文学ラジオ第236回の紹介本
『星の時』
クラリッセ・リスペクトル著、福嶋伸洋訳、河出文庫
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468341/
パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。今回はゲストに翻訳者の福嶋伸洋さんをお迎えしています。ぜひお聴きください!
【今回の内容】
ゲストに翻訳者の福嶋伸洋さん/『星の時』の映画と原作を紹介/映画で観る40年前のブラジルの街並み/はまり役のマカベーアとオリンピコ/『星の時』の概要/『星の時』との出会い/透明な翻訳を心がけた単行本と読みさを加えた文庫/『星の時』を再読して/ロドリーゴが登場しない映画/ラストをどう読むか/リスペクトルの死の予行練習/フェリーニの『カビリアの夜』のカビリアに重なるマカベーア/マカベーア役の女優/オリンピコが最後に持っていた人形は何なのか/グローリアとマカベーアの対比/ロドリーゴのモノローグをどう訳するかが翻訳のポイントに/文庫でポルトガル語のイエスにあたるsimの翻訳に工夫/北東部出身の主人公たちの口語/日本翻訳大賞受賞時の気持ち/受賞後に重版とリスペクトル他作品の翻訳/単行本発売当時の印象/ロドリーゴの語りが好きなら『水の流れ』、物語を楽しむなら『ソフィアの災難』がおすすめ/青山ブックセンター本店で福嶋伸洋さんの選書フェア/次回予告
【参考情報】
・映画『星の時』公式サイト
2026年8月21日より全国順次公開
https://alfazbetmovie.com/hoshinotoki/
・青山ブックセンター本店をはじめ各所で福嶋伸洋さんによる『星の時』選書フェアを実施中
https://note.com/alfazbet_film/n/n72dd503ce3d8
・クラリッセ・リスペクトルの他作品
『ソフィアの災難』(クラリッセ・リスペクトル著、福嶋伸洋編訳、武田千香編訳 河出書房新社)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209043/
『水の流れ』(クラリッセ・リスペクトル著、福嶋伸洋訳 河出書房新社)」
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209210/
ーーーーーーー
版元サイトより
ーーーーーーー
地方からリオのスラム街にやってきた、天涯孤独のタイピスト。
彼女は、自分が不幸であることを、知らなかった。
「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と呼ばれ、カフカやペソアと比肩する20世紀の巨匠が最後に遺した奇蹟の傑作。
本書で第8回日本翻訳大賞を受賞した訳者による全面的な見直しを行い、著者の息子であるパウロ・グルジェウ・ヴァレンチによるエッセイ「現実とフィクションの交錯」と、水上文による解説を収録した決定版。
【文学ラジオ空飛び猫たち】
硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。 案内役はダイチとミエの二人。毎週月曜日朝5時に配信。
X・Instagram:@radiocatwings
SNS・配信プラットフォームの一覧はこちら:https://lit.link/radiocatwings
【初めて聴く方へのおすすめ記事】
https://note.com/cafecatwings/n/nab636ad54a35
【リスナーからのお便りを随時受付中!】
【メルマガ発信中!】
文学ラジオ空飛び猫たち通信:https://radiocatwings.theletter.jp
無料版では海外文学情報や紹介予定の本などをご案内。有料版(月額500円)ではラジオを応援していただける方に向けて編集後記をお届けしています。詳しくは以下をご覧ください。
https://radiocatwings.theletter.jp/posts/ec394b10-714e-11ec-8877-f74ef45dcd97
【SNSでご投稿ください!】
番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、SNSに投稿していただけると励みになります。よろしくお願いします!
【お問い合わせ】
bungakucafe.catwings@gmail.com
X・InstagramのDM
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
サマリー
今回の「文学ラジオ空飛び猫たち」では、翻訳者の福嶋伸洋さんをゲストに迎え、クラリッセ・リスペクトルの小説『星の時』とその映画化作品について深く掘り下げました。番組では、40年前にブラジルで製作された映画『星の時』の映像美や、当時のサンパウロの街並み、そしてマカベーア役の女優マルセリア・カルタッショのハマり役ぶりについて語られました。また、原作小説の持つ独特なメタフィクションの手法や、語り手ロドリーゴの存在、そして主人公マカベーアの悲惨ながらも力強い生き様について、映画との違いを比較しながら考察しました。 福嶋さんは、翻訳者としての「透明性」を追求しつつ、文庫版ではより読みやすさを意識した改訳を行った経緯を明かしました。特に、ポルトガル語の「sim」という言葉の翻訳における工夫や、北東部出身の登場人物たちの口語表現の再現について触れられました。日本翻訳大賞を受賞した際の喜びや、受賞後の反響、そしてリスペクトルの他の作品への翻訳展開についても語られ、作品の奥深さと翻訳の難しさ、そしてその魅力が語られました。 番組後半では、原作のラストシーンの解釈の多様性や、映画版で語り手ロドリーゴが登場しないという大胆な変更点について議論しました。マカベーアの死の解釈や、フェリーニ監督の『カビリアの夜』との比較、そしてオリンピコやグローリアといった登場人物たちの描写についても触れられました。最後に、青山ブックセンター本店で開催中の福嶋さんによる選書フェアの情報も紹介され、作品への多角的なアプローチが示唆されました。
- 番組紹介とゲスト紹介
- 映画『星の時』の感想とブラジルの風景
- 映画版の登場人物:マカベーアとオリンピコ
- 『星の時』の概要と福嶋さんの出会い
- 翻訳のこだわりと文庫版への改訳
- 作品の再読と感動の変化
- 映画版におけるロドリーゴの不在とラストの印象
- 原作のラスト解釈とリスペクトルの死生観
- マカベーアの幸福と映画版の感動
- 映画版の描写と登場人物のたくましさ
- マカベーア役女優の演技と受賞
- ブラジル国内での評価と作品の孤独な世界
- オリンピコの描写と人形の謎
- グローリアとマカベーアの対比
- 事務所の描写と中間管理職
- 原作翻訳の苦労と読みどころ
- ポルトガル語の「sim」の翻訳と文庫版の工夫
- 文体選択と読者への語りかけ
- 方言と発音の再現性
- 翻訳期間と日本翻訳大賞受賞の喜び
- 受賞後の反響と他の作品への展開
- 単行本発売当時の話題性と潜在的需要
- 今後の展望と他作品の紹介
- ロドリーゴの語りの魅力と小説の総体
- 青山ブックセンター本店での選書フェア
- 次回予告と番組からのお知らせ
コメント
似ているエピソード
タイトル・AI要約・文字起こしの話題をもとにおすすめしています。
-
番外編第82回「リスナーからのお便り紹介回#16」
文学ラジオ空飛び猫たち
今回の「文学ラジオ空飛び猫たち」は、リスナーからのお便りを紹介する恒例回。3ヶ月ぶりの放送となる今回は、ポッドキャストス...
-
文学ラジオ番外編第69回 どれも濃かった海外文学「作品紹介200エピソード振り返り」(後編)
文学ラジオ空飛び猫たち
今回の文学ラジオでは、200エピソードを振り返り、特にYA小説や社会派文学など、多様な海外文学作品が紹介されています。また、...
-
番外編第76回「海外文学の本棚を覗く」
文学ラジオ空飛び猫たち
今回の番外編では、パーソナリティのダイチとミエが、2024年初頭から3月にかけて発売された海外文学の新刊情報について雑談形式...
-
番外編第78回「リスナーからのお便り紹介回#15」
文学ラジオ空飛び猫たち
今回の「文学ラジオ空飛び猫たち」は、リスナーから寄せられたお便りを紹介する恒例の回です。まず、最近配信された「プロジェク...
-
気になる映画、最近見た映画 2026.03
雑踏
今回のエピソードでは、まず読書メモの取り方について、音声入力と「ワークフローイ」というアプリを活用した新しい方法が紹介さ...
-
オープニング〜お便り紹介/箱の中の羊/テキストコミュニケーションってどうしてる?/シャオ・メイ ローマ大決戦 etc…~ #264
映画の話したすぎるラジオ
今回の「映画の話したすぎるラジオ」第264回では、リスナーからのメール紹介から始まり、メンバーの近況報告、そして映画に関す...
-
「明日、ヒットスタジオに戸川純がでる」冨樫義博先生『幽☆遊☆白書』あなたの好きなシーン・キャラ・セリフ
COMIC ATLAS(コミックアトラス)| 漫画podcast
このエピソードでは、まずノルオブが最近読んだ漫画『capeta』について熱く語ります。幼少期編の1巻から5巻で6回も泣いたと明か...
-
オープニング〜ブルータリスト/石門/ゆきてかへらぬ etc…~ #202
映画の話したすぎるラジオ
第202回のポッドキャストでは、映画の話を熱心にするラジオがアカデミー賞や最新の映画について語っています。ゲストのグッドウ...