ペットとの温かい思い出
さて今週もですね、西日本新聞に連載中の生志さんのコラム 雨の降る穴
7月8日掲載のタイトルはペット。こちらを生志さんが朗読いたします。
父が犬好きだったので、子供の頃から私の家には犬がいた。 いずれも室外飼育の犬であったが、私が落語家になってしばらくしてから
外買いの秋田犬のほかに 室内犬を飼い始めていた。
弟たちも独立し、両親からすれば何か寂しかったのかもしれない。 室内犬の初代はヨークシャーテリアのオスでポールと名付けられていた。
久しぶりに実家に帰ったら、ポールを抱いた母が玄関の鍵を開けて私を迎えてくれた。
私の顔を見るなり、ポールの両前足の付け根に両手を添えて、私の顔に近づけながら
ほーらポールちゃん、あんたのお兄ちゃんよーと言った。 いつの間にか犬の弟ができていた。
ちなみに室外で飼われていた秋田犬のダイちゃんには兄だと紹介されたことはなかった。 ダイちゃんとポールちゃん
2匹とも両親を十分に癒してくれて天寿を全うした。 生き物との別れは仕方のないことだと分かっていても悲しいものだ。
ましてやペットは家族同然だからなおさらだ。 その悲しさを二度と味わいたくないからもう飼わないという話もよく聞く。
うちの親もしばらくはそんなことを言っていたが、 いつの間にやら2代目の室内犬が登場した。
今度はトイプードルのオスで名前は母が名付けたラブリーだった。 実家に残していた私の英語の参考書から単語を見つけて名付けたらしい。
私はオスでラブリーはかわいそうだと母に言ったのだが、 かわいいって意味やけよかろうもん。
にーラブちゃんと言って私の言うことを聞かなかった。 松田市長の名作落語愛犬チャッピーを母は知らない。
内容は割愛するがチャッピーと名付けられたオスの芝犬の悲しい物語なのだ。
ラブリーはチャッピーみたいに悲惨なことにならずに寿命を終えられたが、 一度だけこれはいかがなものかと思ったことがあった。
それは私がまた久しぶりに実家に帰った時のことだ。 ラブリーが犬用の服を着ていて、その背中には黒く太い文字で
北島サブローと書いてあった。 母が博多座の北島サブロー公園行った時にラブリーに買ったお土産だそうで、
よーにおとるねーラブちゃんと目を細めて笑った。 それなら初めからサブちゃんって名付ければよかったのにと思った。
ペットへの愛情と別れ
ですよね。 子供だもんね。親からしたらペット。 本当に家族ですよ。
しかも男の子でラブリーはかわいそうだろう。愛犬チャッピーって小田首相の名作と言われてるんですけど、
オスなのにチャッピーで散歩とかすると他の犬にイエーイチャッピーチャッピーとか言ってからかわれるわけですよ。
でもめちゃくちゃ最後はブラックなお乳になるんです。 僕は愛犬チャッピーを知ってたんで、ラブリーもかわいそうじゃないかなってずっと思ってたんだけど、
ずっと最後までラブリーで。 店長全うしました。 でも途中でサブリーになる。
サブローでいいよね。サブローがいい男の子なんだねと思ったんだけど。
コラム連載と今後の活動
西日本新聞、これが34回目で、今日が44回目だからもうあとちょっとで。
あと1本だけ書けば50回。
そしたら落語作りにもまた復帰したいと思いますけど、お待ちくださいませ。
立川翔子落語会のお知らせ
ここでお知らせでございます。
もうちょっと先ですけど、9月5日の土曜日お昼の2時から福岡市美術館ミュージアムホールで
立川翔子落語会一人豚映えシーズン2を行います。
こちらもチケットは販売中でございまして、料金が前より4500円全席指定となっております。
チケットの方はチケットピア、ローソンチケットで販売中で、
お問い合わせの方はシアターネットプロジェクト、電話番号が0927392318、
0927392318、
朝の10時から夕方5時までのお問い合わせ時間ということになっておりますので、
チケットピア、ローソンチケットで買っていただけるのが一番早いかと思います。
ぜひお待ちしております。