00:07
耳で聴くうちやま作曲教室
ということでやっていきますが、
メロディ作りによくあるのが、
メロディがずっと常になっていて、
音が敷き詰められているっていうね、
そういう状態なんですよね。
やっぱりその音がずっと敷き詰められて、
余裕がないような感じだと、そこからちょっとこう、
なんて言うんですか、その忙しなさというか、
本当に余裕がない感じが感じられてね。
メロディとしてはちょっとギクシャクしている感じに聞こえたりするんで、
作っている曲の、ぜひチェックをしてみてほしいんですよね。
余裕があるかっていうか、空白があるかみたいな感じ。
メロディの間に余白があるかみたいな。
もしなければその余白を意識的に設けるっていうのをやってみてほしいですね。
メロディを敷き詰めすぎないっていうか、
作曲しているときどうしても一箇所に意識が向いちゃうんで、
たまによく言うんですけど、絵を描く人がね、
紙に顔を近づけて絵を描いている状態っていうか、
一箇所だけを気にして、一箇所に手をかけて、
そこだけなんとかいいメロディにしなきゃみたいな。
その同じ調子で全体も顔を近づけすぎる状態で作っていってしまうと。
結局それを弾いてみたときに、
全部が詰め込まれすぎてて余裕がないみたいな感じになるんですよね。
だからやっぱり曲作りしているときは一箇所に顔を近づけたら、
一回弾いて全体を見てみて、
ちょっと音が詰まりすぎてるなと思ったらちょっと抜いてみるとか、
それは一箇所、例えばサビの中とかだけでもそうだし、
例えばAとBとサビとかって3つセクションがあったら、
3つのバランスでそれを考えてみるとかね。
そういうのもできますよね。
顔を近づけすぎずにズームアウトする。
ズームインズームアウトってよく言ったりしますけど、
そういうズームアウトの意識を持つっていうのは結構大事ですね。
だからそれはそのメロディーの中で空白がないっていうことももちろんあるし、
そのメロディーが流れ流れて空白が全くなく音が敷き詰められる感じで展開していくっていうケースもあるし、
あとそのメロディーの始まりをジャストで始めちゃうっていうのが一番多いんですけど、
03:06
小説の例えば四分の四拍子だったらワン、ツー、スリー、フォーだったら、
そのワンに合わせるようにメロディーを歌っちゃうっていうか、
タータタみたいな。
それを一拍置いてウン、ターララっていくとそのウンが空白になるんで、
ちょっと余白がそこに生まれる、余裕が生まれるっていうかね。
その余裕がある雰囲気を持ったメロディーになるんですよね。
だからそのメロディーのセクションの始まりっていうのは一番それがわかりやすい、目立ちやすいし、
小説の始まりっていうのもその始まり方の空白を空けるか空けないかっていうところでね、
わかりやすいところなんですけど、
よく言うのが送る言葉って卒業の卒業ソングでありますよね。
くれなずむ街のっていうね。
送る言葉はそのくれなずむの一発目はくってて、ワンより前からくれって、
ワンの前からメロディーが始まって、そのくれがワンに来るみたいな、
そういう状態になってるじゃないですか、メロディーが。
で、くれなずむ街のでワンツーゼロって言って、光と影の中でワンツーゼロって言って、
で、去りゆくあなたへってずっとその食い続けて、で、去りゆくあなたへだんだんだん送る言葉って、
そのどんどんどんのとこだけメロディーが一回無くなるんですよね。
で、最後の最後にメロディーを抜いてるっていうか、ずっと敷き詰め敷き詰めで言っといて、
で、最後の頭の部分だけは音を一気に抜いて、一回黙って、で、送る言葉ってそのね、タイトルを言うみたいな、
そういう構成になってるんですよね。
で、そこにタイトルを持ってきてるっていうのがまたね、作詞のテクニックの一つって感じなんですけど、
ま、その暮れなずむ街、光と影の中、去りゆくあなたへ。
で、何言うのかなっていうのを一回考えさせて、で、送る言葉っていうね。
で、そういう聞き手にちょっと考える余裕を与えるみたいな、
って意味でもその空白がすごく効果的に働いてると言えますよね。
だからそういう感じでその小説の頭に意識的に空白を入れて、
で、その空白に連動するような歌詞をそこにつけるとかね。
っていう風にやると、なんかその歌詞もひっくるめてその空白に意味が生まれてくるんで、
ぜひそういう風に、ちょっと一回自分の曲をチェックしてもらって、空白があるか。
で、空白がもしなければちょっと入れられる部分を探してね。
06:03
意識的にそういう音をちょっとまびく部分を入れてもらうといいですよね。
で、同じことがヒット曲とかにも言えて、だからその送る言葉以外にもそのいろんな曲で空白が結構効果的に使われてるんですよね。
だから一番いいのはメロディーの楽譜みたいなものを一個入手して、
で、曲全体の中でどの辺に休符が入ってるかなとか、メロディーを伸ばす部分があって、
アクセントがなくなる部分がどの辺にあるのかなとかね。
で、それがさっき言ったそのサビの中とかで折り返しのところにそういうのがあったりとか、
サビのセクションの中にそういう空白のメリハリがあるケースもあるし、
あとは例えばサビは空白ほぼなくガンガン音が詰め込まれる感じになってるんだけど、
例えばAメロはすごいスカスカで、一回一回空白挟みながらメロディーが展開していくとかね。
そういう風になってたりするケースもあるんですよね。
スピッツのチェリーとかね、まさにそういう感じになってて、
だからそれで結構そのAは割とどっしりした余白がある感じだけど、
サビはすごい音が敷き詰められてて、なんか派手な感じがあるとかね。
だからそういう風にセクションごとのメリハリとか対比とか差別感みたいなもの、
それで場面転換みたいなものに空白をうまく使えたりするんですよね。
いろんなテクニックが既存の曲を分析すると見えてくるんで、
だからそれらも含めていろんな曲を空白の観点から分析してみるというのもおすすめですよね。
実際に間奏とかが入ると空白になってくるんですけど、
そのメロディーの中で、ワンコーラスの中で休む部分がきちんとあるかないか。
っていうのは結構そのメロディーの押し引きっていう意味では大事になってくると。
意外とその気づかずに聴いている曲も結構大きい空白がしっかり入ってたりとか、
特にその作家さんが作るような曲はその辺はかなりきちんと考えて作ってあるんで、
空白がしっかり入ってたりするんですよね。
ここにあったんだみたいなふうに驚いたり。
意外とその本当にないパターンもあったりとかして、
それは意図的になくしているのか、あんまりそこまで考えずに作っているのか、
そこは作曲者本人が知る世界って感じなんですけど、
でもその空白が全くないとこういうふうに聞こえるんだなとか、
ここに空白が1個あることで聴き手としてはこんな感じになるんだなとかね、
09:04
その実際の音源と照らし合わせながらその空白が与える効果とかそういうのも考えていけるんで、
分析をしながらそれを自分の曲にも生かしていくと。
曲作りしながらちょっと音がセカセカしているような感じがあるなと思ったら、
ちょっとそこは空白入れてみようかなとかね。
メロディーも前からクッて始めるとかジャストで始めるとか、
そんな始め方ばっかだったけどサビの頭をあえて一拍置いてから始める感じにしてみようかなとかね。
そういう空白がもたらすテクニックみたいな、
そういうところに作曲としても1個レベルアップしていけると思いますので、
ぜひ空白を考えた曲作りやってみてほしいなと思いますね。
そんなわけで、今回は曲作りしているとどうしても敷き詰める方に行ってしまいがちなんですけど、
敷き詰めるばっかりじゃなくて空白を盛り込むことが結構大事ですよみたいなね。
そんなお話をしてみました。
お伝えした内容にぜひ参考にしてみてください。
では今回はこれで終わりになります。
ありがとうございました。