✍️内容
今回は AIを使ったプログラミングについて掘り下げます。
普段私たちが使っているChatGPTやGeminiのようなAIチャットからどのようにAIを使ったプログラミングを行うか?
AIを使ったプログラミングの始め方やアプローチの方法について話します。
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🎧番組紹介
「耳で学ぶAI」はChatGPTやGemini、Claudeなど生成AIを初心者・中級者向けに分かりやすく解説する番組です。
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👨💻パーソナリティ: 矢野哲平
「AIを分かりやすく、楽しく」をコンセプトにポッドキャストやnoteでAI情報を発信。ツールも開発しています。株式会社root c代表取締役。
◎note
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サマリー
このエピソードでは、AIを活用したプログラミングの始め方とそのメリットが詳しく解説されています。特に、ChatGPTやGemini Cloudなどのツールを使った効率的なアプローチが紹介されています。また、プログラミングにおけるAIの役割や具体的な活用方法のヒントも提供されています。生成AIを活用するための鍵は、AIを使ったプログラミングにあります。特に、初めてAIを利用する場合は小規模なプロジェクトから始めることが推奨されており、プログラミングの知識がAIをより効果的に活用する助けとなることが強調されています。
AIを使ったプログラミングの概要
みなさんこんにちは、矢野 哲平です。この番組は、耳で学ぶAIをコンセプトに、初心者・中級者向けにAIを分かりやすく解説する番組です。
今回のテーマは、AIを使ったプログラミングの始め方について話していきます。 はい、ということで今日は、AIを使ったプログラミングについて話していきます。
みなさん、AIを使ったプログラミング試してみたことはありますでしょうか? 結構、質問を受ける中で多いのが、さらにAIを活用するにはどのような方法、アプローチがいいでしょうか?
こんな感じの質問をよく受けます。私はそういった質問を受けた時に、最近はこのように回答しています。 生成AIをさらにもう一歩踏み込んで活用するヒントは2つあると思います。
それは、AIの自動化とAIを使ったプログラミングです。 AIの自動化については過去のエピソードでも話しました。
人間の手を離れてAIを自動的に動かすことで、より業務効率化に貢献できると、そういったものです。
特にバックオフィス関連のタスク、こうしたものは積極的にAIを自動化することで効率化することができます。
一方でAIを使ったプログラミング、こちらも生成AI活用のヒントと言いますか、有効なアプローチと考えています。
じゃあ、AIを使ったプログラミングどうするの?という話になるんですけど、これを今日はメインで話していきたいと思います。
今皆さんが手元で使っているツール、ChatGPTやGemini Cloud、いろいろなAIチャットを使っていると思うんですけど、
そのツールを使って、どのようなステップでAIのプログラミングを始めるのか、このことについて話していきます。
今回のエピソードを聞くことで、リスナーの皆さんがAIを使ったプログラミングの解像度が上がるような、そんなエピソードにしたいと思います。
今日話すポイントは主に3つです。 1つ目に、AIを使ったプログラミングの始め方。
2つ目に、AIを使ったプログラミングのメリット、そして落とし穴。
3点目、ちょっと気は早いんですけど、2026年プログラミングを私たちは学ぶ必要はあるのか、そういった点について話していきます。
具体的なプログラミングのステップ
はい、では早速話していきましょう。 AIを使ったプログラミング、何がいいのかっていうと、
端的に言って、業務効率化に貢献するツールを自分で作ることができるようになるからです。
仕事でいろいろなツールを使っていると思います。 ツールを使っていく中で、こう感じている人も多いと思います。
このツール、こういった機能を実装してほしいなぁとか、 こんなツールが出てきたらいいのに、こんな感じです。
少し前だと、こうしたツール欲しいな、こうした機能を付け加えてほしいなって思っても、それを自分で実装するにはハードルが高かったわけです。
なぜなら、プログラミングを一から勉強してツールを作っていかないといけないからです。
手探り状態で、いろんなことをやっていかないといけないので、結構ハードルは高かったわけです。
一方で、AIが出てきたことによってこんな変化が出てきました。 面倒なプログラミングをAIにお願いすることで、誰でも自分のためのツールを作ることができるようになったと。
ChatGPTがGPT4ぐらいの時、ちょっとやっぱり精度は低かったんですけど、最近はもう明らかに精度が上がってきています。
これはChatGPTのGPT5もそうですし、最近Googleが出してきたGemini 3でも同じことが言えます。
なので、AIを使ってプログラミングをするかしないかというのは、人それぞれの判断になると思うんですけど、ここまでAIを使ったプログラミングの環境が整ってきているので、試さないのはちょっともったいないなと思っています。
じゃあ、AIを使ったプログラミングで何を作るのかっていうと、おすすめは身近なツールの拡張機能を作ることです。
例えば、Chromeのブラウザー使っている人多いと思うんですけど、Chromeの拡張機能を作るとか、あとはExcelのマクロを作ってExcelを自動化するとか、
Googleのスプレッドシートを自動化するようなプログラムを書くとか、こんな感じで普段使っているツールをAIを使ったプログラミングでより強化する
このアプローチが非常におすすめです。実際私もAIを使ってChromeの拡張機能を作ったりもしました。
えっとですね、プロンプト管理を楽にするようなChrome拡張機能を自作しました。 これによってプロンプト管理がかなり楽になりましたし、
AIに指示を渡すスピードっていうのが格段に速くなりました。ではこうしたAIを使ったプログラミング、どうやって始めるのかっていうと、ちょっとこの点を今から話していきます。
これいろいろアプローチはあるんですけど、一番簡単な方法をお伝えすると、普段私たちが使っているAIチャットアプリありますよね。
ChatGPTとかGeminiとかCloudとか、こちらのチャットツールを使って次のように指示するだけで ok です。
○○の機能を持ったChrome拡張機能を作ることはできますか?○○の機能を持ったExcelのマクロを作ることはできますか?
要はまずはAIに相談を持ちかけるわけです。ここがスタートとなります。 こんな機能を作りたいんだけど作れますか?と
そうするとAIが大体作れますよと返してくれるわけです。 ただこの時点だとちょっとまだ情報が荒いので次のように会話を進めていきます。
じゃあ内容を固めていきたいので不足している情報があれば私に質問をしてくださいと。 人間がAIに質問するのではなくてAIから人間に逆質問をさせる
こんなアプローチを採用します。 これは今回のプログラミングのようなケースだけではなくていろいろ使い回しができるテクニックです。
人間がAIに質問するのではなくてAIが人間に質問するように仕向けると。 これをすることによって現時点で不足している情報を満たすまで
AIが人間に質問してくれます。○○の機能を持ったChrome拡張機能を作りたいとおっしゃっていますけど データの保存場所はブラウザーにしましょうか
インターネット上にしましょうか このAIの質問に対して人間が回答していくことで作りたいものの解像度が上がっていくわけです
結果的により精度の高いものが出来上がるとこんな感じになります AIと人間で作りたいものの情報のすり合わせを行う
こんなイメージです。である程度情報が揃ってくると AIがバーっと情報を流してくれます
こんな感じの機能はどうでしょうかと。で人間側で最終的なチェックをして問題なさそうだったら次のように指示をします
では私が今から実装するので手順を指示してくださいと この指示をするだけでAIが実装までの手順を細かく説明してくれます
ここ結構大事なポイントで AIが出した細かい手順書は一旦別のファイルに保存するのがおすすめです
例えばワードファイルでも何でもいいんですけど step.txt とか step.md こんな感じでテキストファイルなどを作って別で保存をします
メモ帳でもいいですね。でなぜこういったことをするのかっていうと チャット上でAIが示してくれた手順っていうのは会話ですぐ流れてしまうからです
せっかく手順書を出してもその後の会話を続けることでどんどんその手順が埋もれて いってしまうと
そうしたことを防ぐために手順書は別でファイルで保存をしておくとメモ帳に保存を しておくとこんな感じになります
AIに実装の手順を書き出してもらうこれかなりおすすめです 例えばChrome拡張機能をAAを使って簡単に実装できますよって言っても
具体的な手順ってイメージが湧かないですよね ExcelのマクロAAが書いてくれるとでもその
Excelのマクロをどんな感じで実装するのかってなかなかイメージが湧かないと思います でそうした手順も全部AIにこと細かく指示をしてもらうことができます
でこのAIが作った手順書最近はかなり精度が上がってきています これあのプログラミングの文脈だけでなくて他のことにも言えます
例えば新しいツールを何か会社で導入するとします そうですね例えばGoogleワークスペースとかにしましょうか
でGoogleワークスペースを設定する手順をステップごとにAIに書き出してもらうと こんな使い方おすすめです
実装していく中で途中で手が止まってしまった場合はそれをAIにフィードバックして ここのステップ3の手順がうまくいかないんですけどどうすればいいですかと
こんな感じで質問を重ねていけば大抵の問題は解決できると思います それこそ昔だったらインターネットで調べてそれでも解決できない場合は質問の掲示板
そういったものに投稿をして誰かからの回答を待つ そんな手順を踏んでたと思うんですけど今はAIを使えばそういった手順書も問題なく作成してくれると
ちょっと一旦流れをおさらいします AIを使ったプログラミングを実装するステップ非常にシンプルです
まずツールは何でも ok です チャットGPTやジェミニクロード普段使っているAIチャットで問題ありません
そしてAIに相談をしますこのような機能を実装したいですと そして次にAIに逆質問させます
現時点で不足している情報を充実させるために AIから人間に質問をしてもらうように仕向けると
そして最後に手順書を作成してもらう あとはその手順書に従って人間の方で実装していくと
こんな感じの流れになります ちなみにここでいう手順っていうのはパソコンの操作
推奨ツールと活用法
画面の操作そういったものを意味します 一番面倒なプログラムを書くという部分はもう全部
AIに丸投げをします 以上がAIを使ったプログラミングのシンプルな実装ステップとなります
AIに相談をしてAIに逆質問をさせて そしてAIに手順書を作ってもらう
このようなステップでAIを使ったプログラミングが可能になります 私は先ほどどのツールでもいいと
普段皆さんが使っているチャットツールで問題ないと言いましたけど ここもうちょっと深掘りをすると個人的にはGoogle AI Studioがおすすめです
これはGoogleが提供する開発者向けのAIツールなんですけど おすすめする理由が2つあります
1つは無料でGoogleの最新モデルが使えること 2つ目がどのAIツールよりもより長く会話を保持してくれるからです
AIの相談 AIの逆質問 そういった時ってどうしても会話が長くなってしまいます
でそのように会話が長くなってしまってもより精度高く会話を保持してくれると さらに掘り下げると各AI会社が開発している
コーディングに特化したAIエージェントツールを使うのもおすすめです 例えばチャットGPTならコーデックスCLI
GoogleならジェミンにCLI でアンサロピックならクロードコード
最終的にはこちらがおすすめなんですけどちょっとハードルが高いなと感じる場合は 普段使っているAIチャット
もしくは誰でも無料で使えるGoogle AI Studioでも十分です ちょっと余談なんですけど
普段私はクロードコードというAIエージェントのツールを使っています あのアンサロピックが開発しているものです
でこれで満足をしているんですけど時々デザインの修正がうまくいかないケースがあります 例えばあるウェブページを作っててアイコンの左側の余白がちょっと揃わないと
でこうしたミスいつも遭遇するわけじゃないんですけど たまに遭遇することもあります
AIを使ったプログラミングの進め方
で遭遇した場合何度指示をしてもデザイン上のミスが修正されないケースっていうのはよくあります あのクロードコードの場合
でそうした時にどうするのかっていうとジェミにCLI こちらに切り替えて問題を解決するようにしています
クロードコードで解決できないデザインの修正 ジェミにCLIだと解決するケースっていうのはよくあります
これ結構いろいろ実験をしたんですけど ウェブサイトのデザイン修正もジェミにCLIは対応してくれますし
あとはiOSアプリ iOSアプリのデザイン修正もジェミにCLIの方が精度は高かったです
なので普段はクロードコードでAIを使ったプログラミングを進めつつ デザインの問題に遭遇した場合はジェミに切り替えて解決をする
そういったアプローチもお勧めです こんな感じでAIを使ってプログラミングを進めていくと
そして複数のAIを使ってプログラミングを行っていく こうしたアプローチを取ればできることの幅っていうのはかなり広がると思います
ChatGPT、ジェミに、クロード どのAIを使ってもどのAIに相談をしても高い精度でプログラミングの相談に乗ってくれると
なんならそのまま実装してくれる ちょっと前では考えられなかったことですけどかなり大きな進歩だと思います
じゃあAIを使ったプログラミング メリットしかないのかというと実はそうではないと思っています
これはインターネット上でも言われていることですし 実際に私もAIを使ってプログラミングをしている中で感じている課題になります
でそれどういったことかっていうと AIを使ったプログラミング01は早いんですけど67とか89
こうしたフェーズになってくるとちょっと苦しくなってくるということです つまりAIを使ったプログラミング
初速はすごく早いんです最初は 指示するだけでひな形というか動くものがすぐ出来上がります
でそこからいろいろ機能を追加したり修正をしていく中で 精度が落ちたり全体をコントロールするのが難しくなったりします
具体的に言うと例えばAとBというエラーがあったとします でAを修正したと
で次にBの修正も完了したと で改めて見てみると修正したはずのAのエラーが復活していたとか
あとは全体のコードの量が増えれば増えるほどコントロールするのが難しくなってきます イメージ的にはそうですね比較的小さなプロジェクトだと
AIが高い精度でコントロールをしてくれるけど 複雑になったり大きなプロジェクトになってくると破綻しやすくなる
こんな感じでしょうか なので今回は私はAIを使ったプログラミングを初めて実践するなら
Chrome拡張やExcelのマクロをお勧めしたわけです 比較的小さなプロジェクトであればこうしたケースに遭遇することを減らすことができます
じゃあ大きなプロジェクト複雑なプロジェクトはAIを使って実装できないのかって言うと もちろんそうではありません
ただ複雑なものになってくるとやはり人間側にプログラムの知識があるか否かで精度が変わってきます
これたびたび話題に上がっていることなんですよね これから人間はプログラムを学ぶ必要はあるのかと
背景としてはAIがすごく進化をしているので人間がプログラムを学ばなくても AIが実装してくれるよねと
だったら人間はプログラムの勉強しないでいいのではないかと リスナーの皆さんはこれに関してどのように思いますでしょうか
結構これプログラムを別のものに置き換えても色々考えさせられる内容だと思います プログラムに関しては私自身の現時点の考えをお話しすると
勉強した方がいいのかなと感じています なぜなら少しプログラムの勉強するだけで人間のAIに対する指示が変わってくるからです
ある分野のタスクをAIにお願いする時ってその分野に対する知識があるかないかで AIへの指示の出し方っていうのは変わってくると思います
仕事の進め方とかもですね 結果的にAIの回答制度も左右されると
プログラムの学習といっても数ヶ月とか半年 そうした長い期間ずっと勉強し続けなきゃいけないかっていうとそうではありません
週末土日に時間をとって勉強するだけでも AIへの指示っていうのは劇的に変わると思います
なのでAI時代においてプログラムの知識というのは非常にコスパの良い知識だと思います ちょっと勉強するだけでAIへの指示が変わってくると
よりAIの性能を引き出すことができるとそんなスキルだなと考えています もちろん数ヶ月とか半年
しっかりプログラムの勉強した方がより良い結果が出るっていうのは変わりありません でも少しの勉強でも良い成果を得ることができる
それが近年のプログラムに感じていることです ただプログラムの勉強を始めるって言っても選択肢は無限にあります
推奨する講座とまとめ
なかなかハードルも高いと思います 個人的におすすめのものがあるのでちょっとそれをリスナーの皆さんに共有したいと思います
かなり前にもこのポッドキャストでお話ししたんですけど ハーバード大学が無料で公開している
CS50という動画講座がおすすめです これはYouTubeでも公開されていましてコンピュータサイエンスの動画となります
ハーバード大学に入学してくる学生向けに作られた講座となります 非常にわかりやすくて世界的にも有名なプログラミング講座となります
であとはiOSアプリを開発したい人 そういった人がいればスタンフォード大学のCS講座もおすすめです
どちらの講座も英語なんですけどYouTubeの翻訳機能を使えば日本語の字幕もすぐに見れます であとはわからない部分があってもAIに質問すればその内容というのを
掘り下げることができます こちらの講座どちらもYouTubeで公開されているので
ノートブックLMに渡してスライド化したり あとはAI音声によるポッドキャストとして復習用の音源を作ってみるのもいいと思います
2025年もあともう少しですよね あの仕事収めになる人多いと思います
年末年始いろいろバタバタすると思うんですけど1日2日ぐらい まとまった時間があの取れたらちょっとプログラムの知識を吸収するだけで
AIまた違った使い方が見えてくるので興味のある方はぜひ試してみてください 今回紹介したスタンフォード大学とハーバード大学のプログラミングの講座
こちらは概要欄にリンクを貼っておきますので興味のある方はぜひチェックをしてみてください はいそれでは今日のポイントをまとめます
一つ目に生成AIをより活用する鍵は AI自動化とAIを使ったプログラミングにあると思います
二つ目にAIを使ったプログラミングは普段使っているAIチャットから誰でもいつでも 始めることができます
最後3点目 AIを使ったプログラミングの手順はまずはAIに相談 そしてAIに逆質問をさせて情報を充実させる
最後にAIに手順書を作ってもらってその手順書に従って人間が実装する この3ステップがおすすめです
はい今日はこの辺ということで本日もお付き合いいただきありがとうございました ちょっと話変わるんですけど今回のエピソードで100回目を迎えることができました
いつも聞いていただきありがとうございます ちょうどこの収録をしている日累計の再生回数が50万再生
突破することができました 次は100万再生目指して頑張っていきますのでよろしくお願いします
あと現在日本放送さんが開催している podcast アワードへの応募手続きをしています
リスナーの皆さんにこの耳で学ぶAIの投票をご協力いただければ嬉しいです 投票リンクこちらも概要欄に記載しておきますのでぜひご協力をお願いします
番組ではこのように耳で学べるAIを毎週発信しています 通勤中や家事の合間にAI情報キャッチアップできます
毎週水曜朝に更新していますのでぜひフォローをお願いします お相手は耳で学ぶAIの矢野てっぺいでした
また次の配信でお会いしましょう
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