1. リテールすなっく「あとらす」
  2. [第14夜] 小売は「できる人」..
[第14夜] 小売は「できる人」を増やせるか? AI時代の差別化の軸となる「カスタマーケイパビリティ」という価値
2026-08-07 38:02

[第14夜] 小売は「できる人」を増やせるか? AI時代の差別化の軸となる「カスタマーケイパビリティ」という価値

第14夜の前半は、横浜・港南台の「ザ・ビッグ」の現地観察の話題。アウトレット商品、驚きの低価格PB、99円ベーカリー、非食品売場の宝探し感から、ドイツのハードディスカウンター「リドル」との共通点、向かいにあるロピアとの競争まで、売り場を肴に語ります。

後半は、ホームセンターグッデイによる自作キーボード専門店「遊舎工房」の買収を起点に、「カスタマーケイパビリティ」という考え方へ。

商品を売るだけでなく、「キーボードを作れる人」「魚をさばける人」「寿司を握れる人」を増やすことも、小売業が生み出せる価値なのではないか。ホームセンターやスーパーマーケットは、顧客の新しい能力や楽しみをどう育てられるのか。

利便性だけでは豊かさを語りきれなくなったAI時代に、カスタマーエクスペリエンスの次に来るかもしれない、小売業の役割を考えます。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回の放送では、横浜の「ザ・ビッグ」港南台店を訪れた体験から、ハードディスカウンターの戦略や低価格PB、99円ベーカリーの魅力について語られます。後半では、ホームセンターグッデイによる自作キーボード専門店「遊舎工房」の買収をきっかけに、「カスタマーケイパビリティ」という新たな小売業の価値について掘り下げます。単に商品を提供するだけでなく、顧客が「〇〇を作れる人」を増やすことが、AI時代の小売業の役割ではないかと考察します。

「ザ・ビッグ」港南台店での売り場観察
今日もどこかでレジが鳴る。人と物が動き出す。いらっしゃいませ、リテールスナックアトラスへようこそ。ここは小売や流通の話をちょっぴり本音でちょっぴり緩く語る場所。
今日も売り場や店を魚にだらっと雑談していきましょう。 番組の感想はハッシュタグリテールアトラスまでよろしくね。
お店のママを務めるのは私、小売ITライターの鹿野恵子。 そして今夜のお客様はこのお店の常連、小売民族学流通工業部の専門家、ルカワトールさんです。
ルカワさん、こんばんは。 こんばんは、今日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。夏休みですね。 私は… お休み取れてますか?
まあまあ、ぼちぼち休んではいないんですけど、日々子供の世話に明け暮れる毎日ですね。
仕事と子供の世話っていう感じでね、お弁当を作って、学童に教えてみたいな感じでおります。
そうですね、なんかあんまりね、昔ほどわかんないですけど、お盆休みとかね、なんかこうまとまってなんか取るとかっていうのはだいぶ薄れてきてる感じはしますけどね。
どうなんでしょうね、まああの多くの人は、子供がいるとやっぱり8月は夏休みだからその対応って、夏休みシフトみたいなのが絶対あって、
お昼ご飯どうすればいいかな、お弁当どうすればいいかな、日常と違う、普段の生活とはちょっと違うような動きがなんかあるなっていう感じで、はい、ぼんぱったぼんですね。
そうですね、いいですね。最近はどうですか、お店やっぱりママさん見てますか。
いやめちゃくちゃ見まくってて、最近行ってよかったお店、ミルマガリテールアトラスというのも最近始めまして、そちらにも載せたんですけど、横浜のザ・ビッグが湖南大展に行ってきたんですね。
はい、それがすごく、私ちょっとお恥ずかしい話、ザ・ビッグ見るの初めてで、そうなんですよ、お恥ずかしい話なんですけど。
意外と関東圏少ないかもね、確かにね。
そうですね、もともと関西というかの方の会社さんだったっていうところですよね、もうあの素晴らしいなと、また素晴らしい、何見ても素晴らしいって思っちゃうんだよな、お店見るとね。
大事なことです大事なことです。良いところをお店は見るっていうのはストアコンパリーズの基本ですからね。
さすがさすが、良いところを真似ようっていう感じで、JRの湖南大駅のすぐ目の前にあって、建物自体はイオンさんのショッピングモールなのかな、そこの地下1階に入ってるお店で、
あのなんでしょうね、やっぱ記事にも書いたんですけど、トップバリューがしっかりしてるから、NPはそんなに高く打ち出さなく、安くしなくても大丈夫っていうのと、あとやっぱアウトレット、アウトレット商品めちゃくちゃ面白いなって思って、
今ちょっと画像をね、ルカワさんには画像を見ていただき、ちょっと見えるかな、こんな感じで、もうアウトレット商品、変なのがある。入ってすぐがカップラーメンアウトレット売り場で、これね37円のペヤングソース焼きそば、これ何味だと思います、しらし寿司味。
しらし寿司味のペヤング、食いたくないなー。
でもやっぱ30、アウトレットっていうか、どうしても売れなかった商品がこっちに流れてきて、この値段でってことなのかと思うんですけど。
うわーそうかー、そうか、でもまともな塩とり混ぜそば、97円。
これ結局売れなくて在庫積み上がっちゃって、しょうがないからアウトレットってことなんすかね、やっぱりね。
それもあると思うんですけど、やっぱ演出としてちゃんとアウトレット使ってるよなっていうのは、なんとなく感じてて。
どんきさんとかこういうのうまいよね、すいません、バイヤーが間違っちゃって買っちゃいましたみたいとか。
そうそうそう、なんか壁面一体がもうこの激安特価97円のカップラーメンが詰まれていて、
普通に生肉製か鮮魚も安くうまくみたいな感じで、店頭入ったら47円できゅうりとか、
店作りはなかなかいいなどで、お店も広くて、素材系が多かった印象ですかね。
ここはなんか他、いまクルベ見たりとか、クルベのベルク見たりとか、ココトクとか見るとやっぱ加工した短時間調理みたいなアイテムが多いなって印象だったんですけど、
ここの店は素材系、肉なら肉の素材みたいな感じ、手羽元が100g57円だよとか、そういうのがどんどんあった感じで。
もう陳列だとか換装にするっていうのはかなり多くのお店で徹底してて、カゴに投げ込む感じでエンド作ってて、ちゃんと陳列してるわけじゃないけどそれなりに見えるとか、
あと副通路がズドンとコントラが、まっすぐのコントラが延々続いてる感じとか、あと面白かったのがキャンドゥとコラボしてて、キャンドゥも今4グループですからね。
ネイルグッズだけがキャンドゥのものが売られてたっていうね。
でも結構たくさんのお客さん見てて、ネイルアイテムってそんなにニーズあるっけって思いながら、あるんだなぁとお客さんの動きを見て感じてました。
PBはトップバリューのベストプライスよりもさらに下のわみさいさいっていう、これやばいんですよ、だっしり味噌157円っていう。
安いね。
だからイオングループはあれですよね、いろんなフォーマット持ってるじゃないですか。
でやっぱりその商品のPBのある程度ステージっていうかあれもいっぱい持って、ステータスもいっぱい持っていて、
ちゃんとどこに、こういうフォーマットだから、要するに激安フォーマットだから、このPBをここに商品構成グラフのここに当て込めていこうっていうのが、ちゃんとロジックはできあがってるって感じですよね、これね。
そうですね、でちょっと先の方の写真にあるんですけど、これマルチブランドでPBやってて、このコンフィニティっていう日札のブランドとかもPBも入ってて、
この1650グラムで医療用の液体洗剤297円とかですね、ちょっとすごい値段のものとかがグングン差し込まれてて、結構こういうの探してるだけで面白い。
これってイオンのブランドってことですね。 これイオンなんですよ、わかんないですよね。
これはでも大容量だね、これね、大容量でイオンっていうことはわからないな、面白いな。
そうですそうです、さっきのワミサイサイもそうだと思うんですけども、イオンがわからない、一番最安値のブランドはそういう形でマルチブランドでやってるっていう戦略を持ってるみたい。
面白い面白い、すごいねイオン、そうするとあれだね、ほんとにしれっと小容量のものが単品で、マイバスとかにしれっと入ってくる可能性もあるね。
ありますね、ありますね、まあそんな、あと一番でもお客様が集まっているなって思うのは、ベーカリーすごかったっすね、ベーカリーよりは。
ベーカリーね、はいはいはい。 97円で、99円か、でクロワッサンとか、メロンパンとか、いろいろな調理パン、カスターン売られてて、
今時99円、めっちゃ安ですからね、あのバローが北欧クラブっていうのをやってて、やっぱそれも97円とかそれぐらいの値段なんですけども、
そこにお客さんが群がってて全く、なんだろう、入る余地がないみたいな感じで、やっぱこういう業態、今めっちゃ指示されるよな、
僕やっぱみんな価格上昇に辛い思いをしている時にこういうお店は救世主だなと思いながら、心穏やかに帰ってきたという感じでございます、すいません、いいお店だった。
いいお店、いいお店、今写真からも伝わってきますけど、一つ思ったのがね、特にベーカリー、安い価格である、これはドイツのリドルっていう、ある人並ぶ装壁のハードディスカウンターがあるんですけど、
これの各売り場の各商品、各カテゴリーのうちの一つなんですね。本当にリドルはベーカリー、かなり力を入れていて、ここでやはり収穫をするっていう、だからやっぱり日本産やっぱりそういうリドルとかアルディ、そういうところを一生懸命勉強してる、つまりハードディスカウンターがどうやったら既存のディスカウント業態に対してさらに下をくぐって取れるかっていうところの
ラインロビングできるかっていうところを、たぶん徹底して研究しているので、だからたぶんそういう視点で見るとこのベーカリーがなぜここにあるのかとか、さらに4グループの中の最安値っていうとあれだけども、最安値のPVをどういうふうに作り上げていくかっていうところをウォッチングするっていう点では、このザビッグっていうのはちょっと注目すべきかもしれないね。面白いね、これね。
おだしょー 面白いなと思いました。あと何でしょうね、日用雑貨もちょっとだけ置いてて、スーツケース激安で売ってたりとか、あとTシャツも300円ぐらいの売ってたりとか、ここのお店はいろいろ何ていうか意欲的に実験しようという感じが得られまして。
おだしょー なんかね、すごく今リドルシューがプンプンするんだけど、もっとリドル風にやっても面白いんじゃないかと思うんですよ。だから例えばさっきまだ吊り下げ、キャンドゥも含めた上で吊り下げの陳列をしてたけども、やっぱりそれは作業人事かかるわけじゃないですか。
やっぱりわざわざ棚に並べるとか吊り下げるっていう。吊り下げたものをそのままガラガラガラって持ってくるんだったらいいですよ、もともと出荷のところからさ。やるぐらいのリドルとかアルディみたいなのやってる前工程からもう吊り下がってるんだとかいうようなものであれば全然問題ないんですけども、ちょっとそこは徹底して。
で、リドルってやっぱり特に非食品系のトレジャーハンティングっていうのは52種の計画がちゃんとヘリに入れられてて、本当に非食品の今欲しい商品みたいなものが結構投げ込み陳列でボンって出てるので、意外とそういうの探すのが楽しいわけですよ。
そうすると、例えばネイルのいいやつ今キャンドゥあったと思うんですけど、あれ吊り下げなくてももう単品をボックスの中に入れといてみんなこれめっちゃ安いと思ってボックスから投げ込みからちゃんと探すみたいな。でも欲求にはもう違うものがありますみたいなね、そういうふうなものと組み合わせてもひょっとすると面白いかもしれないね。
ちょっとまだ綺麗なリドル思考の売り場っていう感じがする。もうちょっとリドルに寄せてきたら、こんなもん売ってきやがってっていうような、昔面白かったのがリドルの非食品で、ママさんに話したかどうかわかんないですけど、こんなもんまでリドル売ってるんだって思ったのが電子ドラフ。
あ〜、それ初めて聞きましたよ。そんなものが。
そう、電子ドラムのセットが売ってあって、だからびっくりしましたね、あれはね。だからあれですよ、家でドラムの練習ができるやつなんですけど、それがね、ちょっとうる覚えなんですけど、ウォルマートで単品が86ドルぐらいで売ってたのかな。
865ドルぐらいで売ってた。いや、もうちょっとしたかな。ごめんなさい、190ドルぐらいで売ってたのを、リドルが85ドルとか90ドルぐらいで売ってたんだ。
そうそうそう。だから、たぶん今そういうドラムのキットが欲しいっていう人がいるかどうかわからないけど、それをウォルマートで100ドル超えのものを、だからその単品でくぐってきて、
52種のマーチャンダイジェンの中でサッとスポットで売り切っちゃうっていう力はやっぱりリドルが持ってるので、そういうのが積み重なると面白いんだよなと思いましたよ。
だからザ・ビッグでこんなものがって、あなた今マオさん言ったじゃない、こんなものまで売ってるんだを伸ばすと面白そうだね。
たしかにそうですね。
そう言ったのに、なんかネイルでいいやんみたいな。
あーなるほどなるほど。なんか変わるのかもしれないですね、あの棚もしかすると。どうだろう、この読みは。ずっとネイルあるかな。また行ってみたらちょっと違う棚になってくるかもしれない。
いや、俺は変わらない気がする。だからわかんないけど、もう今したびかどうかわかんないですけど、だから本当に瞬間的にブックシールだけボーンってやって、サーッと欲求ないとかっていう方が僕はいいんだよなと。
うーん、売り場の新鮮度みたいな。
そうそうそうそう。でもしっかりと定番のベーカリーは最安値で、選ぶ楽しさ、定番もあるし、選ぶ季節限定のパンとかもあるし、やっぱり毎日来店しても発見があるっていうのはやっぱりベーカリーとかっていうのは上手く買いやすいので、そういうのはいいと思うんですよね。
そうですね。面白かったなっていうのと、向かいにロピアがあったんですけど、こっちがやばくて、ちょっとロピア大変だな、こんなお店で来ちゃってっていう感じでしたよ。
それは良い意味で悪い意味で。
いやいやいや、大変だなっていうね、お客さんみんなザビックに行っちゃってる感じがしたんで。
本当?つまりロピアキラーってことですか、ザビックが。
キラーというか、あんな安いお店出てきたらそっち行っちゃうでしょっていう感じですよね。
いやいやいや。
そのロピアはリッチも悪くて地下にあったお店だったんですけど、なんて言うんだろう、非常にごちゃごちゃしていて、無理やり狭いところに作った感があり、よく言えば探す楽しさ。でも悪く言うととても買い回りがしづらい店舗で、そういうところもかなり問題なのかなというふうに思いました。
まあちょっと1日で1日3時間行ったぐらいの話なんで、分からないですけど、休みに行ったらデジ行列みたいな話もあるかもしれない。
でもザビックみたいに割り切っちゃって、たとえばお肉だって品揃えだとか、いろんな意味でロピアには肉はかなわないっていうふうに思ったときに、じゃあもう大容量のひき肉だけは絶対負けねえみたいなことをやったほうが、まあこれはディスカウントの王道だけどLINEロビーができますわね。
ひき肉だったらビックの方が良くねえみたいなっていう話ですよ、要は。豚コマとかカルビの肉だったらビックの方がキログラム当たり安いよねっていうふうになっちゃえば、まあだからひょっとするとロピアさんもLINEロビングされる側にいつでもなっちゃうっていうことを示しているのがザビックの方向性かもしれないですね。
そうですねありがとうございます。で、その日帰りに新つるみのエイビーも見てきたんですけども、これも面白かったのでこの話はまた改めてお話ししましょう。
エイビーも聞きたいな、エイビーもどうなんだろう、最近聞きましたエイビー良かったですよって誰か言ってた。
まあこの話はまた改めてということで。
ホームセンターグッデイと「カスタマーケイパビリティ」
深川さんが今日のテーマとしてお話ししたいことというのをちょっと相談したところ、この前ホームセンター会のお話をしてホームセンター会でグッテイさん、福岡のホームセンターグッテイさんがキーボード、自作キーボードのコミュニティに入ってきて自作キーボードを作るキットを売ったりイベントをしたりしているような会社勇者工房さんを買収して。
で、その後、自店舗でキーボード売ってるっていう話はちょっとあんまりまだ聞いてはいないんですけども、きっとそういうところにも入っていくんだろうねみたいなお話をしたところ、それはめちゃくちゃ面白いと。
私にとっては結構自作キーボード界隈普通の話だったんだけど、ああそうか、一般の人からすると自作キーボードって面白い話なんだなっていうのが私にとっては発見だったんですけれども、そのあたりについて語りたいという話を聞きですね。
どのあたりがそんなに面白かったんですか、自作キーボード。
いや、あの、まず単純にキーボードのパーツっていうものが自作でできるんだということに素直に感動したというのと、今けいこままさんの話聞いて、そう私は当たり前なんだけど、ルカワさんにとっては新鮮なんだっていうふうに感じたことが新鮮でした。
そこが新鮮なんだっていうのはちょっと、やっぱり違うカルチャーの世界の中で生きてるんだなっていうのは実感しましたけど、何が面白いってね、やっぱりね、これって別にぐってぃさん、かほのせんさんがこれをわざわざ自分たちのグループにまで取り込んだっていうところがまずすごいっていうのがまず一つと、
じゃあこの背景ってなんだろうなって思ったときに、やっぱりホームセンターさんもけいこままさんもよくわかってると思うんですけど、ほら、カインズさんだって溶接女子とか、ちょっと金属加工をする場を提供しますみたいな、あとネット上のパーツの会社さんとかも買収されたりしたじゃないですか、随分前にね。
で、やっぱりホームセンター、ホームセンターだからそういうことをやってるのかなっていうふうに一瞬思ったんですけど、でも確かにホームセンターさんっていうのはDIYっていう、要するに他のフォーマットにはない、やっぱりちょっと自分たちならではの書くカテゴリーっていうのがあって、それをやっぱりもう一回原点回帰で、
やっぱりDIYっていうものに対してすごく真正面からもう一回向き合いたいな、向き合いたいという流れが見えてきたなっていうのを感じたんですよ。で、もうちょっと遡っちゃえばアメリカのホームデポっていう会社があって、で、あれがそもそもがDIYの市場を作ったと。
で、私が昔勉強させてもらったときによく偉い先生に言われたのは、私もすごく今にしてなるほどなと思ったんだけど、ホームデポはDIYっていう市場があったからDIY用品を売ってるんじゃないと。
たとえば庭を自分たちで作りたいだとか、洗面台のちょっとした補修を自分の手で補修したいだとか、窓枠をちょっとこういうふうに工夫したら断熱ができるんじゃないかとか、なんかそういう家の中のそういったニーズを自分でセルフでできるようにするためのお手伝いができる売り場を作るっていうのを考えて、
で、ホームデポの1号店を作ってこれが大当たりをして、で、いわゆるアメリカにあった潜在的なニーズをうまく売り場というところに表現をしてDIY市場を作ってたと。
これは裏返すと、裏返すとか言い方を変えると、私はこれ大事な言葉だなっていうちょっと最近思ってるキーワードが、カスタマーケイパビリティっていう言葉があって、で、これは直訳すれば顧客の能力開発っていうことだと思うんです。
で、よく小売業、流通業って、よくカスタマーエクスペリエンス、お客の買い物体験、購買体験、商品の購入体験を、それが価値だ、商品の価値だ、みたいなことをずっと言ってたんだけど、いやいや、私もどっちかっていうと、それはもちろん大事なんだけど、
ホームデポみたいな企業を見たときに、あ、そうか、さらに体験を通り越して、顧客の能力開発、これができる人を増やすっていうのが、結構小売業のめちゃくちゃリテールバリューの、カスタマーバリューの、かなりもう一つエクスペリエンスを並ぶ市場に価値なんじゃないかなっていうふうに思ったのが、その例のグッディさんの話なんですよ。
だからこれは、キーボード界隈でキーボードを作りたい人がいて、その人たちに対してキーボードパーツを売ってるんじゃなくて、たぶんね、裏を返せばキーボードを作れる人を増やしたいんですよ。増やしたいかどうかはわからないんだけど、キーボードを作る楽しみを楽しみとする人が増える。
つまりそれは市場、ドラッガーでいうと顧客開発っていうところもあるんですけど、そういう人たちを増やしていくというところ、つまりケーパビリティですね。DIYをできる人を増やす。フローを作れる人を増やす。庭作りをできる人を増やすっていう、たぶんね、そこに自分たちのレゾンデートというか、その存在意義を持ってくるっていうところ。
明確にした事例のうちの一つなんじゃないかなっていうふうに思ったわけです。
なるほど。面白いなと思いましたね。なるほど。お客さんを育てるためにはまずツール提供して、情報も提供して、でやろうよっていうモチベーションも与えつつ、キーボードを作りたいみたいな人たちが増えていくといいよねっていう話だと思うんですよ。
例えばぐっていさんは3Dプリンターも店頭で販売するようになってるし、そういったところも含めて、物作りをする人の裾野を広げるみたいなことをやろうとなさっているのかなと、活動を受けておりおります。
あと今のお話聞いて思ったのは、スーパーマーケットの売り場ってめっちゃカスタマーケイパビリティできてなくないっていうのがあって、例えば鶏肉売り場、前もこの話したかもしれないですけど、鶏肉売り場一つ剃っても胸、もも、ささみ、ひき肉、その他レバーとか色々肉はあって、さらにそれが国産だったりとかブラジル産だったりとかするし、値段も全然違うんだけど、
何もわからない人がお店に行っても、これ使ってどうすればいいんだろうで、たたと止まってしまうと思うんですよね。私、うちの夫が何も考えず料理できるぐらいの、うちの夫ちょっと料理全然できないですけど、
それぐらいの優しさが店頭、情報発信、売り場からわからなきゃいけないはずなのに、かなりこれは買い手のリテラシーっていうのに依存しまくってるよなと思って、スーパーマーケットの肉、魚、野菜もそうだけど、売り場って本当にわかりづらいっていうのが私、旧来の、もともと持ってる多大意識で、
本当そういうところを店頭からわかるようにしてほしいよなって思うんですよね。
ああ、なるほどなるほど。でもね、俺、スーパーマーケットも考えてる人はいるんだろうなっていうふうには思っていて、そこは売り場からちょこちょこなんとなく読み取れるような気がしてるんです。
というのは、例えば最近この間ね、このポッドキャストの中でもいろいろとバローさんだとかヤンコーさんとかの話をしてきましたけども、なんか最近素材の面白さとか素材の楽しさみたいなのをスコーンて売る売り場に見えてて、売り場見てたときに箱買いみたいなとこでポンって、なんか見たことない貝だなとかと思って、
やっぱりお客さんがこの貝ってどうやって使うんだろうって思って、やっぱり今AIの時代だから、写真撮ってこれってどうやって使うんですかっていうのを、やっぱりもともとはお店が本当は提供するのかもしれないんだけど従業員さんが知識を提供するのが今までのスーパーマーケット2.0の世界だったかもしれないけど、
今AIの時代だったら、お客さんがこれ使ったら、いやこんなおいしい、この貝で使ったらこんなおいしい味噌汁ができるよとか、こんなおいしいパスタができるよっていうふうな話になったときに、じゃあ面白そうだから買ってこうって素材を買うわけですよ、たぶんね、素材買って自分でやる、で、さっきのケーパビリティっていう話になってきたときになると、そうすると次はスーパーマーケットが何をやるといいかって思ったときに、味噌汁作ろうと思ったときに、
だからまず一つ第一段階は、ちょっと違ういつもの食卓にお父さんが、お母さんが知らない貝を使った味噌汁ができる能力をまず作るわけですね、できる能力を増やしてあげる、そうするとお父さんが味噌汁を作ってくる回数が増えてくれる、でもうちょっとレベルが上がってくると、
そばうちとかうどんうちと一緒で、やべえちょっと俺味噌を極めてみるか、味噌でも作ってみようかなみたいなっていう話になってみると、八王子さんでこの間味噌作りキットみたいなのが置いてあったんですけど、ちゃんと味噌作りキットあるじゃんみたいなというふうに思ってて、だからそうすると休日に、休日じゃなくていいんだけどお父さんが子供たちのために味噌汁を作ってくれる人が増える売り場です、
もしくはそういうのを作るのがうちのスーパーマーケットの目的なんですっていうのが出てきたら、これはまさしくケイパビリティを増やす、だからパスタもしても既存のパスタを作るのはいいんだけど、いやわからないけどちょっとパスタ自分で売ってみようかなみたいな、
たとえば、前までのスーパーマーケットの価値っていうのは、今でももちろんあれなんだけど、ずっとこれはスーパーマーケットもドラッグストアも含めて、共働きです、高齢者が増えました、なかなか時間が取れません、だから時短だ時短だなんですよね、だから時短のためにみんな加工した食品を売ってるっていう存在があるし、
人手不足がどんどん高まってきていて、今までだったらスーパーマーケットで、すいませんこれちょっと3枚におろしてくださいっていうふうに魚の加工なんかも気軽にお願いしたけども、最近はやっぱりスーパーのバックヤードにも人手不足で、なかなか丸物をちょっとさばいてくれるっていうサービスがだんだん出てきて、それを考えたときに逆に考えたら、
スーパーマーケットは、あ、お魚を3枚におろせる人を増やすっていうことを目標にしたら、また多分マーチャー大臣が変わってくると思うんですよ、だから寿司ネタをお父さんが作れませんっていう、でもっと言っちゃえば寿司握れるようになりたくないですかみたいな、でスーパーマーケットは寿司ネタの元を売ってるわけですよ、ご丁寧に
これだとお父さんが休日に2時間くらいかけて寿司を作ってあげようっていうモチベーションを持ってきたりして、まあ要するに簡単にできるしみんなで手巻き寿司パーティー簡単にできるねっていうのが今までの価値だったんだけど、いやそうじゃなくて、今は、いやこれお父さんこれね、スーパーで丸物買ってきたんだけどさ、俺これさばいて寿司ネタまで作っといて
で、じゃあそれをね、衛生上の問題ちょっとまた別問題にしようけども、そうすると、いやなんかうちのお父さん、休日にさ、なんかスーパーで魚買ってきてさ、寿司この間握ってくれたんだよねとか言ったら、ちょっと面白くないですか、そういう人が増える、世の中
いやいやいや、増えると思いますし、多分ですね、これ結構ぶっ飛んだ予想、予言なんですけど、予言多分めっちゃ家庭会議が始まってホームパーティーがめちゃくちゃ増えると思います、この先、消費税の問題とか外食の値段上がってるっていうのもあるんですけども、
なんか人と人とがもうAI化がめっちゃ進むと、人と人とのウェットな関係性っていうのが非常に重要になってくるので、そこでですね、やっぱりご自宅にお招きして食事をするっていうことの価値めっちゃ上がると思うんですよね、そう思うと今の文脈と繋がっていくなと思ってて、
いや、逆張りでもなんでもなく、私はけいこままさんの言ってることはすごくストンと落ちると思いますよ、だから今じゃあバックヤードが活躍しなくなってきたよねっていう、バックヤードって売り場じゃなくて無駄じゃないってなったときも、例えばじゃあカスタマーケパビリティをうちは作る会社です、でスーパーマーケットになりたいですなったら、
そしたらバックヤードを開放してね、それこそABCクッキングみたいな感じで、魚を捌く教室をここでやってますとかって、よっぽど面白くなるわけですよ、だからそれはバックヤードの新しい使い方ですよね、だからそういうことを本気でスーパーマーケットがやりだしてきたら、これやっぱり日本のまた食文化がめっちゃ面白くなってくるんじゃない、まさしくホームパーティー文化じゃなくて、
だからこれって結局本当に寿司握れる人を増やす、味噌汁作れる人を増やす、でもちろん時短は時短でマーチャンダイジングの一つのネタというか、これはもうメインストリームは変わらないけど、でも一方でこういうことができたらいいなっていうことが増えるっていうのは、もともと実は私は小売業がやってきたことだと実は思っていて、
というのは、例えばウォルマートの話になっちゃいますけど、ウォルマートもね、よくマーチャンダイジング、ウォルマートのマーチャンダイジングの基本のうちの一つって何だろうって言ったときには、基本的には初心者が、ビギナーの人たちが、明日例えば子どもたちが釣りに行こうぜとかってなったときに、
釣り道具いきなり何買えばいいんだろうと思ったときに、ウォルマートに行ったら子どもが買える釣り道具のセットがあるわけですよ、普通。誘われたらもうすぐとりあえず用意できるものがまずセットがある。で、これってウォルマートのマーチャンダイジングの基本なんですけど、それはゴルフにしてもそうだし、明日野球やろうぜって言われても野球のセットがあります。グローブとかのセットが買えます。一番安い値段で買えます。
つまりこれは何が言いたいかというと、ウォルマートは、いや明日から野球できる人、明日から釣りができる人。で、これはそういう豊かさとか楽しさみたいなものを提供するっていうふうな文脈で語られることが多かったんだけど、これ考えてみるとケーパービリティの問題だなと思ってて、あ、そっか、ウォルマートで初心者用のやつをゴルフで買ったら子どもたちがゴルフやりてえっていうふうに思って、あ、そっか、結局これがゴルフができる人が増えてるってことだっていうふうに思っててね
それの最初のキットを彼らは提供してるんですよ。どこよりも安く。だからみんな最初に、例えば自転車を買いに来るにしてもウォルマートで買いに来るわけですよ。全部揃うから。メイクから何から全部揃うからね。
そうすると、そういうロードバイクでこういうことの、これはエクスペリエンスかもしれないんだけど、そういうふうに、もっと言っちゃえば自転車を自分で修理できる人を増やすっていうもう一段階レイヤーが高いことを狙ってくると、そこは専門店の領域なのか、いや専門店で私は領域だと思ってますけど、そこがいいかもしれない。今度はね、逆に言うと自分で、今まではプロショップしかそれができなかったんだけど、
プロショップだとか一部の小塚しかできなかったんだけど、普通のお父さんお母さんがなんか自分で自転車メンテナンスできますみたいになるといいじゃないですか。
あれですね、日本のクラフト界隈でダイソーとかセリアのワンプライスストアがやってきたことを編み物をしようと思ったらまずダイソー行けばだいたい、みたいなね、そういう話をハードグッズだとかまで拡張することをウェルマート、ウォールマートとかがやってきたっていうお話ですよね、きっとね。
うまく整理してくれました。だから、そのカスタマーケイパビリティっていうところは本当にカスタマーバリューを構成する、私は構成要素のうちの大きな一つだと思っていて、逆に言うとそこに対して新しいサービスだとか新しいフォーマットを組み上げていくってことができると、また新しい小売の文化が生まれていくんじゃないかなっていうのは感じてますね。
いやいやいや、むっちゃ面白い話。なんかこのテーマだけでご飯が3倍ぐらい食べれそうな。
いろんな事例が結構このカスタマーケイパビリティっていう概念に当てはめると、いろいろと解説が効くので、結構便利な言葉なんで、ぜひけっこうままさんも使ってあげてください。
分かりました。最近X、私主にSNSXで活動してるんですけど、Xのネタにいいかなと思って写真撮って、これってカスタマーケイパビリティの例だよねみたいなのは面白そうだなって思いましたし、リスナーの方もぜひハッシュタグリテールアトラスでそういったものの例を考えついた方は教えいただけると嬉しいのかなって思っちゃいましたよ。
いいですね。だからカスタマーエクスペリエンスじゃなくて、カスタマーケイパビリティをどれだけ作れるかっていうのが、実は小売業が今後商業が新しい自分たちで市場を開拓していくためのうちの大きな道筋だと思いますと。
だからみんながみんなが利便性だけを考えて、より利便性イコール豊かっていうところになってきちゃったんだけど、今実はAIがこれに入ることによって意外と利便性イコール豊かじゃないことが分かってきている。
たぶんそれがけっこうマフさんが言ってくれた逆張りの話じゃないんだけど、だから今もう一つのものが逆に引き出されてるような気がする。
いいですね。そういう概念でいろいろな現象を皆さんが聞いとってくれるようになったら嬉しいですよね。
面白いし、実際に店頭でそういう取り組みなさっている方もいらっしゃると思うので、聞いてみたいななんて思いましたが、そろそろちょっと今日もお時間になってきたので締めに行きましょうか。
今日も高齢お魚に楽しい一時を過ごしていただけましたでしょうか。今日はいろいろフラッと話したわりには、すいません実りのある着地点に行けてよかったなっていう気がしました。
ありがとうございます。今夜もママの小売ITライター、かのけいこ。ちょっとね、この肩書きも変えようかなと思って。小売ITライターで小売ジャーナリストと、私ジャーナリストっていう肩書きちょっと嫌なんだけれども、でも小売ITジャーナリストがいいんだろうか。
かのけいこが小売民族学、流通考古学の専門家、ルカワトールさんと一緒にお送りしました。また来てくださいね。どうもありがとうございました。
はい、バトミラさんよろしくお願いします。
38:02

コメント

スクロール