1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【1531】2026/08/12 台風15号..
【1531】2026/08/12 台風15号、なぜ西へ? 茨城初上陸
2026-08-12 04:33

【1531】2026/08/12 台風15号、なぜ西へ? 茨城初上陸

spotify apple_podcasts youtube

2026/08/12

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
台風15号は、ラオスが提案した「ちゃんほん」という名前がついています。 昨日8月11日午後8時ごろ、茨城県南部に上陸しました。
気象庁の観測が始まった1951年以来、茨城県への上陸はこれが初めてです。
発生当初、台風15号って、日本の遥か東の海上を北西に進んでいました。 台風は、その時々の上空の風の流れに乗っていきますので、この15号もそのうち北東に進路を変えていくだろうと。
そうなると、日本への影響はほとんどないと思われていたんです。 ところが、暴走半島の沖に寒冷渦と呼ばれる冷たい空気の渦が南下してきたんですね。
台風はこの寒冷渦の縁を回る形で、進路を少しずつ変えてきてしまいました。 寒冷渦自体が半時計回りの風の流れを作り出して、
台風15号は、その上空の流れに引っ張られて、北西から西に、そして南西にって変わってきたんです。
そして、昨日の夜、茨城県南部に上陸したというわけです。 ここで、上陸の定義についても、少し触れておきたいと思うんですが、
気象庁が言う、この上陸っていうのは、明確な定義がありまして、
台風の中心が、北海道、本州、四国、九州、この海岸線に達することを指しています。
沖縄など、離島の上を通った場合は、上陸とは言いません。 じゃあ、なんていうのかっていうと、通過って言うんです。
小さな半島とか、短い時間で横切って、あるいは、また海に出た場合っていうのも通過になります。
海にあった台風が、海岸線に達するんですよね。 なので、茨城に上陸するっていうことは、
太平洋側から進んできた台風のみが、該当するっていうことです。 これは、なかなかないことなので、気象庁の観測が始まって以来、というのもわかります。
この台風15号は、この後、熱帯低気圧に変わりながら、西日本に進んでいく見込みです。
つまり、風速が弱まるっていうことです。 台風と熱帯低気圧は、構造が同じです。
風が強いのが、台風。弱くなると、熱帯低気圧です。 具体的な数字を上げますと、中心吹きの最大風速が、およそ17.2m以上になったのが、台風。
それを下回ると、熱帯低気圧です。
03:00
なので、この台風15号は、熱帯低気圧に変わりながら、西日本に進んでいくだろうと されていますので、
勢力が弱まっていくパターンになりそうと、そういう予想です。
一方で、こういうことを聞きます。 台風が北上すると、温帯低気圧に変わることがあります。
温帯低気圧に変わりましたと、ニュースで聞くと 思いますが、これは決して弱まることでは ありません。
構造が変わることを 意味しています。
台風と熱帯低気圧は、暖かい空気だけで できている低気圧です。
それに対して、温帯低気圧は、暖かい空気と 冷たい空気がぶつかってできる低気圧です。
暖かい空気と冷たい空気があって、その境目が 前線ということです。
温帯低気圧は、前線ができるのです。 そこが大きな違いです。
なんとなく弱まって見えるのですが、風や雨の 範囲がかえって広がったり、被害が拡大する ケースがあります。
勢力が弱まるということではないので、 油断は禁物です。
お盆休みはまだまだ続きます。
交通機関だったり気象情報、出発前だけじゃなくて、 移動中も最新の情報をこまめに確認するように なさってください。
この配信はアップルポッドキャスト、他各種 プラットフォームでお届けしています。
リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。 併せてご覧ください。
それではまた明日。
04:33

コメント

スクロール