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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日が14回目の配信でございます。お便りいただいております。マシュマロからありがとうございます。いつもラジオを楽しみながら聞いています。ありがとうございます。
ECサイトで買うときに失敗しない方法があったら知りたいです。気軽に買える反面、生地感や細かいデザインまで判断できず失敗してしまいます。特に靴の質感は実際見るのと違う感じがして難しく、当て物みたいに買ってしまいます。
地方なのでなかなかお店に行くことができず、通販でもこだわりのあるものを失敗なく買えたらいいなと思っています。よろしくお願いします。ということで、今日はこのような悩みにお答えしていきたいと思うんですけども、これね、いろいろECサイトで購入するときに失敗しない方法って結構いろんな情報サイトとかに出てると思うんですけども、
今日はちょっとこのラジオらしく、視覚にまつわる心理学を知っておくと失敗しないよっていう角度からね、ちょっとお答えしていきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれの呪いを解くラジオ。この番組ではあなたに巻きつくファッションの思い込みイコールおしゃれの呪いをバッサバッサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。今日もよろしくお願いいたします。
ということでありがとうございましたマシュマロでね、ご質問頂戴しました。通販サイトで買う時に失敗しない方法、特にね、色が思ってたのと違ったみたいな話も結構あるんですけど、やっぱりね、生地感、質感ですよね。
細かいデザイン、シルエットとか丈とかそういったことがね、分かりづらいみたいなことをよく耳にしますよね。最近は返品できるECサイトも結構多いですけども、返品送料は購入者負担だったりしますし、時間もかかりますし、できればね、失敗なく購入したいというところですよね。
これに関して、ECサイトで見た時の商品の印象と実際見た時の印象が違うっていうところで言うと、人間の視覚、目ですね、目で見る感覚、視覚の特性、これ心理学でもあるし、農家学の分野でもあるんですけれども、これを知っておくとちょっと失敗減らせるかなっていうふうに思いますので、
今日ちょっとその辺のお話をしていきたいなと思うんですね。
人間っていうのは、まず写真を見た時に、その写真が撮られた環境を勝手に判断して、その写真を脳内で勝手に補正してしまう特性というかを持っているんですよ。
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これね、一番実感しやすいのが、ちょっと前にバズったツイッターだったかな、でバズったんですけど、ドレスの写真で、結構ボディーコンシャスなピタッとするようなドレッシーなミニ丈のドレスで、
シマシマみたいになっていて、レースでね、ランダムな幅が違うシマシマ、ボーダーみたいになっていて、それが金色と白の使われたドレスなのか、青と黒なのか、どっちにも見える。
いや、青と黒にしか見えないよ。いやいや、白と金にしか見えないよっていうことで、すごい論争を巻き起こして、本当はどっちに選んだみたいなことが、もともとイギリスの女性が投稿した写真だったんですけど、もう全世界で巻き起こったみたいなのがあったの覚えてますかね。
4年5年前かなと思うんですけど、ちょっとその画像を見たかったら、青と黒、ドレスとかで検索すると画像検索出てくるはずですので、ぜひちょっと見ていただきたいんですけども、これもね、人間の視覚の特性、目の錯覚って言われるものが問題だったんですね。
で、これ実際のところ、販売したところが回答していて、いやこれは青と黒ですと。うちでは白とゴールドのドレスは生産してませんということで話決着ついたんですけど、なんでじゃあ青と黒のドレスが白とゴールド、金に見えてしまったかというと、その写真自体がですね、そのドレスの後ろ側に光が見えるんですよ。
照明というか光源って言うんですけど、光の源って言ってね、光源って言うんですけど光が見えてるんですね。そうすると、その光が見えた時に人間の中には、これ後ろから光が来てるってことはこの写真逆光だなっていうふうに認識する人がいると。
その逆光だと、つまりこの商品は後ろから光が当たっている逆光だから、この私が写真で見えているこの正面側は影になっているに違いない。ここまでも勝手にですよ。脳が勝手に判断してるんですけど。
だからこの映っている白に明るく映っている部分は影になっているから暗いはずだと。本来はもっと明るい色のはずだっていう補正が勝手に脳内でかかって、その明るい色の方が本来青なのに白に見えちゃう。
黒の部分も後ろから光が当たっているから暗く見えて黒になっているんだって補正が勝手にかかって金に見えちゃう。これ勝手にかかっちゃうんですよ。そういう逆光がどうだとか脳内補正とか知識がなくても勝手にそう見えちゃうんですね。
なのでその実際のところに光の部分を手で抑えると青と黒に見える人が続出するんですね。ここまで脳が勝手にやってしまうことだということなんです。
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ですので意外と人間というのは商品の周りの環境を意識してその商品の見え方が変わってしまう。つまり、商品の周りにたくさん情報があった方が正確な判断がつくことが多いんですよ。
よくあるECサイトの商品画像って綺麗なスタジオで真っ白い背景で照明当ててますけどもその照明自体はもちろん写真に映ってなくて商品だけが映ってるって状態になってますよね。
そうするとどこからどれくらいの強さの照明が当たってるかっていうのはその商品その写真見ただけではわかんないので、その靴が光ってるのがその靴の素材がゆえに光ってるのか光をかなり強く当てて光ってるのかが判断つかないわけですよね。
そうするとこの靴結構ツルツルしてそうだなって買ってみたら意外とツルツルしてなかった。その写真でツルツルして見えたのは光が当たってたからだってことが起こり得るわけです。
ですので私がパーソナルスタイリングのお客様にいつもお勧めしてるのは商品単体のスタジオで撮った写真ももちろんちゃんと見るんですけど、それ以外にできればそれを着用していて屋外とかであんまり作り込んで撮ってないもの。
自然な感じでそれこそもうスマホの写真機能でパチャッと撮っただけ撮って出しみたいな写真も合わせてみた方がいいよって。できればそれが載っているサイトで購入した方が失敗が少ないよって言ってるんです。
そうすると例えばストリートスナップみたいに街中でパシャッと撮りましたみたいな写真もあるとその背景の例えばコンクリートの壁をバックに靴だったり洋服だったりを着てね誰かが写っていたとしたらその壁の感じとか道路の感じとか特に道路の感じって日本国中そんなに大きく違いがないじゃないですか。
このコンクリートの道路アスファルトの道路がこんな風に写ってるんだったらきっと昼間の日が高い頃だなみたいなのをこれ考えなくていいですよ。頭が自動で判断しますから自動で判断してその中で写ってるこの洋服この靴の色素材っていうのも自動で補正をかけてくれるのでそこで見えている印象っていうのかな見えた質感色っていうのが一番その商品に近い可能性が高いんです。
なので例えばその周りの背景も夕日だったりとかしたらちょっと黄色くなりますよね。背景も黄色くなっていて商品にもそうすると実際の色が黄色くなっているはずなんですけど背景も黄色くなってたらその黄色色が被っているのを脳内で勝手に補正しますから大丈夫なんです。
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ですのでできれば着用画像を一緒に見てほしいんです。ただ全部のECサイトで着用画像が載っているわけじゃないですよね。本当に綺麗にスタジオで撮った商品画像しかない場合もある。
ですのでできればその着用画像も載せてくれるサイトで買うっていうのがベストなんですけどいつも使っているウェブサイトがそうじゃない場合には例えばその商品名でグーグル検索とかインスタグラム検索したときに着用画像が上がってこないかなとか。
ちょっとお前さ、CDが立ち上がっちゃった。あ、違う。グーグルだ。ごめんなさいね。グーグルアシスタントが立ち上がっちゃった。
そういうふうに検索をして誰かがこの商品買った人がSNSとかウェブに着用画像アップしてないかなっていうのを確認したりとかするといいかなというふうに思います。
着用画像をちょっと確認する癖をつけていただくとちょっと失敗減るんじゃないかなというふうに思いますね。
あとはですね靴とかは特にその自分に似合う素材が例えばつるっとした革が似合う人もいればスウェードが似合う人もいる。
凹凸があるマットなスウェードが似合う人もいるっていうのもあるので見た感じと違っても自分と似合ってれば違和感感じなくなったり逆に想像通りだったのに自分が履いたときに自分と似合ってない違和感でなんかイメージと違うってなっている場合もあるので
合わせて自分に似合う素材質感を調べてみるといいかなと思うのでこれはうちで言うと体型診断とかパーソナルカラー診断で調べることができますので興味があればぜひ受けてみていただけると嬉しいなと思います。
ということでですねこんな風に質問を送りいただければですね色々回答していきますので質問をくれるマシュマロへのリンクはこの番組の概要欄に載っておりますのでぜひぜひそちらから送ってみてください。
そしてこの番組の更新情報はラジオトークでお聞きの方はクリップすると受け取ることができます。またポッドキャストでも配信しております。ぜひ購読してみてください。それでは次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。