「なんでも使うて暮らしつづけるんが、うちらのたたかいですけん。」 — 北條すず、『この世界の片隅に』(2016)
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毎度どうも。映画談義パーソナリティのまこです。 今回取り上げるのは #この世界のさらにいくつもの片隅に です🌸
図らずも終戦記念日の収録となった今回のエピソード。
歴史の教科書には決して載らない、市井の人々と戦争。片渕須直監督がミクロな視点で描く戦火の日常は、「逞しく生きる人々の記録」として語られることが多い。でも——本当にそうなのか。
平和の中に生きる僕らがこの映画に向ける眼差しに、どこかエゴはないか。感動で終わらせることへの後ろめたさはないか。
「考えさせられる」で終わらないのがリルパルですが、今回ばかりは簡単に答えが出ない問いと向き合うことになりました。ぜひ一緒に考えてみてください。
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podcasterの まこ(@_macobana)が、語り足りないアレコレを一人語りするポッドキャスト番組、『#よもやまこばなし 』(#まこばな )にて展開された映画談義がついに専門チャンネルに。 語りたい映画なんて尽きることない! エピソードの公開は毎週or隔週となります。
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公式noteもやってます。 https://note.com/mako_reel_pal/n/n17867575e9f5
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これからも番組をよろしくお願いします。
"Using everything we have and just keeping on living — that's our fight." — Suzu Hojo, In This Corner of the World(2016)
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Hey there! I'm Mako, your movie talk personality. This episode covers #InThisCornerOfTheWorld 🌸
As it turned out, this episode was recorded on the anniversary of the end of World War II.
The everyday lives of ordinary people — the kind who never make it into history textbooks — set against the backdrop of war. Director Katabuchi Sunao's ground-level portrait of daily life under fire is often described as a story of resilience. But is it really that simple?
Does the way we — people who have only ever known peace — look at this film carry its own kind of ego? Is there something uncomfortable about being moved to tears and then moving on?
ReelPal doesn't do "thought-provoking and leave it there" — but this one raised questions that don't have easy answers. Come think through it together.
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Podcaster Mako (@_macobana) started out sharing his unfiltered movie opinions on his talk show #Yomoyamakobanashi(#makobana) — and now those conversations have found a home of their own. There's no shortage of films worth talking about! New episodes drop weekly or bi-weekly.
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感想
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サマリー
今回のエピソードでは、映画『この世界のさらにいくつもの片隅に』を題材に、戦争という極限状況下で人々がどのように生き抜いたのか、そして「たくましさ」とは何かについて深く掘り下げています。単に感動的な物語として消費するのではなく、平和な時代に生きる私たちがこの映画とどう向き合うべきか、という問いを投げかけます。 映画の描写を通して、当時の人々の生活の知恵や、食料不足の中で工夫して生きる姿が描かれます。特に、タンポポや野草を食べるシーン、マテガイの採取など、現代では失われつつある生活文化に触れ、命を繋ぐための知恵や、食べ物への感謝の念について考察します。また、主人公すずが絵を描くことを通して現実と向き合い、右手を失った後も生きる意志を見出す過程は、彼女の繊細さと強さを浮き彫りにします。 さらに、登場人物たちのセリフに込められた「贅沢」の意味を掘り下げ、「贅沢は敵だ」という標語が掲げられた時代に、人々がいかにささやかながらも「贅沢」を見出し、生きる喜びを見出そうとしていたのかを考察。リンの「秘密はなかったことになる、それはそれで贅沢なこと」という言葉や、すずがリンの愛の記憶を引き継ぐことで、死してもなお愛が残ることの贅沢さを語る場面は、本作の深いテーマを示唆しています。最終的に、戦争という過酷な状況下でも、自らの人生を選択し、生きる場所を見つけようとする人間の尊厳と、アモールファティ(運命への愛)に通じる生き方を提示し、鑑賞者に深い感動と考察を促す内容となっています。
- オープニングトーク:おうちキャンプとテントのロマン
- 本日のテーマ発表:映画『この世界のさらにいくつもの片隅に』
- 『はだしのゲン』との比較と戦争アニメの意義
- 『火垂るの墓』、『少年H』との比較
- 映画『この世界のさらにいくつもの片隅に』あらすじ紹介
- 劇中の食文化:戦時下の食事と野草
- 食文化の継承と失われた知恵
- マテガイの採取と食文化
- 命を育む経験と労働の対価
- リンの幼少期と「知らぬふり」の優しさ
- アニメ表現の意義:戦争の悲惨さを描く手法
- 戦争教育とミクロ・マクロ視点
- すずの「絵」を通した生き方
- 「たくましさ」の再考:生きざるを得なかった人々
- 「良かった」という言葉の基準線のずれ
- 極音放送と情報統制下の認識
- 『火垂るの墓』との対比:戦争終結の認識
- 「絵」を通して見た世界と現実
- 「贅沢は敵だ」と「贅沢は素敵だ」
- 代用品としての「自分」と本物の人生
- ヴィクトール・フランクルと人間の最後の自由
- すずの生き方と「贅沢」の意味
- リンの「贅沢」:記憶と愛の引き受け
- 最終的なメッセージ:生きる場所を見つけること
- 映画の価値と鑑賞体験
- 最後のメッセージとリスナーへの呼びかけ
- 次回予告:真夏のホラー映画祭り
- エンディング