前回のモンスター社員記事と今回の他責思考の記事
Reverse Diverse アタッチメントを探求する
平林 はい、こんにちは、平林です。
イーノ こんにちは、イーノです。今回はですね、
前回紹介した記事があったと思うんですが。
平林 モンスター社員ね。
イーノ そうそうそう。
平林 あの時気づいていれば、モンスター社員を面接で見抜く、たった一つの重要質問っていう、村上ゆかりさんが書いた記事で、
IT、メディア、ビジネスオンラインっていうね、ビジネス系の人が読む、多分そのサイトに掲載されてる。
イーノ そうそうそう。多分その記事を読んだのからかもしれないんですけど、私のタイムラインというかに、またこの村上ゆかりさんの記事が流れてきて、
今回流れてきた記事がタイトルは、「多色思考の部下に上司が潰される。組織と自分を守る戦略的アサーティブネスとは。」っていうね。
平林 ちょっと似たような感じなのかなっていうタイトルですよね。
平林 でもこの多色思考っていう考え方がちょっと面白いなと思っていて、それでこの記事に自分が引っかかって読み進めたと。
平林 多色っていうのは他人のせいにする、周りのせいにするっていうことだね。
平林 なんかさ、この村上ゆかりさんが悪いわけではなくってきっとね。記事自体を読むと、厳密に言うとこれはロジカルにつながってないかなみたいなところあったんだけど、
平林 でもいろんなこと書かれてて、単に部下の話だけではないのかなっていうふうには思ったのね。
平林 前回もさ、モンスター社員、前回は新入社員の話だったから社員なんだけど、今回も部下のことだけじゃないけど、
平林 多色思考の部下っていうのがタイトルに入ってて、それに上司が潰されるみたいな組織に悪影響があるっていう印象を強く与えるようなタイトルでしょ。
他責思考の心理学的パターン
平林 それ自体、何かうまくいかないことが起きてると、それは特定の社員のせいであるっていうふうにする日本組織の特徴、文化というふうに言ってもいいんだけど、それをよく表してるなと思った。
平林 もちろん、このサイトを見る人たちっていうのが一定層の人たちで、その中にビジネス領域で中間管理職とかやってる人たちが多いっていう想定なんだと思うけど、このタイトル自体が前回も今回も、そもそも日本組織の自分たちの問題に向き合わない、
多社のせいにするという多席思考を非常に強く表してるなと思いました。
平林 そうですね。ただこの記事で面白いなと思って読もうかなって思ったのは、やっぱりその多席思考っていうものが心理学的に研究されていて、それがどういうパターンの行動なのかっていうことが5つ書かれていて、
平林 2ページ目になるのかな。
平林 そうですね。1つ目が感情論への誘引とか、2つ目論点のすり替え、3つ目被害者ポジションの確立、4つ目外堀埋め、そして5つ目がお前だって論法と書いてあって、
この3つ目の被害者ポジションの確立みたいな話、これは自らを被害者と定義し、正当な指摘を攻撃に変換する、周囲に自分がいかに大変なのかを日頃からアピールしているタイプがよくこの武器を使うと書いていて、
他責思考への対処法と観察の視点
この私と井野さんがよくお話ししているときに、井野さんは被害者性の文化っていうことを研究で言われているんだって話をしてくれるんですけど、このタイプの人で、人というか考え方、パターンってあるよねって思っていて、
それでこういう記事、面白い相談だと思ってみたんだけど、これこの次のページとかその次のページか、それをどうするのかみたいな話に行ってて、どう対処するのかっていう話が出てくるんだけど、
この対処を読んでても、一部そういうこともあるかなとか、参考になるかなっていう部分がありつつも、すぐ対処の話に行ってしまうと。
どうすればいいのか。
そうそう。そうするとなんかちょっとこの人間観察的な、私の人間ウォッチャー的な思考からすると、もうちょっとこれ観察して、今これ会社の文脈の中だけの話だけど、会社もいろいろですよね。
だから他の場所ではどういうふうに、家庭の中でどう現れるかとか。
その人がね。
多席志向っていうものが。
あとは学校でどう現れるかとか、そういうことの方に私の関心はあって、組織がどう良くなるかみたいな話はビジネス系だから、そこに行くんだと思うんですが、ちょっと残念だなっていう。
イネーブラーの構造と自己反省
だからそこの日本組織の特徴でね、やっぱり特定の誰かのせいにしてる限り、多席してる限り、自分たちには問題がないっていうふうに考えてしまうから、自分たちを守ろうと。以前の自分たちの職場を取り戻そうみたいなね。
そういう発想しか出てこないんだと思うんだよね。
この人さえいなければ良かったのにね。
で、その人を例えばさ、追い出すために一生懸命時間とエネルギーを浪費したりとか、あるいはその先の対処法みたいなものを外部の専門家から教わろうとしたりとか、外部の専門家なんて内部のこと分かってないんだから、対処法考えられるわけないじゃないですか。
一般的なことは言えるし、汎用性の高いものなら言えるかもしれないけど、結局は自分たちの職場のことなんだから、組織のことなんだから、自分たちで考えるしかない。でもそれを考えようとあんまりしないよね。
そうだよね。
それは誰かが考えることだと思ってて。
だからこの記事の中には考えるためのヒントみたいなものはあって、それはイネーブラーっていう、そういう多席志向を持った人がなぜそこで維持されていくかっていうのは、周りにイネーブラーっていう人がいて、助けてるという。
助けてるっていうか、知り抜くようにしてるというか。
なんか私は単純にそのイネーブラーっていうのは、自分自身もそういう立場に身を置いていたことがあるから、これ反省的な視点も踏まえてだけど、悪い人になりたくない人だよね。
多席志向のある人に対して、いやいやでもここの部分はあなたの責任だから、あなたが自分で考えてやらなきゃダメですよとかね。
言い訳しても事実はこうだから、この問題を今一緒に考えましょうとかさ、そういうふうにやっていかなきゃいけないのに、まあまあいいですよいいですよ、なんとかなりますよみたいな。
私も頑張って協力しますから、みたいな適当なことを言って、振り回され続けて、なんでこんなに振り回されるんだろうって思い悩むことに時間と努力をかけている人っていう感じだよね。
自分がイネーブラーだった時もやっぱりそういうことをしてたかな。悪い人になりたくないみたいな。
他責思考と成長機会の剥奪
この構造って、このポートキャスト4月から自閉症啓発での話で、おめめ堂さんのお話とかもしていて、母子分離みたいな話もちょっと出てきたかと思うんですけど、
その何らかの困難のある子供とその保護者の方の関係性の中で、本当は本人が失敗したらそこから学ぶはずの場面で、保護者が失敗しないように先回りして、困難を取り除こうと。
そしてその結果、本人はあまり自分は世の中の接点を持たずに、責任も自分に返ってこない。
学ぶ機会とか、成長する機会を全て奪われているっていうことなんだよね。
それは一見すると、その子を守っているように見えるかもしれないし、その子が例えば失敗して、わーってなっちゃうタイプだとしたら、周りに迷惑がかからないようにしてるのかもしれないけど、
でも実はそうじゃなくて、その人はだってずっと生きていくわけだから、その後も学ぶ機会とか、失敗から学ぶ機会だよね。
失敗に耐える機会とかさ、失敗がものすごくこう、失敗しても自分は死なないっていうことを知っていく機会みたいな、そういうものを奪ってるんだっていうことにやっぱり気づかないといけないし、
それは職場においてもきっとそうなんだなっていうのがこの記事を読むとね、なんとなくわかる。
すごい共通するところがあるなと思う。
学べない組織のサイクルとパフォーマンス低下
不幸なのはさ、大人になっても、そういう思考っていうのかな、その機会をずっと失い続けたのか、学び損ねたのか、いろいろパターンはあると思うけれども、
責任を取れない人っていうのかな、無責任な人たちに満ち溢れた組織がこれだけたくさんあるっていう。
そうなんですよ。だからここから学ぶべきことは結構たくさんあるんだね。
イネーブラーっていう、そういう存在、多席志向の人が維持される仕組みにそこに開催している、そういう構造ですよね。
それいろんなところで起きてるから、そういうふうに観察の視点として持って、参考にしたらよくて、
急に組織をどうすればよくなるかみたいな話に持っていくと、せっかくのこの視点が。
あるいはモンスター社員とか、多席志向の部下みたいにカテゴリー化して、発達障害、愛着障害もそうだけど、
愛にカテゴリー化して、自分とは切り離しちゃうっていうのかな。
自分の組織の問題として、しっかり考えないから学べないっていうね。学べないから変われない。
また入ってきて、また同じことが起きて、どうしてこんなことが起きるんだろう、それはあなたたちが学んでないからですよっていうね。
そうですね。
そういうことがずっと続いてるし、日本企業を含め、日本の大学もそうだけど、この数十年パフォーマンスが上がってないとか低下してるっていうのは、
やっぱり学べないサイクルをずっと無駄に回してるからなんじゃないかなって最近思ってるんでね。
そうですね。
言い方きついけどね。
なので、ちょっとこの記事は次回以降もちょっと掘り下げて、面白い研究も引用されてて、
ちょっとその記事の中では、なんていうのかな、なんだろうね、ややごまかされてるっていうか、ところがあるから。
もうちょっと掘り下げたほうが本当はいいとか、別の視点もその研究には含まれてるとか。
そうそうそう、かなと思うので、ちょっと次回、この記事の中で取り上げられてる論文に焦点を当ててみようかなと思います。
面白そう。
はい。
はい。