところで笑いを取って。
「今日は良いお客さんなので、受けるかどうかわかりませんが、この噺をやります」と言って始めたのが『二人はライバル2 ママさんバレー編』という新作ですね。これ僕聴くの2回目なんですよ。で、1回目聴いたのが黒門亭のレスリングの落語会。なんて言ったかな、ちょっと正式な名前忘れましたけども(『レスリング高座』)。桂三四郎師匠をゲストに呼んで春風亭昇りんさんとお三方でやったレスリング経験者の落語会で掛けてたんですね。
で、ぐんまさんはプロレスが好きで、プロレスが好きなのでアマレスを高校生の時やってたみたいですね。そんな話も絡めつつですね。高校生の頃の、あ、そう、北とぴあを取ったんだ。おめでとうございます。
北とぴあで大賞を取られて、で、そのお祝いに高校の時のコーチと電話で話したって話がめちゃくちゃ面白かったですね。やっぱなんかレスリングのコーチってなんか不思議な人多いみたい。
で、そっから入った噺が『二人はライバル2』なんですね。この噺のはちゃめちゃ感はね、前に聴いた時もすごいなと思ったんですけど、今日はもう満員、ほぼ満員なわけですよ。鈴本演芸場300人くらいを煽るし、客も反応するから、ほんと、プロレスの会場みたいな感じなんですよ。やることは、ママさんバレーなんですけどね。もうね、死ぬほど笑っちゃったしね、盛り上がって、なんか一体感がすごいんですよね。
ここまでの、前説からどんどん盛り上げながら次へ次へと繋いでいく感じがね、すごくて。
で、その次がですね、春風亭㐂いちさんですね。で、㐂いちさんは時間もあったし、今もうプロレス的空間で盛り上がりきっちゃったので、一回落ち着かせて、かつ時間もあるんで、軽くサラッと『平林』。でもこの『平林』もね、普通の平林じゃなくて、ところどころ気が利いたくすぐりが入っていて、全体的な喋りもすごく綺麗で安定してるし、爆笑の後の空気って難しいと思うんですけど、これをサラッと変えながら楽しませてくれるという非常に良い高座でしたね。
二ツ目・春風亭一花の集大成:『ハワイの雪』
で、最後に一花さんが出てきたわけなんですが、いろいろご挨拶があり、㐂いちがずいぶん短くてすぐ上がってきちゃってみたいなことをおっしゃってたんですが、これは多分長い噺をやるということと、あと僕は最初からおっと思ったんですけど、早朝寄席なのにお囃子が入ってるんですよ。下座さんが入ってるの。三味線が生なの。あらららら、すごいね、どうしたんだろうと思っていたら、
一花さんが「披露目興行ではやれない噺をやりたいと思いまして」と。お囃子さん、あささんって言ったかな、に朝から来ていただきましたというようなことをおっしゃってましたね。で、何やるんだろうと思っていたら、新作ですって言われて、おじいちゃんと孫娘が出てくるんですよ。
あ、それですかっていうね。この噺を一花さんが時々かけているという話は風の噂に聴いていたんですが、いやーこれ聴けるか。嬉しいなっていう話ですね。柳家喬太郎師匠の作『ハワイの雪』です。もう名作中の名作ですね。
やっぱりね、喬太郎師匠のような毒の入った感じのやりとりというところはですね、まだちょっと違う雰囲気ではあるんです。「バカ爺!」「バカ孫!」みたいなやりとりの中にも、一花さんらしい、爽やかさの中にちゃんとバカバカしさがしっかり入っていて。
腕相撲のシーンも、ものすごくちゃんとおじいちゃん同士の戦いをね、しっかり描いて、問題の飛行機のシーンもですね、ちゃんと飛行機、いやーあれ何度見ても笑えますね。でやってますし、もうねそうやって一人一人の人物がね、喬太郎師匠みたいな毒は入ってないけど、一花さんなりにきれいに作られているので、もう途中までゲラゲラゲラゲラ笑いながら、最後のお別れのシーンで涙が溢れてくるという、そういう感じでしたね。
喬太郎師匠の名演を聴いていますので、そこと比べちゃうとね、っていうのはもちろんありますよ、まだ二ツ目さんですしね、この噺も、一花さんに長く長く育ててほしいなっていう風に思いますね。長く長く育てた先に、僕はもうこの世にいないかもしれませんけども、噺がまたさらにさらに続いていく、ずっと残っていく作品であり、それをですね一花さんがしっかり受け継いで、ゆくゆくはその後から来る人たちに渡すことになるかもしれないというね、そういうことを感じていると、笑えるシーンなのに笑いながらちょっと涙出てきたりするところはあります。
公演の締めくくりと感謝
いや非常に良いものを聴かせていただきました。最後にですね、鈴本のお席亭の鈴木さんがいらっしゃって、あんこさんも一寿さんも、お手伝いをしていた吉原あさひさんも出てきて、ちょっとトークみたいな感じになって。一花さんの発案で記念写真も撮ってお開きということになりました。良い二つ目時代を過ごされた一花さんとしてはですね、卒業という響きの中に嬉しさだけではなくて若干の寂しさもあったんじゃないかなと。
先ほどそういうポストをされてましたけども、その卒業の場にいられたことは本当に幸せだったなっていう風に思いますし、来週ね、僕も鈴本の披露目に行きますので、非常に楽しみです。ということで、本当に朝から1000円で素晴らしいものを見せていただきました。本当に皆さんありがとうございました。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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