1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【1555】2026/09/05 秋田はな..
【1555】2026/09/05 秋田はなぜ選ばれたのか
2026-09-05 05:59

【1555】2026/09/05 秋田はなぜ選ばれたのか

spotify apple_podcasts youtube

2026/09/05

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
秋田県と秋田市は、先月、日本最大規模となる AI 向けデータセンターを誘致すると発表しました。
1ヶ月前の話をなぜ今さらということなんですけれども、 ちょうど私、秋田県内の企業を調べていまして、改めてこのニュースに行き着いたんです。
整備費用はおよそ2兆円規模で、 受電容量は最大500メガワットという大型の計画です。
以前、去年ですね、去年10月時点では、 300から500メガワット、最大4千億円というより小さい規模で語られていましたので、
この1年で構想が急拡大した形です。 一方、アメリカではデータセンターへの反対運動が急拡大しています。
一体何がそうさせているのか、どういうことなのかということを少し深掘りしようと思います。
そもそもデータセンターとは何かというと、私たちが動画を見たりとか、AIに質問したりするときに、
その処理をしているのは手元のスマホやパソコンだけではないんですね。
インターネットの向こう側にある大量のコンピューターが計算をしているわけです。
そのコンピューターをまとめて設置して、24時間動かし続けている建物がデータセンターです。
というわけで、計算とデータ保存を担う工場のような施設、それがデータセンターです。
秋田市のデータ管理会社S2と、アメリカのAIスタートアップ企業ビットグリッドが中心となってこの計画を進めているのですが、
投資にはアラブ主張国連邦の政府系ファンドが検討していると報じられていまして、
実現すれば湾岸のオイルマネーが東北に入る象徴的な案件になるわけです。
候補地は秋田市北部の工業団地とか、私有地の飯島地区なんかで、2030年代前半の稼働を目指しています。
ただ秋田県知事も最終決定の段階ではないというふうに話していて、規模が今後変わる可能性は残っています。
なぜ秋田なのかというと、背景には養生風力があるんです。
促進区域が県内4回域ということで全国最多です。
計画中を含めると200万キロワット以上の導入が見込まれていまして、データセンターの電源としても期待されています。
冷却に使う水資源が豊富だったり、国が進める地方分散の政策も追い風になっていまして、経済産業省の有望地域にも選ばれています。
もちろんデータセンターの候補地は秋田以外にも各地にあります。
03:00
北海道の石刈市は再生可能エネルギーを生かしたデータセンターの集積地として先行していますし、
戸間古前市ではソフトバンクが大型拠点を進めていて、国からの支援も入ってきています。
千葉県の院財市は首都圏に近い立地で以前からデータセンターが集まっています。
九州の福岡や熊本は電気料金の安さだったり、TSMCの半導体工場との相乗効果が強みです。
こうやって見てみると秋田は電力と土地という条件では十分に競争力のある候補地だなと思います。
アメリカでデータセンターへの反対運動が急拡大しているというその中身は、
今年1月から3月のわずか3ヶ月で住民の反対によって75件、
日本円にしておよそ20兆円ものデータセンター計画が延期とか中止に追い込まれました。
反対の理由は騒音とか水、電力の問題だけではなくて、
AIそのものへの不安とか不信、そしてそもそも工場とかオフィスと違って地元への雇用をそれほど生み出さないこともその理由のようです。
ただ国としては全力で推進をしています。
ベッセンと財務長官は世界の計算能力に占めるアメリカの比率、今の6割から2年後8割に高めると、
その強気の姿勢を崩していないです。
なので国としては推進、足元では住民の反対、この矛盾が今のアメリカの姿ということです。
じゃあ日本ではどうかというと、そこまで反対は起きていません。
電力と土地のある地方ではむしろ誘致に動いています。
その一つが秋田というわけなんですが、もしかして私たちが知らないことがあるのかなということもちょっと思ったりしますが、
分かっていることとしては水がすごく使われることと電力がすごく使われることと雇用はそれほど多くないということ。
このことは承知しているんですが、それが大きな反対の理由ということで言うと、その代わりといっては何ですが、固定資産税という形の税収が残ります。
これは秋田にとってはすごく大きなことだなって思います。
それから養生風力の新しい使い道、通信インフラの整備といったような、そんな果実もあるわけですよね。
いろんな細かいことがあるんだろうと思いますし、知らないこともあるのかなというふうにも思いますが、
英知と呼べるものが地方にあること、それ自体が本当に素晴らしいことだなって感じています。
UAE税の出資は検討中ということで最終決定前ということなんですが、この動向を注目しています。
この配信はアップルポッドキャスト、他各種プラットフォームでお届けしています。
Listenではこの配信のテキスト版を公開しています。合わせてご覧ください。
それではまた明日。
05:59

コメント

スクロール