2026/09/10
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おはようございます。 花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 昨日、秋田放送ラジオで収録をしてきました。
いつもの歯医者さんとの番組です。 その先生がちょうど名古屋に出張に行っていまして、収録当日の昨日、帰ってきたその足でスタジオに来てくださる。
そんな予定になっていました。 ところが、東海地方が大雨に見舞われていて、無事帰ってこられるだろうかと、内心ヒヤヒヤしていました。
日程の変更も頭をよぎったんですけれども、先生もこの時期は非常にスケジュールがタイトで、もしこれが伸びたら一体いつなんだっていうことだったりとか、
本当心配したんですけれども、無事収録を進めることができてよかったです。 この雨について気象予報士会の方が勤務先から名古屋の自宅に帰る時、
途中の駅で乗っていたJRが、16時半頃から運転見合わせとなって大変な目に遭いました。 2000年の東海豪雨も経験していますが、地下鉄が止まった記憶はありません。
車内で待つこと5時間超、そして会社から帰宅まで8時間近くかかりました、と気象予報士会のメーリングリストに投稿がありました。
本当災害は頻発化していますし、激甚化もしています。 この1ヶ月間を見ても全国あちこちで大雨による災害が起きていて、亡くなられた方もいらっしゃいます。
なぜそうなっているかということについては、今日は踏み込みませんが、何かがおかしくなっているなという感じはしますよね。
ところで週末時計というものをご存知でしょうか。 これはアメリカの科学雑誌が1947年から発表している指標なんです。
核戦争だとか気候変動などの脅威によって人類が滅亡に近づく度合いを、真夜中までの残り時間として示している時計なんです。
今年1月に発表された時刻は残り85秒でした。 過去最短だった前年からさらに4秒縮まっています。
核兵器の脅威の増大だったり、急速に広がるAIのリスク、さらには歯止めがかからない温暖化がその理由ということです。
そして時計というともう一つあって環境危機時計というものもあります。 こちらは公益財団法人アサヒガラス財団が1992年から毎年発表している指標です。
世界各国の環境分野の専門家に地球環境の悪化に対する危機意識をアンケートで尋ねて、その結果を時刻の形で示しているものです。
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12時に近づくほど危機意識が強いということになります。
それはどうなっているかというと、今月8日に発表された今年の時刻は9時39分でした。
去年よりも6分進んで2年連続の悪化ということです。
今回はおよそ120カ国およそ1460人の回答を分析したということなんですが、初回の1992年は7時49分だったんです。
それが今年9時39分というわけですから2時間進んでいることになります。
1996年以降は2000年を除いてずっと9時台の極めて不安という評価が続いています。
地域別に見ますと日本は昨年から9分戻って9時半でした。
戻っているっていうのを聞くと少しだけほっとします。
一方で東ヨーロッパとか旧ソ連などでは20分以上針が進んでいます。
これはウクライナとか中東の情勢が長引くことで環境対策よりもむしろ軍事とか安全保障が優先されがちになっているという指摘もあります。
環境危機時計の発表イベントでは危機はすでに起きていてそれをどう止めるかが問われているというような話が出たようです。
それにしても残りわずかというこの数字だけを聞くと本当にドキドキしてしまうんですけれども、
週末時計も環境危機時計も専門家たちの意識を時刻という形に変換したものでして、
科学的に客観的な数値で測れるものではないわけで、
つまりこれは私たちの中にあるものなんですよね。私たちの意識にあるものなんですね。
この時計の針を進めているのは専門家だけのものじゃないということです。
一人一人の私たちの日々の暮らし方とか選び方が大事になってくるのかなって思います。
何かがおかしくなっているなっていう感覚はしますよね。さっきも言ったんですけど、
その感覚をなかったことにしないで、自分の針が一体今どこを指しているんだろうかということは意識していきたいなと思います。
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それではまた明日。
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