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家庭料理こそ持続可能ノベーション(1817回)
2026-04-15 16:52

家庭料理こそ持続可能ノベーション(1817回)

料理研究家のコウケンテツさんの言葉が、普段の生活とイノベーションの関係性に考えさせられました


曰く

「できるだけ無理のない範囲でしっかり自分の時間も作って


家庭料理こそ持続可能な状態で


明日も元気に作れるような状態に自分のメンタルを保ちながらでも作れるような手軽さ


そして美味しいそういう料理を作っていただきたいんですよね。」


ここから私は思いました

1、続けられる形にこそ、本質がある

2、余白が創造を生む

3、日常の営みの中にこそ、進化がある


1、続けられる形にこそ、本質がある


コウケンテツさんの言葉を聞いていると、料理の話でありながら、どこか「創造の持続性」そのものを語っているように感じました


週末のお父さんがやりがちな、無理をして一度すごいものを作ることよりも、明日もまた作れる状態を保つこと。


それは、短期的な成果よりも、長期的な営みを重視する姿勢だなあと思いました


文化人類学者の クロード・レヴィ=ストロース は、『野生の思考』の中で、人間の営みは「その場にあるもので組み立て続けること」だと語っています。


特別な条件ではなく、今ある条件の中で続けていく。

そこにこそ、人間の知恵が宿る。


イノベーションも同じで、続かない無理のある仕組みは、一時的に話題になるけども、社会に根づかない、そんなことと似ているなあと思いました


2、余白が創造を生む


「自分の時間も作って」という一節が、とても印象的でした。


いくらやりたいことであっても、全部をそこに詰め込んでしまうと、いつか息切れしてしまう


余白があるからこそ、また次をやろう、もっと工夫してやろうと思えるということが大切だなあと思いました


哲学者の ハンナ・アーレント は、人間の営みを「労働・仕事・活動」に分け、その中で「活動」は余白の中から生まれると考えました。


ただ生きるための反復だけではなく、そこに少しの余裕があるとき、人は新しいことを始める。


料理も、仕事も、イノベーションも、

詰め込みすぎた瞬間に、ただの義務になってしまうのかもしれないなあと思いました


3、日常の営みの中にこそ、進化がある


家庭料理という、とても日常的な行為。


でも、人類の歴史を振り返ると、食の営みこそに、進化の鍵にあったのかもしれません


参考にあるNHKスペシャル「人間は何を食べてきたか」で描かれていた、ニジェール川の移動漁民たち。

彼らは環境に合わせて食べ方を変えながら、生き延びてきました。


特別な発明ではなく、日々の小さな工夫の積み重ね。


進化生物学者の リチャード・ドーキンス も、『利己的な遺伝子』の中で、進化は劇的な跳躍ではなく、微細な変化の積み重ねだと語っています。


つまり、

毎日の料理のような、一見ささやかな営みの中にこそ、

人間の進化の本質があるのかもしれないなあと思いました


ということで、

一言でいうと


最も原始的で、だからこそ人間の進化の源である


家庭料理こそ持続可能ノベーション


そんなことを思いました


参考:NHK 時をかけるテレビ 2026/4/10 NHKスペシャル 人間は何を食べてきたか サバンナの移動漁民~アフリカ・ニジェール川~ 1992年 放送


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