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少子さんが厳選した今週の気になる話題から、新作のミニ落語、ニュースモール落語をお送りする、ラジオ園芸金彩亭。
本日の演目は、WBC大谷効果で650億円に上方修正、です。
それでは、ラジオ園芸金彩亭開演です。
それでは、一席お付き合いをお願いします。
専務、常務、お忙しいところすみません。
社長、緊急取締役会ということですが、何かありましたか?
いや、専務、ご存知の通り、我が社の売上の現象は危機的状況にあります。
我々を含め全社員10名の小さな会社ではありますが、その社員の家族や人生を守ることは我々経営人の、これは責務ですよね、常務。
おっしゃる通りです、社長。
そこで私は考えました。
そして、昨日の朝、社長室でWBC侍ジャパンの優勝を見て思いつきました。
えっ、社長、昨日の朝の社長室入室禁止令は野球ご覧になっていたんですか?
いや、まあ、そのおかげで、我が社の危機を救うというアイデアを思いついたんだから、いいでしょう。
そうですよ、常務。実に素晴らしい勝利の瞬間でした。
えっ、専務、昨日専務午後出社でしたが、専務も野球見ていたんですか?
ところで、社長、アイデアって何ですか?危機的状況を救う、これですよ。
いやね、大谷康華で経済効果が650億円と言われているこれです。
つまりこれはね、侍ジャパンを見習えば、我が社の経営がうまくいくんじゃないかと思いまして、これを侍ジャパンをお手本に経営改革をやろうと思います。
まずはですね、社長である私は栗山監督を見習いまして、社員たちを信じます。
そして社員とコミュニケーションを取るために、社員をちゃんづけで呼びます。
ちょっと待ってください、社長。え、社員をちゃんづけってあれですか?
近藤選手をこんちゃんって呼んでたみたいに。そうです。
いや、これを思いついたのはですね、実は先代社長の時から我が社で経理を担当してくれている
温都市79歳、内藤辰子さんのおかげなんです。
あの、内藤さんが何を?
いや、内藤さんは他の会社ならばとっくに定年退職なんですが、79歳にして我が社の経理を知り尽くしたおばあさんです。
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いや、確かに世間的におばあさんなんですが、わかりませんか?
内藤さんはおばあさん。内藤おばあさん。内藤ばあさん。内藤ばあ。
サムライジャパンのムードメーカー、ぬーとーばあにあやかる。
しかも下の名前が辰子ですから、たっちゃんとも呼べる。こんな偶然の一知はそうあるものじゃないでしょう。
いや、社長、その内藤さんについてなんですが、ちょうどご報告を申し上げようと思っていたところなんですが、
実は不正な会計処理を長年にわたってやっている疑いがございまして、
常務、何てことを言っているんですか。私は社員を信じています。ですから、こちらからアプローチはしません。
必ずや、あるタイミングで向こうから私に行ってくると信じています。
あの、社長、これは栗山監督が大谷ダルビッシュが決勝戦で当番するというのを待っているのとはずいぶん状況が違いますよ。
専務までそんなことを言うんですか。ヌートバーを信じましょう。いや、内藤さんはヌートバーじゃありませんから。
では、たっちゃんを信じましょう。これですよ、これ。何ですか、社長。原骨を、え?
右手と左手重ねてグリグリ回して、信じた末に結果見るです。ペッパー見るでしょ、それ。
結果見るなんて、そんなこと言ったら社長、会社潰れてしまいますよ。
専務、あなたも見たんでしょう、昨日サムライジャパンのあの戦いぶりを。
諦めないことが大事なんですよ。最後まで社員を信じ、信じきるんですよ。
いや、しかし社長、いやその、社員の人生や家族を守るのが我々の責務だとおっしゃった。
そうですよ。我々が社員を、いや、7人のサムライたちを信じる代わりにですよ。
彼らにはダルビッシュになってもらいましょう。
あの、社員をダルビッシュにってどういうことでしょうか、社長。
ダルビッシュがあそこまでなれたのは、小さい頃から春休みも夏休みも冬休みもなく土日も休まずに練習をして、修学旅行にも行かずに練習をしていたからなんです。
我が社のサムライたちにも休まず働いてもらいます。社員旅行も取りやめです。
いや社長、あの、それ労働基準法違反です。
ジョーム、あなたは甘い。え、労働基準法が何ですか。
だいたいね、ジョーム、あなたの名前は27歳でWBCMVPの夢を叶えた大谷を超えられない。
そうでしょ、専務。
いや社長、いくらなんでもそれはジョームが気の毒です。
な、気にするなよ、小谷ジョーム。
いくら社長でも、先祖代々の名前を侮辱するなんて許せません。
全国の小谷さんや中谷さんに謝ってください。
君は中谷すら負けてるじゃないか。
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いや社長、この際谷の代謝はどうでもいいと思うんですが。
失礼します。
村上さん、重役会議の最中だぞ。
いや、お取り込み中かと思いますが、あの、経理の内藤さんが出社しないのでおかしいなと思って、
あの、内藤さんの机のほうを見たらこんなものが、
何?ちょっとこっち行かせなさい。
退職願い?
社長、これは?え?何何?
本日3月25日、80歳を迎えるにあたり退職させていただきます。
長い間お世話になりました、内藤辰子。
あの、それから社長、こんなものも一緒に置いてありました。
ん?なんだこれはまた?ボロボロの紙だな。
え?内藤辰子、人生設計ノート、80歳、目標貯金額達成、会社を辞める。
いやー、WBCの感動からもうすぐ1年ということで、
そうですね。
これ聞いて思い出したけど、これ結構早朝の試合で、
みんなさ、あの、それ見て、
早々。
休んだりとかね、半休みしたりとかしてたんだよね。
そうでしたよね。
で、盛り上がりでね。
いやー、あれだよね、大谷翔平選手の結婚は本当は26歳で、高校時代書いてた人生設計図みたいなの。
ちょうどでもその時に怪我があって、29歳での結婚になりました。
内藤辰子さんは80歳で、お金を貯める。ここには何億貯めるってな。
ね、懐かしい。
人生設計っていうのは大事ですね。
今日はということで、WBC大谷高科で650億円に情報修正をアーカイブで聞いていただきました。
さて、ここでライブのお知らせです。
3月の24日、あと3週間ぐらいですけれども、
福岡市美術館ミュージアムホール、お昼の2時から竪川翔氏落語会、ひとり豚バイシーズン2を行います。
前日は全席指定4200円なんですが、もう残り本当にあと20枚ぐらいになっているので。
もしよかったらお急ぎ、お問い合わせがシアターネットプロジェクト092739-2318、092739-2318まで。
そしてチケットピアローソンチケットでも販売中ですので、よかったらぜひ生の落語を見に来ていただいて、
ニュースモール落語も一席何かやろうと思っておりますし、福岡で初めてやるネタもやりますので、
ぜひ福岡市美術館ミュージアムホールに3月24日お越しいただけると嬉しいです。
お知らせでございました。