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2022-09-23 13:09

古典落語「狸賽(たぬさい)」

立川生志

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00:07
狸がみね 狸がいて 抱きしめて 毎日だって 狂われて 狂われて 狸がみね
三菱電機
狸がみね 狸がいて 抱きしめて 毎日だって 狂われて 狂われて 狸がみね
三菱電機
少子さんが厳選した、今週の気になる話題から、新作のミニ落語、ニュースモール落語をお送りするラジオ園芸錦斎邸。
本日は、古典落語をお送りします。
たぬさい。
それでは、ラジオ園芸錦斎邸開演です。
えー、それでは今日は落語をね、古典落語でお楽しみいただきたいと思いますが、
昔から狐狸は人を化かすなんてことを申しまして、狐は七化け、狸は八化け、えーと言うんだそうでね、狸の方が一つ余計に化ける。
狐の方だって言うと、人間の女に化けて一味を奪いかねないってちょっと恐ろしいところがありますが、
狸の方だって言うと化けるものは一爪小僧、三爪入道、唐笠お化けなんてんでね、実に愛嬌がある。
で、この、喜怒哀楽の情なんてのもあるんだそうですね。
で、えー、義理堅いなんてのも言われてましてね。
おいおいおい、子供たち何やってんだおめえらな。
犬をいじめんじゃねえ。
あ、おじさんこれ犬じゃねえんだよ。
なんだよ、狸だよ。
狸か、俺は犬だと思ったかな。
え、どうしたい、罠かけと言ったらしかかっちゃってね、小狸なんだけどさ。
これ今から狸尻して食おうかと思って。
そういうことすんじゃないよ、子供じゃねえか。
え、おめえたち子供同士仲良くしろ。
じゃあいいや、おじさんがな、おめえたちに小遣いやるから。
この小狸はおじさんに譲ってくれ。
え、おじさんは小遣いくれんの?
で、狸譲ってどうすんの?
逃がすんだよ。
え、逃がすの?
さては仲間だな。
で、仲間ってな、狸親父だ。
くだらねえこと言ってんじゃねえよ。
え、いいから向こう行ってろ。
な、おめえも人里に出てくるからこうやって捕まるんだ。
危うく狸尻になるとこだった。
あ、いいか。
二度とな、人里に出てくんじゃねえぞ。
山にけえんな、なんて言うとね。
狸はさーっと山の方へ向かってく。
03:01
途中、振り返ったかと思うと、
ペコリッと頭を下げたような気がいたします。
生き物の命を助けたな、心の良いもんでね。
家へ帰りまして、一杯飲んでごろっと横になっております。
おんぼうは?
ん?
おんぼうは?
誰だい?
兄貴です。
何?
兄貴です。
兄貴か。
兄貴さん。
はっきりしねえなおい。
誰なんだよ。
え、ちょっとそっち行って、扉開けるから。
おい、だ、あれ?
誰もいねえな。
おい、なんかいたずらしやがったか。
ったくしょ。
おっ、なんか嫌がんない。
へえ、狸です。
狸だ、この野郎。
いつの間に減るやった。
いや、親方が扉開けた隙にまたぐらいヘイッとくぐってね。
あの、その時上見たらずいぶんとふんどしが汚れてました。
大きなお世話だよ、この野郎。
何しに来たんで。
何しに来たりはせん。
どうも、昼間ありがとうございました。
昼間はありがと。
おお、何だよ。
昼間の子狸か。
お前、人里に出てくんじゃねえと。
そうじゃないんですよ。
うちに帰りましてね、親父に話をしまして、
親方に助けていただいたったらさ、
うちの親父がね、大変喜んでおりました。
え、今時に人間にしては珍しいからだ。
どっちかって言うと、我々狸の仲間に入れ手ぐらいの人だって。
やだよ、そんなもの。
何しに来たんで。
で、あの、うちの親父が言うには恩を受けたから恩返しをしろって恩返しに参りました。
恩返し?
いいよ、そんなの。
気持ちだけでいいよ。
いや、そう言わないでくださいよ。
うちの親父なんてのはね、昔敵の一刻ものなんで、
このまんまうちへ帰って恩返ししませんでしたってと、
恩を受けて、恩を返さないなんざ、
人間も同様じゃねえかなんてこと言われてお前な。
俺、人間なんだぞ。
誰に向かって言ってんだい。
親方どっちかって言うと狸に近いんですよ。
そういうこと言うんじゃねえよ。
どうか、恩返しをな。
どうやって恩返しをするんだ。
あのね、狸ですから、何だって化けられるんでね。
化けましょう。
あの、見たところ親方独り者でしょ。
あの、綺麗な女の人に化けて、今晩枕を共にしましょう。
嫌だよ、そんなもの。
狸と分かったって。
どうか、化けられる、化けられるんですよ。
あのね、狸大学つながるんですけどね。
そこの化け学に推薦入学で入ることになってまして。
あ、そうかい。
どうか、何でも化けられますよ。
そうかい。
じゃあ、どうだろうな。
サイコロ化けられるか。
え?
サイコロ。
サイコロって言うと?
知らねえか?
あの、正月やなんか、子供たちがサイコロを転がしてるの見たことね。
スゴロクっての。
あの、おもちゃ屋の軒先にぶら下がってる四角い。
おお、そう、それだよ。
四角くって、目が刻んである。
いや、俺はよ、爆死好きなんだ。
でな、仲間が集まって、ちょぼいちってな、才の目一つ争うんだけどよ。
おめえがサイコロに化けてくれて、俺が言った目出してくれ、俺は儲かるんだよ。
うん。
ちょいと化け作る、サイコロに。
あ、そうですか。
分かりました。
うん。
どうやって化けんだい?
え?
見てちゃいけねえ。
目をつぶって。
手拍子三つ。
目をつぶってな。
よし。
ひのふの。
おっ。
化けやがったな、おい。
見事にサイコロだけど。
これはちょっと大きすぎる。
畳半丈分あるじゃねえかよ。
こんな大きなサイコロねえからよ。
もうちょっと小さくなってくれ。
え?
え、これ黙って見ててもいいのか?
おっ。
だんだん小さくなってくるじゃねえか。
06:00
え?
おおっと。
畳の目に入っちゃったね、おい。
そんなに小さくちゃ困るんだよな。
手のひらぐらいに、小粒でもってもうちょっと大きくなる。
おっ。
それだ。
え?
いいね。
いいな、おい。
わかってるか?
サイコロなんてのはな、決まりがあってピン。
おお、この赤いのだな。
このピンの裏は6ってことになってるな。
2の裏はグ。
グってのは5のことだ。
3の裏は4と。
ああ、上下合わせて7つになるってな。
おっ。
ちゃんとわかってるじゃねえか。
エレイな、おいな。
え?
うーん。
じゃあ、ちょっと転がしてみるぜ。
おっ。
ピンが出たねえ。
この赤くってピンってのはねえ。
これ、お日様は肩だって俺好きなんだよ。
もう一回。
おお、またピンだね、おい。
またピンだ、おい。
俺ピンが好きだからってずっとピン出すことねえ。
なに?
ピンは?
出しんです?
逆立ちして?
ケツの穴。
汚えピンだな、これ。
しょうがねえな、おい。
ほか?
あら?
おい、じゃあこの2なんてのはこれ、面玉か?
そうです?
そうですはいいけど、お前に教えてなかったな。
2か2とか3ってのはな、縦に並んでちゃいけねえんだ。
こう、斜めに端っかけにならなきゃいけねえ。
え?
首だろ、これ。
ちょっと首を斜めにしてみろ。
おお、そうそう、その端っかけ。
それでいいよ。
笑うんじゃねえ、目がなくなっちゃうから、お前。
じゃあこれでよ、向こう行って、俺のピンならピン。
2なら2って言って、それ出してくれ。
そうすればよ、俺は儲かるから。
うめえもの食わしてやるからな。
ちょっと懐を入れて。
やってるやってる。
うう、みんなやってるか。
なんで遅かったな。
安場でちょっと酒飲んで寝てたんだけどよ。
なんで?
陰気だな。
それがどういうわけだか分かんねえけどよ。
今日もうみんなよ、どつぶれしてしまって親になるやつはいねえんだよ。
ああ、そうか。
じゃあ俺が親になろうか。
え、おめえが親になる?
懐にたんまりとあるんだよ。
だけどよ、そのどつぶれしたサイコロってのはどうも縁起が悪いじゃねえかな。
うん。
一つな、あの俺の持ってきたやつ使っていいかな。
え、おめえの持ってきたやつ?
まあおめえのことだから怪しいことはしねえとは思うが、みんなの手前がある。
ちょいと改めさせてもらうぜ。
うん。
ちょいとそのサイコロこっち汚してみろ。
おお?
なんだこれ。
ずいぶんと生温けえなこれ。
いや今その懐に入れてたから温まったんだよ。
そうか?
今むずむずっと動いたぞこれおい。
なけゃないよ。
うーん怪しいことはねえと思うけどよ。
ちょっと改めさせてもらうよ。
どう?
けって回してな。
けって回して。
こうやっておっとっとっと待て待て待て待て。
そんなに回すんじゃないよ。
なんでだよ。
目が回る。
誰のだよ。
いや俺の目が回るからさ。
だめだよそんな乱暴にしちゃ。
乱暴にしちゃって。
え、じゃあちょいと転がして。
あれ?
このサイコロも転がれねえ。
ずってったぞ今おい。
ずってったってお前の転がしようが悪いんだよ。
え、ちゃんとやったら転がるよ。
なあ。
転がるよな。
誰と話をしてんだよおい。
え、いいからやってみろよ。
あ、そうか?
あ、ほんとだ。
転がった転がった。
転がったのいいの。
誰かそれ捕まえてくれよおい。
どこまで転がってくんだよそれ。
裏まで行っちゃうよそれ。
しょうがねえな。
なんでこんなに転がる。
ここがかし出るからだよ。
え、もう一回やってみろよ。
09:00
ん?
ほら目が変わるんだろ。
なるほど目は変わるな。
よし。
じゃあこれでいいよ。
じゃあこれでいいかな。
じゃあ一つこれで壺に入れるからな。
みんな見てろ。
さあ。
貼った貼った。
貼った貼った。
え?
貼れよ。
ん?なんだおい。
え、ピンが誰もいないのか?
いや今日はねピンは出ねえんだよ。
死に目なんだから。
いっぺんも出ねえからな。
ピンに貼るやつはいねえから。
あ、そう。
え、じゃあなんだぜこれ。
中の目がピンだったら俺の総取り。
分かってるよそんなことは。
出ねえよ今日は。
あ、そうか。
分かった。
じゃあいいかい。
勝負になるよ。
勝負。
中の目はピンですよ。
ピンてえな。
ケツの穴汚いこと言ってんじゃねえこの野郎。
え?
さあ勝負になるよ。
ほら勝負。
お、この野郎ピン出しやがった。
ピンが出ちゃったねおい。
これ俺の総取り。
はいありがとうありがとう。
さあさあ次の勝負いくよ。
さあ貼った貼った。
貼った貼った。
え?
ピンが出て。
ピンにかぶってきた。
あれ?
なんで?
今度2が開いてるよおい。
いいの?
2が出たらこれ俺の総取りだけど。
え?
いいから早く開けろ。
分かった。
じゃあ開ける。
勝負になるよ。
さあ勝負だ。
中の目は2ですよ。
2ってえな目の玉だ。
肩からはすっかけ。
余計なこと言ってんじゃねえよ。
早く開けろよ。
ほら。
お、この野郎また2を出しやがった。
俺のな。
これ総取り総取り。
え、ありがたありがたありがた。
さあさあ次の勝負だ。
貼った貼った。
貼った貼った。
お?
ピンが来て2が来たから
1目上がりで3にかぶってきやがったってやつだな。
えっと。
お?
あら?
またこれ
具が開いてんじゃねえかよ。
1つだけ開き目があるってのは嬉しいじゃねえかな。
え?
俺のこれまた総取りだぜ。
よしいいか。
じゃあ勝負になるよ。
勝負。
中の目は。
ちょっと待った。
なんで?
その中の目はってのはやめろよ。
どうして?
どうしてじゃないよ。
中の目はピンですよってピンが出る。
2ですよって2が出る。
どういうわけだ。
な?
目を読んじゃだめだ。
え?
目を読んだらな。
ツボごと組みつぶす。
死んじゃうよそれじゃ。
なんで死んじゃうってな。
だめだよ。
読むんじゃねえ。
あ、そう。
目を読まなきゃいい。
数を言わなきゃいいんだな。
数を言わなきゃいいや。
よしよかった。
じゃあ数は言わねえやな。
勝負になるよ。
数を言わなきゃいいんだ。
グだけど。
なんつったらいいかな。
えーっとな。
これなんだこれ。
これ。
わかる?
見えねえ?
あ、そう。
これ。
えーっとな。
かがさまだな。
かがさまのもんって知らねえか。
うめばちっつんだ。
うめばち。
うめばちってほら。
あ、そうだ。
うちの村の山には天神様あんだろ。
あのもんだ。
天神様だよ。
天神様。
パッと開けると中でたぬきが
冠かぶって尺を持って天神様の格好をしてた。
そういう。
たぬさいという。
くだらないお話を聞いていただきました。
ゆるい祝日を送っていただいて何よりでございます。
さて、古典落語。
博多展示落語祭第16回になります。
参入展楽プロデュース。
12:00
今年も11月の3,4,5,6と
FFGホール、JR九州ホール、そして西鉄ホール、
北九州芸術劇場大ホールなどなどで行います。
僕は11月3日、4日、JR九州ホールと西鉄ホールでやりますが、
11月3日の会はもうチケットは完売しておりまして、
4日の西鉄ホールの会に
九州出身者の祭りというところで
こちらチケットまだございますので
ぜひお越しいただきたいと思います。
郷土西日本さんですね。
0570-092424でございます。
よろしくお願いします。
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