今日は、ゲーム女神転生シリーズの異色作、「真・女神転生if...」についてお話ししたいと思います。
前回は、エンリー・ダーガーという世界最長の物語を書いた人についてお話ししたんですが、
ご感想のお便りをいただいてますので、5つご紹介させていただきます。
こちら、ポッドキャスト番組、工業高校農業部の牛若さんよりいただきました。読み上げますね。
なんだかお久しぶりになってしまいました。牛若です。 エンリー・ダーガーの話、とても興味深かったです。
誰に知られることもなく、そして誰に見せようということもなく、15,000ページに及ぶ作品を書き続けた孤独。
物を書いたり作ったりする人間であれば、どうにか誰かの評価を得たいと思うものですが、
彼の創作は彼自身の隙間を埋めるためだけのものだった。 というところに、思わず簡単の声が出てしまいました。
この後も興味が湧いて調べてみましたが、知れば知るほど、孤独と悲哀に満ちた人生に何とも言えない気分になるばかりでした。
セミラジオを聞いていると、こういう普通に暮らしているだけでは知り得なかった話に触れることが多く、いかに世界が広いかを痛感します。
これからも人の心の変なところをくすぐるような興味深いコンテンツを楽しみにしています。
どうかお体に気をつけてお過ごしください。応援しています。 とのメッセージをいただきました。
牛若さん、ありがとうございます。 ヘンリー・ダーガーの生涯と彼の作り上げた作品。
もうただただ圧倒されますよね。 そういう周りの評価とかビジネスとしての創作活動と一切無縁のひたすら自己の衝動に従って作られた作品のことを
アウトサイダーアートとかアールブリュットと呼んだりしますけど、本当に凄まじい作品ばかりで
人間って何だろうって思わずにはいられないんですよね。 セミラジオを聞いているとこういう普通に暮らしているだけでは知り得なかった話に
触れることが多くと書いてくださってまして、そう ヘンリー・ダーガーの話もそうですけど、こういうあまり知られていない
アクセスしづらいんだけどすごい鉱脈が埋まっている みたいなものにどうしても僕自身
引きつけられてしまいますし、そういうものをセミラジオを通してご紹介していけたらなと思います。
そこに価値を感じていただけるというのはすごく嬉しいですね。
そして牛若さんが相方のマス坊さんと発信されているポッドキャスト番組 工業高校農業部ですが、先日ポッドキャストプラットフォームのリッスン主催のお祭リッスン
というイベントに参加されまして、こちらはいろんなポッドキャスト番組の方たちが集まって
youtube ライブでリアルタイム配信を行うというものだったんですが、そのお祭リッスンに参加した番組について
視聴者投票が行われたんですね。僕も工業高校農業部に一票を入れさせていただいたんですけども、そして見事
初代お祭リッスン大賞を受賞されたのが、我らが工業高校農業部だったんですね。
いやーすごい。改めておめでとうございます。工業高校農業部の魅力というか聞きどころっていろいろあると思うんですけど、
一つ挙げるとすると、お二人の距離の近さとそれによって生まれるテンポの良いトークかなって思います。
やっぱり高校3年間同じクラスで仲良くなって遊んだり、お互い遠慮せずに軽口叩き合ったりっていう関係性ってかなり貴重だと思うんですよね。
年を重ねるほどそういう関係性をゼロから構築するのって難しくなると思うんですよ。
そんな二人が意気投合してポッドキャストをやっているからこそ、そこには尊いグルーヴが発生してるんじゃないかなぁと思いますね。
というところで、牛若さん温かいお便りありがとうございました。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。
90年代の作品について取り上げることが多いセミラジオなんですが、今回も1994年にスーファミで発売されたゲームのお話になります。
90年代は僕が思春期を過ごした時期ということもあって、どうしても取り上げる頻度が高くなってしまいます。
今でも目を閉じればあの頃の歌が、ザードの負けないでやミスチルのイノセントワールドが聞こえてくるようです。
そんな90年代の半ば、1994年に発売された神女神転生ifというゲームの話をしていきたいと思います。
今回神女神転生1、2、if、それとノベルゲームの雫についてもネタバレありでお話ししていきますのでご注意いただければと思います。
ノベルゲーム雫に関しては以前セミラジオでもご紹介しています。
概要欄に貼っておきますのでよかったらチェックしてみてください。
今回のテーマである神女神転生ifはアトラスというメーカーが展開する女神転生シリーズというゲームシリーズの一作になります。
女神転生シリーズは1987年に第一作デジタルデビル物語女神転生が発売されたのを皮切りに
今も続く人気のゲームシリーズです。
女神転生シリーズはジャンルとしてはRPGなんですが
ドラクエやファイナルファンタジーなど正統派のRPGとは違う方向性を目指したシリーズで
悪魔や天使妖怪や神話の神々など
古今東西のあらゆる想像上の存在が敵キャラクターや味方として登場する独特の世界観が持ち味になります。
女神転生では悪魔も天使も妖怪も神様もひっくるめて悪魔と呼んでいます。
悪魔はフィールドやダンジョンを歩いていると敵キャラとして出現するんですけど
この時悪魔に話しかけてうまくいけば仲間にすることもできるんですよね。
人間に対して友好的な悪魔だったらうまくいけば会話だけで仲間になってくれますし
時にはお金やアイテムをあげることで仲間になってくれる場合もあります。
お金やアイテムだけ取っておいて逃げられることもあるんですけど
そこは悪魔だししょうがないなと割り切ったりもします。
あとそうやって仲間にした悪魔同士を合体させてより強い悪魔を作る悪魔合体システムというのもあって
これが非常に奥深くて楽しいんですよね。
そのあたりがシリーズ全体を通した女神転生の特徴になります。
女神転生シリーズのナンバリングタイトルはファミコンで一作目
そしてデジタルデビル物語女神転生2が発売された後
スーファミからは神女神転生シリーズと名前を改めて
一作目の神女神転生が1992年に発売
最新作の神女神転生5が2021年にスイッチで発売
そのバージョンアップ版の神女神転生5 ヴェンジェンスが今年になってマルチプラットフォームで発売し
現在まで続くシリーズとなっています。
神女神転生ifはそんな神女神転生シリーズの中における
外伝的な作品なんですが何をもって外伝とされているのかというところをまずお話ししたいと思います。
神女神転生ifの前には神女神転生や続編の神女神転生2が発売されてたわけなんですが
神女神転生の1も2もなんというか主人公の行動で世界の命運が決まるみたいなところがあるんですよ
1でいうと混沌を好む悪魔の勢力と秩序を重んじる大天使の勢力があって
どっちの味方をするかで物語の展開も仲間になる悪魔とかも変わってきますし
どちらにも偏らず人間は人間の道を行くという感じで中立路線を行くこともできるんですが
どちらにせよ主人公の行動一つで世界のパワーバランスが動くという座組みになってるんですよ
それは2も同じでそれに対して神女神転生ifってすごく狭い範囲の話なんですよ
主人公はカルコザカ高校という高校に通うごく普通の1生徒なんですが
ある日そのカルコザカ高校が魔界に飲み込まれてしまうんですよね
なので登場するキャラクターってみんなその高校に通う生徒や教師なんですよ
なんならラスボスも主人公の同級生なんですよね
狭間秀夫君っていうすごい名前の男子生徒がラスボスなんですけど
で魔界に飲み込まれてしまったカルコザカ高校なんですけど
その魔界はゴーマン界とかタイダー界とかの各エリアに分かれていて
それぞれのエリアは7つの滞在をテーマにしてるんですけど
魔界のあるエリアから別のエリアへは直接はいけなくて
必ず学校を経由しないといけないんですよ
この新女神転生ifを進める中では魔界のいろんなエリアに行って
そこで悪魔に捕まったり強制労働させられたりしている生徒を助けることになるんですが
魔界の一つのエリアをクリアしたら一旦学校に戻ってきて
そこでまた情報を集めたりして
また学校を経由して魔界の別エリアに行くという流れになるんですよね
魔界に行ったら行きっぱなしじゃなくて
必ず学校と魔界を往復する感じになるんですよ
つまりこの作品って学園ものなんですよ
女神転生シリーズの中で初の学園ものが
この新女神転生ifだったんですよね
で実はこの新女神転生ifの路線って
女神転生シリーズからスピンオフとして生まれた
ペルソナシリーズに受け継がれているんですよね
ペルソナシリーズは女神転生シリーズのダークな雰囲気を一新して
ポップな味付けのデザインや独自の意欲的なシステムを多数盛り込んだ
今や本家の新女神転生シリーズを凌ぐ勢いの大人気シリーズなんですけど