慶應義塾大学総合政策学部教授の琴坂将広さんより、新たなイノベーションの形を教えていただきました
曰く
"制度的起業家とは、「新しい制度を創造したり既存の制度を変革したりすることで、自らに有利な機会を創出する組織的アクター」と定義できる。
テスラのイーロン・マスクは、その典型例だ。
彼は電気自動車を製造・販売するだけでなく、スーパーチャージャー・ネットワークという新たなインフラを構築し、各国政府に働きかけて購入補助金制度を整備させ、ディーラーを介さない直販モデルの合法化を推進した。
つまり、電気自動車が成功するための「新たなゲームのルール」を自ら創造したのである。"
1、ルールを守るというバイアス
2、ルールの破壊ではなく創造
3、大きな大義の必要性
1、ルールを守るというバイアス
ルールはもちろん、守るべきものとして定められたものなので、守らなければならないのですが、時代のアップデートともに時代にそぐわなくなってくるものでもある
ということを、あらかじめ、自分の中にビルトインしておくことは、とても重要なことだと、改めて思いました
イーロンマスクさんの事例のように、起業家は特に、ルールを変えイノベーションを起こすというところに、面目躍如があるのかもしれないですね
逆に言えば、バイアスがあるからこそ、イノベーションが起こしやすい領域であり、突破の鍵が見つかれば、誰もに先駆けて市場を創造してい具ことができる
それが制度的起業家ということなのかもしれないなと思いました
2、ルールの破壊ではなく創造
そこで難しいのは、単に、これまでのルールを破壊することではなく、新しいルールを創造することにあるということのような気がします
ともすれば、ルール自体が古いからという理由で、そのルール自体を破壊してしまうような方法では、対立を深くする気がします
これまでそのルールがあったという理由と背景がそこにあって、それを理解した上での、新たなルールづくりをしていく
破壊ではなく、時代に合った新しいルールを創造していく
そこには、今の時代にあったルールとは、いったい何なのかという、説得力のある、物語が必要になってくると思います
3、大きな大義の必要性
そこで、重要となってくるのは、これからどのような世界を創っていくべきなのかという、大義なのではないかと思います
これから世界がどうよくなっていくのか、のビジョンをもてることが、新たなルールの創造に、人がついてくるかどうかが決まる気がします
制度的起業家は、国や世界をどう変えていくかの大きなビジョンによって、どれだけの仲間を味方につけていけることができるか
国や世界までも、仲間として集ってくる、そんなことを目指し、実現していく、そんな起業家なのかもしれないと思いました
これからの起業家は、もちろんパッションも大事ですが、売上目標も大事ですが、世界をどう変えていくべきなのか、という大きな大義を持てるかに、かかってきているのかもしれないなと思いました
ということで、一言で言えば
制度的起業家ノベーション
そんな話をしています
参考:本: 経営戦略の進化〈理論編〉 電子版発行日 2026年4月28日 Ver. 1.0 著者 琴坂将広 発行所 東洋経済新報社
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