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- ディーター・ラムスとは何者か?Apple製品への影響
- 「良いデザインの10原則」の核心
- 現代におけるラムスの哲学の意義
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このエピソードでは、Apple製品のデザインに大きな影響を与えたとされるドイツのインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムス氏とその「優れたデザインの10原則」について掘り下げています。ラムス氏のデザイン哲学は、ミニマリズムと機能性を重視し、AppleのiPodやiMacのデザインにもその影響が見られます。特に、1958年にデザインされたブラウン社のラジオが初代iPodのホイールインターフェースに、1959年のスピーカーがiMacのデザインに酷似していることが紹介され、デザインにおける引用やインスピレーションの重要性が語られました。ラムス氏の10原則は、「革新的であること」「製品を便利にすること」「製品を美しくすること」「製品を分かりやすくすること」「慎み深いこと」「正直であること」「タイムレスであること」「一貫性があること」「環境に優しいこと」、そして「可能な限りデザインをしないこと」であり、これらは現代のデザインにおいても普遍的な価値を持つとされています。また、AIツールが普及する現代において、コンセプトや哲学を深く考えずにデザインを生成することの危険性についても触れられ、デザインプロセスにおける思考の重要性が強調されました。
ディーター・ラムスとAppleデザインへの影響
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社からここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコデザイントーク、本日も始めていきます。
MCを務めますりゅうちです。
Brandonさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日のテーマですが、
好評人物シリーズ、
デザインの偉人シリーズみたいなやつですね。
第3弾になるんですかね。
ディーター・ラムスさん、優れたデザインを構成する10原則というところで、
これ、Brandonさんからのリクエストがございまして、
そう、デザインの偉人みたいな感じで、
スティーブ・ジョブスとか、この前はピーター・ティールとか、
ちょっと偏側的にしたけど、
歴史的に偉大なデザイナーとか、デザイン業界に影響を与えた人たちって、
山ほどまだまだいる中で、
その一番子祖みたいな感じで、
ディーター・ラムスっていう人がいまして、
結構知られてない、
デザイナーだったら知ってる人多いんですけど、
世の中的にはあまり知られてないんだけど、
彼のデザインした作品を見た瞬間に、
あ、これあれじゃんって、
みんなが思うデザインを作った、
インダストリアル・デザイナーですね。
プロダクト・デザイナーっていうか、
インダストリアル・デザイナー、
ハードウェアの主にプロダクトをデザインしてきた、
ドイツ出身の方なんですけど、
その方の話と、その方が、
後世に残した、
優れたデザインを構成する、
10原則っていうのがとても素晴らしい、
全てのデザイナーが心に留めておくべき、
優れたデザインっていうのはこういう要素を
10個持ってるよっていう話があるので、
それを合わせて紹介できればなっていうのが、
今回の趣旨になりますね。
ありがとうございます。
僕も実はRAMSを知るきっかけがありまして、
Bitrax入ってクライアントプロジェクトに入ってた時に、
ある企業のブログを翻訳するっていう仕事をやってたんですよ。
そこにRAMSの10原則を紹介するっていうのがありまして、
そうなったんだ。
それで、この人結構重視されてる人なんだなっていう、
デザイン性を結構売りにしてるクライアントさんだったので、
こういうアピールの仕方もあるんだなと思って。
そうだったんだ。
ちなみにうちのブログのフレッシュトラックスにも、
2017年にスタッフのデザイナーの子が記事にして書いてるものもありますけど、
デザインを重要視する会社とかは知ってたりしますよね。
フロンさん、大学時代はデザイン学科行かれてましたけど、
RAMSは当然出てきたって感じですか?
知らなかった。
お恥ずかしながら、
アメリカの大学のインダストレーラルデザイン科だったくせに、
インダストレーラルデザインの代表と言われるような、
それも僕が一番好きなミニマリズム、シンプルなデザインを施した方だったのに、
出てきてないか、もしくは僕がサボってたかですね。
授業ちゃんと聞いてなかったかのどっちかですね。
多分言ってたと思うよ。
そんなこれ通ってないわけないんで、
ただ真面目に授業聞いてなかったのかもしれない。
なるほどですね。
じゃあリスナーの皆さんと一緒に、
今日学んでいくスティック。
そうですね。おさらいって感じで。
では早速、RAMSの唱えた10原則がございますので、
ブランドさんのところから簡単に紹介いただきたいと思います。
実はそれを紹介する前に、
これ音声メディアなんで、
さっき言ったこれっていうのを先に紹介しようかなと思うんですけど、
AppleのiPodそっくりのプロダクトがあって、
ラジオなんですけど、
1958年にデザインされた、
白くて長方形のラジオのプロダクトがあるんですけど、
これがぐるぐるのホイールが下についてるんですよね、丸い。
2001年に発表されたAppleの初代iPodのホイールがあるじゃないですか、
ホイール間のユーザーインターフェース。
全く一緒。
もうこれは横に並べたら、
うちのブログで横に並べてますけど、
あっ!っていう、やったなっていうのが一目瞭然のデザイン。
Appleってほら、イノベーティブな革新的なデザインの会社だけど、
ここに並べられちゃったら、
約50年くらい前のデザイン、
あ、引用してるなっていうのが伝わってくるし、
逆に言うと1958年の時点で、
これだけ洗練されたデザインをしてたんだっていうのが驚きですね。
未来的であり、そして非常に無駄のないデザインをしています。
あとはiMacそっくりの、
iMacそっくりのっていうか、
iMacが参考にした1959年にデザインされた、
さっきのプロダクトのラジオもそうだけど、
ブラウン。
ブラウンのスピーカーが、
iMacの、これ何台目だろう。
1、2、3台目か4台目くらいか。
現行のiMacに似てる、
画面とパソコンが一体型になっている、
平らな画面のiMac。
2007年に発表されたiMacと、
横向きに並べるとほぼ同じようなシェイプをしているということで、
iMacもこれやっとるなっていうのがわかる。
Appleの洗練されたミニマルデザインの元ネタっすよねっていうのが、
インダストリアルデザイナーだったら誰でも知っている。
ちなみにここで参考までに言っておくと、
デザインっていう業界で元ネタがないことなんてほぼありえないので、
インスパイアモードとしてこういう引用の仕方っていうのは全然ありだし、
むしろ正しいデザインの次の世代への引き継ぎ方だと僕は思っているので、
全然ディスってるわけでも、
ダメ出しするつもりも全くなくて、
これは非常に美しい、
時代を越えたデザインの受け継ぎ方だったなと思っていて、
こういうのをデザインするのに、
彼が提唱している銃の大原則っていうのがあるので、
それを紹介したいというね、そういう話ですね。
何かあります?このデザイン見て、りゅうちぃ。
今、ブログ記事を読みながら比較画像を見てるんですけど、
確かにすごく似てます。
すごく似てるっていう意気を超えてますけど。
ただ、僕こういうなんだろうな、
そこから引用するみたいな、
引き出しがある力ってすごいなと思っていて、
そうなんです。
ただ、元ネタとしてはあったわけじゃないですか、1958年。
そうです。
ただ、これを使う人たちが、
後世にまだ出てこなかったわけじゃないですか。
スティーブ・ジョブズはそれはすごいなって思います。
一旦途切れてたものだからね。
これが興味深いのが、
よく言われるのはiPodって、
機能的には、プロダクトの種類的には、
一つ前で言うと、ソニーのウォークマン。
ソニーのウォークマンを愛用してたスティーブ・ジョブズが、
MP3の時代になった時に、
現代のウォークマン、デザインするならどういうのだろうっていうことで、
作り出したんだと思うんですけど、
その時にデザインモチーフとして参考、引用したのが、
ソニーのウォークマンじゃなくて、
それよりももっともっと前の世代の、
ラムスのデザインした、
ブラウンのフォーダブルラジオだっていうのが、
そこがセンスが素晴らしいってことじゃないですか。
一つ前の世代のものをそのまま引用すると、
本当にパクリっていうか、
なんとかな、シンプな感じがしちゃうけど、
もう少し歴史を遡って、
もうちょっと遠いところにあるデザインモチーフを活用するっていうのが、
デザイナーとしては非常に優れたやり方ですよね。
だってもう世代が、ユーザーの世代が違うわけだから、
1958年のプロダクトを使ってた人たちは、
多くの人は、
iPodを使う世代とは違う可能性が高いので、
iPodを使う世代からすると、
すごいフレッシュで新しい、
僕も含めて知らなかったから、
いいデザインしたなって思うだけらしい。
多分これ衣装の侵害とか、
法律的な部分でも、
多分もう切れてるはずなので、
これだけ時間50年とか経つと、
そこも問題ないだろうから、
やり方としては、
100点満点のデザインの引用ですよね。
デザインに限らず、
古くから学ぶって、
教養があって実力のある方だなと思うので、
スティーブ・ジョーズがデザイナーとしても教養もあるし、
実力もあるんだなって、
優れたデザインの10原則
これを見て思いました。
そうですね。ちょっと補足すると、
おそらくスティーブ・ジョーズと、
ジョナサン・アイブ、
その時のチーフデザイナーの、
ジョニー・アイブとの共作だとは思うので、
僕は詳しいことは分かりませんが、
ジョーズがこのラムスのデザインを、
引用したかったのか、
ジョナサン・アイブが持ってきたアイデアなのかは、
ちょっとこの時点で僕は知らないんですけど、
どちらにせよアップルとしては、
いいデザインをしたなということで、
本題いきましょうか。
まず10の原則。
デザインをする時は、
こういうポイントを抑えておきましょうっていう話なんですけど、
1つ目からいきなりすごいんですよね。
50年代にデザインをしてた人が言う言葉なのかっていうぐらいに、
優れたデザインは革新的であるっていう、
英語にするとイノベイティブですよね。
いいデザインは同時に、
イノベイティブなデザインでもあるっていうことで、
なのでいきなり1つ目が、
こういう話をしてるんですけど、
iPodってイノベーションだったんですよね。
イノベーションって、
ゼロから何もないところから新しいものを作り出すんじゃなくて、
多くの場合は既存のものの掛け合わせだったり、
引用だったりも含めて作り出されるとすれば、
RAMSのデザインを現代に再解釈したことで、
イノベイティブなデザインにしたっていうので、
もう1つ目から体現してるという。
本当ですよね。
いきなりこれかと思って。1つ目。
2つ目が、優れたデザインは製品を便利にする。
これはいわゆるユーザーセンタードデザインみたいな考え方なんですけど、
見た目が美しいとか機能性があるっていうだけじゃなくて、
ユーザーの心理にも働きかける。使いやすさ。
あとはそれを通じた便利性を実現するということで、
いいデザインをすれば、
よりそのプロダクトが便利なものになっていく。
使いやすかったりとか、
使うときのストレスが少なかったりすれば便利性が上がる。
例えば、洗濯機とか。
使いやすければ使いやすいほどより便利な洗濯マシン、洗濯機になるから、
デザインのクオリティを上げることで、
プロダクトがより便利になるっていう。
そういう考え方でしょうね。
で、3つ目。
3つ目は、優れたデザインは製品を美しくする。
これはさっきまで、ユーザビリティとかイノベーションの話してましたけど、
3つ目にきて、見た目の美しさ。
これ結構デザイン界隈だと、
もう見た目の美しさはデザインとしては浅いみたいなこと言われるけど、
でもやっぱり見た目の美しさ、製品の美しさを演出するデザインは重要であるということですね。
美しいものを使いたいですからね。
間違いないですね。
だって、それこそさっき言ったiPodとiMacって、
部屋に置いとくだけでインテリアとして美しいじゃないですか。
はい。
なので、それだけでその部屋の価値が上がる。
IKEAのショールームとか行くと、
ハリボテのiMacらしきもの、机の上に置いてたりするんだよ。
知ってる?
いや、わかんない。全然意識しない。
オフィス家具みたいなエリア、アメリカだけかな。
アメリカだとオフィス家具のエリアに行くと、
プラスチックで作ったようなiMacみたいなものが机の上に放って置いてあって、
こういうイメージのインテリアになりますみたいな。
パソコン込みでインテリアとして展示されてるぐらいだからね。
面白いですね。
でしょ?
なので、アップルは家具としても美しいという。
アップルの話しちゃってるけど、ラムスの話ですからね。
ごめんなさい。
次が、優れたデザインは製品を分かりやすくするっていう。
これ完全にあれですね。ユーザビリティ文脈で。
デザインがいいと、僕もこのポッドキャストで以前より何回か言った、
いわゆる取扱説明書を読まなくても使えるとか、直感的に使えるとか、
あとデジタルだとオンボーディングが楽になるっていう表現するんですけど、
ユーザーを直感的に誘導してくれるので、説明をしなくても、文字がなくても使える。
説明書を読まなくても使えるってことで、そこがアドバンテージだってことですね。
で、次がこれ面白いんですけど、優れたデザインは日本語で言うと慎み深いって書いてるんですよね。
これミニマルデザインの、ミニマリズムの概念だと思うんですけど、
飾り気、過剰な飾り気を持たない、そして控えめな存在である。
それによってそこにユーザーの自己表現ができるようにする。
悪目立ちしないっていうことですよね。
なのでミニマリズムのプロダクトっていうのは、そのプロダクト自体の主張をあまり前に出さずに、
ユーザーが好きなようにカスタマイズができたりとか表現できるっていうことです。
6つ目が、優れたデザインは正直だっていうことで、
商品を持って見せないっていう。
その商品自体の機能とか性能とか価値みたいなのを、
小細工なしでありのままに表現して伝えるっていう。
これ実は逆のデザイン手法っていうのがあって、
ダークパターンっていうんですけど、
あえてユーザーを混乱させることによって、
そのプロダクトがそのプロダクトの持つ性能以上に良いものに見せようとしたりとか、
そういうようなことなんですけど、
例えばギミック的なデザインをしてるプロダクトがたまにあるんですけど、
例えば自動車で、スポーツカーとかって、
スピードが速いのがいいとされるじゃないですか。
昔の車でたぶんあったんですけど、車名とか忘れちゃったけど、
スピードメーターが300キロとかまで書いてる車があるの。
300キロ出るか知らないですけど、
メーターが300まで書いてあって、
子供たちが見たときに、
すげえこの車300キロまでメーターが書いてあるって言って、
すごそうに見えるっていう、
ラムスの言ってるその正直なデザイン、どんばん逆言ってる。
でも結構今もありますよね、そういう300キロぐらい書いてあるやつ。
どこで出すんだよ、ポケの。
テスラみたいな電気自動車だと、
速度が段々段々上がって、数字が上がっていくのしかないですけど、
もともとのトラディショナルのやつだと。
丸いメーターね。
あれで300まで書くってさ、
むしろメモリがちっちゃくなって見づらくなるんだけどね。
インターバルが狭くなるからさ、
100キロ出したとこでさ、
3分の1ぐらいまでしか針が動いてないわけだからさ、
残りの3分の2は200、300で残ってるとすればさ、
機能性は低いはずなのに、
速そうには見えるっていう。
そういうのは良くないよっていう。
正直にデザインした方がいいよっていうのが、
ラムスを提唱している。
そうですね。
で、次僕すごい好きなんですけど、
優れたデザインはタイムレス。
いわゆる時代遅れにならないっていうか、
これ僕がデザインがいい方がいい理由っていうのを
いろんなところで話している中の一つに、
優れたデザインを施したものっていうのは、
時間が経っても大切に扱われて、
価値が減らないみたいなのがあって、
アンティークになるのかガラクタになるのかって、
結構デザイン性多分にあるなと僕は思ってて、
古い昔の食器とかって、
美しいものって美術館に飾られてたり、
博物館に置いてあったりするじゃないですか。
で、多分このラムスのラジオとかも多分今、
ビンテージとして綺麗な状態で残ってたら、
すごい高く売れたりするだろうし、
現代だとそれこそ、
初期の頃のMacとAppleのマッキントッシュの
コンピューターとかもオークションで、
それなりの値段で取引されたりとか、
デザインが美しいと、
ビンテージ何々として、
後から高く価値が上がるぐらいに
タイムレスさを持ってる。
時代を超える美しさを持ってるっていうことだろうなと
思ってるんですよね。
ほら、我々が住むサンフランシスコの
ゴールデンゲートブリッジって、今でもすごい
アイコニックな造形をしてますけど、
あれ完成したの1937年なんで、
もう100年近く古いけど、
今でも通用するデザインっていうか美しいじゃないですか。
そのタイムレスさっていうことですよね。
陳腐化しないっていう重要ですよね。
間違いないです。
これ結構デザイナーとして一番難しい課題だったりするんですよね。
自分がデザインしたものが10年後古く見えないかどうか
っていうのは、多くの場合は
古くなっちゃう。
10個デザインしたら9個はだいたい古くなっちゃうけど、
現代でも通用するデザイン、
10の中で1個ぐらいデザインできれば、
そのデザイナーとしてはすごい良い仕事だと思います。
あんまりタイムレスさを意識してデザインするっていうよりは、
結果的にタイムレスになってるっていうことが多いんですかね。
多分本質的なデザインにするとそうなるんですよね。
人間、ユーザーから見ると。
何だっけ、例えばその
一番タイムレスになりにくいデザイン
マテリアルの一つとしてウェブサイトっていうのがあると思うんですけど、
ウェブサイトってどんどん新しいトレンドとか、
デザイン手法とかインタラクションができるから、
基本的には時代遅れに、
もう数年すれば時代遅れに見えるけど、
日本で有名なタイムレスなウェブサイトあるの知ってる?
何だろう。
安倍博士のウェブサイトって。
知らなかった。
安倍博士さんっていうタレントの方いらっしゃるじゃないですか。
デザイナー界隈、それ以外でも結構有名で、
デザイン的には
20年くらい前の
ウェブサイトのデザインの手法を使ってるんですけど、
どこよりも早くページが
ローディングするっていうことで、
一目置かれて尊敬されてるサイトなんですね。
これが逆にタイムレスでいい?
いわゆるアメリカで言うとクレイグズリストっていう。
あれはタイムレスと呼ぶのか、
古いと呼ぶのかわからないですけど、
ウェブサイトの中でも
何十年も前からデザインを変えずに生き残ってるものが
バレにあるけど、それもタイムレスだったりすると。
次、8個目が
優れたデザインは守備一貫してる。
一貫性があるっていうことですね。
これもすごい重要で、コンシスタンシーって言われる概念ですけど、
つぎはぎになってないっていうか、
守備一貫してモチーフとかテーマとか
デザイン、ラングエッジみたいなものが
しっかりと一気通貫してる状態ですね。
で、9つ目もこれ
僕すごい興味深くて、
これも昔から彼がこういうこと言ってたんだと思ってびっくりしたのが、
優れたデザインは環境に優しいっていう。
21世紀に入ってからサステナビリティ叫んでますけど、
実は以前より彼は
デザインを優れたものにすると環境保護に
貢献できるっていうことを話していて、
ミニマリズムっていうのは
要素を減らすっていう概念だとすれば、
必要最低限のマテリアルを使ったりとか、
必要最低限の装飾をしたりとか、
色を塗ってペイントをするって考えれば、
そこに使われる
素材とかが少なくて済むんであれば、
すなわち環境保護になるっていう、そういう概念ですよね。
で、最後の10個目は、
これはもう非常に興味深いんですけど、
優れたデザインは可能な限り
デザインをしないっていう。
よりデザインを少なくして、ただ
そこはいいデザインをするっていう。
重要なところだけデザインして、
それ以外は無駄にデザインをしないっていうこと。
逆説的なんですけど、
たまにデザイン過多なプロダクトとかっていうのは
あって、デザイナーが
力入れすぎたが故に、プロダクト全体の
クオリティが下がってるのがあったりするんで、
無駄にデザインすんなよっていう、
そういうことを言っている。
これが10個の話。
デザイン。
リータ・ラムスが提唱する優れたデザインの
10要素ということ。
実際に彼がデザインしたプロダクトは
現代におけるデザインとAI、そして哲学の重要性
後世にまで残ってるし、
物によっては博物館に展示されてたりも
すると。
今日、本日の時点で、
ラムスさんはまだご存命だという、
そういうことになっておりますと。
ありがとうございます。
盛りだくさんな10原則でしたが、
リュウチ好きなのあった?
タイムレス好きでした。
長く使っても色褪せないというか、
これはなかなか狙うのは難しいけど、
真摯にデザインをしてればそうなるっていう
考え方は結構好きだなって思いました。
古臭くならないんで価値も下がらないという。
時計とかもね、
ロレックスのレイトナとか
ずいぶん前からあるけど、
基本的なデザイン変わってないし、
自動車だったらポルシェの911とか
基本デザインは変わってないし、
ベンツのGワゴン、日本語で言うとゲレンで
ワゴンは基本設計変わってないし。
出来た時点でタイムレスな
デザインっていうのはあって、
僕がたまに弾いてるギターとかは
ストラトキャスターっていうデザインと
レスポールっていうデザインが
1950年代とかが出来た瞬間から
もうそこから変わってない。
変えようがない上に新しい商品が出ても
全然人気が衰えない。
結局はその2つに集約されてるみたいな
その世界観なんで、そういうのを
デザインするってすごいですよね。
間違いないですね。
ちょっと気になったのが、
最近AIツールが普及して、
多くの人がプロトタイプ的なものを
すぐに実践できるようになったというか、
フィジカルなものもデジタルなものも
含めてですけど、
とにかく思いついたらやってみようっていう考え方って
ラムス的に見ると結構危険なのかなって感じたんですけど、
どう思いますか?
何が危険か、何が問題かっていうと、
おそらくそこに
信念、フィロソフィー、コンセプトっていうものを
考えきれてない状態で
もう形にしちゃうから、
筋が通ってないっていうか、
柱がないだと思うんですよね。
これまでの美しいデザインとか、
世の中で愛されてきたデザインを
参考にしてAIがアウトプットするから、
見た目は多分すごい美しいんですけど、
そこに会社とかブランドとかプロダクトが
伝えたいストーリーとか
コンセプトみたいなものを
埋め込んでないものだから、
結構人工化しやすい、それこそ気が。
僕はしますけどね、今のところ。
これ以前にゲスト会で
かわいさんに出演してもらったとき
かわいさんも言ってましたけど、
いきなりAIにデザインさせると、
そういう一番重要なコンセプト作りとか
メッセージ作りとか、価値を定めるのを
スキップしちゃうんで、
ろくなデザイン最終的にはならないっていう話を
してましたけど、いきなりデザインしないでくださいって
言ってたから、そこは
RAMS的に言っても、
プロダクトコンセプトをしっかりと落とし込んでから
やったほうが、僕はいいと思いますけどね。
僕は少し前に
UCバークレーの
デザインスクールの卒業制作の
展示会に行かせてもらったんですけど、
面白かったんですよ、すごく。
良いなと思ったのが、
アカデミックな世界なので、
それぞれ作ったものに対してどういう考え方で
このデザインが生まれてるかっていうのを
ちゃんと説明したボードとか
があったりとかして、
それがすごくいいなって思ったんですよね。
それおそらくあれでしょうね、今の時代AAとか
使えちゃうから、学校側が生徒に対して
そういうボードをコンセプトボードとか
デザインボードみたいなのを作るように
お願いしてるんでしょうね。
そうしないと中身があるかどうかって判断しにくいので、
ちゃんとそういうプロセスを踏んでるかっていうのを
確認させるためにもデザインボードを
作らせてんだろうなっていう気がしましたね。
僕は学生時代にゼミで
卒業論文とか書くじゃないですか、
ゼミの先生に言われたのが、
最初に問いを立てろと、
リサーチクエスチョンって言うんですけど、
何のためにこれをリサーチして研究するのか
っていうのを明らかにした上で
研究を進めなさいっていう風に言われたんで、
それをすごく思い出したなっていうような。
そうね、そこは重要だと思いますね。
ありがとうございます。
まとめに入っていきますが、
今回はディータラムスさんの
10原則を中心に
お話ししてまいりましたが、
Apple製品には元ネタがあったっていうところが
わりと皆さん知らないところかなと
思いますので。
これ調べていただけたら非常に興味深いと思いますね。
びっくりしますけど、いいと思います。
あとはデザインをする上で、
デザインをする手前のところでですね、
意識しながらアウトプットをしていくと
いいのかなっていうところがまとめになっていきますと。
ブランドさん、今日もありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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