おめめどうの紹介と視覚支援の重要性
Reverse Diverse。アタッチメントを探求する。
こんにちは、平林です。
こんにちは、イーノです。
3週連続で世界自閉症啓発の特集をやっています。
昨日が4月2日でマスの日だったんですけれども、せっかくなので、今週のポッドキャストも自閉症に関連する内容をお届けしようと思っております。
先週ですね、おめめどうっていう、これ株式会社なんですね。株式会社の話が出て、4月19日にこのおめめどうの奥平さんを迎えしてイベントするよっていう告知だったんですけれども、もうちょっとこのおめめどうについて、ひらがななんですよね。
おめめどう。だから、おめめ、目ですね。視覚支援。だからおめめどうだったと思います。
面白い名前ですよね。この奥平さんのお子さんが自閉症があって、子育ての中でいろいろとトライアルをしてきて、これは良かったなっていうものが今商品化されて提供されているっていうそういうことですよね。
おめめどうさんの活動を見てて私がすごいなって思うのは、コミュニケーションの、これは型なんですよね。
この間、先週もちょっと話したんですけど、自閉症の人と一緒にコミュニケーションするときに、どういう前提の共有をしていなければいけないかということを、音声が使える人は全くわかっていないから理解していないので、その前提部分を共有するための仕掛けを打っているんですよね。
それが巻物カレンダーという、時間の流れっていうのが当たり前にこう、7日で区切られて来週とか言ってるわけですけど、それってすごく一部の人に合わせた。
やり方で、何来週って。結構来週わからない。知的障害の人とかもそうですけど、先週と来週がわからないとかいうことあって、それをもう無視してカレンダー使ってるわけだから、それはちょっとわかりにくいからやめて。
仲間外れにしちゃうから。
そうそう。
共有してできないわけだからね。
どうしたら共有しやすいかっていうので、必要式じゃなくて巻物カレンダー式だったり、何かをルールを説明するときは必ず理由も説明するだったり、何かその人に伝えるときは誰がそれを言ってるのか主語を明確にするだったり。
それは心構えだから、なかなか言って伝わる面もあれば、行動にして習慣にしないと日常の中には根付かない。筆談なんかもそうですね。
実際に毎日やらないと浸透、自分の中に浸透してこないから、それをするために紙を、フォーマットを用意してそれを売って、全国各地でセミナーと物を買うっていうのをセットでしていて、それは物だけあっても多分うまくいかない。
話だけ聞いてもうまくいかない。セットでどうやって使うのかっていうこととか、なぜそれが必要なのかっていうことを理解した上で実践をしないとうまくいかなくて、その実践が22年の中で全国に積み上がっていて、
それがですね、すごく価値のある。小さい頃から積み上げてきた人もいれば最近始めたっていう人もいるけれども、日々の中で地平線の人と一緒にどうやって一緒に分かり合うためにやってきたかっていう蓄積をそこでシェアするっていう意味でもセミナーっていうのがあって、
それはやっぱりすごく大事な。私も道具を使っていろいろ子供とやり取りするわけですけど、道具だけあっても何の意味もないし、じゃあ先生にセミナーだけすればいいかっていうとそういうわけじゃなく、それは2つは必ずセットで、何のためにそれが必要なのかを理解してもらわなければ何の意味もないっていう。
母子分離と子供の自立を促す関わり方
今の話聞いてると、相互のやり取りだよね。コミュニケーション。あるいは人間関係っていうふうに言ってもいいと思うけど、相手と関係性を築いていくためのツール、型ってことだよね。
そういう意味で、もちろん自閉症のお子さんを育てる中で生じてきた知恵なんだと思うんだけれども、汎用性もあるっていうことでしょうね。
だからよく今回のイベントではテーマを母子分離についてお話ししてもらうと思うんですけど、なぜそれを話してもらいたいかっていうと、やっぱり子供と保護者と子供の関係性っていうのは別に自閉症であれ、自閉症がなくても、学習障害があったりなかったりしても変わらなくて、大人がコントロールしちゃって、
で、良かれと思って勝手に決めるとか、そういうことをすることによって子供が自立しにくくなるというか、失敗できなくなるというか、それの弊害っていうのはやっぱり大きく起こるなと。
特に障害があると、周りも期待するしね、そうしてあげなきゃいけないって思っちゃうから、一人にして試行錯誤させるみたいな機会が圧倒的に少ないですよね。
そうそう。だから、ついその保護者の方は子供の横で小さい声でボサボサってささやいてしまう。そのささやきに子供は応えなきゃいけないと思って、言う通りにしてしまう。そういうその構図があって、本当はもうそうじゃなく、自分で決めて試してみて、うまくいかなければまたやり方変えればいいよねっていうことなんだけど、
だからそういうふうにはなりにくい。
なるほどね。ちょっと全然違う話になるんだけどね。
はい。
津久井山百合園の事件ってあったでしょ。
はい。
で、山百合園に入所していた、ある知的障害の男性、もう大人ですよね。
うん。
で、そのご家族が後にインタビューに答えてお話した内容だったと思うんだけれども、入所施設に入れる前まではやっぱりちょっと混乱が本人の中にもあって、で、ちょっと自分たちではもうどうしようもないなっていうふうに思って、施設に入れたんだって。
うん。
で、しばらくして施設に会いに行ったらすごく穏やかな顔になってて、自分たちはああよかった、ここに入れてよかったっていうふうに思ったと。
うん。
で、ところが山百合園の事件があって、今度その方は自立生活し始めて、コミュニティというか地域の中でね、介助者への手助けを借りながら生活し始めたら、言語獲得して、今の運動家みたいになってる。
で、その姿を見てね、父親だったか母親だったか忘れちゃったし、私のちょっと今記憶に基づいて言ってるので、曖昧だし間違ってたら後で概要欄で提出するんですけれども、
親がね、あの時自分たちは施設の中に入れて、この子が穏やかになってよかったって思ってたけど、それは違ったのかもしれない。施設の中でこの子は諦めてしまった、その顔だったんじゃないかっておっしゃったらしいんですよね。
それをなんかふと思い出したの。分かります?
結局、どんな人だってやっぱりその成長していく、変化していくっていうさ、可能性とか潜在性っていうのは秘めてるんだけれども、
そのある枠組みの中、小さな枠組みの中に押し込めて、そこで何かを選択する機会も、あるいは自分で考えて試行錯誤する機会も奪っちゃうと、一見それはおとなしく見えたりするかもしれないけど、でも実は別の可能性っていうのを大きく侵害してるというかね。
トラブルが起きなければ周りはいいって思ってるかもしれないけど、それがすごく大きな人権侵害の上に成り立ってる可能性もある。
確かに。例えば、強度行動障害みたいに言われることもあるけど、強い行動が出てくるのはどこが多いかっていうと家庭からが多いですよね。勝てない暴力っていうのもそうじゃないですか。
それって何でかって言ったら、やっぱりそこが一番安心感があって、依存してるとも言えるかもしれないけど、でもそこだから出せているみたいなところがあって、それってある意味発信ですよね。
自分はこうしたいんだとか、これは嫌なんだ、分かってほしいことがあるっていう発信だけど、それがちょっと受け入れづらいからそうなっちゃってて、しかもそれがなんていうのかな、そうやって大きな強い行動をすれば、それが叶ったりすることがあるからそれがまた増えていくわけだけど、
じゃあそれが全く聞いてもらえないところにポンと。例えば今の話だと施設ですね。ここではそういうこと言ってはいけない。そこでも強い行動出てくることもあるけど。
そうすると、まずその人の言葉をどうやって聞こうかって言ったら、まず親子っていうのは家庭の中っていうのは一番初めにその子がそこに生まれて育ってくるわけだから、そこでその子とどうやって分かり合えるかっていうコミュニケーションどうしたら取れるかっていうのをそこから始めるのはやっぱり一番大事なことで、
一番難しいことでもあるけど、それをすっ飛ばしてどうかでできるかっていうと、結構難しい。もちろんいつでもできるんですけど、地域生活し始めて、自分でいろいろ取り組み始めたり、コミュニケーションし始めるってことがあるわけだから。なので、自立性っていうのはすごく大事だし。
そう、どんな人にとってもそれがすごく大事なんだっていう話なんだなって思って。
自己決定と境界線の重要性
そうですね。家の中っていうのはとても難しいその状況というか、でもある中で、その積み上げ、どうやってそれを積み上げて。失敗もしくじりという表現を使っておられますけれども、小平さんは。
いろんなしくじりをしてきたからこそ、それについてちょっとシェアして。やっぱり本人、本人を中心に仲間外れにしない、年齢層の対応をしながら。
何だっけ、お兄ちゃんがいるんだっけ、弟がいるんだっけ。
それも年齢層って言ったときに、お兄ちゃんには当たり前のように、お兄ちゃんは自閉症はないから、当たり前のようにしていることを自閉症のある子供の方にはしていないっていうことに気づいて。
この子がね、暴れるのも仕方がない、当たり前だというふうに気づいていくとかね、それすごく私も読んで感銘を受けましたね。
そうですよね。だからその、例えばお小遣い。スケジュールで時間の軸を作りつつ、お金のことも自分で、自分のお金を管理して、何に使うか自分で決めるっていう、そのスタンスをすごく大事にされていて、これほんと大事だなと。
いやほんと。
だからその、訳の分からないお金を例えばおじいちゃんおばあちゃんがくれたりするのはすごく困るんだっていうこと。
で自分がこの、持ってるお金の中でそれをどうやりくりして、なんか楽しみにしてることがあったらそれに向かってどうやってスケジュールを見ながら生活するかみたいなことっていうのはすごくなんていうのかな。
自立ですよね。自立だし、やっぱり私の24時間時計、計画表に似てて、やっぱりさ、相手の意図とか暗黙の了解とかがわからない人にとっては、世界って結構混沌としてるんですよ。
なんでそんなこと急に言われるんだろうとか、前はこうだったのに今日は違うパターンが違うっていうので結構混乱するし、私もそれですごく不安を抱えてたと思うんだよね。
でそこに自分自身である種の秩序を与えるための方法として24時間計画表みたいなものとかがあったんじゃないかなって気がしててね今ね。
子供の時にいろいろはできない。自分には力がないから、決められる力とか、社会に働きかける力とかないから、できることってすごく限られてるんだけど、その中でも24時間計画表というのを作って、それに沿って生活していくっていうことは、
一応、学校に通っている年齢の子供にとっては望ましいこととはされるじゃない、比較的ね。
だからそこである種の安定感というか、安定した世界観というのを、感触っていうのを確認してたなって気がする。
大人になって必要になっていったのは、もちろん働くようになって、周りの人に会わせなきゃいけない、相手先に会わせなきゃいけない局面が増えていったっていうのも事実なんだけど、それだけではない。
それがなくても、世界と仲直りができたというか、自分の中でね。それはある感じがして、今お金のことでね、自分の管理っていうものの範囲をしっかり作るっていうのはすごく大事なことのように思えました。
そうだと思います。自由っていうことですよね。自由っていうのは、再現のないものっていうのは自由じゃない。自分のコントロールできる範囲の生活の中で自分のことを決めるっていう、そういう自由。
それすごく大事なことで、それに関連してこの母子分離の重要性の本で書いてあったと思うんですけど、周りが勝手に本人に良かれと思って勝手なことをしない。エスパーしないって書いてありましたよね。
これすごい大事だなと思って。そうだね。親ってエスパーだと自分も思ってるからね。お腹空いてるだろうと思って、なんか食べ物を出したり、3食食べたほうがいいからって。栄養のバランスがいいものを食べたほうがいいとかって。本人はこれを望んでるだろうから、不安定にならないためにはこうしておこうみたいなことを勝手にやっていく。
そうすると本人はそういうふうにこうやってくれるのが当たり前になって、それがうまくいかなかった時に、お母さんのせい、お父さんのせいだっていう風になる。それはそうなるよねって。そうだよね。だからそのやっぱり分離。自分のことは自分で決める。自分でやる。
もちろん困ったらそれはヘルプって言えば、そういうこともできるわけですけど。でも基本がちゃんと分離されていて、勝手なことは良かれと思ってもやらない。それが本当にこれは自閉症の子供さんとの関わりではとても重要なんだと思いますが、自閉症じゃなくても。
いや本当に私もそう思いましたね。親子だけでもないっていうのかな。本当にあらゆる自他関係において必要な要素っていうのが書かれてある。重要なことが書かれてある。
これ自由と自立の話っていうか。やっぱり自分と他者との境界線っていうのをどういう風に引きながら、良好な関係ったらおかしいけれども、関係性を継続していけるのかっていうのがやっぱり人間関係の大きな課題なわけでしょ。
それがいかに難しいかっていうのを多分みんな一人一人知っていて、それを改善していくためのヒントっていうのが自閉症の子育ての中にあるっていうね。
イベント告知と今後の展望
なのでぜひこの「母子分離の重要性うちの家の話」という本。
売ってあるのかな?
売ってありますよ。インターネットで買えるんですけど。
そのリンクも概要欄に貼って、もしよければ4月19日にマナビプラネット合同会社主催してイベントやりますので、そちらにもご参加いただければと思います。そちらのリンクも概要欄の方に貼っておきます。
それでは今回連続で自閉症の啓発であったので、自閉症についてお話ししてきました。またチラチラとこういう話も出てくるかなと。
なんかね、私たちのスタートのテーマではあったからね。
はい。では今回は以上になります。
はい。ありがとうございました。