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【1417】2026/04/20 暑熱順化で守る体―「出す熱」と「こもる熱」
2026-04-20 05:08

【1417】2026/04/20 暑熱順化で守る体―「出す熱」と「こもる熱」

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2026/04/20

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
最近少しずつ気温が上がってきました。 この時期、毎年のように聞く言葉があります。
それが、「まだ体が暑さに慣れていない。」という言葉です。 まだ体が暑さに慣れていない。
この、慣れていないという状態がとても危険なんです。 私たちの体は急な暑さにとても弱いです。
まだ本格的な夏ではなくても気温が急に上がった日だったり、久しぶりに暑くなった日には熱中症が起きやすくなります。
熱中症は真夏の炎天下で起きるイメージあると思うんですが、実際には5月とか6月でも多く発生しています。
しかも怖いのは、自分では気づきにくいということです。 例えばなんとなく体がだるいとか、少し頭が重い、ぼーっとする、
こういう症状が出ていても、ちょっと疲れているだけかなと見過ごしてしまうことがあります。
でもこれが熱中症の始まりということもあるんです。 さらに進みますと、めまいだったり吐き気だったり、
汗が止まらないとか、あるいは逆に汗が出なくなる。 そして重症になりますと意識障害にまでつながることがあります。
とっても怖いですよね。 ここで一つ風との比較をしてみようと思うんですが、風なんかで熱が出ることってありますよね。
あれは体がウイルスと戦うために自分の力で体温を上げている状態です。 言ってみれば戦うために出している熱です。
なので寒気がして体を震わせてまで熱を上げようとしますし、 ある程度上がりますと体はその状態を保とうとします。
一方で熱中症はどうかというと全く違います。 熱中症は出した熱ではなくて、逃がせなくなった熱なんです。
外の暑さだったり湿度の影響で体の中の熱が外に出ていかなくなっちゃいます。 そしてどんどん体の中にこもってしまう状態なんです。
つまり体がコントロールしている熱ではなくて、コントロールできなくなってしまった状態なんです。
この違いとっても大きいです。 風の発熱は体が戦えている状態とも言えるんですが、
一方で熱中症は体の調節機能がうまく働いていない状態です。 なので体力がある人でも若い人でも条件が揃えば誰でも起こりますし、
一気に悪化するというそんな怖さもあります。 だからこそ大事なのが暑さを体に慣らしておくことなんです。
これを初熱潤化と言います。 初熱潤化っていうのは体が暑さに対応できるようになることなんですが、
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例えば少しずつ汗をかくことで体温をうまく下げられる体に変わっていきます。 この準備ができているかどうかで同じ暑さでも体への負担が大きく変わってきます。
じゃあ今からできること3つほどご紹介しようと思うんですが、 まず一つ目は軽く汗をかく習慣をつけることです。
ウォーキングだったり軽い運動で構わないです。 1日20分から30分ぐらい少し汗ばむくらいを目安にしてみてください。
2つ目はお風呂で体を温めることです。 シャワーだけで済ませずに湯船に入ることですね。
それで体を温めて汗をかく練習になります。 そして3つ目は何と言っても無理をしないことです。
これとっても大事なことで暑さに慣れることと無理をすることって違うわけですね。 汗をかかなきゃと思ってものすごく無理をして運動することっていうのはちょっと違う話です。
体調が優れない日は休む。そしてこまめに水分を取る。 涼しい環境を使うっていうこれがまずは基本なんですけど、こういう基本を大切にしながら少しずつ慣らしていくことっていうのが大切です。
初熱循環にはおよそ1週間から2週間ほどかかると言われているんです。 結構時間かかりますよね。つまり暑くなってからでは間に合わないわけです。
本格的な暑さを迎える前の今のこの時期がとても大切な準備の時間となります。 まだ4月ですが今日も夏日のところが多いよそうです。
ということで1ヶ月ほど先取りしてるんですね気温が。 そして向こう1ヶ月は平年より気温が高い見込みです。
ということで例年よりも早く準備が必要だということです。 少しずつ初熱循環進めていきましょう。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。 合わせてご覧ください。それではまた明日。
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