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第223回 本当の自分とは?『春にして君を離れ』アガサ・クリスティ著
2026-04-06 51:49

第223回 本当の自分とは?『春にして君を離れ』アガサ・クリスティ著

spotify

文学ラジオ第222回の紹介本

 

『春にして君を離れ』

アガサ・クリスティ著、中村妙子訳、ハヤカワ文庫(早川書房)

https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000320081/

 

パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

 

【今回の内容】

アガサ・クリスティ没後50年/春に読まているイメージ/人間の内面が炙り出される普遍的/『密やかな炎』を思い出した/著者プロフィール/発売当初は別名義で発表/ネタバレ無しでストーリー紹介/本当の自分に出会う話/自分が知る自分と他人が知る自分との違い/ちょっとしたことに被害妄想を抱く主人公ジョーン/友人ブランチの失礼極まりないセリフ/コントみたいな浮気エピソード/リアルな思考の流れ/ジョーンの人物像/ジョーンと子どもたちとの関係/夫ロドニーに自分を重ねた/解説は最後に読むべき/余裕がないジョーンの生活/後半の展開の感想/ネタバレありの方がいいのかどうか/次回予告

 

【お知らせ】

第2回10代がえらぶ海外文学大賞の一次投票は4月15日(水)まで!

一次は誰でも投票OKです。

https://www.10daikaigaibungaku.com/

対象作品は「たとえばこんな本」ページを参照してください。

https://www.10daikaigaibungaku.com/booklist-2025

 

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版元サイトより

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優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

 

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サマリー

このエピソードでは、アガサ・クリスティ著『春にして君を離れ』を特集しています。パーソナリティの二人は、この作品がミステリー作家クリスティの意外な一面である心理サスペンスであり、人間の内面を深く掘り下げている点を強調しています。物語は、理想的な家庭を築いたかに見えた主人公ジョーンが、旅の途中で出会った旧友との会話や、砂漠での孤独な時間を通して、自身の人生や家族との関係に疑問を抱き始める様子を描いています。ジョーンは、自分が知る自分と他人が知る自分との間の大きなギャップに気づき、過去の出来事を回想しながら、夫や子供たちに対する自身の認識の誤りや、被害妄想に近い思考に囚われていく様がリアルに描かれています。 特に、ジョーンの思い込みの激しさや、子供たちへの過干渉、そして夫ロドニーとの関係性の複雑さが浮き彫りにされます。ロドニーは、自身のやりたいことを諦めた経験から子供たちには自由な道を選ばせたいと願う一方で、ジョーンはそれを理解せず、自身の価値観を押し付けようとします。このすれ違いが、家族間の距離を生む原因となります。作品は、ジョーンが「本当の自分」と向き合う過程を描きながら、読者にも自己認識や他者との関係性について深く考えさせる、普遍的なテーマを持っています。後半の展開はサスペンスフルであり、クリスティらしい巧みな構成で読者を引き込みます。

00:00
自分が知る自分と他人が知る自分の間にある大きなギャップ 優しい夫と子供に恵まれ満ち足りた家庭を築いた夫人は自身の人生に誇りを持っていた
しかし夫人の人生は本当に誇れるものだったのか 本当の自分はどういう人間であるのかを問う
アガサ・クリスティによる心理サスペンス 春にして君を離れを紹介します
番組紹介とリスナーへのお知らせ
どうもみなさんこんにちは文学ラジオ空飛び猫たちです この番組はいろんな人に読んでもらいたい
いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに文学と猫が好きな2人が ゆるーくトークするポッドキャストですパーソナリティは私大事と
ミエの2人でお送りします文学のプロではない2人ですがお互いに好きな作品を時にはつく 時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です
今回紹介するのはアガサ・クリスティの春にして君を離れです 中村太子さん役で早川文庫から2004年に出ている本になります
まず本編入る前にお知らせがあります 第2回10代外部海外文学大賞というのが一時投票が始まってまして
これが7月の15日までですね 一時は誰でも投票okなので10代じゃなくても投票できるのでぜひですね
概要欄にurl載せておくのでぜひ見てみてください これもあの去年から始まった結構熱い賞なので皆さんも是非
注目していただけたらと思います そうですねはい一応概要欄に例えばこんな本ということで対象となる作品のリストのページがあるので
そこでもし読んだ本があればですね 投票することができますのでちなみにラジオで紹介してきた本でも3つ
リストにありましたね 一つが相続ゲームでもう一つがしそやかな炎でトピーカースクール
多分読んだ本あるんじゃないかなと思いますね 意外と目的が広い そうそうそう
炎自動文学からトピーカースクールまでっていう じゃあもうアガサクリスティ行きたいと思います
『春にして君を離れ』の紹介とアガサ・クリスティについて
春にして君を離れなんですけどちょっと今年がアガサクリスティ没後50周年の年で結構いろいろ盛り上がっていたりする
早川さんとかね結構ねいろいろなことやったりするんですけど なんで結構いろいろ盛り上がってますと
でちなみにこの春にして君を離れもちょっと私もすでに出てると思って勘違いしたんですけど
公文社古典新薬で5月に発売するそうです 我々はもう早川さんのね2006年でしたっけ
2004年に出たやつで読みましたけどこれからちょっと気になる人はもしかしたらそちらでも読めるかなと思います
で今回この本を選んだ理由なんですけどなんか毎年やっぱこの時期に読む人多いなって思ってたんですよね
あの特殊界隈では はいはいタイトルからしてね春にしてっていうので
なんかもう春に読むべき本なのかなって なんかそんなちょっと風にちょっと思ってしまいますよね
私なんかよくあのほんとこの時期見るんでじゃあちょっと読まなきゃなって思っていた本でして
ででもこれ読んでみたらあれですねそこまで春関係なかったね そうですね
いや僕はなんかね春なんでちょっと爽やかな本 あそうそうそうそう
ちょっと一瞬思ったりしたんですけどあの読む前に アガサクリスティアしそんなことないなぁと思って
まあ読んでいったらやっぱりそんな全然爽やかな話ではなかったんですけど
なんかこうみんなこうさこの本好きだって人多いイメージがあるんですよ だから
宮さんが言うとちょっと爽やかだったりでもこのあらすじを読んでる限りもうちょっとなんか綺麗に収まっていく話なのかなって
ちょっと思っていたらそうでもないんだっていう感じで もうこれこそあれですよねなんか完全に自分の先入観で
判断してしまって現実と違かったみたいなのと完全にこの本とリンクする感覚でちょっと今回選んでしまっているような気もしますが
まあでもこの本はあれかもしれないですねこの時期にやっぱりみんな読むのはやっぱこの新年度春って結構人生の転機だったり
なんかいろいろ動く時期だと思うんでいろんなことを考えちゃうんでしょうね それと年相説が出してきているものが結構リンクするのかもしれないですね
そうですね いやでも僕はすごい好きでしたねこの小説はなんかすごい面白く読めてですね
マンガサークリスティーといえばやっぱりミステリーでなんか殺人があったりとかなんかそういうのありますけど
なんかこういう これは殺人とかはない話なんですけども
人間ドラマですかね人の内面っていうところがすごい描かれる作品なんですけど それで結構ねその人のちょっとドロドロしたところとか
そんなのがねもう炙り出されていくような読みごたえがあって 個人的にはすごい好きな作品でしたね
そうですね普遍性は高い気がします本当に そうですよね なんていうかそういう意味ですごい文学だなって思いましたね
マンガサークリスティーとはいえ でこういう作品を読むとなんかイギリスとか英語まあイギリス
まあやっぱ人間ってどこでも一緒なのかもなって思ってしまう 国が違えどいろいろな 確かに
って思ってしまいますね そうですよねさっきあのひそやかな炎の名前出しましたけど
あの10代の時ね あのひそやかな炎をめっちゃ思い出しましたね ああ確かに
このお母さんのキャラクターですね あの人ですよね ジョーンぽいよね そうですよね
しかもひそやかな炎もあれ旦那さんが弁護士 ああそっか やったと思うんですよね
あれ結構オマージュ入ってんのかな そうかもしんないですね もしかして
そうだよね冷静に考えれば そうかもしんないですねなんか ちょっとね確かに
じゃあちょっといろいろ話したいので入っていきたいんですがまあとはいえいつも通り 著者を紹介したいと思います
アガサ・クリスティ1890年イギリスのデバント州トーキーに生まれる
中3階級の家庭に育つが後に一家の経済状況は悪化してしまい
やがてお金のかからない読書に熱中するようになるコナンドイルを読んでミステリーに夢中になると
1976年に亡くなるまで長編短編議局だとその作品群は100以上に上る
現在も全世界の読者に愛読されておりその功績を叩いて大英帝国勲章が授与されているという方ですね
ちょっと改めてプロフィール読むとやっぱすごい人っすね
そうですよねもう いやアガサ・クリスティ知らない人っていないよな多分
いないよね コナンドイルは
シャーロック・ホームズの方が有名な感じはするけどアガサ・クリスティは書いてるあのポアロシリーズあるけど
ポアロよりもアガサ・クリスティの名前の方が有名だよね この辺もちょっと不思議
構造というか認識のされ方されてますね
まあそんなこと置いておいて本編入っていきたいと思います じゃあ版元ホームページのあらすじを読み上げたいと思います
優しい夫、良き子供に恵まれ女は理想の家庭を築き上げたことに満ちたれていた が娘の病気未来を終えてバクダットからイギリスで帰る途中で出会った友人との会話から
それまでの親子関係夫婦の愛情に疑問を抱き始める 女の愛の迷いを冷たく見据え繊細かつ流霊に描いたロマンチックサスペンス
となっておりますね そうですよねでちょっと補足するとですね
ロマンチックサスペンスということであの結構なんかその人の恋愛とか人の内面とか
そういったところのなんていうか話になってくるんで これ出版当初はアガサ・クリスティ別名義で発表していたんですよね
メアリー・ウエスト・マコットの名義で1944年に発表していたんですけどもそれはなんか
やっぱりアガサ・クリスティといえば殺人事件があって探偵が出てきて解決みたいな そういうのがなんか期待されていて
でもそういう作風じゃないので別名義を使ったと言われているみたいだという
これでも別名義でやっぱり有名になるってやっぱすごいですよね まあそうですよね
これはなんか今までのアガサ・クリスティとは違うという作品になるんでしょうね 人は知らないですからね
まあそうですね そうですよね じゃあこれからちょっと作品について話していきたいんですが
物語のあらすじと主人公ジョーンの視点
いつもはちょっと特徴みたいな話をしてからストーリーを話すんですけど今回はですね
ちょっと先にストーリーの大枠を話した方がちょっと話しやすいかなっていう部分もあるので
先にストーリーの大枠を伝えたいと思います まずですねこれ一応3人称を取ってるんですけど
大部分結構私っていう主語が使われることもあって 基本的にはこの主人公ジョーンという女性なんですけども
ジョーンの視点で語られる小説です 始まりはですねバクダットにいる娘バーバラという
ジジョかジジョですね バーバラというジジョの見舞いを終えてイギリスへ帰国しようとするところから始まります
この時はですね結果的にこのジョーンは帰国する直前というかトルコ国境付近でですね足止めを食らってしまいます
まあこれちょっと原因はですねあの底がすごい雨が降ってるわけじゃないんですけど
あのその列車の運行ルート線路上にですね ものすごい豪雨があった地域があって線路が貫通してしまってみたいな状態で
もう高齢を通した砂漠にですね一人取り残されると 別になんか生活ができないわけじゃないんですけど
宿があるんですけどそこでですね足止めを食らうという状況に追い込まれますと
この話はですねその何もできずにいた数日間ジョーンがですねもう読む本もないしってとこでできることは考え事のみという状況に追い込まれて
その考え事をしている間にですね結果的にこう自分自身と向き合うことになるというのがこのそれぞれのメインです
でまずですねこのバクダットからトルコに移動している間にですねたまたま彼女はですねジョーンはですね学生時代
学生時代あの清安女学院というですねここに通ってたんですけどまぁこれキリスト教の学校っぽくてですね
もうすごくなんていうか真面目というかってところだったんですけどその時にこの時に学生時代のこの友人と再会するんですけど
このブランチという名前の友人なんですがこのブランチはですねすごい真面目だったジョーンとは対照的に
なかなかこうお調子者というかかつおそらく割と自分がこう思ったこととか考えたこと感じたこと欲求とかに割と素直なタイプの人間で
ジョーンから見るともうなんか堕落した人間に見えてしまっているんですけれども
まああの自分のこの感じのままに生きているという人と出会いますでこの時あの昔話をしながら今の話そして
いろんな話をするんですけれどもまあジョーンはですねこのブランチを見てまあ自分はこうならなくてよかったと結構まあ着ているものもなんかみずぼろらしいし
あの話を聞いていると人生あんまりうまくいってなさそうだなみたいな感じを受けたのでこうならなくてよかったなっていうことを思います
しかもあのその後アローコとか宿に戻った後ですねブランチのようにならなかったことをですね神に感謝するという場面も描かれます
ちょっとここはもうすでに始まってるなって感じなんですけどでトルコにですね列車で移動しようとするんですけどあのさっき話したとおりですねちょっと貫通に乗って列車が来ないという状況になっていて
もう荒涼した砂漠の中にあるエスタハウスで列車が来るまで待つことになりますでもういつ来るか本当わかんない状態なんですね
でなんかここでまあそこそこ悪くないじゃないってこう自分で言い聞かせつつあるんですけど
現実はですねあの食事もですね3食同じようなものが出るなかなかこう極まった場所ではありますと
で時間だけはあるが読む本も一冊あるんですけどそれも読み終わってしまいすることもないという状況になってきます
そしてジョンはやがてゆっくりと回想にふけていきますとでそこで思い出すのは夫ロドニーこれ弁護士のという話ちょっと冒頭しましたけど
弁護士をやっているロドニーのことや3人いる子供たちのこと両妻見物と自分は思っていたがどうやら本当は違ったのではないかということに徐々に思い当たるようになっていくと
例えばですね弁護士であるロドニーが実はもう弁護士という仕事あってないんだと僕は農業やりたいんだって言ってでかなり農業について真剣に調べていたりするんですね
しもうやりたいからすごい欲求が向いているんですけれどもそれに対して何を言ってるのと反対したことでしかもその反対して思い留めさせたことがもう彼女としては成功体験として刻まれているんですね
で子供たちでもっとも理解があるのは自分だと思っていたが思い返してみるとどうやら夫の方が理解がありそうだみたいなこと
そのあたりがですね場面場面描かれますでロドニーのですね他の女友達のことなんかもですねちょっと思い出されてきて
なんかなかなかちょっとモヤモヤする部分出てくると
こうしてですねジョンはですねもう高齢を落とした砂漠でですね時間を過ごしていきその子とかですねジョンをですね守ってきたもののようなものをですね徐々に剥がしていく
そして回想の中で家族が自分のことを本当はどう思っていたのかについて考えを巡らせていくという流れになっていきます
ちょーっと大枠なんですけどちょっと細かく話し出すとだいぶネタバレのところに入っていってしまうので
ここでちょっといろいろ我々が感じたことを話していきたいなと思います
「本当の自分」との対峙と自己認識のギャップ
そうですよねやっぱりちょっと第一さんが言われていた通りこのね主人公であるジョンが当の自分に出会うそういう小説なのかなとは思いそうなんですよね
これもやっぱり人ってなんか自分が知る自分と他人が知る自分ってやっぱり違いがあって自分では自分のことをこう思っている
で他人には自分のこう思われているだろうというのと実際他人が自分をこう見ているっていうですね
そこのギャップっていうのはあると思うんですけどもこのジョンに関してはそれが相当大きなギャップがあるという
かなりありますよね そうなんですよね
特にこの家族 夫ロドリンとかね3人の子供たちに対してのところでそこがすごいこの小説の面白いところでやっぱり回想していくんですけど
ジョンが過去に夫とこういうことがあったとか子供たちとこういうことがあったっていうその回想していく中で
あれこれって本当はこっちだったんじゃないのとかですねなんかすごいそこに気づくというかなんか不安を持っていったり
疑っていったりっていうだんだんちょっとなんかその精神的になんか追い込まれるっていうのかな
なんかね そうあの不安
作品の中でも何度か恐怖症みたいな形で表現されてたけど
あのなんかねでもそうなんか勝手にこう自分の思考によってなんか追い詰められていくっていう
そうそうジョンもそのいやそんなネガティブになるのはやめようって思ったりするんですけど
なんでやっぱり違うこと考えようと思うんですけど違うこと考えたら考えたでまたそれからいろんなあの回り道を回ってやっぱりその夫とか子供の話になっていったりとかですね
そう引き金を引いていくんですよね
まあすごい面白いんですけどそういうのでねジョンが本当の自分に出会う話であるんですけど本当に出会えるのか
あの自分に向けられるのかっていうですねまあすごい問われてくるような話でそうですよねいやこれはなんか結構でも自分も
なんかその人によっては相当怖い このジョンの境遇というかそれを重ねて読める人もいるんじゃないかなとは思いましたし
うんうんうんうんうん
そうですね
うん
まあこのなんかね一つはこのネガティブな思考に陥ってしまう瞬間っていうのはなんかあの状況がさせてしまうっていうのはね
ジョーンの被害妄想と夫ロドニーへの疑念
うん
一定その日常からというか特に今回この家族ロドニーから離れてるっていうのが結構大きいと思うんですけど
うん
ですごい気にするんですよねこのロドニーのちょっとしたちょっとしたシグサなのか
うんうんうん
あれですよねこのバグダッド行く時の
そうそうそう
行きの駅のホームで最初ロドニーとねまあその今から行ってくるよっていうので
うんうんうん
あのロドニーのね顔見たらやっぱシラガーも増えてきて
うんうんうん
まあもう昔みたいに若くはなくて
ああちょっとふけ込んでるなぁと思ってで別れるんでまあ行ってきますって言ってね
うんうん
そしたらロドニーがねジョーンが思っていたよりもあっさりと
ああそうね
帰っていくんですね特にこっち名残惜しそうに手を振ってくるとかですね
何回も振り向いてとかそういうのはなくて
うんうん
もうくるくるって回ってホームをね
発想となって
そう歩いていくってでなんかその背中はでも若々しく見えたみたいなですね
うん
あれこれそう
私と離れて嬉しいのみたいな
そうそうでまあそれはジョーンのもしかすると被害妄想というか
うんそこはねちょっと
そう見方なのかもしれないしどうなのかっていうのはあるんですけど
まあそういうとこですよね
そうですねでそこでちょっとねあれっていうのが後々やっぱり気になって
でそれがどんどん膨れ上がっていくというか
本当はロドニーは私と離れて嬉しいんじゃないかっていうかね
そんなことがないいやみたいなのがぐるぐる回るんですけど
考えたくないことを考えないようにしようと思っても
本当になんかいろんなところから結局考えてしまって
それも砂漠のせいにしだすけど
まあそういう状況になっていくと
で基本的なのはそこで考えられる
結構あれとそこは一人称私はみたいな感じあるんだけど
そこはあれもしかして本当はこうだったんじゃないか
っていうことをちょっと思い出していくというか思い返していきますね
実際に最初の方とか読んでても
いやこれ絶対ちょっと本当はこうでしょみたいな書き方は結構されてるんですよね
結構もう全然似合わせてるというか
なんでそこは割と読んでてもなるほどなっていう感じで
で何個かちょっとミスリードさせられてくる仕掛けはあったんですけど
そこはやっぱミステリーの方だなっていう感じなんですけど
ありましたけど結構読んでるとあれジョーン大丈夫っていうのは
割と早い段階でこう多分読み手は気づきますよね
そうですねなんかねやっぱ最初の方にやっぱ伏線がいろいろありますよね
旧友ブランチの失礼な一言と過去の出来事
ちょっと僕一つだけ一番最初に何ていうかすごい引っかかったセリフがあってですね
この小説のすごいもう本当それで好きになったところでもあるんですけど
この文庫の17ページにブランチですよねジョーンの
学生時代の友人だった久しぶりに再会して
ちょっと話とかね近況話したりするんですけど
その中でブランチが夫婦話になった時にロドニーについてですよね
ブランチもロドニーとは面識があってでジョーンにこんなこと言うんですよね
その夫婦関係とかどうなのって聞いてでジョーンが
そうそうお互いロドニーと自分満足しきってるんで
うまくやってるよって言うんですけどそれに対してブランチが
昔からお堅い一方だったものであなたはとジョーンに言って
でもご主人はそうねまんざら夫の座に収まっているわけでもなさそうな目つきだったわって言うんですけど
こんな普通言わないじゃないですかこんなことを相当失礼な発言だと思うんですけども
それに対してジョーンは嫌ねえブランチって言ってね
なんていうか受け流すようなリアクション取るんですけどちょっとムッとしつつ
こんなセリフいきなりぶっこんでくるっていうですね
なんでこれはなかなか嵐の展開があるかもしれないっていうですね
なかなか怖いことをブランチ言ってくるなっていう
これ結構ねそう
これが一応引き金になってるのか
このセリフがちょっとジョーンの中に残っててやっぱりこのロドニーについて
ブランチがそう言うってことはあれロドニーってどうだったんだろうっていろいろ考えていくんですね
そこで思い出すのがマーナっていう女性が
これはロドニーのテニス仲間マーナ・ランドルフという
若い女性なんですよね見た目も良くてそんなマーナが
ロドニーのことをすごい好きでっていうのは
周りから見てたら一目瞭然でっていうですね
マーナのことを思い出してとかねあるんですけど
そこから確かにこのブランチの言葉っていうのは割と引っかかって
彼女の中でいろいろなものを誘発してしまいますね
そうですね いやでもちょっと今マーナっていうのを出したんで
コントのような夫婦のやり取りとジョーンの過去
それもだいたい序盤の方ですよね50ページ前後のところで
描かれてるんですけどもすごいやっぱ面白かったなと思ったのが
ロドニーはマーナがすごい慕ってくるんですねテニスでペア組もうよとかですね
しょっちゅうでそれに対してジョーンは内心ちょっと複雑なものは抱えて
ロドニーやし大丈夫やろみたいなロドニーはモテてもしょうがないなみたいな感じで
見てたと思うんですけどもある時ですね
ロドニーが家でマーナといて
そこにジョーンが家に入っていったらロドニーとマーナがキスしている場面をね
こういうキスするっていうこれもほんとなかなかの
ちょっとやばいシチュエーションだと思うんですけどそれに対してですねこれもあれですよね
ジョーンが受け流すんですよね
キスしてるんですけど
マーナが私たちこういう経緯を表してたんで気にしないでくださいねみたいにね
ほんとさらって言ってそれに対してねジョーンがいい加減に
うちの旦那さん話してねって言って
マーナにはもっと若いふさわしい人がいるからそっち行ったらっていう風にね
ジョークみたいな感じで返してそれに対してロドニーも
言い訳みたいな感じでごめんとジョーン魅力のある子やったし
クリスマスだからねって言ってて
これなんかもうコントみたいなね
この辺すごい面白かったです
ジョーンも昔浮気しかけたことがあったんですよね
若い画家の男かちょっと言い寄ってくる人がいて
一緒にね散歩したりして
関係もできてきてもし告白とかされたら相手に傷つけない形でこういう風に返そうかなと
ジョーンの中ではそういうシチュエーションを持ってて
そうしたらそのね画家の男がねなんかその散歩してる時に
思いがけず急にもう荒々しくキスをしてきて
これもね結構びっくりするようなねあの話で
でなんでって思ったらですねいや一遍こうしてみたいと思ってたんですよっていう
ジョーンに言うんですけどもそこからねすごいなんかひどいことをね
言ってこれもなんかねジョーンの中では不愉快な記憶として
残るんですけど読んでるとこんな男現実にいるんだろうかってですね
ちょっと思ってしまうようななんか最悪な男がその画家で
その画家とちょっと一時的にもですね浮気をちょっと考えてしまったジョーンっていうね
そんな話もあるこれもなんか見方によってはコントみたいな
なんかね風にもちょっと読めて
この辺はちょっと伏線も含めてあるけどねなんか
そうなんですよね
まあ最初はなんていうかねジョーンとロドニーっていう夫婦のお互いの女性関係とか
男性関係とかそういうちょっと揺らぐものはちょっとあったよなっていう
そんなのを回想するエピソードでそれはなんかね読んでるとちょっとコントみたいなところもあって
面白くて面白おかしく読んでいけたんですけどそこからですねそこから結構
ジョーンの思考のリアルさと学校時代の回想
そういうねちょっとお笑いみたいな話からちょっと離れてちょっと真面目にこの
あのジョーンが自分の家族について回想していくっていう
なっていくと
これここでなかなかこのネタバラになっちゃうからあれなんだけど
なかなかこの辺はジョーンはもう二重三重にも自分を騙していたっていうことだと思うんで
ここはなかなかねちょっと面白いですね
でちょっとその後の話をちょっとしていくとこの辺って思い出し方とか
思考の流れとかが結構ジョーンのそのあたりはかなりいろいろ描かれるんですけど
結構やっぱりリアルだなと思ってなんか人ってこういう考え方するよなっていうこと
考え方というか意識の流れねこれ思い出してこうなってこの些細なことからこっちに飛んでとか
なんかそういう思考の流れがで最終的に結構この私印象に残ってるのは
学校を卒業するときに校長先生と面談するらしいんですよ
このジョーンが通ってた女学校はで校長先生と面談
今の言葉で言うとワンワンっていう言葉になると思うんだけど
ワンワンをしていろんな話をされるんですよであなたはここが本当は弱いから気をつけなさいねっていうのを
結構言われてでその校長先生校長先生なのにめちゃめちゃに多分いろんな生徒をちゃんと見てるんでしょうね
なんかねすごいもう名物先生みたいな感じで書いてましたもん
でブランチに行った言葉とかもねこの小説の中で出てくるし
でもちろんジョーンに対してあなたはちょっとこういうところがあるから気をつけなさいっていうのを
で恐れることはありませんっていうなんか勇気を持ってみたいな
要は自分と向き合ってくださいみたいなことなんですけど
そんな話をされるんですがそのことも思い出してね
で多分本当はちょっとジョーンもいろんなことに気づきながら生きてきたんだと思うんですよね
それに対してやっぱここでこういろんな不責が打たれて
でそのことを思い出してまたいろんなことを思い出しちゃってみたいな感じになってくんで
この本当にただ一人その状態としてはただ一人宿にいるだけなのに
あのこういろんなことが展開するっていうのはなんかやっぱこの小説の面白いところだなと思いながら
あのリアルでもあるただちょっと読んでてちょっと大げさというか
なんかオーバーだなって思う時はあったりもするんですけど
それも含めてまあなんかやっぱりリアルだなっていう感じはしましたね
なんか大げさに考えちゃう時あるしそれがなんかちょっとジョーンみたいに連発するというか何というか言い方あれだけど
連鎖の仕方はあるかもしれないけどちょっと過度の部分はあるかなと思うけれども
でも過度になってしまう時もあるかなっていう感じもしましたって感じかな
ジョーンの人物像と子供たちとの関係
これちょっとあれかな読まないとわからない部分かもしれないですけどね話してて今思ったけど
まあそうですよねなんかこのジョーンっていう人がのなんかその人物像としては思い込み激しくて
なんかその自分が正しいというかなんかその自分が辿ってみた道が正しいというか
まあそういうそこへの思い込みがすごい強い人で
なんでなんか自分がこうしたら相手はこうするのが礼儀でしょうとか常識でしょうみたいに思うタイプですよね
そうですねそれをやっぱ子供とかにも押し付けちゃうから子供がもう
まあ自己認識は両サイケンボなんですよなんだけど子供たちから見たらもうそんなことはないっていう状況ですよね
そうですねジョーンからすると子供たちがやっぱり将来安定して生活していけるように道を踏み外さないように
正しくレールを敷いてあげるっていうそれが両サイケンボですよねジョーンにとっての
子供からするといやもうお母さんになんかがんじがらめにしてしまうし
なんかもう一生お母さんの敷いたレールの上でもうなんか息苦しく生活なんかしないといけないとか家にいたら
だからもう家ここも早く離れないといけないっていうそういうプレッシャーにそれくらいなんか思ってしまうっていう
結局子供たちは3人いるんですけどみんな結構早いうちにですかね家を離れていってしまうんですね
結婚女性長女次女は結婚で離れて長男はですね農業の道に行くんですよね
本当はのその家でその弁護士事務所をやってるんでお母さんからすると弁護士になってねやっぱりお父さんの後ついてほしいって思ってたんですけど
そうじゃなくてアフリカの農業の学校に行ってしまってもうそこでずっと仕事をして
して長男とはねもうすごいアフリカとイギリスで離れ離れになってしまうみたいなんですね
そうなんですよねそれもねなんていうかまあでもそうだよねこのジョーンからねちょっと飲まれたかったっていう
やりたいこともあると思うんですけどねあの長男はね本当に
そうですよねジョーンからするとそこでなんかじゃあ夫のロドニーですよね
もちろんその自分の見方というか自分と同じ考えで子供がどっか離れていくのをストップかけてくれるやと思っていたら
夫は夫で自分とはちょっと違う意見を持っていて子供に対して
どっちかというと子供に寄り添うようなねスタンスで
そうなんですよねなんかロドニーはロドニーでそうなんだよねこのジョーンに対してこうだったから
まああのおそらく一番大きいのはこの農業にやりたいって時にまあ反対されてその自分がやりたかったことをやれず
結構気持ちがねそこでねあると思うんですけどそれを子供たちに同じ思いをさせたくないっていうのがすごく強くて
基本的にはまあちょっとこれもちょっと読んでてちょっとねロドニーに関しては理解がありすぎる感はちょっとあったんだけどね
まあいろんな面でおいてだけどちょっとまあ結果的にはちょっといろいろあるけど
そうロドニーはおそらく一個子供たちが自分と同じようにジョーンになんだろうな
こう抑圧されてやりたいことがやれないっていう状況にはしたくないって思いはめっちゃ強かったと思うんですけど
だから結構なんとなくその価値観というか考えが強すぎてちょっと寛容になりすぎてるとこもちょっとあるかなとは
ちょっと思ったりもしたけれどもまあでもすごいその中でロドニーはロドニーの考えがあってすごい動いてるなっていう感じはするけど
これもねジョーンはこの砂漠に来て考えるまでそのロドニーの動き方も非常に自分に都合のいいように解釈してたので
本来ならちょっと割とコンフリクトしてるかもしれなかった場面意見が割れていたかもしれない場面でも
最終的には自分の意見を尊重してくれていたはずだみたいな
そもそもロドニーは私のことが分かってこう動いてくれてたんだねとかちょっと後付けでこう解釈してくるところもあったし
自分の都合のいいようにねとかもありましたね
夫ロドニーの葛藤と子供への思い
そうっすねこのロドニーは僕も読んでるとき主役はロドニー
自分の中ではロドニーやったんですね
自分が何か重ねて読んでしまうのは結構ロドニー
やっぱそのやりたいことと現実
自分が本当にやりたいこととは違って折れて現実的な仕事としてロドニーは弁護士をやってるんですけど
そこのロドニーの矛盾っていうんですかね
ロドニーは子供に自分がこんなこと言うんですよ
自分の望む仕事に尽くない男は自分の転職に尽くない男は男であって男でないみたいな
もうねもうバシって言うんですけど
じゃあロドニー自身はどうなのかっていうとですね
自分が言ったことに対してちょっと矛盾するような
もしくは自分が本当の男ではないっていうのを受け入れてるのかもしれないですけど
そういうちょっと弱さも抱え込んでる人なんだなっていうのはですねちょっと読んでると読めて
そうですね
ロドニーは結構むしろジョン以上に自分を重ねて読んでしまう人は多いんじゃないかなってね
そうですね
思ってしまうんですけど
いやそうだと思う
解説の重要性とロドニーの性質
ちなみにこの早川の文庫に関しては解説はもう絶対最後に読むべきで
最初に読んではいけなくてですね
というのはですねロドニー問題が語られてるんですね
解説書いてるのは栗本薫さんというグウィンさんが書いてたんですけど
このロドニーがいかにこの問題をねちょっと抱えているのかっていうのをですね
もうズバッと書いてるんですけど
これはですねこの小説読み終わった後にね解説読んでほしいなと思うんですけど
まあ確かにそうですね
でもなんかジョン側の思考というか性質とロドニー側の性質は結構違うけど
結構やっぱロドニー側の性質を持っている人の方が多いというか
やっぱりまあなんだろうなことなかれ主義と言ってしまってはあれだけど
なんとなくここは諦めてここはみたいなのと
あと折り合いをつけていくためにまあ言わないっていう
争い無駄な争い事を起こさないっていう
まあもちろん逃げ出しずるいはずるいし
でももうそこはそうなるよなとは思うから
そうですね
いやこれ別に夫婦関係じゃなくて仕事とかもそうだと思うし
そうですね
ロドニーって本当すごい農業に対しての憧れがすごい強いなって
ジョンの視点で読めるんですけど
実際はどうだったんだろうか
本当に農業に対して人生を懸けて打ち込みたいほどの熱意は本当はあったのかどうなのかっていうところではですね
分からなくて
そうなんですよね
他者から見た自分と自己認識のズレ
人ってでもこれもですね
人から見たその人自分から見た自分みたいな話になるかもしれないですけど
人から見るとこの人ってこれが本当はすごいやりたくて
僕とか大地さんとかそうかもしれないですね
もう海外文学がすごい好きすぎて
そうねその世界観
もうなんか人生の優先順位それが全てなんじゃないかと
そう他人から見られているとして
自分は海外文学がすごい好きで
人生の優先順位もすごい高いところに置いているんですけども
他人から期待されるほどの位置に置いているかというとですね
他人から期待されるほど海外文学に対しての何かアクションを起こしているかというとですね
そういうことか
そうでもないかもしれない
それがロドニーの農業とかですね
ロドニーが持っている問題というかですね
それも結構ね
そこまで引きで見るとそうなるね
でもジョーンという人はやっぱり白黒はっきりつけるタイプの人で
ロドニーが弁護士か農業かみたいなですね
そういうことか
選びなさいというかですね
どっちかの選択肢がないんだったら絶対弁護士でしょっていう
ふうにやってたんですけど
ロドニーからするとそれが本当に50-50の農業弁護士だったのか
ロドニーからすると実はそこの割合って50-50じゃなくてもっと
ジョンが思っていたほど農業に重きを置いていたのかどうか
この辺はすごいやっぱり読み終わったとかですね
なんか結構考えてしまうところで
この小説の面白いところかなと
やっぱり答えがはっきり示されていなくて
時代背景とジョーンのアイデンティティ
ちょっとネタバレ防止で全然触れてない話がこの小説の中にあるんですけど
俺はあえて全然触れないでおこうと
そうですよ ネタバレに関するものはある程度答えは小説の中で示されているんですけど
そのロドニーの内側の抱えているものっていうんですかね
農業に対して実際はどうだろうかとかですね
その人への対してのところとかですね
それはちょっとわかんなくて読んでみていろいろ想像を巡らしたっていうですね
すごい面白い作りになってるなという
そうですね ジョーンの性質というかは
これはでも多分この年代というか
時代的な背景とかもあると思うんですけど
ちなみに時代で言うと1930年代が小説の舞台ですよね
一応作中でももうすぐもしかすると
第二次世界大戦が始まるかもしれないみたいなんですね
そんな不穏な話もありましたし
この時代なのでこのジョーンがいるポジションっていうのが
すごい上流階級でもないけれども中流と言っていいのかなっていうポジションにいて
仕事はしてないわけですよジョーンは
家事育児をやってると思うんですけども
この家事育児もですねメイドがやってるわけですねほぼ
ジョーンって割と自分が切り盛りしてるみたいな空気すごい出すけど
おそらく何もしてないはずなんですよね
小説を読む限り
だからアイデンティティが多分その実際にやってないことに対して
乗っかっちゃってる人物だと思うんですね
ってなると結構やっぱりなんだろうな
もうそこに対して乗っかり続けるしかないから
やっぱり周りからは浮いてくというか
ちょっとやっぱり子供たちから見るとえ?ってなってく部分はやっぱあるんだろうなと思って
これやっぱロドニーはやっぱ仕事してるしこういう家庭構造になっちゃってるから
子供たちが逆にこのロドニーがジョーンのせいで犠牲になっているように見える
っていう構造になっちゃってるから
子供たちもロドニーの方に寄ってくけれども
でもこれがもし例えばもうちょっとジョーンが仕事をしていたりとかして
何かしら違うところにアイデンティティをちゃんと持てる部分があったりとかして
したら全く状況が変わってきたんだろうなと思うし
もしかしたらロドニーの方が子供たちが嫌われているとか
もうちょっともしかしたら全然円満な感じになったかもしれないしね
父とか母とかの役もしっかり別にこれが家族として崩壊してるって感じはしないんですけど
なんかもうちょっといろんな形があったのかなと思ったりはしますね
いやでも難しい
ジョーンがブランチと再会した時に最近どうみたいなので
ジョーンが自分は今これとこれとこれとこれやってるみたいな
すごい忙しそうなふうにしますよね
そう忙しいって言ってるんですよ
主の園芸家協会の書記とか地区の病院の理事
施設の協議員ガールスカウトのリギター
あと政治にも関心持ってるし家事もやってるし
確かにそんなこと言ってたな
ジョーンの多忙さと自己満足
そうそうあとはロドニーとパーティー行ったりとかお客さんをもてなしたりとか
あとは家の庭作りに夢中とかですね
ジョーンの中ではもう隙間はないんですよね
確かに
そうですねそういう意味ではこれ言い方あるかもしれないけど
ちょっともう自分で殻を作ってるというか
で学校の校長と面談した時に言われたのが
訓練しなさいみたいなことを言われていて
やっぱりこの学校では校長からはですね
やっぱりそういうちょっと殻に閉じこもったようなこの世界で
甘えてここまで来たから
社会にこれから人生の荒波出たら大変やから
訓練しなさいよみたいな感じのことを言われて
結構ねジョーンはそれが大人になっても夢に出てくるようなくらい残ってるんですけど
自己満足に陥らないようにか
そうですねジョーンからするとどうなんですかね
もうそんな余裕ないんじゃないかなっていう結構自分の作ったその世界というか
そこにもう閉じこもって隙間なくやってるのが現状なのかなってね
それは思いましたね
そうねでもこれはでもそうなんで
そうなんすよなんか自分のもう既に持ってるアイデンティティが強すぎるというか
そうね
そう他にそう他でアイデンティティを作る余裕がないんじゃないかな
考えがないだろうねおそらくね
後半の展開とサスペンス・ミステリー要素
まず自己認識としてもうそうなっちゃってるから
一個固まっちゃってるからもう他にねっていうのはあるだろうね
本来ならおそらく仕事上とかでいろいろ衝突するじゃないですか
その時に結構いろんなところで改めなきゃいけないとかこういう考え方があるんだとか
そういうのでちょっと柔軟になっていくと思うんですね
なんかやっぱり自分もそうだけど診察の時から比べて
5年ぐらいでなんか自分ちょっと丸くなったなとか思ったりもしたし
そういう感なんだろうなやっぱりいろんなそこからどんどん定職とかも含めてあれだけど
なんか丸くなっていってる感じはするんですけど
でも確かにこう色々詰め込んじゃうというか
やっぱなんかねこうでなきゃあらないみたいな感じに囚われちゃってるとこうなっちゃいますよね
割とバリバリのビジネスパーソンとかでもいると思いますね
やっぱ仕事はこうしなきゃいけない会社をこうしていかなきゃいけないとかで
なんか固まっちゃって詰め込みすぎちゃって他の人の意見聞かないとか全然あると思うし
そうですねまあ自分の場合しかもあのやっぱりこの弁護士事務所がやっぱり成功してきてるんで
そこのそれも成功体験に成功体験というかですね
まあ自分は投資してくれているものだと思いますので
ロドニーのねやっぱりこの事務所がでかくなっていってるっていう
余計にやっぱりそうですよね
なんかそこがだんだん固まっていってるのかなっていうのは思いますよね
そうだねだからそこ
だからこれがそうねちょっとラストの話になってくけど
そうねジョーンは結局こうなってこうなってってなっていくときに
なんか読み手に訪れるこの重い一撃というか
ああはいはいそうですね
いや僕はでも本当ラストの展開はもうここでは絶対言えないんですけど
やっぱすごいなって思いましたね
なんかこういう話になってくるんだっていう
これやっぱりミステリーとかサスペンスとか
そっちの話やったんだっていうですね
これはいい意味でね
いい意味でね
もう途中まで全然そんな思ってなかったんですけど
やっぱそっちの話になってくるのかっていう
そうでやっぱりこのジョーンっていう人ですよね
どういう本当はどういう人なんだろうっていうのが
いくつもの顔がやっぱり読んでいると見えてきて
なかなかこれは単純な人ではないんじゃないかってすごい思ってきて
途中で後半にちょっとロシア人のすごい位の高い皇爵夫人が出てくるんですけど
その人と話している時とかもですね
これジョーンという人やっぱり
なんかこの作品通して
実はこういう人になってきたのかなとかですね
すごい思うところがあって
そういう意味でやっぱりそれがサスペンスとかミステリーになっていってるっていうところが
後半の展開もすごい良かったんですよね
そうですね
そのサスペンスとかミステリーって結局構造的なものっていうか
せかけ的なものももちろんあるんですけど
やっぱりそれによって読手の心にいろんなものがフックかけられて
結局多分読手側もね変な扉開けられちゃったりとかすると思うんで
そうなんですね特に今回はジョーンとかロドニーとかっていう人ですよね
その人の姿っていうのが本当の姿は一体何なんだろうっていうですね
そこのミステリーですかねこの前半に伏線があって
最後読んでみないとわからないっていうところですよね
この人どういう人だったんだろうっていうところが
その辺の話を学校できる良い小説ですねやっぱね
やっぱすごいこれはすごい個人的にはすごいもう名作だよって
やっぱすごい作品なんだなってやっぱり思いましたね
ネタバレの難しさと作品の魅力
それなのになんかめちゃくちゃ読みやすいんだよなすごいよね
そうですよね
赤作歴史の本って読みやすいなって毎回そんな読んでないんですけど思うんで
それでいてこのなんていうか衝撃度というか
じゃあ今回はこんなところでと思うんですけど
これ最初に台本を書いた時にすごい思ったんだけど
すごいやっぱり話しながらちょっと話しにくいなって思ったところあるんですけど
なんかこういうのは完全にネタバレありというか
振り切っちゃって話した方が面白かったのかなとかやっぱちょっと思いますね
全然なんかうまく作れると思うんだけど
そういう風に一回振り切っちゃうのもコンテンツとしてはありかなって
思ったりもするし実際に話したい部分ではあると思ったりもしましたね
なるほど確かに有名な作品だったらいいのかもしれないですね
読んでる人も多いと思うので
どうはいえ俺読むまで全然こんなものだとはって思ってなかったから
すごいこれバランス難しいとか思いながら
ちょっと今回ねなんかこの辺のねSFとかミステリーとか特にそうなっちゃうんですけど
ネタバレのラインやっぱ難しいなって改めて今回ちょっと思いましたね
そうですね今回はやっぱり人間の内面的なところがフォーカスされてるんで
ネタバレしなくてもこのテーマ的なところは話ができるのかなと
誰が犯人だっていう話じゃないし
どういうトリックがあったとかねそういう話ではないんで
そうですね多分いろんな人が読んでいろんなことを考えていると思うんで
これもぜひですねちょっとここまで聞いて読みたくなった人
読んでない人で読みたくなった人も多いと思うんでぜひ読んでみたらいいと思います
なんかこれ特に春じゃなくていいと思うんで
そうですね春じゃなくても大丈夫な小説なんで
じゃあそのところですかねでは次回お告げいたします
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51:49

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