2026/03/21
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
膝に水がたまる。そんな言葉を聞いたことがある方、多いと思いますが、しかも一度だけじゃなくて定期的に水を抜いている人もいると聞きました。
定期的に抜かなきゃいけないっていうことは、それは癖になってしまうということなのか? これって一体どういう状態なんだろう?
どうして繰り返すことになっているんだろう?と、そんな疑問を少し整理してみたいと思って調べてみました。
まず水がたまるという表現ですが、実際には水ではありません。水が膝の周りに入り込んだとか、そういうことではありません。
実際には水ではなくて、関節液と呼ばれる液体です。
この関節液は本来、関節の動きをなめらかにしたり、軟骨を守ったりするとても大事な役割を持っています。
つまり、もともと膝の中にはこの液体があります。
問題は、この関節液が必要以上に増えてしまうことです。
これは一言で言うと、炎症が起きているサインです。
原因として多いのは、過励による変化、いわゆる変形性膝関節症です。
これは軟骨がすり減って、その刺激で炎症が起きて水が増えるというものです。
他にも長時間の立ち仕事だったり、スポーツなどの負担があったり、あるいは半月盤とか人体のけが、流待ちとか痛風、感染といった病気が関係することもあります。
ここでポイントなのは、水を抜くという行為なんですけど、これは原因を直しているわけではないということです。
例えば、軟骨のすり減りとか、体の使い方とか、炎症がずっと残っている場合、これは液体が増えてまた抜くという流れになってしまうんです。
定期的に抜いているのは癖になっているからではなくて、原因が続いているだけと考えられています。
ですが、抜くことで一時的に楽になるのはもちろんです。
そして、炎症の状態を確認できたりしますので、医療的にはこの水を抜くという処置は必要なものです。
じゃあ予防はできるのかというと、完全に防ぐのは難しい。とにかく膝への負担を減らすことが大事のようです。
太ももの筋肉をつけることだったり、体重のコントロールをして無理な負荷を避けたり、正しい姿勢とか動き、こういう積み重ねが膝を守ることにつながります。
ところで、水がたまるというのは膝だけじゃないですよね。お腹でも腹水がたまると言ったりします。
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これは同じメカニズムなのかというと違います。
膝は関節の中の液体が増えている状態なんですが、お腹の場合は本来ないところに液体がたまっている状態です。
ということで、腹水の方がより異常のサインとしては強いと言えます。
もう一つ水がたまると表現されるものに、むくみもあります。
でもこれは実は違っていて、膝は関節の中、腹水はお腹の空間にありますが、むくみは皮膚の下に水分が染み出している状態です。
血液とかリンパの流れがうまくいかずに、余分な水分が外に出てしまっていると。
長時間の立ちっぱなしの作業だったりとか、塩分の取り過ぎ、心臓とか腎臓の働きなどが関係してきます。
ちょっと整理してみると、同じ水がたまるという言葉でも、膝は炎症で増えるものだし、お腹は病気でたまるものだし、むくみは流れが滞って染み出すということなので、仕組みは全て違うものなんですね。
私たちはつい同じ言葉でまとめてしまいますが、体の中ではそれぞれ全く違うことが起きています。
そう考えると、水がたまるという言葉の奥にあるもの、向こう側にあるもの、もう少し丁寧に見てみたくなります。
いずれにせよ、体ってちゃんと理由があって反応しているものなんだなって思います。
その反応、自分の体の声をどう受け取るか、そんな視点も日々の体との付き合い方のヒントになるような気がしました。
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それではまた明日。
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