2025/08/11
サマリー
秋田市で行われる雄物川花火大会は、歴史と伝統を誇る一大イベントであり、今年で38回目を迎えます。多彩な花火の演出や国際的なテーマにインスパイアされたパフォーマンスが見所です。
雄物川花火大会の概要
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日は、秋田市の夏の夜を彩る一大イベント、秋田市夏まつり雄物川花火大会があります。
時折、ザーッと降ったりして、天気がなかなか安定しないので、
きょうちゃんと行われるかなと、ずっと天気予報とにらめっこしてきたんですが、
おそらく行われると思いますので、きょうはこのお話をします。
この大会は、土崎港引山まつり、秋田関東まつりと並んで、秋田市三大まつりの一つとされています。
昭和63年、雄物川改修工事が完成して50年を迎えたことを記念して、
雄物川放水路通水50周年記念花火大会としてスタートしました。
歴史と伝統のある花火大会で、今回が38回目です。
会場だけじゃなくて、秋田市内の広い範囲から見られるように、高く大きく打ち上げられる花火が魅力です。
今年もその迫力を存分に味わってもらいたいなと思っています。
その花火大会の流れを少し、きょうはご紹介します。
前半ではレクチャー花火を実施します。
花火鑑賞師として、私から解説を交えて、花火の構造だったり技法、色とか形の意味を知りながら見ることで、より深く楽しめる時間をご用意しています。
レクチャー花火では5号玉5発、7号玉4発紹介するんですが、
1番の注目は7号玉の1発目だと私は思っています。
どんな花火かというと、まず開いた後に色が変化します。
変化した後に半分ずつ色分けされた花火を見ることができます。
これを染め分けと言います。
さらにその花火が消えかける時に光の輪がふわっと残ります。
これを残輪と言います。
そんな複雑で幻想的な花火が7号玉の1発目に用意されています。
中盤は日本の四季を彩る花々をテーマに、それぞれの花言葉とともに紹介していきます。
花火の演出と概要
そして後半は雰囲気が一変します。
現在開催中の大阪万博のテーマをリスペクトして、
イタリア、ドイツ、スペイン、フランスなど異国情緒たっぷりで、
花火をお届けしていきます。
実は今回私はそれぞれの花火の時に、その国の言葉でアナウンスをします。
これ自分で企画したんですが、やってみたらなんと8カ国語をやることになって、
もう必死に練習しました。
是非耳でも楽しんでほしいなと思っています。
そしてフィナーレでは、世界の平和への願いを込めた壮大な花火が夜空を埋め尽くします。
手がけるのは未来の笑顔を想像する北日本花火工業です。
1899年創業、全国大会3連覇や内閣総理大臣賞3回受賞など、
本当に数々の輝かしい実績を誇る秋田が誇る花火屋さんです。
特に人気の理由は豊かなストーリー展開、そして型物花火、音楽との融合です。
実は日本で初めて花火と音楽の融合を手掛けたのも、この北日本花火工業の4代目です。
この4代目の近野義和さんは、令和6年、卓越した技能者、いわゆる現代の名工として厚生労働大臣表彰を受けています。
このことについては過去に配信をしています。
891回、全国大会3連覇や内閣総理大臣賞、
今年の2月3日の配信で受賞記念祝賀会に出席したよという配信の中でお話をしています。
近野さんとの出会いは、2003年、野城の花火がスタートです。
その中で、今後の花火については、
さらに、2011年から秋田市の大物川の花火を担当しているのですが、
それは近野さんが推薦してくれて、私が司会をすることになったものです。
打ち上げ時間は45分間と、とても短いのですが、テンポよく進めることができるようになっています。
その中で、今後の花火については、
それではまた明日。
04:52
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